カツセマサヒコのレビュー一覧

  • わたしたちは、海

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    ネタバレ

    良かった。
    人と人とのつながり、生きているということがじんわり沁みる。特に「氷塊、溶けて流れる」と「鯨骨」でウルッときました。
    「鯨骨」の主人公は、潮田のことが(自覚があっかどうかはともかく)好きだったんだろうな。そしてカナもそれを感じ取っていたのかな。

    実際にモデルになっているであろう場所が登場するので、聖地めぐりができそうです。

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    2026年09月09日
  • 傷と雨傘

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    ちょっとずつ登場人物が繋がる34話の短編集。何気なく言った言葉が題名になっていて、人生で大事なことを教えてくれる。「捨てたもんじゃない」と思えることもあるから、なんとか頑張れるのかもしれない。すべてがしんどいわけじゃなくて、いいこともあるんじゃない!?と言われてるようだった。

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    2026年09月06日
  • 明け方の若者たち

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    うん、沼。恋愛小説はあまり読まないのだけれど、最近ちょっと読んでみようってうっすら思ってたこちら。切なくて、途中泣きそうになった。読めてよかった!また読み返したい

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    2026年09月05日
  • あのときマカロンさえ買わなければ

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    ネタバレ

    タイトルと帯に惹かれて買った。
    死ねないと思った。生きたいと思った。(本文)
    刺さった。
    この本を買ったおかげで、その日の電車の運賃が足りなくなった。

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    2026年08月22日
  • あのときマカロンさえ買わなければ

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    懐かしい気持ちになったり、くだらないなあとくすっと笑えるエッセイだった。

    #19 記憶の中の公園
    #26 元恋人からSNSブロックされ選手権
    が好きだった。

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    2026年08月21日
  • 明け方の若者たち

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    ネタバレ

    あのころはたしかに「こうなりたい」「このままでいいのかな」「私ってなんだろう」って悩んではお酒飲んでまあきっと大丈夫だよー!と紛らわせていた、あのころも一生懸命に生きていたんだよね、って後ろを振り返るのも悪くないんだよ、と肯定してもらった話でした。

    どん底に落ちきって終わっちゃうんじゃないかって心配になる主人公がゆっくりと上空飛行へ飛び出して最後は朗らかな光に向かって進み出している様子が良かった。

    落ちきったときの描写は繊細にリアルで、ほんとに壊れてしまうんじゃないかと苦しい表現だったけど、辛い記憶と幸せだった記憶は過ごすと薄れていくにつれて心もちょっとずる凪になるのが現実的だった。

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    2026年08月17日
  • あのときマカロンさえ買わなければ

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    そのときのシチュエーションと感情に入り込める言葉を書く方だ。愉快な話ぶりが楽しい。

    #8憂鬱と造花の、(おそらく)総務部の仕事で「部署ごとにチラシをまとめればいいのだけれど、それができない。各部署の人数を数えるだけなのに、本当にその数で合ってるのか不安に思ってしまい途方に暮れてしまう。チラシを数えて、束ねていく段階でも、過不足を心配してなかなか前に進まない」、完全に同じ状況の経験を思い出し、心がヒュっとなった。

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    2026年08月15日
  • 明け方の若者たち

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    ネタバレ

    多分、この本を読んだタイミングがドンピシャだった。そんな事あんまりない。
    自分は他の人とは違う、特別だと言う感覚だけがずっとあって(それは皆んな持ってて)、大学をそれなりに意識高く過ごし、なのに会社選びでは結局箱に入り、その箱を飛び出して自分の好きなことをやってるものだけが声高にSNSに投稿するもんだから、比べて自分は何をやってるんだろう、「こんなはずじゃなかったのに」と友人や恋人と遅くまで語る。渦中にいる時、それは悶々とした苦しい時間だったかもしれない。
    でも後から家族なんかを持ったりして、もっと忙しくていっぱいいっぱいになったとき、振り返って、あれはあれで人生のとても楽しい青く自由な時間だ

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    2026年08月15日
  • ブルーマリッジ

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    ヒリヒリしながら読んだ。加害に怒りを覚えながら読んでいたのに、急に、自分の加害性や傷つけたこと傷ついたこと、そういうものを見つめざる得なくなる。
    誰しも、どんな関係性にも加害性はあるのだろうし、気づいていない怖さもある。人に対して慎重であること、自分の価値観や発信が他者に及ぼす影響を考えること、気づいたら忘れないこと。

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    2026年08月13日
  • 傷と雨傘

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    短編集ですが各話繋がりがあって読みやすかったです。あなただけの傷や痛み寂しさよ、誰かをまもる雨傘になれ。この帯につられましたが、その通りでした。小さな幸せを見落とさないでいたいと思います

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    2026年07月30日
  • ブルーマリッジ

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    めっちゃ良かった。一晩で一気読みした。

    恋が終わったら、愛で。そこがあるから人は結婚するんだと改めて思えた。過去に何かあってもそれを反省して、何気ない日常を大切にできる人と共にいたいという気持ちはとても理解できた。

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    2026年07月04日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    ちょうど彼氏にフラれたところで、タイトルが自分のことのように感じて読み始めた。
    特に面白かったのは「不機嫌依存症」と「出会い」。「不機嫌依存症」は共感はできないけど、ちょっと自分にもこういうところがあったんじゃないかと不安になる話だった。失敗して失ってから初めて自分の過ちに気がつく感じ、フラれてからずっと自分の悪いところを探し続けていた自分にすごく刺さった。
    「出会い」はすごく純粋で切ない感じがよかった。好きな人に近いものを集めてみたりするのわかる。

