カツセマサヒコのレビュー一覧

  • パパたちの肖像

    Posted by ブクログ

    読めてよかった。
    子育てに悩むパパたちの叫びが、胸にズドンときた。
    ママたちと同じくらい、パパたちもうまくできなくて泣きたくなる時があるんだ。
    泣きたいのはママもパパも一緒なんだ。

    子育ては、子どもと向き合うのと同時に、夫婦がお互いに向き合わないといけないチームプレーが必要なんだと、思い知らされた。

    特に「俺の乳首からおっぱいは出ない」と「髪を結ぶ」は、泣ける。
    乳児期に感じる焦りと、親としての自信喪失がこれでもかというくらいリアルに描かれていて、当時の記憶が蘇って、本当に泣いた。

    パパにはもちろんおすすめしたいが、ママにこそ読んでほしいと思う。
    パパの気持ちがわかれば、パパに対しても優しくなれる気がする。

    0
    2025年10月21日
  • 夜行秘密

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    様々な視点から書かれた物語。
    人間の欲、嫉妬、後悔が剥き出しで、
    経験したことないのに、
    どこか共感できる部分が多く、
    エモさが全開だった。

    自分の言動で身の回り環境が変わっていくこと、
    人間関係の複雑さが滲みでていた。




    0
    2025年10月15日
  • パパたちの肖像

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    石持浅海さんの息子の進学、ふいに泣かされた!!息子が遠方の大学に旅立つシーンで。当たり前のように毎日おはよーとか言って一緒にいるけど、ずっと続くわけじゃないんだなぁ。旅立ったら淋しくなっちゃうなぁと思って。自分の学歴思考で子供の希望を閉じ込めないようにしなくては!
    カツセマサヒコさんの専業主婦家庭の話もよかった。競争からはみ出た家庭かもしれないけど、それでもいいなと思えた。
    外山薫さんの損してる気分になってるパパの話も、妻がちゃんと家庭のことも考えてるのがわかって読んでてホッとした。

    0
    2025年10月08日
  • わたしたちは、海

    Posted by ブクログ

    海辺の町で緩く繋がる短編集。

    この町は多分私がかつて住んでいた町だ。
    山育ちの私は海への憧れが強く、一度でいいからと会社を辞めて移り住んだのだが、経済的にうまく行かずその地を離れた苦い思いがある。
    この小説の人びとの様にもう少し根を張れなかったかと悔やむ。
    何しろ海の風景描写がいい。
    そしてそこで生活をする人達の、あまりの当たり前さ。
    更には綺麗に見える風景に垣間見える闇。
    それでも生活は続く。

    最後の『鯨骨』が本当にいい締め方をしていて、切なさが大半を占めるものの明るさも差しているのが良かった。
    が、私の一番は何と言っても『渦』。
    主人公の梓がそのまんま私で、何なら恥ずかしい位だった。
    ママ活こそした事はないが、夫の偉そうに説教を垂れる感じ、夫からは得られない安らぎを他に求め暴走する場面は分かりすぎる程分かる。
    自分が出来てない分、離婚出来てすっきりとした気持ち。
    だから星5つ。

    0
    2025年09月27日
  • 傷と雨傘

    Posted by ブクログ

    この手の「見ず知らずの人と、今日もどこかですれ違い影響し合っている」系の短編集が大好き!
    お守りとして末永く持ち歩きたい言葉が沢山でした

    誰かに傘をさしてあげたとき、私だって雨に打たれていることに気づいて欲しい。という自分のエゴを発見してしまった一冊でもあったな。

    0
    2025年09月25日
  • 明け方の若者たち

    Posted by ブクログ

    〜〜〜悔しいっ!
    最初、あまりにも主人公の良さが分からず(しょーもない嘘つくところとか本当に嫌い)、こんなん★1つけてやると思ってたのに、浴室のシーンでもう涙止まらなかった。
    酷い女だし、残念な男なんだけど、総じて愛しく思えてしまうのはなぜ?尚人、君は別だ、とても偉い、そのまま幸せになれ!

