カツセマサヒコのレビュー一覧

  • 夜行秘密

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    独りだと思っていても、自分は独りじゃないのかもしれないと思った。
    誰かの心に絶対残ってる!とかそういうのじゃなくて、気づかないところで誰かの人生を動かしてる、みたいな

    丁寧な文章と描写ですごくのめりこんだ

    たくさん本を読んだつもりなのにこんな感想しか書けなくて悔しい

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    2024年09月19日
  • 夜行秘密

    ネタバレ 購入済み

    読みやすい!

    読みやすく、展開も面白い!
    様々な人を傷つけてきた宮部が、例の写真で大炎上し自死を選ぶほど追い込まれたはずが、一人の女性を殺してしまう。
    そこから、発生する断ち切れない憎しみの連鎖。
    とてもリアルです。
    あと、言葉選びがおしゃれ。読んで損はないと思います。

    #ドキドキハラハラ

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    2024年09月18日
  • 夜行秘密

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    カツセマサヒコさんの本はこれが一番好き。鬱になるって言われてるけどこの本にはお気に入りになれる文章がいくつかある。それを集めて私は星を作るとおもう。

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    2024年08月30日
  • 明け方の若者たち

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    追体験したかのような、その時々の風景が思い浮かべられた。

    恋は盲目であり、強欲であり、純朴である。

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    2024年08月25日
  • #ハッシュタグストーリー

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    タイトルから言って、若者の小説だろうと思っていたけど、どの作品も大好きでした。
    ちょっとシュールで、明るくない主人公の話で。
    思い出を大切にしようって思えました❤️

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    2024年05月21日
  • 終電間際オンライン 小説集

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    恋愛系半分、それ以外半分、といったところ。
    全体的にいい。

    歌詞+ナナカワさんのイラスト+小説
    のメディアミックスが上手く機能している。

    『終電間際≦オンライン。』は、『終電間際』という時間帯と、『駅』という場所を固定して、そこで紡がれるストーリーを共有するという意図を持つユニットなのだと思うが、その世界観がこの小説集においても通底しており、単発小説を個別に読むのとは全く異なる読後感を得られる。

    個別小説に目を向けて見た時、特に良かったのは
    『リタルダンド残して』を題材にした『海の底にふる雪』かな。

    MVの雰囲気も取り込まれているので、MVを見た後で読むのがおすすめ。


    あと、春茶さ

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    2023年12月28日
  • 恋が生まれたこの街で #東京デートストーリー

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    久しぶりになんだか心あったまる文章に囲まれた気がする!ほっこりする系って刺激なくて逆にたるくなっちゃうことあるけどいいテンポで短編になってて読みやすいしやはり流石のカツセって感じではある。私的にはかなり好み。同級生の話良かった。

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    2023年11月26日
  • 猫はわかっている

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    「母親」である部分は私の中の一部であって全部じゃない。
    「母親」を全うするだけでは埋まらない空洞があって、「妻」を加えてみても、まだ埋まらない。

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    2023年02月19日
  • 恋が生まれたこの街で #東京デートストーリー

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    ネタバレ

    東京がもっとすきになる本!東京にいる間にいろんなところに行きたくなった!カツセさんが紡ぐストーリー、とても心に染み渡ってすき。やはり天才。ただ、コロナの打撃を一身に受けたんだなと思われる紹介されているお店の廃業っぷりに、心がいたんだ。

    p.32 「あのね、歳下とか、気にしてるでしょ。そういうの、大丈夫。好きだから付き合ってんだし、無理しなくていいの。今日もずっと嬉しかったけどね、いつもこうだと、疲れちゃうじゃん。もっとのんびり、お互いが好きなところ行きたいところに、気軽に行けるように付き合いたいなって」その時僕は悟ったのだった。僕はいつまでたっても彼女に乾杯し続けて、それでいて、幸せなのだと

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    2022年05月19日
  • 猫はわかっている

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    ネタバレ

    猫にまつわる7編の短編。それぞれに猫の特徴をよく捉えている作品たち。

    阿部智里さんの『50万の猫と7センチ』は、タイトルからはどのような内容なのか全く想像できなかったが、一匹の茶トラとこの猫に関わりを持つようになった一家の物語は、これはもしかしてドキュメンタリーなのかと思えるほどにリアリティがあって、ほっこりしたりハラハラしたりして愉しめた。

    それにしても、「猫に九生あり」という諺は聞いたことがあったが、一生に一度だけ、人間の言葉を喋るとは知らなかった。そんな馬鹿なとは思えず、彼らならやりかねない!

