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3歳年上の彼女へのプロポーズ。人事部の若手社員として関わったハラスメント疑惑。何の変哲もなかった雨宮守の人生は、26歳で大きく動き出す。恋も仕事も理想は幻想へと変わり、目の前の現実と向き合い始める20代後半――過去からも未来からも逃れることのできない世の中で、光を求めて彷徨う者たちの物語。
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Posted by ブクログ
大人になって感じる家族、職場環境、同僚、恋人、友人への感情が重なって、苦く感じることもあれば共感できて救われた気持ちにもなり、結果的に癒されました。人と人の営みの中で生きてるってことが凝縮されてる本だと思います。
すっごいおもしろくて一気に読み終わりました 加害者側、被害者側どちらも思い当たる節があり読みたくね〜〜って気持ちで読んだところもありました 土方さん根は悪い人ではないのね、 無意識ってこわいよね
加害者に自覚なし。自分が思っていることが全てではない。何事にもこの人ならどう思うか?の視点が大事。取り返しがつかなくなる前に。
『無意識のうちに自分がやっていたハラスメントに気付かされた時、どうするのか?』 その罪の意識との付き合い方について、部長が主人公に伝えた言葉が心に残った。 「1人で抱えるにはあまりにも大きすぎる罪の意識については、時折誰かと共有しながら日々戒めて暮らす。そんなふうに生きられるなら、まだ希望があるん...続きを読むじゃないかと、僕は思いましたよ」 「誰かに自分の気持ちを話すことで、気持ちも少しは楽になるし、新たな加害に加担せずに生きられるんじゃないかと、僕は思います」 自分の価値観を押し付けることが、ハラスメントにつながっていて、すごく今の時代にマッチしている話だと思った。 いろいろ辛いこともあるけど、周りの人と頼りあって、いろいろ話して進んでいけたらいいなと思う。
マリッジとはあるが結婚の話というよりは加害の話である。 我々は生きる上で、無意識に人を傷つけることがある。それに自覚的になれたと言って、その罪は精算されるわけではない。じゃあどうなればいいのか。会社のパワハラなら左遷されれば万事解決なのか。そういうことに向き合わさせてくれる一冊であった。 価値観...続きを読むや振る舞い、他者と関わること、過去と未来、様々なものに振り回されながら生きている自身を見つめ直すきっかけになるだろう。
裁く側の人事にも無意識の加害を指摘することで安っぽい勧善懲悪を感じず、誠実だった。 p157 一部抜粋 「一人で抱えるにはあまりに大きすぎる罪の意識については、時折誰かと共有しながら日々戒めて暮らす。そんなふうに生きられるなら、まだ希望はあるんじゃないかと、僕は思いましたよ」 鋭く容赦ない描写の...続きを読む中に救いがあってよかった。
無意識に人が人を傷つける。その可能性を知ってるか、考えるか、その違いはとても大きいと思う。いろんな情報が目に入って、何が正しいかわからなくなってる 自分の言動には責任を持って、無意識に人を傷つけないような、そんな人になりたい
加害者視点と被害者視点で捉え方が全く違っていて、加害者側は自分の都合の良いように捻じ曲げるけど、被害者は自尊心を傷つけられたり、怖くて惨めなんだろうな。自分も加害者にも被害者にもなる。ちゃんと考えて行動しなきゃ。怖くて発言もできなくなるな。
無自覚のハラスメント……………… たぶん俺も………………反省m(_ _)m いくつになっても反省反省多いかもなぁ まあ、それでも前向いて頑張りましょう!
身近にあるできごとのようで、一気に読み終えました。共感できる部分がたくさんあり、自分の立場と比べてしまったり、感情移入して涙しました。 自分もこういう場面に出くわしたら、こんな態度や言葉を発しているかもな…と思い、その時に気づくことができるか不安になりました。この本に出会えて良かったです。
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