砥上裕將のレビュー一覧
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『龍の守る町』続編。
ミサゴ(魚鷹)が空を舞う瑞乃町で、消防士・秋月龍朗(あきづき・たつろう)は5年前の大水害で大きな心の傷を負い、現場を離れることになった。異動先の指令室は声だけで命を繋ぐ場所。新たな仲間と業務に取り組んではいるが、未だに水への恐怖は拭えない。そんなある日、町の南方で線状降水帯が発生する。それは、5年前と全く同じ形をしていた。
毎日のように日本各地で線状降水帯が起こり、川が氾濫し、大きな被害が出ている。だから、余計この物語に感情移入してしまう。
水害の様、そして救助の様がリアルすぎで、実際にもこのような水害が起きて、このように救助を行っているんだなと、消防士、自衛官、警察官の方々には感謝をしてもしきれないくらい。
ドローンやアプリなどを使い、今の時代は災害が起きる予測は少しはできるようになってきたが、それでも天災は予想外に起きる。それを改めて気付かされた。
砥上さんの本はほとんど読んでいるけど、毎回、細かな取材をされて書いてることがわかるくらい
まるでノンフィクションのような物語だった。
余談だけど、ミサゴは英語でosprey(オスプレイ)と初めて知り、あのオスプレイはこれからきてるのかと、勉強になった。 -
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前作の直後からのお話。前作は過去を振り返る構成だったが、今回は実際に災害が起きると帯に書いてあり、いつ日常が崩れるのか、ハラハラしながらの読書となった。
この作品は、2年前の能登の豪雨を取材したもの。奇しくも、数日前に石川・富山県で線状降水帯、レベル5特別警報が発令されたばかりで、今起きている災害と作品内の災害が重なる。こんなことってあるのか…と思いながら読み進めた。
こんなタイミングだからこそ、読めてよかったと思う。災害はどこでも起こりうるが、実際に被災するイメージはなかなか湧かない。読むことによってその恐ろしさや悲惨さを知ることができるし、イメージすることができる。
登場人物たちは、5年前にすでに水害を体験している。故郷が根こそぎ奪われ、大切な人を失う経験をした人たちだ。そこにさらに山火事、豪雨災害……。あんまりだと思う。
前回との違いは、災害への意識の高さだ。
早めの避難や、消防団による近隣への声かけ、被害を想定した訓練など、それぞれがやれることをやってきていた。現実はそんなに甘くないとはわかっているが、その積み重ねが未来を変えるのだと思う。
登場人物の言葉は、そのまま私たちに向けられている。災害への備えや意識の高まる一冊だった。
話は変わるけれど、砥上さんの過去作からの登場人物も出てきて、砥上ワールド繋がってるんだ!!となった。しかも大活躍。
災害がテーマの話ではあるが、ところどころにほっこりしたり笑えたりするやりとりがあって、バランスがよかった。ちょっと分厚いけれど、読む価値の高い小説だと思う。 -
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ネタバレ2作目読みたいと思いやっと読めました。
今回は野宮くんにとってさらなる大きな試練というか、向き合う出来事が起き、一生懸命に患者さんとご家族に向き合う姿にとても心打たれました。
同僚の看護師さんと漫画家さんのお話や、目に不自由があっても前向きに生活する男の子のお話も感じるものがあり、きっと現実だとこんなに上手くいかないこともあるけど、それでも自分の身体と向き合い前向きでいたいなと思うようなお話でした。
印象に残った文章は、
「病気は俺だけのものじゃなかったって。苦しいのは俺だけじゃないって。そして、俺の病気が俺だけのものじゃないなら、俺が、誰かが、生きていることも一人だけのものじゃないんじゃないかって思ったんです」
他にもいくつもありましたが、特に印象に残りました!
それと最後の方の灯ちゃんの立体視のシーンがあまりに美しく。。一瞬の出来事をスローモーションで映像で再生されているような感覚になりました!