    明大前に沖縄料理店があること、知らなかった。今度行かなきゃ。
    作中の曲でも覚えながら、しばらく浸りたいなあ

    以下記憶に残ってるとこ

    尚人が、
    人生は打席に多く立ったほうがいい
    っていっといて、
    打席に立たなきゃいけない。でも人生のキャリアも、大抵は一方通行でできてる。セーブ地点からやり直し、なんてRPGみたいなこと、現実にはできないんだって学んだよ
    の下りに結構ぐっと来た
    そのに続く、
    後悔の二文字が見え隠れしていた
    も非常に良い

    主人公の小劇場について話してる時の
    行った気はするけどどんなんだっけ?
    のセリフまじできらい

    「なおと靴下に穴空きそう」
    で思考の限界と崩壊を表現してるのすげえ

    紹介してくれたりょうが読み終えて一番最初に浮かんだ人だったの面白かった

    0
    2025年09月19日
  • 傷と雨傘

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いろんな人のストーリーの連鎖。
    人それぞれ悩みや思いがある。
    誰しも逃げ出したい時はある。
    人生山あり谷ありであることを理解して、
    受け入れながら生きて行く。

    気晴らしもしながら、自分に素直を生きて行くことを大切さ、抱えながら生きて行く中で少しの幸せを感じれたらいいのかなと思いました。

    0
    2025年09月13日
  • パパたちの肖像

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自分は乳幼児の母という立場なんですが、共感する!、耳が痛い!と交互に思いながら拝読しました。
    どんなに自分がしんどくても、「だって俺は親だから」と疲れや苛立ちを抑えて子供に対応する場面は共感したし、妻からなんでこんな簡単なことができないんだ、という表情をされて、夫が自分は子育てに向いてないわぁと落ち込む場面は、耳が痛かった・・
    当時わたしも似たようなことをしてました・すいません・・

    0
    2025年08月24日
  • 猫はわかっている

    Posted by ブクログ

    この本棚に「猫」で検索かけたら17冊も読んでいた。これが18冊目である。
    アンソロジーもあるので、ニャンコ好きな作家さんは多いんだなあと感心するニャンコ好きな自分である。
    1番バッターの村山由佳さんの作を読みながら、ずっと前から読みたいと思いながらも650ページの大作にためらっていた「風よあらしよ」に、やっぱり挑戦しにゃきゃあと思った。

    0
    2025年08月03日
  • 傷と雨傘

    Posted by ブクログ

    とっても爽やかな気持ちで読み終えた!!大人な雰囲気。みんな色んな悩みを抱えて生きてるよなぁーなぁんて。

    0
    2025年07月26日
  • 傷と雨傘

    Posted by ブクログ

    「誰かの傷や感じた痛み、寂しさよ、他の人の守る雨傘となれ」
    人生に迷った時、悩んだ時にそっと背中を押してくれるような言葉がたくさん詰まってる34の短編ストーリー。

    私たちはそれぞれちっぽけな存在で、社会の歯車のように思ってしまうけど、誰もが特別な存在、勘違いでもいいからそう思いたい。

    個人的には
    隣の芝生が青く見えたら人生よそ見している証拠
    っていう言葉が好き

    0
    2025年06月13日
  • 傷と雨傘

    Posted by ブクログ

    序文だけでも素敵な言葉の詰め合わせで、全部読み終えてから、もう一度じっくり読んで噛み締めた。

    誰もが抱える小さな傷を誰かの言葉が優しく包む。
    いろいろあるけど、生きるってそう悪くないんじゃないかと思わせてくれる素敵な物語だった。

    どこかが繋がった34ものショートストーリーで、出てくる34人の中に、自分と同じだ、と思える人がいるのがまた共感出来て良かった。

    一部抜粋
    「傷ついてるのも、悲しんでいるのも、自分だけではないと知る。しかし、それは、だからといって『お前も頑張れ』って意味じゃないこともわかる。みんな傷ついていたら、その傷に、それぞれの傘があればいい。そういうことな気がする。」

    0
    2025年06月01日
  • わたしたちは、海

    Posted by ブクログ

    各お話の読後感が似ていて、ふしぎだった。本当に海のように、さらりとしていながらも、髪や肌にはすこしベタつきが残る、でも気持ちはスッキリするような。切ないお話も多かったけど、梓さんと櫂くんのお話が1番好きだった。

    p.260 いつだったか、二人で海岸を撮りに行った日。知らない女の人が、浜辺に座って泣いていた。潮田はその人にカメラを向けることなく、海を撮り続けながら言った。
    海も涙も、しょっぱいじゃん。だからさ、実は海は、たくさんの生き物や、人間や、もしかするとこの星自体が流した涙が、流れ着いて集まった場所なのかもしれない。この星は涙でできていて、海は乾くことはない。だからみんな、海に泣きに行くのかもしれないな。

