カツセマサヒコのレビュー一覧

  • 猫はわかっている

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    猫をテーマにしたアンソロジー短編集ですね。
    人気作家7人が、謎と企みに満ちた短編を綴ります。

           目次

     世界を取り戻す    村上由佳
     女か猫か       有栖川有栖
     50万の猫と7センチ  阿倍智里
     双胎の爪       長岡弘樹
     名前がありすぎる   カツセマサヒコ
     猫とビデオテープ   嶋津輝
     幸せなシモベ     望月舞衣

     阿倍智里さんがエッセイで猫との生活を描いた作品で、それ以外はフィクションの短編なのだけど、猫が脇役扱いなので、ちょっと残念です。
     長岡弘樹さんと望月舞衣さんはさすがに短編の名手ですね。有栖川さんは、学生アリスで久しぶりに江神さんがでてきますが、精彩に欠けてましたね!
     題名に惹かれましたが、もうひとつと云うところでした(=゚ω゚=)

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    2026年02月25日
  • パパたちの肖像

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    パパ作家7人による家族の物語。
    著者たちも、日々こういうことを考えながら家庭と向き合って奮闘しているのかと思うととても興味深かった。

    当たり前だけど「父親」と言っても、いろんなタイプがいる。本作に登場するのも、妻の負担を軽減するためおっぱいを出そうと奮闘する父親から、息子が一人暮らしする家を用意周到に内見する超真面目な父親までさまざまだ。でもどの父親も一生懸命でかっこよかった。

    子育てでは母親の大変さがやはり前に出てきやすいし、それは事実だろうけど、父親も妻との家事育児分担や周りの余計な言葉、自分の仕事など、たくさんのものに追い詰められ追い込まれて、こりゃ大変だなぁと感じた。
    本当に他人の家庭のことに口出しして自分を正しいと信じて疑わない人っているよね〜!笑

    でもどの父親も、一番矛先が向きやすい妻を悪者にして終わらせずに、むしろ懐の大きい素敵な奥さんだと感じる終わり方でとてもよかった。

    私が特に好きなのは「髪を結ぶ」と「そういう家庭がそこにある」。男女問わず、子どもがいる人もいない人も全員に読んでほしい作品。

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    2026年02月19日
  • あのときマカロンさえ買わなければ

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    読書の中休みにちょうど良いライトなエッセイ。
    クスッと笑えたり、少しビターな気持ちになったり。
    後々印象に残る、みたいな作品ではなかったかな

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    2026年01月25日
  • #ハッシュタグストーリー

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    全体的にはあまり面白くはなかったです。
    もう少しSNSと関係あるのかなと思ったらそこまで関係なかったので、このタイトルは少し無理があるかなと思いました。
    ただ、短編なのでこれを機に様々な著者様の作品が読めるのは嬉しく思いました。

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    2026年01月20日
  • 明け方の若者たち

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    人生は振り返れば全て美しい

    読み始めはなんて甘酸っぱい作品なんだろうと久しぶりに胸がときめき心が踊った。読み進めると人生というか社会の荒波に揉まれ、運命の出会いのように思わせる人との出会いは悪戯だなぁと寂しくなる作品でした。でも確かに人生って今がとてつもなく辛くても振り返れば全て本当に美しいよなぁと気付かされる作品でした。

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    2026年01月04日
  • 明け方の若者たち

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    子供の頃には何者にもなれると思ってた。
    でも、その何者にもなれないと分かったのは、そしてそれがしょうがないと割り切れたのはいつからなんだろう…。

    子供の頃には、聞く音楽や考えること全てが新しくて、ドキドキしてた。けれど、大人になって、色々な事と折り合いがつけられるようになったけれど、あのドキドキ感や瑞々しさが少し失われたような…そんな自分には、めちゃくちゃ刺さりました。

    人生あらゆる事は時間が解決してくれるけれど、
    その傷も実は大事な部分で、それがカサブタになってなくなる度に、自分のコアだったはずの部分も含めて、少しずつ剥がれていくような…。
    ただ、そう感じている今も、後から見たら何でもできると思うのかな?そうであってほしい…と思います。

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    2025年12月21日
  • 猫はわかっている

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    「猫」がタイトルに入っていたり猫に関係する物語は好きでよく読んでいます。
    それぞれ「猫」の存在感が効いていておもしろい。

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    2025年12月13日
  • 明け方の若者たち

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    思ったよりも、恋愛についての葛藤要素が強かったですが、主人公と友人(尚人)の、20代後半ならでは進路の悩み、先が見えない人生に対する不安感にとても共感しました。

    主人公の友人(尚人)の言葉
    「23,24歳あたりは、人生のマジックアワーだとおもうのよね」
    にはとても勇気づけられました。
    苦しい、もっとやりたい事をしたい、ここでいいのだろうか、といった私自身も感じる悩みは、
    自分が自由で、ある程度自由に使えるお金がある「マジックアワー」にいるからこそ生まれる悩みなんだと思い、とても勇気づけられました。

