わたしたちは、海

わたしたちは、海

小説・文芸
1,870円 (税込)

9pt

クラスの女子たちが、タイムカプセルを埋めたらしい。6年3組のぼくは、親友のシンイチとヨモヤとともに、遠くの煙突の麓にある公園まで自転車で行ってみることにした――(「海の街の十二歳」) 高校の同級生・潮田の久しぶりのSNSを見ると、癌で闘病中とあり見舞いに訪れた波多野。数ヶ月後、潮田は亡くなり、奥さんのカナさんから、散骨につきあってほしいと言われ――(「鯨骨」) 海の街を舞台にした著者の新境地、全7編。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    光文社
  • タイトル
    :
    わたしたちは、海
  • タイトルID
    :
    1675382
  • 電子版発売日
    :
    2024年09月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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わたしたちは、海 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    海の街で暮らす人達を主役にした短編集。
    皆それぞれに環境や立場が違っているけれども、皆それぞれの思いを抱えながらそこで生活している。
    読み終えると自分も頑張らなきゃではなく、なんとなく自分の生き方を許されるような気持ちになる。
    帯に窪 美澄さんが、泣く直前のあの感情の高まりのようなものがどの物語にも流れていると書かれているが、1つ1つの作品が何かしらズシンと伝わってくるものがある。
    海は見る人の気持ちに寄り添ってくれる。
    だから人は海が見たくなるのだと思う。

    0
    2025年12月23日

    Posted by ブクログ

    まるで海のように時に少し高い波が襲ってきたと思ったら、また穏やかな海に戻るそんな小説だった
    皆同じ海が見える街に住んでいて、一つ一つの短編ではあるが、海という共通点で繋がっているのかもしれない
    私も海風や波の音を見に行きたくなった
    小説を読んでいると波音が聞こえて来そうだった

    0
    2025年12月03日

    Posted by ブクログ

    とても綺麗でまさに海のような作品でした。
    個人的にはオーシャンズが一番好みです!
    なかなか海に行くという機会がないので、落ち着きたい時などに手に取りたいと思います。

    0
    2025年10月28日

    Posted by ブクログ

    海辺の町で緩く繋がる短編集。

    この町は多分私がかつて住んでいた町だ。
    山育ちの私は海への憧れが強く、一度でいいからと会社を辞めて移り住んだのだが、経済的にうまく行かずその地を離れた苦い思いがある。
    この小説の人びとの様にもう少し根を張れなかったかと悔やむ。
    何しろ海の風景描写がいい。
    そしてそこで生活をする人達の、あまりの当たり前さ。
    更には綺麗に見える風景に垣間見える闇。
    それでも生活は続く。

    最後の『鯨骨』が本当にいい締め方をしていて、切なさが大半を占めるものの明るさも差しているのが良かった。
    が、私の一番は何と言っても『渦』。
    主人公の梓がそのまんま私で、何なら恥ずかしい位だった。
    ママ活こそした事はないが、夫の偉そうに説教を垂れる感じ、夫からは得られない安らぎを他に求め暴走する場面は分かりすぎる程分かる。
    自分が出来てない分、離婚出来てすっきりとした気持ち。
    だから星5つ。

    0
    2025年09月27日

    Posted by ブクログ

    各お話の読後感が似ていて、ふしぎだった。本当に海のように、さらりとしていながらも、髪や肌にはすこしベタつきが残る、でも気持ちはスッキリするような。切ないお話も多かったけど、梓さんと櫂くんのお話が1番好きだった。

    p.260 いつだったか、二人で海岸を撮りに行った日。知らない女の人が、浜辺に座って泣いていた。潮田はその人にカメラを向けることなく、海を撮り続けながら言った。
    海も涙も、しょっぱいじゃん。だからさ、実は海は、たくさんの生き物や、人間や、もしかするとこの星自体が流した涙が、流れ着いて集まった場所なのかもしれない。この星は涙でできていて、海は乾くことはない。だからみんな、海に泣きに行くのかもしれないな。

    0
    2025年05月16日

    Posted by ブクログ

    それぞれ海の街で繰り広げる物語、ほんのわずかな気持ちの変化など、とても読んでいて切なくなった。物語が繋がっていて、どんどん読み進められた。これは売りに出さず、手離したくない1冊になった。

    0
    2025年03月25日

    Posted by ブクログ

    「-海は、この星の涙の、行き着く先かもしれない。」
    涙をたくさん流し切ったこのタイミングで出会った一冊。
    カツセは全てお見通しらしい。
    天アンカット、愛おしい。

    0
    2025年02月18日

    Posted by ブクログ

    短編集ですぐ読み終えられた
    海より山派だけど、海もいいなあってなった
    みんなそれぞれ人生があって、でもどこか繋がっててた 読んでてこんなに情景が浮かぶのすごい
    もっとその後の話も知りたくなった
    鯨骨で泣きすぎて恋人に心配された

    0
    2024年12月20日

    Posted by ブクログ

    「海は、この星の涙の、行き着く先かもしれない。」
    本当にそうかもしれないと思った。
    人はなんとなく海を見たいと思うことがあると思う。どんな感情でも、そんなことってあると思う。

    登場人物の一人ひとりが、自分とどこか似ていた。
    わかるなあ、と共感したり、私が思ってたことってこれだな、と気付いたり、あの人に会いたいな、とと今を振り返ってみたり。

    どんなタイミングで読んでも、自分にぴったりの作品があるような気がする。この本があれば、心強いな、と思う。

    0
    2024年11月16日

    Posted by ブクログ

    この間、カツセマサヒコさんの「あのときマカロンさえ買わなければ」を読んで、小説も読んでみたくなり、海が好きだから、読むことにした。

    よかった!7つの章で構成されていて、それぞれ違う主人公。少しずつ人につながりがあったりする。
    みんな、海の近くに住んでる。それもいい。
    海関連の名前を持っていたりするのもいい!
    海が出てくる本好きになること多い。

    「岬と珊瑚礁」って章が一番好きだった
    特にこの部分
    『大丈夫、だと思う。なぎとくんの昔一番好きだった色が水色で、今日のTシャツの色も、それだし。』
    こういう感じの好き

    あと、ここも苦しいくらい感情が分かった
    『高校時代、部活の後輩と同じ電車に乗ることになって、話すこともないから黙っていたら、「俺、ここでおりるんで」と、後輩が言った。センパイぶったわけではないが、「またな」と俺は告げて、なんとなく、そいつの背中を目で追った。すると後輩は、ドアを出てから猛スピードで走っていき、同じ電車の、ふたつ先の車両にまた乗り込んだ。
    そのときの、居心地の悪さ。それに近い何かを、ふと、感じていた。』


    表現も好きだった。好きなとこ抜粋
    『またみんなが憶測を紙ヒコーキのようにら飛ばし始めた。』
    紙飛行機じゃなくて、ヒコーキってしているところが、鋭い感じしていいなと思った。

    『あらゆる変化を拒み続けて天然記念物みたくなっていた父さん』

    出てくる描写や想いがいいなと思えた。
    家族関係の話も多く出てくる。「海のはじまり」思い出した。舞台海だし。

    他のカツセマサヒコさんの本も読んでみようと思った。

    0
    2026年01月29日

わたしたちは、海 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    光文社
  • タイトル
    :
    わたしたちは、海
  • タイトルID
    :
    1675382
  • 電子版発売日
    :
    2024年09月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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