カツセマサヒコのレビュー一覧

  • あのときマカロンさえ買わなければ

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    タイトルに惹かれて手に取った一冊。
    短編のエッセイ仕立てになっています。
    早速1つ目のお話で、タイトルの意味が分かり思わずクスッと笑ってしまった。
    日常の少し悲観的なことさえも、言葉の紡ぎ方で明るく捉えられるなんて面白いと思った。
    カツセさんの魅力を感じました。

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    2026年02月09日
  • ブルーマリッジ

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    ・続きが気になって読みたくなる作品だった。
    ・なんで予約したかは覚えていない。
    ・自分の行動を振り返るきっかけとなった。
    ・無自覚のハラスメントは誰しもが、起こす可能性がある。防ぐためには、固定観念や常識にとらわれず、何が正しいかという軸をしっかり持つことが大切だと思った。
    ・チや路傍のフジイと似たような感覚があった。
    (評価)4.4

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    2026年02月09日
  • あのときマカロンさえ買わなければ

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    サイン本を手に入れた。
    帯にちょっとだけ蛍光ピンクが付いててかわいい。
    マカロンのピンクなのかなとか思っちゃったり。

    #32に出てきた下北沢の「まちなか」
    すぐGoogle Mapsの行ってみたいリストに登録した。

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    2026年01月29日
  • わたしたちは、海

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    この間、カツセマサヒコさんの「あのときマカロンさえ買わなければ」を読んで、小説も読んでみたくなり、海が好きだから、読むことにした。

    よかった!7つの章で構成されていて、それぞれ違う主人公。少しずつ人につながりがあったりする。
    みんな、海の近くに住んでる。それもいい。
    海関連の名前を持っていたりするのもいい!
    海が出てくる本好きになること多い。

    「岬と珊瑚礁」って章が一番好きだった
    特にこの部分
    『大丈夫、だと思う。なぎとくんの昔一番好きだった色が水色で、今日のTシャツの色も、それだし。』
    こういう感じの好き

    あと、ここも苦しいくらい感情が分かった
    『高校時代、部活の後輩と同じ電車に乗ることになって、話すこともないから黙っていたら、「俺、ここでおりるんで」と、後輩が言った。センパイぶったわけではないが、「またな」と俺は告げて、なんとなく、そいつの背中を目で追った。すると後輩は、ドアを出てから猛スピードで走っていき、同じ電車の、ふたつ先の車両にまた乗り込んだ。
    そのときの、居心地の悪さ。それに近い何かを、ふと、感じていた。』


    表現も好きだった。好きなとこ抜粋
    『またみんなが憶測を紙ヒコーキのようにら飛ばし始めた。』
    紙飛行機じゃなくて、ヒコーキってしているところが、鋭い感じしていいなと思った。

    『あらゆる変化を拒み続けて天然記念物みたくなっていた父さん』

    出てくる描写や想いがいいなと思えた。
    家族関係の話も多く出てくる。「海のはじまり」思い出した。舞台海だし。

    他のカツセマサヒコさんの本も読んでみようと思った。

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    2026年01月29日
  • 明け方の若者たち

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    たまたま読んだマンガの推薦文をこの本の作者が書いてたから読んでみた。映画を先に観てたのでネタバレは分かっていながら読んだ。なんとも青臭い恋だし、ガキが何も考えずに会社に入って退屈とか言ってるのも、大企業辞めて小さい会社行くのは危ないのでは?とかいうクソ偏見も、見ててなんだこりゃって思いながら読んでた。ただ、感情を交わす瞬間の描写には光る点がある。時代を移す小道具たちも少し年上の俺には小賢しく映るけど、まあそれは俺が老害に近づいてるってことなんだろうな。

    彼女と連絡が取れなくなってからの主人公の描写には身悶えするほど全部に共感できる。全ての女々しい男たち、って名前にした方がいいなと思いながら、それは俺だ、俺たちだと思った。全ての叶わなかった恋に通じるものがこの作品にはある。別れた後の描写こそが真骨頂だと思う。映画よりも恋が終わった後の描写が多い。

    まあしかし、この彼女は院卒の時点で結婚していて、その夫と離れて3年主人公と過ごしたわけだ。それまで何年夫と過ごしていたのか知らないけど、少しも揺らがないのは残酷すぎる。そこは突っ込んでおきたい。それと、構成は破綻するかもしれないけど、彼女側の心情の描写も少し欲しかった。

