カツセマサヒコのレビュー一覧

  • 夜行秘密

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    indigo la Endの夜行秘密というアルバムが好きなんです。
    ということで、手に取りました。アルバムを元にした小説があるなんて知らなかった。
    短編かなと思ったら違うんですね、ただひたすら「あの時こうしてれば」をそれぞれ繰り返していてただただ苦しかった。幸せな一瞬もたしかにあったから、苦しさが余計増すんだよな。読者もまた自分たちの「あの時…」を思い出して苦しくなる。
    自分なりのそれぞれの曲の解釈とまた違った物語で展開していく感じもまた面白かったな〜。(あくまで私なりの曲の解釈)

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    2026年07月18日
  • ブルーマリッジ

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    なんだかとてもよかった。読みやすい長さだし、2人の話が並行して進むのもよかった。きっとどちらも相手には恵まれていて、ただ夫婦として良い方向に持っていく良さを持っていたのが雨宮さんの奥さんで、ひたすら個を刺激しないように我慢してくれてたのが土方さんの奥さんだったんだよなぁ。これが逆だったら雨宮さんも同じように将来的にハラスメントを平気でしてしまう人間になってたんだと思う。
    最終的にはハッピーエンドというわけではないけど、でもどちらも良い方向に進んでいるようで安心した。

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    2026年07月03日
  • 明け方の若者たち

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    ビッグになろうって意気込んでたわけじゃないけど、人よりはいい人生を歩めるんじゃないかと漠然と感じていたあの頃。同時に抱いていたえもしれぬ不安。社会人になってこんなはずじゃなかったと感じたあの日の帰り道。この作品を読みながら、記憶の底に沈澱していた、当時感じていた様々な感情や目にした情景がグワっと掘り起こされた感覚。
    他の人の感想を読んでいると、これは自分のことなのではと感じている人が多い様子。かくいう僕もその1人。
    不倫ではないけど、似たような、綺麗とは言えない恋にのめり込んだこともあったし、その当時の彼女から知った音楽は今でもよく聴いていたり。
    現実に打ちのめされては立ち上がりを繰り返して気

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    2026年07月02日
  • 明け方の若者たち

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    ネタバレ

    今まで読んだ小説の中でもトップクラスに自分に刺さる物語だった。学生から社会人になろうとする分岐点に立つ自分にとって、大学生特有のありきたりな考えと、謎の自信が溢れてくる感じに痛いほど共感できてしまった。全てが楽しく、どうにでもなれと思っている大学生前半戦とは異なり、後半戦は自分は何者なのか、何者になりたいのかと必ずといってもいいほどもがき苦しむものであると思う。他人からの評価、世間の目、そういったものを指標にして自分の行動指針にしてしまう人がほとんどであると思うし、実際僕もそうだ。だが、この小説に出てくる彼女のような人も一定数いるわけで、私自身もそういった人に強く惹かれたことがあるし、自分の軸

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    2026年07月02日
  • ブルーマリッジ

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    自覚のない加害と対人関係(特に大切な人との関係)の不可逆性
    翠にとっての雨宮はこれからの彼に賭けてみようと思える存在だったけど、美貴子にとっての土方はもう取り返しのつかないところまで絶望されていたのかな
    加害した過去は消えないけど、相手が自分の今後の生き方に希望を持てるのかどうかという違いだと思った

    彼氏や旦那が家事を"してくれる"、生理で辛いときにご飯を"作ってくれる"
    そこに愛とか幸せを感じるのは悪いことではないはずだけど
    それらが嬉しい背景には、家事や料理は女性の仕事という価値観があるのかもしれなくて
    そうすると現代の女性側だってまだまだ古代魚み

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    2026年06月24日
  • #ハッシュタグストーリー

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    うわぁマジか!まさかの伏線回収。
    作者の意図とは全く関係ないところで、つまり私の私的なところでびっくりすることが起きました。木爾チレン先生すごい。(完全に偶然)
    つい最近読んだ「好きを言語化〜」と同じ感想を書くとは。これは運命?
    それはともかく、どのお話もどうしてそんなに私の解像度高いんですかというくらい刺さりまくるお話でした。しっかり染みました。よかったです。
    カツセマサヒコさん初めて読みましたが、読書アカウントさんがよくおすすめしてる理由が分かりました。また読んでみたいです。

