カツセマサヒコのレビュー一覧

  • あのときマカロンさえ買わなければ

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    誰もが体験したことのあるような空回り。「あるある!」と思いながら読んだ。
    帯の「このまま41ページだけでも読んでいただけないでしょうか。そこに仕組まれた偶然を万が一楽しんでもらえたら…」の言葉がとても気になっていたけど、41ページにあった「#10仕組まれた偶然」も楽しく読んだ。(私もこんな経験あり)
    小さいのに高くて、でも美味しくて可愛いマカロン。貰ったらすごく嬉しいので、「あのときマカロンさえ買わなければ」なんて思わないで。

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    2025年12月20日
  • あのときマカロンさえ買わなければ

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    カツセマサヒコさんの小説を読んだことがないのに、タイトルに惹かれて読み始めてしまった。
    分かるなーと共感したり、ほっこりしたり、不穏のまま終わったり、理解出来なかったり、とこれだから文章が上手な人のエッセイは面白い。
    小説を読む合間の小休憩にエッセイ本を読むことが多いのだけど、物語に熱せられた思考をじんわり緩めてくれる。
    そんなエッセイだった。

    「行けたら行く」は、行く寄りの返答になる人の話は面白かった。
    この場凌ぎの常套句になる言葉だけど、案外本当に行ってみると面白いことが起こるのかもしれない。

    あとジブリのトトロの話も良かった。
    もう、その人のことをトトロと呼んでいるし。笑

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    2025年12月16日
  • あのときマカロンさえ買わなければ

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    表題作もそうですが、全体的に笑えます。面白い方ですね。燃え殻さんが好きでよく読みますが、ちょっと残念な自分を曝け出してくれるかんじが面白いです。マカロンの話に始まり、マカロンの話で終わったので、オチまでしっかりしててびっくり。Fortniteにはまりすぎて、現実世界でも狙撃されないかビクビクするとか面白すぎました。

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    2025年12月14日
  • 猫はわかっている

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    「猫」がタイトルに入っていたり猫に関係する物語は好きでよく読んでいます。
    それぞれ「猫」の存在感が効いていておもしろい。

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    2025年12月13日
  • 明け方の若者たち

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    思ったよりも、恋愛についての葛藤要素が強かったですが、主人公と友人(尚人)の、20代後半ならでは進路の悩み、先が見えない人生に対する不安感にとても共感しました。

    主人公の友人(尚人)の言葉
    「23,24歳あたりは、人生のマジックアワーだとおもうのよね」
    にはとても勇気づけられました。
    苦しい、もっとやりたい事をしたい、ここでいいのだろうか、といった私自身も感じる悩みは、
    自分が自由で、ある程度自由に使えるお金がある「マジックアワー」にいるからこそ生まれる悩みなんだと思い、とても勇気づけられました。

    「人生のマジックアワー」の言葉をお守りに、苦しくて悩むことがあっても、悩みすぎずに乗り越えて

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    2025年11月24日
  • パパたちの肖像

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    子育てに関するパパ(ママも)の苦悩の短編集。
    「俺の乳首からはおっぱいは出ない」がお気に入り。上手く子供をあやす事が出来ない。筋肉を鍛えておっぱいを出すチャレンジ。物凄い馬鹿馬鹿しいけど、妙なリアリティがある。
    他もほぼハッピーエンドだし、面白く読めた。

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    2025年11月20日
  • わたしたちは、海

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    海が散りばめられたような文章が多く、読み進めていく度、どこに海が出てくるか期待して読んでいた。
    海の見え方や楽しみ方は人それぞれの中、いろいろな目線の海を読む事ができる一冊。

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    2025年11月08日
  • パパたちの肖像

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「ダディトラック」 外山薫 
    「俺の乳首からおっぱいは出ない」 行成薫 
    「連絡帳の父」 岩井圭也 
    「世界で一番ありふれた消失」 似鳥鶏 
    「息子の進学」 石持浅海 
    「髪を結ぶ」 河邉徹 
    「そういう家族がそこにある」 カツセマサヒコ

    それこそ多様性を認め合うことが大切だと思わされる。自分の意識も更新しないといけない。
    家族の形に正解はない。
    今うまくいっていても将来的に良い関係が続いているとは限らないし、どんなに大切に育てたつもりでも思うとおりに子どもが育つわけではない。
    せめて、今自分ができる最善と思うことを誠実にするしかないのだろう。

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    2025年10月08日
  • パパたちの肖像

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    共働き育児経験者なら昔の自分達夫婦を思い出し、未経験者にはこんなものなのかと思わせる小説。
    物語はかなりデフォルメされているが、子育てにおいて父親は母親には絶対的に敵わないという事は、当然のように再認識させてくれた一冊だった。
    軽く読むにはちょうど良いと思う。