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    2026年06月27日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    当たり前だけど、叶わない恋で終わるってやるせないものの方が多いなって思った。

    -人は、寂しさで繋がることができるのだと思った。
    -マッチングアプリでの出会いというのは、好きな人を探しているのか、嫌いじゃない人を探しているのかわからなくなる。

    この2つのフレーズが、今の私にはとても刺さった。

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    2026年06月24日
  • パパたちの肖像

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    『パパたちの肖像』は、父親を主人公にした短編集です。育児の喜びや苦労を描いた作品集ではありますが、読んでいて強く感じたのは、「家族の幸せの形は様々、一般論では語れない」ということでした。ノウハウでは語り尽くせない生々しさに心揺さぶられます。

    特に印象に残ったのは「息子の進学」です。

    父親は、豊かな暮らしや便利な都会での生活に価値を見出してきました。一方で息子は、収入や効率よりも、自分が本当にやりたい研究の道を選ぼうとします。どちらが正しいという話ではありません。むしろ、親子であっても見ている世界が違うこと、そして父親が息子の価値観を理解しようとする姿に心を動かされました。

    「髪を結ぶ」も

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    2026年06月13日
  • ブルーマリッジ

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    ネタバレ

    違う人生を歩む2人の男性の話が交互に進む物語だった。
    新しく結婚生活が始まる人。結婚生活が終わる人。
    タイプも全く違う2人だけど、2人とも自分の自覚無く加害者になっていた。

    自分も実際に無自覚のまま、誰かを傷つけたり加害者になっているのではないかと振り返らされた。

    結婚をする人たちには、「この人と好きだから絶対結婚したい!幸せ!」みたいな人だけではなく、「この人の1番大事な時にそばにいてあげられない、そんなの絶対に嫌だなあ」とかこれからもずっとそばに居る為とかの方が意外と多いんじゃないかなと思った。

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    2026年06月11日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    《30代の恋愛は、人生と地続きだ》

    とびきり不幸でもないけれど、完璧な幸せでもない。そんな「30代」を切り取った、人気作家さんたちによる「うまくいかない恋」がテーマのアンソロジーということで…
    これはきっと30代は読みたくなるヤツ!
    まだ一応30代の私もまんまと気になって手に取ったσ(´˘` )

    ♥「感情旅行」一穂ミチさん
    葬儀って悲しみの場であると同時に、残された人の縁を繋ぎ直す場でもあるよな、と自分自身の経験も踏まえて改めて感じた。
    過去の記憶、懐かしさ、言えなかった気持ちー…旅を通じて、心もあの頃へ。
    そして、きっと旅をする前とは少し違う気持ちでいつもの日常に戻っていく。
    あぁ、余

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    2026年06月10日
  • ブルーマリッジ

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    結婚・恋愛のモヤモヤの話かと思ってたけど、ハラスメントよりのモヤモヤブルーな話だった。

    「無自覚に傷つけている」
    という言葉が印象的だった。
    一方で無自覚に傷ついていることもあるかもしれない。

    傷つけた側はそのつもり無くても、傷つけられた側には一生消えることのない傷が切り刻まれる。肝に免じなくては。

    幸せになるためには、
    結婚という選択肢
    離婚という選択肢
    がある。

    一概に離婚=不幸せ とは考えてはいけない。
    幸せになるために離婚する人もいる。

    わたしの結婚した理由ってなに?
    と改めて考えさせてくれた。

    日頃旦那がやってくれてることに、当たり前とは思わずに、感謝の気持ちを持ち伝えよ

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    2026年06月07日
  • あのときマカロンさえ買わなければ

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     後悔した事 恥ずかしい話 学生時代や転職の話 
    独立した後の事など重たくも感傷的でもなく
    感情を客観視しつつ心に引っかかっていた思いを記憶の底から掬い取って等身大の自分自身を見せてくれています

    人として恥ずかしいと思う部分に
    共感できるところがたくさんあった

    その時には気がつかなくて
    思い出した時に何か身の置き所が無くなって
    わぁーって言いたくなっちゃう事がある

    エッセーの冒頭に
    「あなたに笑ってもらえるなら、私の悲劇ははじめて
    喜劇に生まれ変わるかもしれない」
    って語ってて

    誰かに話す勇気のない私は
    せめて自分で自分を笑い飛ばしてみよう

    全40話のエッセー
    ※で語られるおまけのコ

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    2026年06月04日
  • 明け方の若者たち

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    ネタバレ

    大学時代に出会った彼女との出会いと別れのお話…だと思ってたら中盤話変わって来たぞ…??ってなって一気に読み終えた。
    純愛のような、違うような。映画も見てみたいなと思える素敵な作品だった。
    読み終わったあと、僕と彼女の名前を探したら無かった。
    読んでる時は気にならなかったのに、すごい作品だなあと感動した。

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    2026年06月03日
  • 明け方の若者たち

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    4.1
    大学生のチルい話かと思ってたら想像よりずっとよかった!
    私のマジックアワーはあの頃って間違いなく断言できる、絶対一生忘れない苦しかった大恋愛の大失恋を思い出した!まるで自分を見てるようだった!何年も経って思い返すとなんてことないように感じる、のに、執着して自分を苦しめてた。歳とったなあ。
    僕と彼女っていう人称もまた、共感しやすくなっちゃうよねえ!
    人生も四半世紀過ぎましたが、何者かになろうと思ったこともなく、今だって何者でもないけれど、愛を持って接してくれる人たちに囲まれているから今はと っても幸せな気がする!時間が解決してくれることって大きい。時間にしか解決できないことってある。

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    2026年05月29日