砥上裕將のレビュー一覧

  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

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    ネタバレ

    11ミリの小さな二つの星とは、お互いの瞳の光を受けて輝くそれぞれの瞳のことである。
    喫茶店ブルーバードは、緑内障を患っている患者2人が働く店である。北見眼科医院で働く野宮と、その仲間である同僚、そして患者たちがブルーバードに集まり、繋がっていく。目の病気に受け入れることができない人がたくさんいるが、野宮やその周りの人々の真っ直ぐさに影響されて、よい方向へと進んでいく。緑内障や白内障、内斜視や外斜視、 糖尿病網膜症、網膜色素変性症、動脈閉塞など、様々な病と向き合う野宮がますます逞しくなっていく。その成長を最も支えているのは、灯ちゃんという女の子ではないか。最後に、剛田さん、彼女できてよかったね。

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    2025年11月30日
  • 線は、僕を描く

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    水墨の技法など結構知らない言葉が多かったけど、全体的に読みやすかった。
    学祭とか同い年のライバルとかコンクールとか、王道でわかりやすい要素が多かったからだと思う(あとがきに書かれてたからそう思ったのかも)。
    ひとの作品とかそこら辺の草木から人間性とか生命力とか感じ取ってて、主人公の感受性の高さ(?)に驚いた。
    読み終わった日にちょうど紅葉を見に行ったので普段より注意して見てみたが、本当に感じ取れるものがほぼ無かった。
    自分じゃわからない感覚を言葉で知ることが出来た良い機会だった。
    せっかくなので富山に水墨画の美術館があるらしいので行ってみたい。
    重たいテーマも少しあったけど、若者の可能性、周り

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    2025年11月27日
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

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    北見眼科の視能訓練士として仕事に励む2年目の物語。前作「7.5グラムの奇跡」はお気に入りの1冊で、続編も楽しみにしていました。斜視の女の子を中心に、対応に迷いながらも真摯に向き合う主人公にまた会えて嬉しかった。

    『何か駄目でもね、それでもいいんだ。駄目って悪いことばっかりじゃないよ。ゆっくりでも頑張って、まっすぐに進んでいるようなものがいいと思うんだよ。急がなくてもいいと思ってね。皆が急ぐから私はゆっくり行こうと思って。だから車も速くないのが好きなんだ。-第2話 礁湖を泳ぐ-』

    相変わらず優しい人が多くて、言葉も身にしみる。しかし、こんなホイホイ目の具合が悪い人に出会うことあるんだろうか…

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    2025年08月31日
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

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    続編ということで楽しみにしていた一冊。目の大切さを改めて実感。灯ちゃん親子の頑張りに胸打たれた。

    恭一はまじめすぎるからこそ、進みは遅いのだと思う。普通ならある程度、妥協しながら仕事をこなしていくところ、真っ正面から問題に向き合う姿勢は良い。

    何より深みにハマってしまう前に、周囲のメンバーが助けてくれるからこそ、辞めずにゆっくり成長し続けていけるんだよな。

    恭一の更なる成長がみたい。続編を期待したい。

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    2025年07月24日
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

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    とても良かった。
    前作に衝撃を受けたから、シリーズとなってとてもうれしい。
    とても誠実な人たちのお話。
    希望につながっていくのが良い。
    目の病気や治療に関しても、この本を読まなければ、自分が当事者にならない限りは知らないままだっただろうと思うことを知れた。
    続編が出たら絶対読む。

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    2025年06月08日
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

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    暖かい人に溢れた作品で、優しい気持ちになれる作品。
    眼科という比較的地味な舞台の中で繰り広げられる患者と主人公のふれあいの物語。
    目の前のことに一生懸命で誠実な主人公をきらいになれるだろうか?いや、なれない!

    あんな大人びた4歳はいないだろうし、偉い急なカップリングがあったり、若干、ないない、とは思うとこもあるのだけれど、それも呑み込んで、良き、作品でした

    2025.6.6
    120

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    2025年06月06日
  • だから捨ててと言ったのに

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    短編なのでサクサク読めた。
    今回の書き出しテーマは『だから捨ててと言ったのに』…だいたい恋愛絡みか、夫婦関係こじらせ系が多かったように思う。
    誰に対して言っているかで、作者ごとに思い付く話が違い、個性があって面白い。
    アンソロジーは、知らない作家さんを知って、見つける機会にもなる。
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    ↓読んだ中で印象に残ったもの。

    ●良い話
    砥上裕將『母の箪笥』
    金子玲介『恋文』

    ●じわじわ来る系
    潮谷験『無理解』
    五十嵐律人『累犯家族』
    背筋『こわくてキモくてかわいい、それ』

    ●設定の世界観が独特
    黒澤いずみ『捨てる神と拾う神』
    舞城王太郎『食パンと右肘』
    多崎礼『海に還

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    2025年05月31日
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

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    「7.5グラムの奇跡」の続編。
    今回もとっても面白かった、そして怖くなった。
    私は目は悪くない。年齢とともに老眼にはなっているが視力そのものは悪くない。多分正常に見えているのだろう。
    特に若い頃は物が見えにくいという感覚が分からなかった。
    しかし、世の中には目に関する様々な疾患があるものなのだ。
    この小説の最初に出てくる幼児は斜視なのだが、斜視がこれほど大変な症状だということを知らなかった。
    糖尿病で視力が失われかけた漫画家の話は読んでいて怖くなった。自覚のないまま進行する病気、失明しかけていても、目先の仕事にこだわる漫画家、恐ろしくなった。自分は大丈夫なんだろうか、と。

    野宮恭一という主人

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    2025年05月31日
  • だから捨ててと言ったのに