    それにしても、いい大学を出て大企業に入ったやつらが仕事に不満を感じ、辞めて転職しても後悔して、バカばっかかこいつらと別の社会人である読者に思わせてくれるのが、隠れたいい点なのかもね。

    小賢しい小僧どもの話なんだけど、そう吐き捨てられない何かがあった。彼らの中にいつかの俺がいたのかもしれない。このガキどもがたった数年前のことを思い出して人生のマジックアワーだなんて言ってるのがバカバカしい。俺のマジックアワーはいつだって今だよ。

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    2026年01月26日
  • あのときマカロンさえ買わなければ

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    クスッと笑えて、わかるーと共感できるエッセイだった。
    エッセイを読むと、よくこんな面白い出来事が日常に起こってすごいなぁと感じるが、自分にも実は起こってるんじゃないかとも思う。
    小さな出来事を見逃さず、面白く言語化できるかできないかの話なのではないかと。
    もっと日常の小さな出来事に目を向けていこう。そうしたら、生きることがますます楽しくなりそう。

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    2026年01月18日
  • パパたちの肖像

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    「ダディトラック/外山薫」
    「俺の乳首からおっぱいは出ない/行成薫」
    「連絡帳の父/岩井圭也」
    「世界で一番ありふれた消失/似鳥鶏」
    「息子の進学/石持浅海」
    「髪を結ぶ/河邉徹」
    「そういう家族がそこにある/カツセマサヒコ」
    7人のパパ作家が令和の家族の形を描いた短編集。

    どの物語もパパの切なる想いが感じられてとても良かった。

    家族の形は千差万別で同じ家族は一つとして存在しない。

    相手はこども。
    思う様に行かず自分の不甲斐なさに落ち込んだりするパパもいるだろう。

    子育てに正解なんてない。
    そこに愛があればみんな違ってみんないい。

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    2026年01月07日
  • あのときマカロンさえ買わなければ

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    2026 1冊目!
    エッセイ集
    40個のストーリーあるけど、どれも楽しく読めた!

    #5の肉食獣のアパレル店員ってページで、ユニクロの店員さんのことを、『そのそっけなさが心地よい。愛の対義語は無関心だとか言うけれど、人は愛のある無関心を欲することもある。』ってとこが印象に残った。どのお店のことも否定することなく、日々過ごしててなんとなく思ったことのあることをうまく引き出して文章にしていてすごいなと思った。
    ここで引用するのか!と引用力と発想力におどろいた。

    著者は、意外と若い人だった。

    #38のジブリみたいな老人も表現がおもしろかった。雨の日のバス停で、傘を持ってるカツセマサヒコさんと、傘を持ってないおじいさん(傘に無言で入ってくる)の描写。『少し列が進むたび、まるで結婚式の新婦と父親のように足並みを揃えて、トトロと前に進んだ。』ってとこが好きになった。

    またカツセマサヒコさんの本も読んでみようと思う。

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    2026年01月04日
  • ブルーマリッジ

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    なんともリアル。

    心にずしっ、とくる感じ。
    ブルーマリッジになるには理由がある。ただそれを主人公は全く気づいていない。同じ職場のおっさんをキッカケに気づいていくのだが、、
    その場面がびくっとする。もしかしたらこれって自分も知らずのうちにやってんじゃないか、、

    キラキラキャピキャピの話ではない。等身大のお話。非常に感情を揺さぶってくる。
    文章も描写も綺麗だと思いました。

    あと余談ですが、この本の半透けカバーも素敵。

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    2025年12月24日
  • 傷と雨傘

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    素敵な装丁に惹かれて買った本。夜寝る前に読むのにちょうど良かった。人と人との繋がりが描かれていて、温かい気持ちになった。

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    2025年12月13日
  • 傷と雨傘

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    登場人物たちのちょっと負けてる感のある心情が、自分と重なる部分もあって、妙に心にしっくりくる作品だった。

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    2025年12月12日
  • 明け方の若者たち

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    マジックアワー、確かに私にもありました。
    尚人と同じく年明けから転職し新天地を迎えます、私。
    BUMPとピロウズ、良い曲ですね。

    比喩が上手で街の空気、匂いが伝わってきてリアルに読む事が出来た。

    同年代の方には是非手に取って欲しい一冊。

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    2025年12月03日
  • 明け方の若者たち

