カツセマサヒコのレビュー一覧

  • 憂鬱な恋の忘れ方

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    若さゆえに突っ走ってしまう切ない恋の話かと思いきや、相手の事情が明らかになるにつれて、社会問題も立ち現れ、より重苦しく進んでいくとってもしんどい話。

    甘いところはひたすら甘く切なくて、どうしようもないところはひたすらどうしようもなくふがいない、そしてとことんしんどい話。なのに、一気に読まされてしまう。
    これがカツセマサヒコの筆力でしょうか。

    終盤の展開は私はどうしても泣いてしまうし、最後、タイトルを回収した時にはやっと光が見えました。
    こんなにがっつり恋愛なものは最近読んでなかったので、新鮮でおもしろかったです(でもやっぱりしんどいからご注意)。

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    2026年10月26日
  • 憂鬱な恋の忘れ方

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    ネタバレ


    発売日に購入。帰りの家までの道で待ちきれなくて、読みながら帰った。
    100%恋愛小説だと思ったら、そうでなかった。
    社会問題も含む物語だった。
    それにただの失恋じゃない。相手に深く深く入り込んでしまって、張り裂けそうな想いを綺麗な文で綴られている。

    …なんでそんなにユウさんが良いのか?
    と思う反面、でも、分かるな。条件とかイケメンだからとかじゃなく、その人そのものを、何でか分からないけど、めちゃくちゃに愛おしいと思うこと、ある。

    読後は
    何なん。何なんだよ。って頭かかえた。
    けど私がユウくんでも後悔しないな。

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    2026年10月26日
  • 憂鬱な恋の忘れ方

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    ネタバレ

    人と人との関係性の切れ目ってこんなにも儚いし、一瞬だなって思う。それがどれだけ積み上げたものとしても。
    自分に向いていない愛を求めてしまうこと、その気持ちに必ずしも報いがあるわけではないこと。
    頼っていたものに頼れなくなってしまうこと。何より自分の弱さや今の気持ちに気がつけないこと。

    ある意味超現実的で解像度が高い故に、出来過ぎな話感も否めないが、どこか自分の記憶と混同してしまう。

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    2026年10月26日
  • 憂鬱な恋の忘れ方

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    ネタバレ

    最初はおしゃれな恋愛小説と思って読んでいた。20代の自分の恋愛を思い出しながら。
    中盤からは介護の話になりカツセさん、そこくる?と思った。すごく面白い。そしてカツセさんの小説に出てくる人は優しい人が多い。

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    2026年10月25日
  • 憂鬱な恋の忘れ方

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    ネタバレ

    ただの恋愛小説だと思って読んだら大間違いだった。
    書店員さんの紹介に「社会問題」とあり、何がどう出てくるのかわからず読み続け、最初の濃厚な恋愛に溺れていたらジェットコースターみたいに現実を突きつけられた。

    介護は今のところ自分の身近にはないし、
    縛られない生活ができていることは恵まれている。
    でも自分の家族や、大切な人の家族、誰もが将来にその可能性を抱えていて、自分は向き合えるだろうかと不安になった。

    後半は余裕がないときにかけた一言への後悔が重くのしかかる。

    読み始めから一度も涙は出なかった。
    涙が出ずに鬱になる本ってあるんだなと思った。
    気持ちは鉛のように重くなるけど、いろいろ考えさせられる。

    人生最大の恋を忘れる方法は、その恋を絶対に忘れないって、自分に誓うことという社長の言葉が響いた

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    2026年10月24日
  • 憂鬱な恋の忘れ方

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    【忘れたいことがあるけどどうしても忘れることができない人】向け

    ドラマ、映画になりそう。
    そのくらい切なくて、苦しくて悲しい話。

    こんなにも人を愛することができるのは人生でこの上ない幸福である一方、失ってしまった時にどうすればいいのか。
    でも、忘れる必要なんてない。
    その人の中で思い続けていくでいいんだと背中を押してくれる。


    ◾️心に残った文章

    若さとかそういう、いつか失うものを、自分の武器や強みにしちゃいけないよ。
    若さとか体力ではなくて、賢さで働いてみて欲しい。

    好きな理由は、一生懸命私のことを見てくれるから。
    私自身も気づかないような小さな変化も。
    そういう人ならいつかこの恋を忘れても、私のことは覚えていてくれるかなって。

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    2026年10月24日
  • 憂鬱な恋の忘れ方

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    ニューロブックで毎月楽しみに読んでいたのでサイン会に参加してすぐ読み終えました。

    終わり方少しの希望があってよかった。

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    2026年10月23日
  • 猫はわかっている

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    猫に絡めた短編が7つ。
    描き方は色々でしたが、それぞれの作家さんの色が出ているようで楽しめました。
    猫を飼っている身としては、阿部智里さんの「50万の猫と7センチ」、望月麻衣さんの「幸せなシモベ」が特に共感できました。

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    2026年10月20日
  • わたしたちは、海

