カツセマサヒコのレビュー一覧
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心がザラつく物語でした。
歪んでいく思い、執着に、しんどい気持ちになります。その分安らげる場所を見つけられるとようやく息ができる感じ。
悲しいというのが感想ですが、読後感は嫌いじゃないです。 -
春茶が好きで購入。
結構有名な作家さん達の短編小説集。
いぬじゅんのやつ悲しかったなぁ。笑
あー、わかる。って共感できるような私たちの年代の共感ゾーンが多かった気がする。
一緒に歌を聞いてなごむ。Posted by ブクログ -
だけど彼女がいた時僕はイチローだったし本田圭佑だったし他のどんな傑物にも何者にもなれる輝かしい自分であった。全能感。ただ彼女がいるというそれだけで。
それを失うという事。
ただのモブに戻る瞬間。
その痛みは計り知れない。
愛する人を失うというだけでなく、
彼は彼自身の希望や未来もすべて失った...続きを読む -
わかりづらい表現や語彙がなく、地の文と会話文の割合も6:4くらいで飽きずにするすると最後まで読めました。
以下面白かったところ↓
視覚(細かい情景描写、人物の描写)、味覚(料理、ビールの描写、彼女の味)、嗅覚(彼女の匂い)など五感が刺激される描写が多いため、読んでいてリアルな色味や質感、...続きを読む