カツセマサヒコのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ全てに自覚を持つことなんて不可能なわけで誰にでも無自覚な行動は存在するものだと思う。
土方は部下を育てるために自分が教わってきたこと、当たり前にやってきたことを継承したかっただけなのだろう。守の両親は結婚や男女のあり方に対する価値観の押し付けをしているのではなく、彼らの中の常識を口にしていただけなのだろう。
無自覚は誰かに指摘されるまで気づきもしないで、自分の中の当然として刻まれている。そこが恐ろしいと思った。そして周りに注意してくれる人がいることがどれだけありがたいことか再認識した。
自分は間違っていないとすべてを正当化するのではなく、自分だけが被害者なんだではなく、自分も誰かを傷つけてい -
Posted by ブクログ
ネタバレ就活。初めての恋人。夢と現実の距離。打ち解け合える親友。いつまでも消えないあの人との美しい思い出。20代のすべてが詰まった青春譚であった。
少し共感性を感じてしまい辛い。正直、小説を読み進めて最初の辺りで、引っ張る彼女と受け身気味な僕との関係は、僕にとっての「理想」が過ぎて、なんとなくいつか終わるだろうなと思っていた。そして彼女もずるい。なんで僕が忘れられないくらいそばにいたのだろう。別れのタイミングなんて、なんとなくわかっていいるはずだった。
最後の解説でも少しあったが、忘れるはずだった若い頃の記憶は、失いたくない記憶になる、という言葉には救われた。私にもいつかそんなタイミングがあるとい -
-
-
-
-
Posted by ブクログ
となりの独り
カツセマサヒコを読んで
マッチングアプリを通して人をジャッジする立場に立ってしまっていることの虚しさ、悪いことをしているような気持ち悪さについて納得した。
30代になり、子供が産まれた友達ばかりで付き合いが変わってしまうということで孤独を感じる独身男性の気持ちが描かれていて結婚願望の強くない自分は結婚をしなくてもいいのか考えてしまった。
→明確に子供を欲しいと思わないが結婚をすることに対しては前向きに考えたいと思った。
先日、アプリの女性とは子供が欲しいという価値観の違いから交際するのではなく友達としての付き合いを続けることになったので、26歳になった今の恋愛では子供を作るこ -
-
Posted by ブクログ
ちゃちゃっとライトに読める本と思っていたので、読後の刺さり方についてはそんなに期待していなかったのだが(ド失礼)、読んでみると思ったより深く、面白かった。SNSやハッシュタグにまつわる4つの短編が収録されているのだが、どの話にとってもSNSは良い意味で脇役、あくまでモチーフでしかなくて、主体はきちんと主人公に据えられているのが良かった。カツセマサヒコさんは相変わらず「理屈じゃないけどそういう気持ちになること確かにあるよね」という心情を見つけて、見つめて、言語化するのがめちゃくちゃ上手い。木爾チレンさんについてはこれを読んで初めて知った作家さんだったのだが、エモくて素敵な話を書くなあと思った。フ
-