砥上裕將のレビュー一覧

  • ミサゴの守る町

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    前作「龍の〜」からの続編。前作も読み応え充分だったが本作は前作以上に過酷な展開がページ捲る手を休ませて貰えないスリリングさが返って心地よい。
    主人公・秋月の娘・光葉が父の背を見て消防士を目指す決意は決して上部だけの憧れだけで無く本物であることは読者全てに充分伝わってくる。前作未読の読者は前作と併せて読むことを強く勧める。

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    2026年09月13日
  • ミサゴの守る町

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    『龍の守る町』の続編。瑞乃消防署のメンバーと、あの町に再び試練がふりかかる。困難の中で人と人との繋がりが生み出す奇跡。また、この町に心を動かされた。

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    2026年09月12日
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

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    読み終わって温かな気持ちになれる。
    砥上さんの作品は優しい気持ちをひきだしてくれる。
    じわっと涙がにじんでくる。
    そして読んでいる自分を浄化してくれるような気がする。


    自分も緑内障疑いで定期的に
    視野検査他検査を受けている。うまく検査を受けられず、落ち込んだり、目薬をつけ忘れることも。日に4回は難しい。
    私が通っている眼科にも、ドラマはあるんだな。

    しばらく通院があいて、次の診察予定が早まったときに、薬剤師のおじさんが、「それだけ見たい目だということですよ」とかけてくれる言葉にドキッとしたことがあった。
    時々思い出して目薬さしてます

    本を楽しむためにも、目は大事!

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    2026年09月10日
  • ミサゴの守る町

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    消防士が命懸けであることが、よく分かりました。震災や洪水などの災害にいち早く駆けつけ人命を救う人達、本当に頭が下がります。どうか救助に行って、自分の命を落とすことがないよう切に願っています。

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    2026年09月05日
  • 線は、僕を描く

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    感動した。再生の物語。こころに暗いものが消えずに残っている人なら、とても深く読めると思う。間違いなく僕の人生で上位に入る本だった。

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    2026年09月03日
  • 龍の守る町

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    5年前に水害に見舞われた川に挟まれた町
    復興しつつあるとはいえ人の心にも町並みにも傷跡が残る
    そこで働く消防士の話
    現場一筋から辞令で司令室に異動となる。
    私も馴染みなかったけれど119かけた時にヒアリングと手配をしてくださるのが司令室の方らしい。
    裏方のようだが慌ててる電話口から緊急性を判断し、現場状況に応じて采配するスペシャリスト
    司令室の仕事も、現場もとてもかっこよくそしてありがたく思った。
    昨今どこで大雨が起こってもおかしくないので心が傷むが読んでよかった小説

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    2026年09月02日
  • ミサゴの守る町

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    ネタバレ

    「お父さん、わいも消防士になる!」(いやお前は色々手遅れやろ)

    やーもう期せずしてタイムリーなお話になっちゃいましたね

    本作のクライマックスは雨水の浸水により自動車内に閉じ込められた人を救助するというものなんですが、先日の千葉の豪雨の際も自動車に閉じ込められた人がかなりいて、残念ながら亡くなってしまわれた方もいました
    (亡くなられた方のご冥福をお祈りします)

    備えてます?

    わいはぜんぜんです

    窓ガラス割るトンカチな(トンカチて)
    あれやっぱあったほうがいいよね
    本作の主人公秋月司令補も言ってはりましたわ
    その備えが大切な人の命を守ることに繋がるんです

    他の人を救助するのにも使えるか

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    2026年08月21日
  • ミサゴの守る町

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    生きていることを感じさせてくれる

    生きたいと感じさせてくれる

    生きろと感じさせてくれる

    『ミサゴの守る町』はまさにそのような小説ではないだろうか


    災害を経験すれば、誰しも人生を振り返り行き方を顧みる
    災害の極限状態の中で命を守るために覚悟を持って奮闘する消防士、我が町を守ろうとする人々、そして愛する家族を守る者


    久しぶりに胸を打てれる作品に出会いました
    これはぜひ読んでもらいたい一冊です


    『龍の守る町』の続編なのでまずはそちらからどーぞ!

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    2026年08月19日
  • ミサゴの守る町

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    『龍の守る町』の続編。

    5年前の大水害で義父母を救助出来なかった秋月龍朗は、後悔と自責の念に加えて水恐怖症に陥り、現場を離れて今は司令室にいる。
    仕事のできる仲間たちに少しでも近づけるように日々頑張っていた。
    そんな中、再び線状降水帯が発生し…。
    誰かのためにと奮起する。


    それは突然に起こる。
    いついかなるときでも…
    まだ大丈夫、ここは安心だから、と勝手に解釈していると、とんでもないことになってしまう。
    大災害とはそういうことだ。
    防災を侮ってはいけない。

    今作では、秋月が再び現地で死と向き合いながらも救助に向かう。

    古い体制に縛られるより、通信機能の不備を補うアプリの開発することが

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    2026年08月18日
  • 一線の湖

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    …なんていえばいいんだろう。残りの人生でこういう作品にあと、何作出会うことができるだろうか——。本当に、本当に素晴らしい作品だった。

    わかる人にはわかることを……
    霜介くん、そんな(→DB魔人ブウ編にて、ビーデルさんが「悟飯くんはショートカットの方が好み?(?)」に対して、悟飯が放った一言のような)こと、千瑛ちゃんに言っちゃダメよ。(聞こえてたら)絶対怒られるよ。笑。

