砥上裕將のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作品紹介・あらすじ
こんなことになるなんて!
1行目は全員一緒、25編の「大騒ぎ」。
早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。
ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。
『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第四弾。
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25編からなるショートショート集。
Mephisto Readers Club(MRC)が贈る大好評シリーズ第4弾とのこと。既に第3弾と第6弾は読み終えた。
最初の一文は必ず「だから捨ててと言ったのに」で始めなければならない、という括りがある。
他のシリーズと同様に玉石混交。ただ他のシリーズよりも本書の方が面白い作者が多かった。ただ、飛び抜けて面白いというわけではなかった。
以下が面白かった作者。
須藤古都離
黒澤いづみ
岡崎隼人
砥上裕將
清志まれ
舞城王太郎
高田崇史
背筋
多崎 礼
谷絹茉優
夕木春央
最果タヒ
このうち清志まれはいきものがかりの水野良樹のペンネーム。谷絹茉優はChevonというバンドのヴォーカリスト。ミュージシャンが二人参加している。
上記の中では砥上裕將と夕木春央が特に良かった。歳を取ると、こうした小さな感動話に思わずウルっとしてしまう。そして最果タヒの文章。詩人だからなのかもしれないけれど、とても心に響いてきた。 -
Posted by ブクログ
このレビューを読み始める前にお願いです
これからレビューを読んでくださる方はサッと読んでください
深く考えずにサッと読んでください
お願いします
それではレビューをご覧ください
↓↓↓
あなたに未来を見せてくれるための大切な光
その光はあなたの瞳の中にある
自分の道は自分にしか見えない
自分が見たいと思う景色を自分の目で見ればいい
ただ、それは決して目の前に見えるものだけではない
見えない部分があるからこそ、見えないことがあるからこそ、その代わり見えるようになるものがある
そっと目を閉じてみようと
小さな光が見えるかもしれない
そっと覗いてみよう
瞳の中にある光が見えるかもしれない
前口径約24ミリ、重量約7・5グラム、容積約6.5ミリリットルの中に宿る光を大切
どーでしたか?
なんだかすごく良いレビューじゃないですか!?(自画自賛タイプ)
サッと読んだら素敵な感じがしませんか?
きちんと読んだら、なに言ってんだか意味がわかりませんが、、、w
なので、このレビューは2度読み禁止です! -
Posted by ブクログ
ネタバレ11ミリの小さな二つの星とは、お互いの瞳の光を受けて輝くそれぞれの瞳のことである。
喫茶店ブルーバードは、緑内障を患っている患者2人が働く店である。北見眼科医院で働く野宮と、その仲間である同僚、そして患者たちがブルーバードに集まり、繋がっていく。目の病気に受け入れることができない人がたくさんいるが、野宮やその周りの人々の真っ直ぐさに影響されて、よい方向へと進んでいく。緑内障や白内障、内斜視や外斜視、 糖尿病網膜症、網膜色素変性症、動脈閉塞など、様々な病と向き合う野宮がますます逞しくなっていく。その成長を最も支えているのは、灯ちゃんという女の子ではないか。最後に、剛田さん、彼女できてよかったね。 -
Posted by ブクログ
北見眼科の視能訓練士として仕事に励む2年目の物語。前作「7.5グラムの奇跡」はお気に入りの1冊で、続編も楽しみにしていました。斜視の女の子を中心に、対応に迷いながらも真摯に向き合う主人公にまた会えて嬉しかった。
『何か駄目でもね、それでもいいんだ。駄目って悪いことばっかりじゃないよ。ゆっくりでも頑張って、まっすぐに進んでいるようなものがいいと思うんだよ。急がなくてもいいと思ってね。皆が急ぐから私はゆっくり行こうと思って。だから車も速くないのが好きなんだ。-第2話 礁湖を泳ぐ-』