    0
    2025年05月16日
  • 夜行秘密

    Posted by ブクログ

    最近よく聞くindigo la Endのアルバムが元になってたの全然知らなくてびっくり

    読み始めは微妙かと思ったけど、登場人物それぞれに主人公並みのストーリーがあって最終的な満足度はかなり高かった。というか主人公決まってないし

    読み返したいけど、少し時間を置いてからじゃないと。

    0
    2025年04月29日
  • 傷と雨傘

    Posted by ブクログ

    どこか報われない恋や叶わぬ想いに、不器用ながらも全力で向き合う人の心情が浮かびました。少しずつつながってゆく人々が好みです。

    0
    2025年04月24日
  • 傷と雨傘

    Posted by ブクログ

    はじめてのカツセマサヒコさん。
    『anan』で掲載された34篇の短編をまとめた物語。

    誰しもがある悩みや苦しみ、傷をつけ、傷ついてる本人は周りが見えなくなる。
    ネガティブ要素がぐるぐると駆け巡る…。
    そんな時に家族や友人知人・恋人の言葉にハッとさせられ、自分を客観的に振り返られる。
    それを物語る言葉「しんどい人生の中にある『捨てたもんじゃない』と思える瞬間」

    誰しもがリアルで経験したことが、この本には描かれているような、いや…自分に置き換わっていた不思議な感覚。
    彼らのような経験を一つでもあった時、心についた傷を少しでも埋めたいなと思った時、ぱらぱらとページを捲って好きな物語を読む…その時の感情次第で読むと、心が温まるような…そんな本に出会いました。

    0
    2025年04月17日
  • 傷と雨傘

    Posted by ブクログ

    スラスラ読めた。人それぞれにさまざまな人生があるが、なんとか生きなくては、とみんな思っているように感じた。

    0
    2025年04月07日
  • 傷と雨傘

    Posted by ブクログ

    ダイアモンドゲームをやっている様な感じで物語が繋がってる。

    このゲームを知ってる人は少ないかもね。アナログのゲームなんだ。

    0
    2025年04月02日
  • 傷と雨傘

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【あらすじ】
    あなたの人生を振り返ったとき「人生捨てたもんじゃないなぁ」と感じた瞬間は、
    いつ、誰に、どんな言葉をかけられたとき?
    何気なく耳を傾けていたラジオから、そんな呼びかけがあったとしたら……

    本書は、まるでラジオに投稿された十人十色のエピソードを紹介するように、
    ありふれた日常に起こる小さな奇跡の瞬間を切り取り、
    家族、友人、パートナー、同僚、コンビニ店員、タクシードライバー、SNS投稿者……
    心が沈んだあの瞬間を救い出してくれた誰かの「言葉」を主役にした
    全34編、全員が主人公の連鎖する物語。


    ・『あなたのため』とキツく言われたことの大半は、決して自分のためにならず、その言葉を使った人の利益のためでしかなかった。

    修復不可能なくらい壊れないと、次の恋には進めないでしょ

    ・息抜きの仕方を忘れたら、無駄遣いをするのがいいですよ。お金か、時間か、体力か。効率的な社会だからこそ、無駄なものに価値があると、私は思います。

    ・失敗した人は、挑戦した人

    ・生活するために働いているのに、働いているせいで生活が疎かになる。

    ・日常なんて、ひたすらしんどい。逃げろって言っても、どこに、どうやって逃げるのか。言葉はどうにも無責任になりがちで、それでも僕らは、何かを伝えないといけない。

    【個人的な感想】
    全ての短編が繋がっていて面白かった。
    しんどい人生の中にある『捨てたもんじゃない』と思える瞬間。を集めた短編集。
    サクッと読めるので読書が苦手な方にもおすすめ。

    0
    2025年04月01日
  • わたしたちは、海

    Posted by ブクログ

    それぞれ海の街で繰り広げる物語、ほんのわずかな気持ちの変化など、とても読んでいて切なくなった。物語が繋がっていて、どんどん読み進められた。これは売りに出さず、手離したくない1冊になった。

    0
    2025年03月25日