野宮くんと灯ちゃんの頑張りが報われたシーンです。
泣いちゃいますね。。! -
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『線は、僕を描く』続編。
『湖山賞』で、篠田湖山の孫娘・千瑛と競いあってから2年。大学3年生となった青山霜介。
水墨画の世界で生きていくか、他の世界で生きていくか、進路に悩んでいた…
そんな中、亡き母が勤めていた小学校から水墨画教室の依頼が。
子どもたちと水墨画を描くうちに気づかされる…
霜介、なかなか引きずってくれる…
なかなか前に進まない。
やっとうまくいくのかと思いきや、再びどん底に。
考えすぎなのか、もっと楽に考えればと思える。
湖山をはじめ、湖山会の面々が、古前と川岸が霜介を支えてくれる。最初は霜介をライバル視していた千瑛も…
ようやく、自分の過去から立ち上がり、自分の進むべき未来を見つけた霜介。
長かったよな…
水墨画も続けるのだろうか⁇
彼らの描く水墨画が目に浮かぶ。
繊細な水墨画の世界。
水墨画の奥深さ。
最後の湖山会の作品は見てみたいと思わされた。
第3弾に期待してしまう。
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あまりの超人振りに現実感がなく遠い世界の様に思えましたが物語りは面白く一気に読みました。水墨画の魅力、真髄も分かりやすく書かれていたと思います。自宅にも水墨画の掛け軸が1つ、改めて眺めてみました。花卉画ではなく風景でした。最近よく聴いている弦楽四重奏曲も表面的には物語りや感情などが見え難い芸術ですが、水墨画も似た様なところがあるのかも知れません。何回も聴いている同じ曲、同じ演奏なのに、未熟な私にも突然心に響き揺さぶられる時があります。そんな表現を全くの素人が1年も経たずに出来るものなのでしょうか?
で、この後に読んでいる本が「アルプス席の母」。10年以上も生活の全てをかけて、家族まで巻き込んで頑張っても日本一やプロなんて遥か彼方。全くの素人が才能だけで、始めて1年もしないで漸く3つ目の作品で国内有数の大会で準優勝できるのは水墨画くらいでしょうね。 -
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ネタバレ砥上さんの描く人々は、みんなハートフルでいいな。現実はこんなに美しくないんだろうけど、でもこうあってほしいなと思う。
先に「龍の守る町」を読んでいたから、あれ?水害で人助けをして亡くなった夫で、子どもがあかりちゃん?つながってる?と驚いた。最後の最後、あかり屋でやっぱりそうなんだ!と確信。
野宮くんは今作では急成長を遂げていて、不器用エピソードも申し訳程度、非常に有能な視能訓練士として、行く先々でたくさんの人を救う。自信もついてきて、行動に迷いがなくなった。夕美さんが初め、灯ちゃんの斜視を受け入れられない場面では、我が子のことなのに…と思ってしまったが、目という見えて当たり前のように感じる、他の人と共有することのできない感覚だからこその戸惑いなんだろうなと。
見えている世界が同じかなんてわからないから、見えていないものを大切にしないといけないな。 -
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『線は、僕を描く』の続編です。
文庫になっていたのですね*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*
前作を読んだのが2022年の夏でしたので、4年か、、、
前作忘れちゃってるかなぁ?と思いながら読み始めましたが、どんどん記憶が蘇ってきました(*´꒳`*)
順風満帆と思われた霜介くん、失敗に落ち込み、将来に重い悩んでいたが、亡き母の勤めていた小学校から、水墨画の講師の依頼を受ける。
そうそう、この読み応え。
筆を動かして絵を描いているだけなのに、この表現力たるや凄いんです。
頭の中ぶわぁーっと白紙にしてから、線の一本一本が頭に描かれていく感じ。
最後の揮毫会の場面は、描写も凄いのですが、この場面を映像で見られたらなぁって思っちゃいました。
そして、湖山先生ー。゚(゚´ω`゚)゚。
ゾクっとしましたよ!
めっちゃ感動しましたヽ(;▽;)ノ
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最近お風呂の時間に、ネトフリで初期の『ごくせん』を見ております(笑)
仲間由紀恵もめっちゃ若くて可愛い、そしてカッコ良い (๑˃̵ᴗ˂̵)و
生徒は、松本潤、小栗旬、成宮寛貴さん等々。みんな若い(*´꒳`*)
水戸黄門みたいに、いつも最後にヤンクミが現れて問題解決ってわかりやすくてスカッとしますね(*´艸`*)
伊東美咲や、中澤裕子なんかも出ていたんですね♪伊藤美咲さん、めっちゃ可愛いですな(*^^*)