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    ネタバレ

    社会人1年目になった自分と重なる部分が多くあった。大人になるってどういうことだろう。こんなもんだろうと妥協を重ねて、日々を紡いでいく。こんなんじゃなかったと原点を思い出しても、バッターボックスには立てない。でも立った友人に自分の姿を重ねて考えてしまう。フレーズの一つ一つが、共感でそっと心に留めたくなる。
    切なくて法的に認められないとわかっていても主人公の真心に背中を押したいと強く思った。
    そしてここまで人に惚れ込めるのは惚れ込む方も、惚れ込まれる方も幸せだろう。

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    2025年12月03日
  • 傷と雨傘

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    短編集。

    それぞれの登場者が、次の物語を繋いでゆく。 
    その短い物語のなかに それぞれの登場者に寄せる 含蓄深いことばが。心に突き刺さる。

    読者によって 突き刺さる言葉は 色々だろう。
    でも どの言葉も やさしくて温かい。

    その言葉は 自分だけの傷や 痛み 寂しさに
    “雨傘”になってくれる。

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    2025年11月27日
  • 明け方の若者たち

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    ネタバレ

    久々のエモ系小説。
    実は相手既婚者だったんかい!のような読んでてビックリ要素もあったのがよかった。

    高円寺に住みたくなるしもっと若い時に読んでたらなお浸れたんだろうな。
    今浸れない分大人になったかもな、とは思うけど、この本みたいな青春過ごしておきたかったなーという感情がでかい。
    映画も見てみたい

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    2025年11月25日
  • ブルーマリッジ

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    この作者さんが綴る言葉は、いつも心をグッと掴まれる!
    感情描写、情景描写が繊細かつ言葉選びが散逸で、
    読んでいると、本当にその人が、その物が、その景色が、実際に存在しているんじゃないか、その世界線が続いているのかなと思ってしまう。

    今回の話は、風刺っぽい鋭さを感じた。
    明日は我が身。もしかしたら自分も、気付いていないだけで誰かを傷つけていて、傷ついた人は今も心に深い傷が刻まれているのかもしれない。表面的な情報に触れて、考え方を変えたつもりになることは簡単だけど、根本的な人間性を変えることってきっと難しい、、。そもそも自分のことさえ100%理解できてない、まずはもっと自分と向き合ってみようかなと思えた一冊でした。

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    2025年11月20日
  • わたしたちは、海

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    完成していない浮遊感のある本
    なんとなく関係が繋がっているけど繋がりきらない

    小説はすべて内容が解決しがちだけど、この本は現実と似ている。理解できそうで理解できない、でもそれが良い

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    2025年11月11日
  • 明け方の若者たち

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    「大切な人は、いつも突然いなくなる。でも実は突然でもなんでもなくて、きっと行動や表情には見えない心の機微が積み重なって、突然のように見えているだけなんだ」の言葉、とても刺さりました。自分の経験した突然の別れが思い起こされ、その時の心のかすかな動きは、、、と想像しました。自分の経験と照らし合わせて、感情移入して最後まで読むことができました。

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    2025年11月02日
  • ブルーマリッジ

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    ネタバレ

    土方課長が全てを失って三条に助けを求められたあたりのシーンがよかった。
    全てを失ってボロボロになって、自分は誰かに認められたかったのだと、その手段が仕事だったのだと気づいて、無自覚な加害に気づき始めて、少し人として変化した(成長した)場面が特に。

    “男は外で働いて女は家庭を守る”今日では時代錯誤な考えだとされ始めている中で、でもまだその考えが蔓延っているこの時代で、生活を楽しむのって簡単じゃ無いよなー。

    「人間というのは他者との関係性の中で成長していく生き物」
    「エプロンはつけたほうが服も汚れないし、便利ですけど、何より気合が入る。そのための装備です。」
    「日々の買い出しも、義務感ではなく、探究心とか好奇心を持って生きると、なんだか生活自体が楽しく思えてくる。わかります?」

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    2025年10月25日
  • パパたちの肖像

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    面白かったです。母親も父親も等しく育児は一年生。母親目線は想像できるけど父親だとそうなるのかと。突拍子もなかったり的外れだったりにニヤリと笑ってしまう。真摯に取り組んでいるからこその笑いが漏れてしまった。どのパパさんたちも素敵でした。

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    2025年10月22日