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    2025年09月21日
  • パパたちの肖像

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    ネタバレ

    2025/08/20予約2
    母親はお腹の赤ちゃんと十月十日一緒に過ごすからこそ、だんだん母になっていく。その姿を見ているだけでは父親になれないんだな。この7人の父親は、その家族にとってのあるべき姿というより、ありたい姿を試行錯誤しながら進んでいく、とても今どきの夫婦だと感じた。
    最後の「そういう家族がそこにある」、これは2人で考え専業主婦を選んだ家族の話で、主人公のパパにいい友人がいて救われる。誰にも外から見えない悩み葛藤があるよね。
    面白い視点の本だった。

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    2025年09月15日
  • ブルーマリッジ

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    去年の夏、病院に行ってる間に恋人が買ってくれた本。自分用と二冊。
    カツセさんが書く文章は読みやすいから、とオススメしたらすぐに読んでくれた。

    知らぬ間の加害っていうのは、ものすごく恐ろしいものなんだなと。なにせ自覚がないってのが怖い。
    僕も知らぬ間の加害してないだろうか。してそうで嫌かも。
    態度や言葉、された側・言われた側ってのはどうしようもなく覚えているもので、した側・言った側はどうしても忘れているもの。
    気をつけるって言ったってどう気をつけるのか分からないけれど、気をつけたい。

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    2025年09月10日
  • 明け方の若者たち

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    ネタバレ


    大手の印刷会社に内定。会社員。総務部。

    彼女
    「勝ち組飲み」で出会う。僕と別のキャンパスに通う大学院生。春から、途上国の素材でバッグなどを作る小さなアパレルブランドで働くことが決まっている。

    石田
    「勝ち組飲み」の企画者。僕とは語学の授業が四年間同じだった。口臭がひどい。ブラックな噂がたったメーカーに内定。

    吉井

    尚人
    内定式で初めて会った。数少ない気を許せる会社の同僚。

    桐谷
    僕の一つ下に入って来た後輩。

    足立

    ミカ
    風俗嬢。

    黒澤
    尚人の同僚。夜の営業部長。

    狭山
    天才的な営業力を持った曲者ワンマンプレイヤー。

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    2025年09月03日
  • ブルーマリッジ

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    確かに知らぬ知らぬうちに加害者になってるかもしれない。被害妄想が激しいから、被害者ヅラしてしまってるかもしれない。でもみんなも困惑して傷付いてるかもしれない。

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    2025年08月12日
  • ブルーマリッジ

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    おすすめ度 ★★★☆☆

    男性側の恋愛価値観が描かれてるのは珍しいと思った。
    パワハラ上司には腹が立つけど
    最後はいい人になってほしい、ただ男性ってずるい
    過去が悪いくせにいい人なって美化されるなんておかしい

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    2025年08月11日
  • ブルーマリッジ

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    ネタバレ

    男性同士が心の傷をケアすることについて書かれていると聞いて手に取った。確かにこういう関係性は、いわゆる男の友情的なものと異なると感じた。
    ただテーマの中心は「加害」について。人は知らないうちに加害をしていて、それに気づいた時にどう生きていくべきなのかを問われる。

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    2025年08月07日
  • 明け方の若者たち

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    コッテコテの恋愛小説かと思えば、そんなことなくて予想外に引き込まれた。尚人の仕事に対する考え方が好きだった。

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    2025年08月07日
  • 明け方の若者たち

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    ネタバレ

    現代の恋愛小説って感じだった。若々しい恋愛で思わず胸が熱くなった。
    主人公があまりにも一途で、心が苦しいぐらい共感出来た。。。
    ただまさかの彼女が既婚者と分かった後から読むのがとても複雑だった。
    それぞれ出てくる登場人物が現実味を感じた。
    最後の終わり方も人によっては気に入らない人もいるかもしれないが、私的には色々と想像が出来るからいい終わり方だったかなと思う。

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    2025年08月05日
  • 明け方の若者たち

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    大学生から社会人にかけての、淡い恋愛の物語。
    というのは間違いないんだけれど、
    そんな綺麗なばかりの話でもなく
    主人公の不器用な素直さが痛々しくて
    目を逸らしてしまいそうだった。
    そこも含めて美しい作品だと思う。

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    2025年07月12日
  • 明け方の若者たち

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    世の中の20代はこんなかんじなのだろうか。
    普通から脱線せずに生きていた20代はこんなかんじなのだろうか。
    私は10代前半から脱線し続けた人生なので、羨ましさもありつつ苛立ちも覚える物語だった。
    ただ、その苛立ちもこの小説を読む上でほどよいスパイスになっていたように思う。
    多分、この小説に共感したり「エモい」と言える人は幸せな人だ。

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    2025年07月09日
  • 傷と雨傘

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    この本には沢山の主人公が各章ごとに出てきます。
    全員関係ない人なのかなと思えば、繋がっていて、当たり前ですが、あぁそれぞれの人生があるんだなとしみじみしてました。

    この人もここに来るまでに何かがあってここにいるんだろうなとか考えるとなんだか不思議に感じます。

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    2025年07月08日