砥上裕將のレビュー一覧

  • 一線の湖

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    砥上裕將さんという作家さんの作品を読むのは3作目になる。ホントどれも好き。

    これは『僕は、線を描く』の続編というか、完結編なのかな。
    亡くなった母が主人公の母同様に小学校の教師だったので、色々リンクしてグッと来てしまったところもあった。電車の中で読んでたのでヤバかった。

    そして今回も、文章なのに絵が見える気がするのがすごいなぁ。

    私も湖山先生みたいな人になりたい。
    文庫の帯にあった『龍の守る町』も物凄く気になっている。

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    2026年01月09日
  • 線は、僕を描く

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    ネタバレ

    両親を事故で失い、心の中の硝子の箱に閉じこもった孤独な青年青山霜介が、水墨画の巨匠篠田湖山に見出され、水墨画を通して命と向き合っていく話。両親を失った孤独な青年を主人公に、湖山の孫の気の強い美少女千瑛と切磋琢磨し、大学の友人と学園祭で展覧会をし、なんというかありきたりな恋や死や青春や大団円の匂いもするんだけど、水墨画という芸術がテーマであるために全体が深いものになっていて、安直なハッピーエンド、に終わらない感じがよかった。家族を失い、なぜ生きるのかの意義も見失う青年に、水墨を通して世界や自分の心や生きることそのものを教えていく湖山先生もとてもよい。

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    2025年12月24日
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

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    ネタバレ

    まさかの続編から読んでしまったのですが面白かったです。作者さんの他の作品でも思いましたが子供の描き方が良いですね。子供のパワーを感じます。
    野宮さんはきっと前作でもミスを多くしてしまっていたのでしょうが、成長していき家族に褒められているところはこちらもほっこりしてしまいました。
    さて、今回は斜視の女の子を治療していくお話でしたが、病院の実情と親の事情、子供の治療の難しさなど困難に向き合いながらも諦めない野宮さんに私自身も励まされました。
    途中の看護師さんの糖尿病の話だったり漫画家さんの話だったりで病気の時に1人じゃないこと、命を簡単に諦めないこと、といったところが凄く良かったです。

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    2025年09月14日
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

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    私自身も生まれつきの弱視というものを抱えて生まれてきて、矯正すら叶わない目で学生時代を過ごしたので、見えないことへの辛さは、他人事ではないのです。こういう親身になっています貰える眼科医さんや訓練士さんに出会っていたら、もっと違ったのかなと思えます。眼科医さん監修のもとに作られたお話なので、モデル的な人も存在するのかなと思いながら読みました。みんながこんなに優しい世界に暮らせたら良いのになと思います。一人一人の真心でそういう世界は不可能ではないと思うのですが、現実はかなり違うかなと悲しいですね。

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    2025年09月02日
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

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    「7.5グラムの奇跡」の続編。
    視能訓練士、野宮恭一の成長と、彼と出会ったことで瞳に光を取り戻していく患者さん達との物語。

    少女の訓練について悩んでいた野宮君が、教師と話すことでヒントを得て、打開策を見つけていく所で、それぞれの分野のプロとしてのかっこよさをすごく感じて私も仕事に対してその道のプロとして自信が持てるような自分になりたいと強く感じた。

    誰しも悩みや不安を抱えているけれど、1人じゃない。寄り添ってくれる人はきっといると温かい気持ちにもなった。

    こんな素敵な眼科が近くにあったらいいのになぁ。
    自信を持ってお薦めできる大好きな小説になった。

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    2025年08月27日
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

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    ネタバレ

    前作も大好きだったので、続編が出てくれて嬉しかったです。久々にこの病院に戻ってこられた!

