砥上裕將のレビュー一覧
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『7.5グラムの奇跡』の続編。
視能訓練士である野宮恭一の成長を実感出来るストーリーです。
行きつけの喫茶店で見かけた4歳の少女・灯ちゃんの目の違和感。いつも一緒に過ごしている母親でさえ気づかない事にすぐ気づく所はさすが視能訓練士。
実は私の娘も間欠性外斜視で3歳の時手術したので身につまされる内容でした。私の場合はテーブルを挟んで座っている娘の視線がぼんやりすると外側にズレている事に気づいたのがきっかけで眼科へ。
月に1回国立小児病院の眼科に診察に行き、3歳で手術。訓練の為のメガネも作らなかったし、検査は毎回してたけど訓練をした記憶はないので灯ちゃんに比べたら軽い症状だったのかな?
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Posted by ブクログ
ネタバレ書き出しが『だから捨ててと言ったのに』から始まる短編集。様々な作家さんがこの一言からそれぞれの物語を紡ぐので、本当にいろんなジャンルの話が読めるのが面白い。
個人的に印象に残っているのは多崎礼さんの『海に還る』、摩耶雄嵩さんの『探偵ですから』かな。短いからこそ、その世界にスッと入り込めてわかりやすい話が好み。『海に還る』は人魚の話で多崎さんの作品らしいファンタジーな世界観が8ページにまとまっていて良かった。『探偵ですから』はとにかくわかりやすい作品で読みやすかった。短い話なのに、物語の登場人物の心情もわかりやすかったし、飼ってる犬がしゃべりだすとか少し怖い感じもするけど、主人公が助かって良か -
Posted by ブクログ
目という替えの効かない、失ったら生活が一変してしまう器官。わかっているのに、なかなか大切にできていないなと改めて思った。
タイトルの7.5グラムが、眼球の重さ。たった7.5グラムの器官に私たちは頼って生きている。その危うさと尊さが伝わってきた。また、視能訓練士という仕事の存在すら知らなかったので、普段眼科で担当してくれる方たちは実は視能訓練士だったのかなと日常の見え方が少し変わる作品だった。
作者は水墨画家でもあるので、前作同様「見る」ということに並々ならぬ思いがあるように感じる。そのものの本質を見る、ということはとても難しくて、簡単にはできない。そこを突き詰めたいのかなと思う。
ただ、前作の