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    「だから捨ててと言ったのに」という1文から始まるショートストーリー集。このシリーズは全て読んでいるが、毎回色んな作家さんの作品が読めるので楽しみ。今回のもバラエティに富んでいて面白かった。
    「パルス、またたき、脳挫傷」岡崎隼人
    「海に還る」多崎礼
    「探偵ですから」麻耶雄嵩
    この3編が特に意外性があって良かった。

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    2025年05月19日
  • 7.5グラムの奇跡

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    目の病気に悩む患者さんと向き合う
    不器用な新人視能訓練士のお話。
    視能訓練士って仕事を初めて知りました。
    野宮くんの成長物語で感動しました。
    続編も気になるところです

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    2025年05月16日
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

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    難病で視野の多くが欠けている小学1年生の男の子が、クラスメイトに自然な形で助けられながら明るく楽しく生活している場面を読んで、ああそうだ、こんなふうに障害を持つ人と接することができるのが理想だと思った。彼は与えられるだけではなく、クラスメイトに多くのものを与えていた。担任の先生の「未知のものに出会い、自分たちで工夫すること。手を差し伸べ、感謝されて、同じように自分たちも助けられること。」…という言葉が尊い。斜視で世界を立体的に見ることができない4歳の女の子、視野が欠けている小学生の男の子、糖尿病網膜症の若い女性など様々な事情の患者さんが訪れる北見眼科医院。視能訓練士の青年が不器用ながらも真摯に

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    2025年05月11日
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

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    7.5グラムの奇跡の続編。
    今回も心温まる眼科領域のお話でした。
    渉くんとその母郁美さんのお話に心打たれました。視野欠損が進んでいく病。にもかかわらず、前向きに彼の人生が視覚だけにとらわれない輝いたものにするためにサポートしている母。それに答えるように明るい渉くん。同級生や先生たちのサポート…
    そして今回の主軸?アカリちゃんの成長が凄い。ママを思う気持ちと自分の斜視の訓練。涙が溢れました。
    色々な眼の病気のお話が出てきて、普通に見えるって凄いんだ。ありがたいなと思えました。

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    2025年05月10日
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

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    シリーズ化嬉しい! 私も小学生から目が悪いのだけれど、眼科でいつもお世話になってるのは視能訓練士さんに改めて感謝。砥上裕將の世界は優しい人が多くてあったかいね。目が少しでもおかしくなったら眼科にすぐ行こう。

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    2025年05月06日
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

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    ネタバレ

    視能訓練士の野宮が、斜視をもつ4歳の少女(灯)を主として、いろんな目の障害をもつ人々と交流し、患者とどう向き合っていくかを描いた作品。
    灯がつらい訓練に向き合う姿がメインになっており、ほかにも糖尿病網膜症や網膜剥離のように聞き覚えのあるものから、スマホ内斜視のような現代病まで出てくる。

    視能訓練士とは検査をしたり、その名のとおり視機能の訓練を行う仕事。しかし実際には訓練をしているのは一握りで、ほとんどの視能訓練士は検査のみを担当していることが多いという。
    作中では4歳の灯のために、野宮が悪戦苦闘している様子が描かれている。最初はつらい訓練を嫌がっていた灯も、野宮やまわりの人たちに助けられ、し

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    2025年05月06日
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

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    『7.5グラムの奇跡』の続編。
    視能訓練士の野宮君の成長もあれば、らしいなぁという失敗もあり。
    登場人物はみんな派手さはないけど、一生懸命生きていて、頑張れと応援したくなる。
    しみじみと感動できる本であり、ちょっと疲れたときに力をもらえると思った。

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    2025年05月03日
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

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    ネタバレ

    またか~7.5グラムの奇跡を読まず、こっちを先に読んでしまった!でも楽しめた。視能訓練士・野宮、彼の前に4歳の灯ちゃんが現れる。彼女は立体的に「もの」を見るのができない。視能訓練士は検査するだけの職業ではなく、訓練を手伝うことで、彼女の治療を助けたい。野宮には多くのサポーターがいる。同僚、学校の先生、家族。視能訓練士・野宮の成長譚、1巻目はどんなんだったのかな?気になる~自分の研究でも眼底、眼圧、眼軸長等検査をしているが、結構悩んでいる方は多い。視能訓練士の役割はスマホ社会ではさらに高まると思います。④

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    2025年05月02日
  • だから捨ててと言ったのに

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    色んな短編があって面白かった。
    ちょっと理解できない話や良く分からなかった話もあったけど、個人的には「母の箪笥」「海に還る」が好きだった。

    こわくてキモくてかわいい、それ 一体何だったのだろう…??

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    2025年04月13日
  • だから捨ててと言ったのに

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    不穏な話は少なめ。金子玲介さん『恋文』、舞城王太郎さん『食パンと右肘』、多崎礼さん『海に還る』、麻耶雄嵩さん『探偵ですから』が特に好き。

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    2025年04月01日
  • 7.5グラムの奇跡

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    視能訓練士のお話ですが…まず目が見えてるって事は当たり前に感じますが凄い事なんですね…

    「見えるということは、この世で、最もありふれた奇跡なのだ」の文が非常に印象的です。

    様々な器具を駆使して解き明かされる病の原因、そして治療…医療関係者の方の絶え間ない努力、ホントに凄いですし尊敬します。

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    2025年03月20日
  • だから捨ててと言ったのに

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    すべて「だから捨ててと言ったのに」から始まる、複数作家の短編集。
    同じセリフから始まるのに、こうも多様な物語になるのかと驚きました。
    ちょっとよくわからないなという話もありましたが、おおむね読みやすく、飽きずに最後まで楽しめました。

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    2025年03月16日