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    2026年06月22日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    うまくいかない恋がテーマなのでハッピーエンドの話ではない、けれど8人の作家さんたちが書いた30代の主人公の恋の話は悲しいだけではなく、新しく前に進んでいく勇気をくれるストーリーが多かったです。
    アンソロジーはいろんな方の話が読めますし、そこからまた興味を惹かれてその作家さんの本を買ってしまい、積読が増えていくんだよなぁ…。

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    2026年06月09日
  • パパたちの肖像

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    ほっこり
    この本に出てくるパパは
    みんな繊細で優しい
    世の中のパパたちが
    みんなこうならいいのになぁ

    色々リアルで切なかった
    子供が小さい間の大変さって
    今となっては
    そんなに悩まなくていいことに
    悩んだり辛くなってたなぁと思いだした

    「息子の進学」は、記憶が新しいから
    余計に響いた

    しかしパパを題材に、いろんな作家さんが
    作るこの本、発案者、天才やん

    逆に「ママたちの肖像」も
    読んでみたいなぁ

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    2026年06月06日
  • あのときマカロンさえ買わなければ

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    カツセマサヒコさんの文章が好きで、意外にも初エッセイ集とのこと。面白くないわけがない。
    くすっと笑わせてくれるのに、本質を突いていて、まさに涙あり、笑いありの一冊。
    文章が柔らかくて、包んでくれる、優しい一冊。

    "私は、ずっと待っていたのだと思った。
    蜘蛛の糸のように、地獄から救ってくれる手が自分に伸びてくることを、待っていた。待つことは、自ら飛び込む勇気のない人間にできる、唯一の行動だった。"

    "そうやって、全部、何かのせいにして、自分を棚に上げてみてほしいと思った。その棚も、できれば、かんたんには手が届かないくらい、とびきり高い棚を用意してあげてほしい。そ

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    2026年06月06日
  • ブルーマリッジ

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    小説の最後の部分、なぜ結婚したいと思ったのか。
    これからもずっと一緒にいられる方法を考えた時それが結婚だった。結婚をしないと大事な時に一緒にいられない時がある。大きな怪我をした、病気をした。そんなとき。その時恋人は遠い他人でしかない。そこでそばにいられる方法が結婚だった。結婚しなくても幸せは得られて結婚しない選択も増えている中、所詮他人である恋人が制度としてそばにいられるようになるのが結婚。血縁関係でいうとお葬式の時一番遠い存在が夫、妻。だけれどお互い一番大切な存在で、繋がっていたい、大事な時にそばにいてほしいと願う人と結婚したいと思ったし、その決断を経て当たり前かのように結婚している世の中の

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    2026年05月22日
  • 明け方の若者たち

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    167を呼んでいる時動悸が止まらなかった。苦しい

    好きなものを好きになりたいけど、知識差熱量差に唖然とする。

    別れたらつらいこと
    1 次に誰と付き合っても文句を言えない
    2 相手の好きな物を見つけても伝えられない
    3 相手がつらそうな時何も言えない

    尚人「この機会にめっちゃいい男になろうぜ」


    体から毒素が抜けたようにあの人がいなくなってゆく。

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    2026年05月18日
  • 明け方の若者たち

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    ネタバレ

    面白かった。

    就職が決まって実際社会に出たばかりの頃を思い出しながら、自分とは重なる部分はほとんどなくてもなぜだか共感出来て想像できる世界観。

    この2人良いなぁって思いながら読み進めて、最後は驚いたけど、そういう立場だったからこそ、ずっと良い関係でいられたのかもと妙に納得した。

    読み終わってから映画化されていることを知り、早速観たいと思った。

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    2026年05月06日
  • あのときマカロンさえ買わなければ

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    「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇である」とチャールズ・チャップリンは言って、じゃあ、どこまで遠く離れれば、この後悔や恥ずかしさを笑えるようになるのだろうか。

