カツセマサヒコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
海が見える街で暮らす人たちのそれぞれ。
7編の短編集。
どれも少し切なさや哀しさ、儚さや脆さなど弱いところを感じさせる。
生きているというのは楽しいばかりではなくて、営んでいくうちに積み上がっていく欠片を海に流してまた積み上げて…の繰り返しなのかもしれないと思えた。
徒波〜都会を離れ逃げるように移り住んだ土地で、元恋人に会った…。
海の街の十二歳〜クラスメイトのタイムカプセルを掘り起こしたら…。
岬と珊瑚〜職場からの逃亡を企てる学校教師と保育士が、迷子を見つけて…。
氷塊、溶けて流れる〜絶縁していた父に我が子と同じ歳の子どもがいたという…。
オーシャンズ〜潰れた八百屋に隠されていた -
Posted by ブクログ
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猫にもいろいろ居るように。
アリス目当てで珍しく猫短編集など読んでみたけれど(『猫は見ていた』に収録のエア・キャットを他で読んで気に入ったのもある)、猫好きにもいろいろ居ますなぁ。
にしても短編というのはどうにも、良いところも悪いところもはっきり出ちゃうよね。いまいちかなぁと思っていた作家さんのはやはりいまいちだし、反対に思わぬ出会いもあったりで、まぁほんとに肌が合うかどうかなんだけど…
そうねぇ。結局のところキャラクタ、或いは物語そのものにさえ、生命性を感じてしまうタイプなのよね。極端に云うなら作家の仕事は、生まれてきた物語を伸びやかに世に放ってあげるブリーダー的なも