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    海のそばで暮らす人たちの短編集。
    みんなそれぞれいろんなものを抱えながら、いい人もそうじゃない人も毎日を過ごしている。
    「オーシャンズ」に出てくるセリフがこの物語のタイトルであり、物語の登場人物や読者に向けた作者のメッセージだと受けとめた。
    「人生って、海みたいじゃない?(略)人生は、ずっとドン底でもないし、ずっといいことばかりでもない。交互に繰り返しながら、それでもずーっと海は続いてくから、もうそれは人生だなーって。」
    「じゃあ、私たちって1人ひとりが海なのかもしれないですね。」
    「そうだよ、わたしたちたちは、海」

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    2026年10月18日
  • ブルーマリッジ

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    プロポーズを受け入れられた20代の青年と、妻に離婚を言い渡された50代の中年が主人公。
    中年の方は、よくこんなイヤなヤツ作り出したなと思わせる家庭でも会社でも存在自体がハラスメントみたいな人。青年の方も一見穏やかな人かと思いきや彼女に対して、幾度となくひどい言葉を浴びせてきた。
    彼らに共通するのは、「無自覚の加害者」であること。はからずも加害者であることを部下や妻、彼女から自覚させられることによって、彼らが他者や自分とどう向き合っていくのかという過程に興味をそそられて、一気読み。最後はこうなるのがベストだなと思える終わり方だった。

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    2026年10月16日
  • あのときマカロンさえ買わなければ

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    初読み作家。
    最初からプププと笑顔にさせてくれた。
    ちょっと気持ちの落ちていた時に読んだからなのか、心を優しく撫でられたような読みごごちだった。
    「2週間前の仕事がいまだに終わっていない」
    仕事のしんどさあるよな。

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    2026年10月02日
  • 夜行秘密

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    夢に向かう人たちのそれぞれの葛藤と、愛と憎しみを描いた物語。

    ここまで愛に生きることができる高校生に対してや、愛と憎しみを忘れずに生きる早苗には自分の経験からは共感は出来ないはずなのになぜが共感してしまう、共感することがただしいと思わせる物語だった。

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    2026年09月23日
  • 明け方の若者たち

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    高校や大学生の頃は大人に憧れて、社会に出たら世界は輝いていて、やりがいのある仕事に満ち溢れていて、自分もその一員になるのだとみんなが思っていたはず。
    だけど就活のパンフレットに載る笑顔の人たちはほんの一握りの上位数%程度。「こんなはずじゃなかった」と打ちひしがれる人が恋愛に救いを求めるのは何らおかしいことではない。
    主人公の抱える「どうにもならない恋」がリアルに伝わってきました。
    私も、似たような経験があるから。
    サラッと読めて良かったです。

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    2026年09月20日
  • あのときマカロンさえ買わなければ

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    カツセマサヒコさんの小説が好きなので、エッセイも気になって読んでみた。クスッと笑える話とかちょっと切ないなって話とか、色んな話が読めて、色んな感情があって、エッセイの面白さを堪能できた。

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    2026年09月15日
  • ブルーマリッジ

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    同棲中の彼女にプロポーズした守。妻から離婚を言い渡された土方。マリッジブルーではなく、ブルーマリッジ。
    部下にハラスメントを告発された土方にも彼なりの価値観があり(前時代的で傲慢でも)、守にも彼女から指摘されなければ忘れていたハラスメントがあった。
    無意識の加害について考えさせられる話。
    「こうあるべき」という価値観の押し付けが、ハラスメントの始まりなんだと気付かされる作品でした。

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    2026年09月14日
  • ブルーマリッジ

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    ハラスメントに関する"無意識な加害"の話。

    その加害を気づき、反省できるのか。
    また、辛くて苦しいことを1人で抱えずに、誰かに助けてほしいと声をあげる勇気があるのか。

    結婚生活が新しく始まる人と、結婚生活が終わってしまう人、2人の男性視点で話が進んでいくのだが、
    結婚生活が終わってしまう話に、嫌悪の感情が湧きすぎて、正直「ざまあみろ」という爽快感を得てしまった。

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    2026年09月13日
  • あのときマカロンさえ買わなければ

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    思春期に背伸びして格好付けた行動(黒歴史)を笑いに浄化していて、最高だった
    あと、平成のコミュニケーションの取り方って良かったよなーとしみじみ思った

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    2026年09月09日
  • わたしたちは、海

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    ネタバレ

    良かった。
    人と人とのつながり、生きているということがじんわり沁みる。特に「氷塊、溶けて流れる」と「鯨骨」でウルッときました。
    「鯨骨」の主人公は、潮田のことが(自覚があっかどうかはともかく)好きだったんだろうな。そしてカナもそれを感じ取っていたのかな。

    実際にモデルになっているであろう場所が登場するので、聖地めぐりができそうです。

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    2026年09月09日
  • 傷と雨傘

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    ちょっとずつ登場人物が繋がる34話の短編集。何気なく言った言葉が題名になっていて、人生で大事なことを教えてくれる。「捨てたもんじゃない」と思えることもあるから、なんとか頑張れるのかもしれない。すべてがしんどいわけじゃなくて、いいこともあるんじゃない!?と言われてるようだった。

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    2026年09月06日
  • 明け方の若者たち

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    うん、沼。恋愛小説はあまり読まないのだけれど、最近ちょっと読んでみようってうっすら思ってたこちら。切なくて、途中泣きそうになった。読めてよかった!また読み返したい

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    2026年09月05日