    私は一歩ずつ、過去から距離を取ってみる。離れていくうちに見えてくる全景を、まだまだ笑えなかったり、もっと恥ずかしくなったりする。その感情を、書き起こす。あなたに笑ってもらえるなら、私の悲劇ははじめて喜劇に生まれ変わるかもしれない。そう信じて。図々しく信じて。

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    2026年05月04日
  • あのときマカロンさえ買わなければ

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    あのときマカロンさえ買わなければ

    本のタイトルに込められた意味が、最後にすべて繋がった瞬間、じんわりと心が温かくなりました。

    エッセイならではの読みやすさがありながら、思わずクスッと笑ってしまう場面もあって、気負わずに読める一冊でした。

    何気ない日常の中にある小さな感情や出来事を、こんなにも優しく言葉にできるのだと感じました。

    あたたかい文章に触れられて、読後までやさしい余韻が残る本でした。

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    2026年04月29日
  • 明け方の若者たち

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    大恋愛。無茶苦茶に誰かを好きになる事。若さ。後悔。いろんな事を思い出した。
    読んでて苦しかったー!
    彼女に物申したい事はいろいろあれど!
    いつかはみんながハッピーエンドを迎えられたらいいよね。
    主人公と尚人の自然体な会話が好きでした。

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    2026年04月22日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    恋愛小説が得意でない私でも読みやすくて感情もしっかり受け取ることができました。
    恋愛小説っぽくない恋愛小説というのか短編小説だからこそ深入りしすぎない所も読みやすく感じて、恋愛小説を読めるかもという自信にも繋がりました。

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    2026年04月22日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    気になる作家さんが多く、うまくいかない恋アンソロジーにも惹かれ購入。

    んんんー…

    分かる…!!とても分かる!!なんだこれは!!

    そうなんだよね… うまくいかない色んな恋の結末にそういうのも分かるわ…と思う事も多かったです。
    気になっていた、一穂ミチさん、他の作品も読みたくなりました。言い表せない微妙で絶妙な感情を文字にされてて、すごいなぁと惹かれました。

    30代の恋愛って事で本当に難しく、感情が動きそうになるもふと立ち止まって冷静に考えてしまったりという所であったり、周りの人間関係の環境がガラッと変わり、自分は自分と思いつつも、変なもやもやと焦りが入り交じったりと、複雑な心境だったり、

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    2026年04月05日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    昔好きだった男性の息子と、ふたり旅 「感情旅行」一穂ミチ
    崇拝していたインフルエンサーが電撃結婚!「独身の女王」麻布競馬場
    友人が付き合い始めたのは、元恋人だった「オレンジシャドウの憂鬱」砂村かいり
    脛に傷持つふたりの行く末は――「さみしがりやの恐竜たち」こざわたまこ
    恋人へのひどい仕打ちを止められない「不機嫌依存症」田中兆子
    名前も知らないカフェ店員への想い「出会い」朝比奈あすか
    冒険しない三十三歳、それで正解?「振りかぶって、さよなら」千加野あい
    友達がほしかったはずなのに――「となりの独り」カツセマサヒコ

    とびきり不幸でもないけれど、完璧な幸せでもない。そんな「30代」を

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    2026年03月10日
  • パパたちの肖像

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    アンソロジーなので評価は付けにくかったけど、総合で★5。世間のお父さん、お母さんの苦労というか哀愁を感じられた。親になれなかった自分には分からないものが伝わる。
    子育ての大変さとその成長の喜びの経験ができなかったのを自分の選択とは言え後悔がないとは言えない。やはり良いものなんだろう、と言ってしまうと世間様から簡単に言ってくれるなと非難を浴びるんだろうな。
    それでもこの作品達からはそう羨ましく思わされるものがあった。

    髪を結ぶ、そういう家族がそこにある、この2作品が特に良かった。その分少し落ち込むかな。
    でも良いアンソロジーでした。初読みの作家さんにも出会えたしね。

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    2026年03月03日
  • ブルーマリッジ

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    とんでもねぇパワハラ上司と会社の人事部でハラスメント対策してる人の二つの視点から話が進んでいくねんけどめっちゃおもろい。200ページぐらいだしサクって読めるよ!おすすめ!

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    2026年03月03日