カツセマサヒコのレビュー一覧

  • 明け方の若者たち

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    カツセさんの言葉選びがすごく好きだ。
    恋愛ってこんなはずじゃなかったの連続なのだと思う。上手くいくことより上手くいかないことの方が圧倒的に多い。だからこそ、両想いになり、互いを特別に思い合うことは難しくも尊い。
    周りが目に入らないほどその人だけが自分の世界になるような恋愛を人は盲目な恋と呼ぶ。
    この世界に自分と相手だけしか存在しないような、誰も介在することのできない恋。
    そんな恋愛は、まだ内側が固まっていないのに外側だけが綺麗に焼けたパンケーキのように、外から見た時は美しいのに、一度食べ始めると、生焼けで苦しいことの方が多かったりする。それでも初めて見た時の美しい形を忘れられないから人はそれを

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    2025年05月23日
  • わたしたちは、海

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    各お話の読後感が似ていて、ふしぎだった。本当に海のように、さらりとしていながらも、髪や肌にはすこしベタつきが残る、でも気持ちはスッキリするような。切ないお話も多かったけど、梓さんと櫂くんのお話が1番好きだった。

    p.260 いつだったか、二人で海岸を撮りに行った日。知らない女の人が、浜辺に座って泣いていた。潮田はその人にカメラを向けることなく、海を撮り続けながら言った。
    海も涙も、しょっぱいじゃん。だからさ、実は海は、たくさんの生き物や、人間や、もしかするとこの星自体が流した涙が、流れ着いて集まった場所なのかもしれない。この星は涙でできていて、海は乾くことはない。だからみんな、海に泣きに行

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    2025年05月16日
  • ブルーマリッジ

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    カツセマサヒコさん2冊め。
    タイトル的には恋愛小説かと思ってたら、人間関係(世代間)の価値観の違いを描いた物語の認識でした。

    土方課長のパワハラ発言、雨宮守が婚約者・翠から指摘されたサークルメンバーへのいたずら。そして両親からの「男は働き、女は家を守る」「子どもは何人ほしいか」。

    自分も社会に出た20代ころから感じた違和感があったし、むず痒さは40代の今でも感じる。
    親の言う事、上司の言う事(年配世代)は正しいと植え付けられた立ち位置でもあったこともあるが、今、その考え方から変化していることは親も上司も気づいて欲しいところ。
    すべての人間が同じレールにそって歩いて成功するとは限らないのに、

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    2025年05月14日
  • ブルーマリッジ

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    あんまり評価よくないみたいだけど、セクハラ・パワハラ・性差差別、マイクロアグレッションなどが散りばめられていて、読み物として面白かった。さすがに今どきここまではないと信じたいけど、地方とかならあるんかな。

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    2025年05月12日
  • 明け方の若者たち

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    ネタバレ

    何者かになりなったが、選ばれなかった自分。
    人の出会いと別れ、社会に揉まれていく現実。
    どこかリアルなシーンや登場人物の言葉が
    共感や心に残るものが多くとても良い作品でした。

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    2025年05月11日
  • 明け方の若者たち

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    ネタバレ

    映画を鑑賞してかなり好きだったので。
    社会人への絶望とか、こんなはずじゃなかったとか。
    工場のヘルプで指が吹っ飛んじゃう非日常にウキウキしてしまうの不謹慎だけどわかってしまうんだよな。
    「もっとクリエイティブに!」みたいなのを懐かしいな〜って思ってる自分はもう大人になっちまったんだな。その意識忘れたくないのにな。
    尚人の「失恋の傷は、異性で癒そうとするな、時間で癒せ」がその通り過ぎる。
    世の中のすれ違うみんなも同じように感じてるんだろうな。
    大人になんてなりたくないね。

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    2025年05月06日
  • ブルーマリッジ

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    無自覚の加害。
    あるなぁ。悩むほど重いものじゃなくても、積み重ねで呪いのように心に存在するやつ。

    考えさせる且つ話がドラマとして面白い。サクサク読めた。


    “結婚も、離婚も、幸せになるためのただの選択肢”
    確かにそうだな、離婚は良くないものと思い込みすぎていると思った。

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    2025年05月02日
  • 夜行秘密

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    最近よく聞くindigo la Endのアルバムが元になってたの全然知らなくてびっくり

    読み始めは微妙かと思ったけど、登場人物それぞれに主人公並みのストーリーがあって最終的な満足度はかなり高かった。というか主人公決まってないし

    読み返したいけど、少し時間を置いてからじゃないと。

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    2025年04月29日
  • ブルーマリッジ

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    無自覚に行っていること。
    たしかに、自分はそのつもりがないってだけで
    人にはそれは伝わってないことを学んだ。
    反省をさせられる本であり、これからの行動を意識させられる本である。

