カツセマサヒコのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
一言で【恋愛、結婚観について言語化】してくれた本でした。
17個の短編エピソードがあってどのお話も、心が柔らかくなりました。
エピソードを通して、こんな夫婦になりたいなあ、とか相手の好きなところを見つける彼だったり、男気ある旦那や、カツセさん含む御三方は、本当に優しい人間を描写するのが上手だなと思いました。
他のレビュー者様の言うように、確かに内容はライトでしたが、しっかりとカツセさんの書いた文章を感じられてとても好きでした。
特に書き下ろし短編集は、本当に天才的だと、カツセさんの虜に、さらになっちゃいました…
男女のエロティックな文を、陳腐な言葉だけど、あんなにエモくかけるカツセさんの -
Posted by ブクログ
となりの独り
カツセマサヒコを読んで
マッチングアプリを通して人をジャッジする立場に立ってしまっていることの虚しさ、悪いことをしているような気持ち悪さについて納得した。
30代になり、子供が産まれた友達ばかりで付き合いが変わってしまうということで孤独を感じる独身男性の気持ちが描かれていて結婚願望の強くない自分は結婚をしなくてもいいのか考えてしまった。
→明確に子供を欲しいと思わないが結婚をすることに対しては前向きに考えたいと思った。
先日、アプリの女性とは子供が欲しいという価値観の違いから交際するのではなく友達としての付き合いを続けることになったので、26歳になった今の恋愛では子供を作るこ -
-
Posted by ブクログ
ちゃちゃっとライトに読める本と思っていたので、読後の刺さり方についてはそんなに期待していなかったのだが(ド失礼)、読んでみると思ったより深く、面白かった。SNSやハッシュタグにまつわる4つの短編が収録されているのだが、どの話にとってもSNSは良い意味で脇役、あくまでモチーフでしかなくて、主体はきちんと主人公に据えられているのが良かった。カツセマサヒコさんは相変わらず「理屈じゃないけどそういう気持ちになること確かにあるよね」という心情を見つけて、見つめて、言語化するのがめちゃくちゃ上手い。木爾チレンさんについてはこれを読んで初めて知った作家さんだったのだが、エモくて素敵な話を書くなあと思った。フ
-
-
-
Posted by ブクログ
先が気になって一気読みした!物事の大きさに反比例して、人々の動きは静かで、でも静かなる力がこもるお話だった。淡々とという意味ではなく、静かに自省をさせられている感じ、というか。だんだん上手くなっている気がするな、カツセさん。今まで読んだ中で1番好きだった。最初からは予想がつかない展開だったが、タイトルにつながる部分は多くあって、とても洗練されたお話だった。
p.82 でも、得意先もいて、会話の流れもあったし、こっちもさらっと受け流せたからそんなに不快でもないというか」
「あ、長谷川さん」
入谷さんが挙手するように軽く右手を持ち上げて、声を少し、尖らせた。
「傷ついた事実は、嘘にしなくていい -
Posted by ブクログ
この間、カツセマサヒコさんの「あのときマカロンさえ買わなければ」を読んで、小説も読んでみたくなり、海が好きだから、読むことにした。
よかった!7つの章で構成されていて、それぞれ違う主人公。少しずつ人につながりがあったりする。
みんな、海の近くに住んでる。それもいい。
海関連の名前を持っていたりするのもいい!
海が出てくる本好きになること多い。
「岬と珊瑚礁」って章が一番好きだった
特にこの部分
『大丈夫、だと思う。なぎとくんの昔一番好きだった色が水色で、今日のTシャツの色も、それだし。』
こういう感じの好き
あと、ここも苦しいくらい感情が分かった
『高校時代、部活の後輩と同じ電車に乗るこ -
Posted by ブクログ
たまたま読んだマンガの推薦文をこの本の作者が書いてたから読んでみた。映画を先に観てたのでネタバレは分かっていながら読んだ。なんとも青臭い恋だし、ガキが何も考えずに会社に入って退屈とか言ってるのも、大企業辞めて小さい会社行くのは危ないのでは?とかいうクソ偏見も、見ててなんだこりゃって思いながら読んでた。ただ、感情を交わす瞬間の描写には光る点がある。時代を移す小道具たちも少し年上の俺には小賢しく映るけど、まあそれは俺が老害に近づいてるってことなんだろうな。
彼女と連絡が取れなくなってからの主人公の描写には身悶えするほど全部に共感できる。全ての女々しい男たち、って名前にした方がいいなと思いながら、 -
Posted by ブクログ
2026 1冊目!
エッセイ集
40個のストーリーあるけど、どれも楽しく読めた!
#5の肉食獣のアパレル店員ってページで、ユニクロの店員さんのことを、『そのそっけなさが心地よい。愛の対義語は無関心だとか言うけれど、人は愛のある無関心を欲することもある。』ってとこが印象に残った。どのお店のことも否定することなく、日々過ごしててなんとなく思ったことのあることをうまく引き出して文章にしていてすごいなと思った。
ここで引用するのか!と引用力と発想力におどろいた。
著者は、意外と若い人だった。
#38のジブリみたいな老人も表現がおもしろかった。雨の日のバス停で、傘を持ってるカツセマサヒコさんと