カツセマサヒコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
猫をテーマにしたアンソロジー短編集ですね。
人気作家7人が、謎と企みに満ちた短編を綴ります。
目次
世界を取り戻す 村上由佳
女か猫か 有栖川有栖
50万の猫と7センチ 阿倍智里
双胎の爪 長岡弘樹
名前がありすぎる カツセマサヒコ
猫とビデオテープ 嶋津輝
幸せなシモベ 望月舞衣
阿倍智里さんがエッセイで猫との生活を描いた作品で、それ以外はフィクションの短編なのだけど、猫が脇役扱いなので、ちょっと残念です。
長岡弘樹さんと望月舞衣さんはさすがに短編の名手ですね。有栖川さんは、学生アリスで久しぶりに江神さんがでてきますが、精彩に欠けてましたね!
題名に惹かれましたが、もうひとつと云うところでした(=゚ω゚=) -
Posted by ブクログ
パパ作家7人による家族の物語。
著者たちも、日々こういうことを考えながら家庭と向き合って奮闘しているのかと思うととても興味深かった。
当たり前だけど「父親」と言っても、いろんなタイプがいる。本作に登場するのも、妻の負担を軽減するためおっぱいを出そうと奮闘する父親から、息子が一人暮らしする家を用意周到に内見する超真面目な父親までさまざまだ。でもどの父親も一生懸命でかっこよかった。
子育てでは母親の大変さがやはり前に出てきやすいし、それは事実だろうけど、父親も妻との家事育児分担や周りの余計な言葉、自分の仕事など、たくさんのものに追い詰められ追い込まれて、こりゃ大変だなぁと感じた。
本当に他人の家庭のことに口出しして自分を正しいと信じて疑わない人っているよね〜!笑
でもどの父親も、一番矛先が向きやすい妻を悪者にして終わらせずに、むしろ懐の大きい素敵な奥さんだと感じる終わり方でとてもよかった。
私が特に好きなのは「髪を結ぶ」と「そういう家庭がそこにある」。男女問わず、子どもがいる人もいない人も全員に読んでほしい作品。 -
Posted by ブクログ
子供の頃には何者にもなれると思ってた。
でも、その何者にもなれないと分かったのは、そしてそれがしょうがないと割り切れたのはいつからなんだろう…。
子供の頃には、聞く音楽や考えること全てが新しくて、ドキドキしてた。けれど、大人になって、色々な事と折り合いがつけられるようになったけれど、あのドキドキ感や瑞々しさが少し失われたような…そんな自分には、めちゃくちゃ刺さりました。
人生あらゆる事は時間が解決してくれるけれど、
その傷も実は大事な部分で、それがカサブタになってなくなる度に、自分のコアだったはずの部分も含めて、少しずつ剥がれていくような…。
ただ、そう感じている今も、後から見たら何でもできると思うのかな?そうであってほしい…と思います。
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Posted by ブクログ
思ったよりも、恋愛についての葛藤要素が強かったですが、主人公と友人(尚人)の、20代後半ならでは進路の悩み、先が見えない人生に対する不安感にとても共感しました。
主人公の友人(尚人)の言葉
「23,24歳あたりは、人生のマジックアワーだとおもうのよね」
にはとても勇気づけられました。
苦しい、もっとやりたい事をしたい、ここでいいのだろうか、といった私自身も感じる悩みは、
自分が自由で、ある程度自由に使えるお金がある「マジックアワー」にいるからこそ生まれる悩みなんだと思い、とても勇気づけられました。
「人生のマジックアワー」の言葉をお守りに、苦しくて悩むことがあっても、悩みすぎずに乗り越えていきたいなと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【収録作品】
「ダディトラック」 外山薫
「俺の乳首からおっぱいは出ない」 行成薫
「連絡帳の父」 岩井圭也
「世界で一番ありふれた消失」 似鳥鶏
「息子の進学」 石持浅海
「髪を結ぶ」 河邉徹
「そういう家族がそこにある」 カツセマサヒコ
それこそ多様性を認め合うことが大切だと思わされる。自分の意識も更新しないといけない。
家族の形に正解はない。
今うまくいっていても将来的に良い関係が続いているとは限らないし、どんなに大切に育てたつもりでも思うとおりに子どもが育つわけではない。
せめて、今自分ができる最善と思うことを誠実にするしかないのだろう。