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    2025年04月29日
  • 傷と雨傘

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    どこか報われない恋や叶わぬ想いに、不器用ながらも全力で向き合う人の心情が浮かびました。少しずつつながってゆく人々が好みです。

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    2025年04月24日
  • 傷と雨傘

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    はじめてのカツセマサヒコさん。
    『anan』で掲載された34篇の短編をまとめた物語。

    誰しもがある悩みや苦しみ、傷をつけ、傷ついてる本人は周りが見えなくなる。
    ネガティブ要素がぐるぐると駆け巡る…。
    そんな時に家族や友人知人・恋人の言葉にハッとさせられ、自分を客観的に振り返られる。
    それを物語る言葉「しんどい人生の中にある『捨てたもんじゃない』と思える瞬間」

    誰しもがリアルで経験したことが、この本には描かれているような、いや…自分に置き換わっていた不思議な感覚。
    彼らのような経験を一つでもあった時、心についた傷を少しでも埋めたいなと思った時、ぱらぱらとページを捲って好きな物語を読む…その時

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    2025年04月17日
  • 傷と雨傘

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    スラスラ読めた。人それぞれにさまざまな人生があるが、なんとか生きなくては、とみんな思っているように感じた。

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    2025年04月07日
  • 傷と雨傘

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    ダイアモンドゲームをやっている様な感じで物語が繋がってる。

    このゲームを知ってる人は少ないかもね。アナログのゲームなんだ。

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    2025年04月02日
  • 傷と雨傘

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    あなたの人生を振り返ったとき「人生捨てたもんじゃないなぁ」と感じた瞬間は、
    いつ、誰に、どんな言葉をかけられたとき?
    何気なく耳を傾けていたラジオから、そんな呼びかけがあったとしたら……

    本書は、まるでラジオに投稿された十人十色のエピソードを紹介するように、
    ありふれた日常に起こる小さな奇跡の瞬間を切り取り、
    家族、友人、パートナー、同僚、コンビニ店員、タクシードライバー、SNS投稿者……
    心が沈んだあの瞬間を救い出してくれた誰かの「言葉」を主役にした
    全34編、全員が主人公の連鎖する物語。


    ・『あなたのため』とキツく言われたことの大半は、決して自分のためにならず、その言葉

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    2025年04月01日
  • わたしたちは、海

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    それぞれ海の街で繰り広げる物語、ほんのわずかな気持ちの変化など、とても読んでいて切なくなった。物語が繋がっていて、どんどん読み進められた。これは売りに出さず、手離したくない1冊になった。

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    2025年03月25日
  • 傷と雨傘

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    あなたの人生はどうですか?

    うまくいかない恋、日常の空虚感、人生の迷いなど、さまざまな事情で心を揺らしていませんか?

    もし、そんな人生を送っているのなら読んでみませんか?



    『傷と雨傘』を



    ハッと気付かされる言葉が出てくる!

    心に残る言葉がギュッと詰まっている!

    あなたにも響く言葉が見つかるはず!

    そんな言葉の贈り物を受け取ってみませんか?


    きっとあなたの背中を押してくれる!
    しんどい人生の中にある「捨てたもんじゃない」と思える瞬間が見つかるはず!

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    2025年03月11日
  • 傷と雨傘

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    日常に溢れる何気ない一言が人にちょっとずつ希望を与えてくれる物語。雨が降っている時に差し出される傘のような一言が人を生かしてくれるんだなと思った。34人の繋がりをちょっとずつ感じられる描写がいい。

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    2025年03月10日
  • 傷と雨傘

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    半径5m。「言葉」がもたらす小さな奇跡。
    この帯のコピー通り、優しくて秀逸な言葉がいっぱい詰まったショートストーリー集。
    これだけ心に染み入る物語を、たった数ページで作り上げる作者に感動。

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    2025年03月06日
  • わたしたちは、海

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    「-海は、この星の涙の、行き着く先かもしれない。」
    涙をたくさん流し切ったこのタイミングで出会った一冊。
    カツセは全てお見通しらしい。
    天アンカット、愛おしい。

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    2025年02月18日
  • 傷と雨傘

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    繋がってるのが面白いし、1話1話が短くて一気に読まなくてもいいのが最高!!
    共感する話もちらほら。こんな色んな人の考え方思い方書けるなんて小説家って頭の中ぐるぐるやんって感想。
    僕みたいな集中力皆無の人にすごくおすすめ。
    鬼の集中力の人なんかにもおすすめ。
    ちなみに鬼の集中力は見たことない。

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    2025年02月13日