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    2026年08月16日
  • 線は、僕を描く

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    ネタバレ

    水墨画を目の前に見ていないにも関わらず、
    読み終わった時、美しい画をたくさん見たような、穏やかな気持ちになった。



    『自分自身の幸福で満たされているからじゃない。誰かの幸福や思いが、窓から差し込む光のように僕自身の中に映り込んでいるからこそ、僕は幸福なのだと思った。』

    この言葉が、読者である自分にもあたたかく差し込む光のように感じられた。
    教員である自分に、子どもたちの幸福や思いが、自分に映り込んで人生を鮮やかにしてくれていると思えて、幸せな気持ちになれた。

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    2026年08月03日
  • 龍の守る町

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    消防司令室という職業の重み、災害後の人の生き方が優しく丁寧に描かれた物語。奇跡のような人の繋がりの連鎖に感動を覚える。

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    2026年07月31日
  • 一線の湖

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    霜介の心の内を描く表現が繊細で壮大で、美しい。が、その全てを創造したり理解したりするのは難しかった。
    水墨画の世界をもっと知っていれば、クライマックスの揮毫会の描写は、もっともっと心揺さぶられたのだろうと思う。

    タイトルの意味は、最後にわかる。
    子どもたちと霜介、霜介と千瑛、霜介と湖山会の人たちとの関わりも良かった。

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    2026年07月26日
  • 龍の守る町

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    砥上さんの表現は、本当に読みやすく引き込まれます。どの作品も自分のできないことを認めながらも、前向きに進もうと考える力をもらうことができます。

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    2026年07月20日
  • 7.5グラムの奇跡

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    眼科医院に勤め始めたばかりの視能訓練士の成長を追った物語。

    母が緑内障の診断をされた時に何冊かの目の病気の本を読み、その後自分も緑内障の診断を受け眼科に通い続けて15年。更に父が認知症になり…お陰でこの本に出てくる目の病気や検査がよく分かり、目薬は忘れないようにしなくちゃと改めて決意!(笑)

    それはともかく『線は、僕を描く』の優しさをそのままに、今度は支えて行く側へと成長する姿を描いた作品で、やっぱり砥上さんの作品は優しさや感動を押し付けてこなくて好きです。

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    2026年07月19日
  • 線は、僕を描く

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    2026.6.30

    水墨画を描くときの動き、心情がリアルすぎて
    まるで自分が描いているような感覚になった。
    あとがきで作者が水墨画家であると読み…
    納得すると同時に、それを伝える文章力に驚き。
    体と心の変化をキャッチして表現するのは
    小説にも水墨画にも共通することなんかな。

    森羅万象を描くのに必要なのは、技術。
    でもそれだけでは伝わらなくて
    見た人の心を動かすには、絵師がまず
    自分の内側の現象を掴み取る感受性
    誠実性や勇気が大事なんだなーと…
    人と関わる仕事をする身として
    忘れたくない、大切な価値観ですね。

    「蘭に始まり、蘭に終わる」

    「春蘭は、深山幽谷に孤高に咲く姿が君子の理想の姿

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    2026年07月03日
  • 線は、僕を描く

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    この本を読むまで、芸術は好きだけど、水墨画は白黒で地味であまり興味が沸かないと思っていた。

    そんな気持ちが見事に覆った1冊。
    水墨画は何て奥深い芸術なんだろう。

    読んでる途中に、ちゃんと話が終わるのかな?湖山大賞の先をもっと見たいと思っていたら、続編があるようで!!

    続編で彼らのその後が見れるのが楽しみ。

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    2026年07月01日
  • 一線の湖

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    前作を再読してからそのまま流れで初読。


    才能があるってなんだろう。

    センスがいい
    努力ができる
    夢中になれる
    続けていける
    求められる

    人によって、きっとその答えはちがうし
    きっと正解なんてないのだと思う。


    何ができるか と 何がしたいか

    は、きっと違う。
    答える先が同じになったとしても、
    それが果たして幸福かどうかも分からない。


    でも、きっとその時々の正解は、
    自分がきっと知っている。
    それを後は、丁寧に自分で探し出すだけだ。


    今読み終えたばかりだというのに、
    この子の描いていく線の先を、
    もっともっと見てみたいと思った。

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    2026年06月20日
  • 龍の守る町

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    他人の命を助ける仕事は助けられなかった罪悪感と後悔がつきまとうのだと普通に生活していると分からない心情と何も思わずに通り過ぎていた消防署、そして時には出動する前のサイレンにうるさいなぁと思っていた自分を何も考えていなかったなぁと心が沈む。
    そして黒宮さんの話には最近怪談を読んでいたどの本よりも怪談すぎて鳥肌が立つ。
    怪談と思っていない話に折り込まれると怖さが増すのかも。
    家族と仕事と災害復旧と感動、そして怪談を含んだ話だった。

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    2026年06月20日
  • 一線の湖

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    『線は、僕を描く』がとても良かったので続編を読むのが楽しみでした。
    いやもう、凄く好き!
    自然の描写や絵を描く様をこれだけ鮮やかに文章で表すってスゴイ(語彙力低っ)
    そして、湖山先生が穏やかなのに粋すぎます!

    霜介にとっての水墨画って、私にとっては真田丸なんだよなぁ…って改めてそれを介して出会えた方々に感謝

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    2026年06月17日