    「人生のマジックアワー」の言葉をお守りに、苦しくて悩むことがあっても、悩みすぎずに乗り越えていきたいなと思います。

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    2025年11月24日
  • パパたちの肖像

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    子育てに関するパパ(ママも)の苦悩の短編集。
    「俺の乳首からはおっぱいは出ない」がお気に入り。上手く子供をあやす事が出来ない。筋肉を鍛えておっぱいを出すチャレンジ。物凄い馬鹿馬鹿しいけど、妙なリアリティがある。
    他もほぼハッピーエンドだし、面白く読めた。

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    2025年11月20日
  • わたしたちは、海

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    海が散りばめられたような文章が多く、読み進めていく度、どこに海が出てくるか期待して読んでいた。
    海の見え方や楽しみ方は人それぞれの中、いろいろな目線の海を読む事ができる一冊。

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    2025年11月08日
  • パパたちの肖像

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「ダディトラック」 外山薫 
    「俺の乳首からおっぱいは出ない」 行成薫 
    「連絡帳の父」 岩井圭也 
    「世界で一番ありふれた消失」 似鳥鶏 
    「息子の進学」 石持浅海 
    「髪を結ぶ」 河邉徹 
    「そういう家族がそこにある」 カツセマサヒコ

    それこそ多様性を認め合うことが大切だと思わされる。自分の意識も更新しないといけない。
    家族の形に正解はない。
    今うまくいっていても将来的に良い関係が続いているとは限らないし、どんなに大切に育てたつもりでも思うとおりに子どもが育つわけではない。
    せめて、今自分ができる最善と思うことを誠実にするしかないのだろう。

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    2025年10月08日
  • パパたちの肖像

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    共働き育児経験者なら昔の自分達夫婦を思い出し、未経験者にはこんなものなのかと思わせる小説。
    物語はかなりデフォルメされているが、子育てにおいて父親は母親には絶対的に敵わないという事は、当然のように再認識させてくれた一冊だった。
    軽く読むにはちょうど良いと思う。

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    2025年09月21日
  • パパたちの肖像

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    ネタバレ

    2025/08/20予約2
    母親はお腹の赤ちゃんと十月十日一緒に過ごすからこそ、だんだん母になっていく。その姿を見ているだけでは父親になれないんだな。この7人の父親は、その家族にとってのあるべき姿というより、ありたい姿を試行錯誤しながら進んでいく、とても今どきの夫婦だと感じた。
    最後の「そういう家族がそこにある」、これは2人で考え専業主婦を選んだ家族の話で、主人公のパパにいい友人がいて救われる。誰にも外から見えない悩み葛藤があるよね。
    面白い視点の本だった。

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    2025年09月15日
  • 明け方の若者たち

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    ネタバレ

    僕
    大手の印刷会社に内定。会社員。総務部。

    彼女
    「勝ち組飲み」で出会う。僕と別のキャンパスに通う大学院生。春から、途上国の素材でバッグなどを作る小さなアパレルブランドで働くことが決まっている。

    石田
    「勝ち組飲み」の企画者。僕とは語学の授業が四年間同じだった。口臭がひどい。ブラックな噂がたったメーカーに内定。

    吉井

    尚人
    内定式で初めて会った。数少ない気を許せる会社の同僚。

    桐谷
    僕の一つ下に入って来た後輩。

    足立

    ミカ
    風俗嬢。

    黒澤
    尚人の同僚。夜の営業部長。

    狭山
    天才的な営業力を持った曲者ワンマンプレイヤー。

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    2025年09月03日
  • 明け方の若者たち

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    コッテコテの恋愛小説かと思えば、そんなことなくて予想外に引き込まれた。尚人の仕事に対する考え方が好きだった。

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    2025年08月07日
  • 傷と雨傘

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    この本には沢山の主人公が各章ごとに出てきます。
    全員関係ない人なのかなと思えば、繋がっていて、当たり前ですが、あぁそれぞれの人生があるんだなとしみじみしてました。

    この人もここに来るまでに何かがあってここにいるんだろうなとか考えるとなんだか不思議に感じます。

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    2025年07月08日
  • わたしたちは、海

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    海に近いところでのお話7篇。
    初めのお話があまり好みではなく、読みにくいな〜と思ったけどそのあとはそうでもなかった。

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    2025年05月18日
  • 傷と雨傘

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    生きづらかったり悩んだり人生に疲れた人たちの群像劇。バトンを渡しながら緩やかに繋がっていく34篇のショートショート。アドバイス的なセリフがスパイスとなってます。

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    2025年05月11日
  • 傷と雨傘

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    同じような傷や悩みも細かく見ると深さやかたちが違う。でも生きていればきっと良いことあるよねって思える本でした。

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    2025年05月05日
  • わたしたちは、海

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    海辺の町に住む人、海へ行く人、それぞれ何かしらの錘を抱えて、全体的に静かな雰囲気の本。
    登場人物は直接や間接的にちょい繋がりがあったけど、時間をかけて読んだのでそこはあまり気にせず、独立した短編として読んだ。
    「オーシャンズ」高校生、雫と八百屋のフナさんの話は切ない。

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    2025年04月18日