カツセマサヒコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
麻布競馬場さん、柿原朋哉さん、カセツマサヒコさん、木爾チレンさんの短編小説4集。
ハッシュタグというものが市民権を得てどれぐらいがたっただろう。
元々は、SNSで特定の言葉を目立たせたり、検索しやすくするものだったかも知れないが、時に真正面から見せると気恥ずかしい言葉も、ハッシュタグを添えるとその言葉が突然誰にも聞こえる独り言のように、意味を持つようになった。
この4編はそんなSNS世代と呼ばれる人たちや、テーマを扱った作品である。
いずれの作品も短編なので、もう少し読んでみたいな、この設定は少し爪が甘いなと感じることはあれど、気楽に読めるのでおすすめ。
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Posted by ブクログ
パパ作家7人による家族の物語。
著者たちも、日々こういうことを考えながら家庭と向き合って奮闘しているのかと思うととても興味深かった。
当たり前だけど「父親」と言っても、いろんなタイプがいる。本作に登場するのも、妻の負担を軽減するためおっぱいを出そうと奮闘する父親から、息子が一人暮らしする家を用意周到に内見する超真面目な父親までさまざまだ。でもどの父親も一生懸命でかっこよかった。
子育てでは母親の大変さがやはり前に出てきやすいし、それは事実だろうけど、父親も妻との家事育児分担や周りの余計な言葉、自分の仕事など、たくさんのものに追い詰められ追い込まれて、こりゃ大変だなぁと感じた。
本当に他人の -
Posted by ブクログ
子供の頃には何者にもなれると思ってた。
でも、その何者にもなれないと分かったのは、そしてそれがしょうがないと割り切れたのはいつからなんだろう…。
子供の頃には、聞く音楽や考えること全てが新しくて、ドキドキしてた。けれど、大人になって、色々な事と折り合いがつけられるようになったけれど、あのドキドキ感や瑞々しさが少し失われたような…そんな自分には、めちゃくちゃ刺さりました。
人生あらゆる事は時間が解決してくれるけれど、
その傷も実は大事な部分で、それがカサブタになってなくなる度に、自分のコアだったはずの部分も含めて、少しずつ剥がれていくような…。
ただ、そう感じている今も、後から見たら何でもで -
Posted by ブクログ
カツセマサヒコさんの小説を読んだことがないのに、タイトルに惹かれて読み始めてしまった。
分かるなーと共感したり、ほっこりしたり、不穏のまま終わったり、理解出来なかったり、とこれだから文章が上手な人のエッセイは面白い。
小説を読む合間の小休憩にエッセイ本を読むことが多いのだけど、物語に熱せられた思考をじんわり緩めてくれる。
そんなエッセイだった。
「行けたら行く」は、行く寄りの返答になる人の話は面白かった。
この場凌ぎの常套句になる言葉だけど、案外本当に行ってみると面白いことが起こるのかもしれない。
あとジブリのトトロの話も良かった。
もう、その人のことをトトロと呼んでいるし。笑 -
Posted by ブクログ
思ったよりも、恋愛についての葛藤要素が強かったですが、主人公と友人(尚人)の、20代後半ならでは進路の悩み、先が見えない人生に対する不安感にとても共感しました。
主人公の友人(尚人)の言葉
「23,24歳あたりは、人生のマジックアワーだとおもうのよね」
にはとても勇気づけられました。
苦しい、もっとやりたい事をしたい、ここでいいのだろうか、といった私自身も感じる悩みは、
自分が自由で、ある程度自由に使えるお金がある「マジックアワー」にいるからこそ生まれる悩みなんだと思い、とても勇気づけられました。
「人生のマジックアワー」の言葉をお守りに、苦しくて悩むことがあっても、悩みすぎずに乗り越えて