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    2022年02月14日
  • 恋が生まれたこの街で #東京デートストーリー

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    前から薄々感じてたけど、「街は生きてる」なと。
    都内で働くようになって知った駅もたくさんあるけど、その駅がある街でのストーリーを読むと、「街も人も生きてる」んじゃないかなと感じます。

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    2022年02月12日
  • 恋が生まれたこの街で #東京デートストーリー

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    一言で【恋愛、結婚観について言語化】してくれた本でした。
    17個の短編エピソードがあってどのお話も、心が柔らかくなりました。

    エピソードを通して、こんな夫婦になりたいなあ、とか相手の好きなところを見つける彼だったり、男気ある旦那や、カツセさん含む御三方は、本当に優しい人間を描写するのが上手だなと思いました。

    他のレビュー者様の言うように、確かに内容はライトでしたが、しっかりとカツセさんの書いた文章を感じられてとても好きでした。

    特に書き下ろし短編集は、本当に天才的だと、カツセさんの虜に、さらになっちゃいました…
    男女のエロティックな文を、陳腐な言葉だけど、あんなにエモくかけるカツセさんの

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    2022年02月09日
  • 明け方の若者たち

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    マジックアワー、確かに私にもありました。
    尚人と同じく年明けから転職し新天地を迎えます、私。
    BUMPとピロウズ、良い曲ですね。

    比喩が上手で街の空気、匂いが伝わってきてリアルに読む事が出来た。

    同年代の方には是非手に取って欲しい一冊。

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    2025年12月03日
  • 明け方の若者たち

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    ネタバレ

    社会人1年目になった自分と重なる部分が多くあった。大人になるってどういうことだろう。こんなもんだろうと妥協を重ねて、日々を紡いでいく。こんなんじゃなかったと原点を思い出しても、バッターボックスには立てない。でも立った友人に自分の姿を重ねて考えてしまう。フレーズの一つ一つが、共感でそっと心に留めたくなる。
    切なくて法的に認められないとわかっていても主人公の真心に背中を押したいと強く思った。
    そしてここまで人に惚れ込めるのは惚れ込む方も、惚れ込まれる方も幸せだろう。

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    2025年12月03日
  • あのときマカロンさえ買わなければ

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    在宅で仕事をしているとき、集中力が切れるたびにポツポツと読み進めた。

    そんな今日もポツポツ読んでて、いかんいかん、と思いながらもその手は会社のPCに向かうではなくスマホに手がのび、なんとなく開いたThreadsで目についた投稿が「雪のように原稿が真っ白」といったカツセさんのものだったので、カツセさんの仕事が進んでないなら僕もいっか!とふたたび本書に戻った。

    数年後にまた読み返したい作品。

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    2025年12月02日
  • 傷と雨傘

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    短編集。

    それぞれの登場者が、次の物語を繋いでゆく。 
    その短い物語のなかに それぞれの登場者に寄せる 含蓄深いことばが。心に突き刺さる。

    読者によって 突き刺さる言葉は 色々だろう。
    でも どの言葉も やさしくて温かい。

    その言葉は 自分だけの傷や 痛み 寂しさに
    “雨傘”になってくれる。

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    2025年11月27日
  • 明け方の若者たち

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    ネタバレ

    久々のエモ系小説。
    実は相手既婚者だったんかい!のような読んでてビックリ要素もあったのがよかった。

    高円寺に住みたくなるしもっと若い時に読んでたらなお浸れたんだろうな。
    今浸れない分大人になったかもな、とは思うけど、この本みたいな青春過ごしておきたかったなーという感情がでかい。
    映画も見てみたい

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    2025年11月25日
  • ブルーマリッジ

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    この作者さんが綴る言葉は、いつも心をグッと掴まれる!
    感情描写、情景描写が繊細かつ言葉選びが散逸で、
    読んでいると、本当にその人が、その物が、その景色が、実際に存在しているんじゃないか、その世界線が続いているのかなと思ってしまう。

    今回の話は、風刺っぽい鋭さを感じた。
    明日は我が身。もしかしたら自分も、気付いていないだけで誰かを傷つけていて、傷ついた人は今も心に深い傷が刻まれているのかもしれない。表面的な情報に触れて、考え方を変えたつもりになることは簡単だけど、根本的な人間性を変えることってきっと難しい、、。そもそも自分のことさえ100%理解できてない、まずはもっと自分と向き合ってみようかな

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    2025年11月20日
  • あのときマカロンさえ買わなければ

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    日常生活の素直な感想が表現されていて、楽しく読んだ。作者の繊細な人柄が伝わってくる。ほっこりあたたかい気持ちになれる。
    「海の街に越す」新居に移り住んだときの気持ちに大いに共感した。
    「ジプリみたいな老人と私」笑いました!すごい好きです。

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    2025年11月16日
  • わたしたちは、海

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    完成していない浮遊感のある本
    なんとなく関係が繋がっているけど繋がりきらない

    小説はすべて内容が解決しがちだけど、この本は現実と似ている。理解できそうで理解できない、でもそれが良い

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    2025年11月11日