    最初はしんどい気持ちもあったけど、後半はずっとニコニコしながら読んでました。自然と顔が綻んで心が穏やかになる。

    灯ちゃんも渉くんも可愛いなぁ。
    渉くんの学校の子達もみんな素敵。
    ブルーバードやあかり屋みたいな素敵なお店が近くにあるのはいいなぁ。
    とても読み終わった後、なんともいえない幸福感が残る幸せな読書でした。

    この作家さんの著作は、辛いこともあるけど、その後に描かれる世界がとても優しくて大好きです。

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    2025年08月23日
  • 7.5グラムの奇跡

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    砥上裕將初ですね、メフィスト賞が作家選ぶ基準になるって理解したのである。視能訓練士という名前あるのも初めてだし、未知の世界を知り得て興味津々のコンタクトレンズが酸素不足を起こして傷ついて感染症になるって酸素不足はエベレストに住んでるレベルって わかりやすい解説をありがとうございますです。正彦さんを支える葉子さんも認知症になる話が1番印象深い それから施設に入るって切ない。ケンちゃんありがとう、ありがとうな〜があーやっぱ切ない

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    2025年08月22日
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

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    視能訓練士、眼科のはなし。野宮は人一倍不器用で医療系の仕事は無理だと周りから思われていた。妹からも残念なイケメンと言われ、父親からも視能訓練士の仕事を反対されていた。でも、4歳の灯ちゃんの斜視を見つけ、子どもに寄り添って訓練を行う姿は素晴らしい。従兄弟が野球を辞めスマホ依存になったことでスマホ斜視になっていたことも見抜く。目に関する病気などもよくわかる本。

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    2025年06月28日
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

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    またまた成長してた。゚(゚´Д`゚)゚。
    水墨画もだけど
    ちょっと頼りない青年の成長書いたらピカイチ?
    第二弾も勉強になりました〜!
    ブク友さんしかり!わたくしも初老!
    読書好きなら目は大事!!
    早期発見&早期治療ですよ(@_@)

    実はわたし目の病気が見つかったのは偶然でした。
    頭痛が酷くて、でも市販の頭痛薬は蕁麻疹が出る
    ちょっと病院で何か頭痛薬貰って…
    この辺りで一番大きな病院でアレよアレよとCTからのMRI…
    下垂体に何かあるね〜目は見えてるかな?
    眼科行って調べてみようか(゚-゚*;)(;*゚-゚)

    眼科でありとあらゆる検査の末に目に水が溜まってるのが見つかりました。
    頭痛

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    2025年06月18日
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

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    これはシリーズものだったとは。。。
    違和感なく読み進められたのでほっ。
    新聞広告に掲載されていて思わず手に取った一冊。
    不器用だけどあきらめることなくコツコツとひたむきにお仕事に向き合う姿勢に感動し、視能訓練士という耳慣れない職業を知るにつれ、大事な役割を担っているんだなぁと痛感。灯ちゃんのくだりは涙が溢れた。北見先生や広瀬先輩、筋肉隆々の剛田看護師をはじめとする彼を支える愛すべき面々が否応なしに物語をもりあげる。そしてキラニャン、これなしには語れない。終始、心に温かいものが溢れるおはなしだった。
    7.5グラムの奇跡も近いうちに読まなければ。

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    2025年05月26日
  • 7.5グラムの奇跡

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    いまわたしがこの本を読めるということは、見えているということ。見えることは当たり前じゃないから、本を読むという大好きな時間を過ごせることも、当たり前じゃない。尊いものなんだなって、じんわり胸に響いた。

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    2025年05月18日
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

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    前作の続きのお話。
    やっぱり感動して心が温まる。幸せな気持ちになれる本。
    目を中心とした物語だけど、周りの人の温かさ、助け合いの力を感じた。

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    2025年05月15日
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

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    ネタバレ

    人生何が起こるか分からないもんですね。
    たまたまお手伝いに来ていた視能訓練士の野宮さんが灯ちゃんの斜視を見つけて、夕美さん達の力になりたいと訓練をしたり。
    訓練で凄くお世話になったキャラクターの作者さんと縁が出来たり。
    灯ちゃんが北見眼科医院より大きな病院で訓練するかもってなったら、たまたま助けた人と縁が繋がって遠くに引っ越す必要がなくなって。
    頑張っている人とそれを助けたい人達がいっぱいで優しい世界。

    灯ちゃんが見えたよって言った時は我が事のように嬉しかった。

    広瀬先輩が完全に辞める訳ではなくて安心した。

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    2025年05月12日
  • 7.5グラムの奇跡

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    人の成長だったり、温かさだったり、仕事への向き合い方であったりととても勉強になる一冊でした。
    とにかく気持ちが温かくなる優しい話でした。
    この本を読んで私自身もまた今は辛いけど頑張りたいと思える光の先を見つけていきたいと思いました。