相変わらず優しい人が多くて、言葉も身にしみる。しかし、こんなホイホイ目の具合が悪い人に出会うことあるんだろうか…(´゚д゚`)
私も近視で、眼鏡かコンタクト必須の日常生活。スマホは手放せないし、パソコン業務だし、寝っ転がって本も読むし、目を酷使している自覚もある。誰にとっても身近なものだっていう啓示なのかなー、気をつけたいです。
2025.8 -
Posted by ブクログ
短編なのでサクサク読めた。
今回の書き出しテーマは『だから捨ててと言ったのに』…だいたい恋愛絡みか、夫婦関係こじらせ系が多かったように思う。
誰に対して言っているかで、作者ごとに思い付く話が違い、個性があって面白い。
アンソロジーは、知らない作家さんを知って、見つける機会にもなる。
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↓読んだ中で印象に残ったもの。
●良い話
砥上裕將『母の箪笥』
金子玲介『恋文』
●じわじわ来る系
潮谷験『無理解』
五十嵐律人『累犯家族』
背筋『こわくてキモくてかわいい、それ』
●設定の世界観が独特
黒澤いずみ『捨てる神と拾う神』
舞城王太郎『食パンと右肘』
多崎礼『海に還る』
麻耶雄高『探偵ですから』
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個人的には、金子玲介さんの『恋文』が一番馬鹿っぽく軽いテイストが面白かった。
また、多崎礼さんの『海に還る』は短編の設定にしては面白い。短いから逆に良かったのかな?
潮谷験さん『無理解』と、五十嵐律人さん『累犯家族』は、表題テーマらしいイメージ。 -
Posted by ブクログ
「7.5グラムの奇跡」の続編。
今回もとっても面白かった、そして怖くなった。
私は目は悪くない。年齢とともに老眼にはなっているが視力そのものは悪くない。多分正常に見えているのだろう。
特に若い頃は物が見えにくいという感覚が分からなかった。
しかし、世の中には目に関する様々な疾患があるものなのだ。
この小説の最初に出てくる幼児は斜視なのだが、斜視がこれほど大変な症状だということを知らなかった。
糖尿病で視力が失われかけた漫画家の話は読んでいて怖くなった。自覚のないまま進行する病気、失明しかけていても、目先の仕事にこだわる漫画家、恐ろしくなった。自分は大丈夫なんだろうか、と。
野宮恭一という主人公は、努力家で、心優しい青年。不器用でも、そのことを分かっているから努力もして、慎重に仕事に取り組む。
医療に携わる人は彼のような人であってほしい。病院へ行くこと自体、不安でいっぱいなんだから、こんな人がいたらそれだけで安心できる。
11ミリは瞳の平均的な大きさ、彼はこの小さな瞳を見続けて行くのだろう。
頑張れ!って言いたくなった。
砥上裕將さんの作品は本当に面白い。
次はどんな話だろう。楽しみだ。 -
Posted by ブクログ
難病で視野の多くが欠けている小学1年生の男の子が、クラスメイトに自然な形で助けられながら明るく楽しく生活している場面を読んで、ああそうだ、こんなふうに障害を持つ人と接することができるのが理想だと思った。彼は与えられるだけではなく、クラスメイトに多くのものを与えていた。担任の先生の「未知のものに出会い、自分たちで工夫すること。手を差し伸べ、感謝されて、同じように自分たちも助けられること。」…という言葉が尊い。斜視で世界を立体的に見ることができない4歳の女の子、視野が欠けている小学生の男の子、糖尿病網膜症の若い女性など様々な事情の患者さんが訪れる北見眼科医院。視能訓練士の青年が不器用ながらも真摯に患者さんと向き合う姿に心が動かされる。「不器用でゆっくりだけれど、ゆっくりを繰り返して、いつの間にか早くなった。不器用は丁寧に変わって、迷いは慎重になり、不安は集中力の源になった。」とても大切なことだ。これからも夜空に浮かぶ星のような人々の瞳を守るために一歩一歩進んでいってほしい。