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    2025年05月12日
  • だから捨ててと言ったのに

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    25編のショートショート集で、ちょっとした時間にも読み進める事ができて楽しかったです。
    全て『だから捨ててと言ったのに』の一言から始まり、そのあとは作者さんによって推理物になったり、ホラーになったり、感動物になったりと、ショートショート集なのにとても読みごたえがありました。
    知っている作家さんの作品には作家さんらしさが出ていて楽しめました。初めての作家さんの作品もあったので好みの作風の作家さんの他の話も読んでみたくなりました。
    このショートショート集をきっかけに読書の幅が広がりそうです。
    今回は第四弾目とのことで、前作も読んでみたくなりました。

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    2025年04月13日
  • 7.5グラムの奇跡

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    砥上さんの作品は、とても静かで澄んだ世界観だなと思う。そして、優しい。静かに心に響く言葉がたくさん。

    自分自身、ありがたいことに大きな病気で入院したり、命があぶなくなったりするようなことは、これまで経験していない。
    眼科には行くけれど、コンタクトの処方をしてもらうことが目的だから、そんなに気が重くなるわけでもない。
    でも、“見える”ということが、どれだけありがたいことか、感謝しなくちゃいけないと思った。大事にしなくちゃいけない。

    看護師の剛田さんの「見えているようで、見えないことってあるんだな」という言葉に、胸が苦しくなった。
    野宮くんが少しずつ成長して、器用でなくても、まっすぐ向き合うこ

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    2025年03月22日
  • 線は、僕を描く

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    水墨画が好きになりそう

    読みやすく、進行もスムースで、肩も凝りません。
    作者の筆力は、すばらしいです。

    水墨画は、ただ、美術館などで観るだけでした。
    描くのも難しそうだと思っていましたが、
    その何も知らない主人公が、その世界に入っていく、
    その様子が、水墨画とは何かと、教えられます。
    水墨画の世界というか、筆遣いや、考え方が良くわかりました。
    「水墨画の最大の評価は、絵を楽しんでいるかどうかだ」という、
    作中の先生の言葉が見事です。
    この本がまるで水墨画の教科書のような気がして、
    水墨画に馴染みたくなります。
    水墨画を観る目も変わってきたような気がします。

    この作者の続きの本も出版されているようで、読みたくなりま

    #タメになる #感動する #深い

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    2025年03月07日
  • 7.5グラムの奇跡

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    視能訓練士という職があること
    目の検査の知識、目の病気の知識を知ることだけでなく、視えることは当たり前におもっていたけれど、当たり前すぎて大切にできていなかったこと、見えなくなることがこんなにも不安になること、でもそこで終わりではないことなど沢山のことを知ることが出来る本だった

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    2025年03月06日
  • 7.5グラムの奇跡

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    あなたにとっての眼とはなんですか・・・
    街の眼科医院で働く新米視能訓練士の1年間の短編です。

    視能訓練士って初めて聞きました。眼科にいる方は視能訓練士だったんですね。
    僕自身、幼少期から目が悪く眼科に行くことが多く色々な検査をしました。
    だからこそ、間近に感じリアル感がありました。

    タイトル通り「7.5グラムの奇跡」通りの内容です。
    眼は視えて当たり前、その考え方がいかに愚かか知れました。
    この世界が見えているのがいかに素晴らしいか感じることができます。

    個人的には「夜の虹」が好きです。
    でも、「面影の輝度」も捨て難かったです。

    また、検査の例え方もこの小説の魅力だと思います。
    ぜひ、

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    2025年02月24日
  • 7.5グラムの奇跡

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    視能訓練士というものを初めて知った。瞳に個人差はほとんどないそうです。7.5グラムは目に関するもの。目とは今この瞬間を捉え、未来を探すための器官。いい定義だと思う。目の検査や症状についても参考になる。老眼が出ている私だが、それほど困っていないのはありがたいこと。病の理不尽さは、たいていの場合、どうしての答えをはっきりとは求められないところにある。病に気づいていないだけかもしれない。老眼の相談ついでに検査を受け、眼圧の数値を確認しようと思う。

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    2025年01月20日