砥上裕將のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
『龍の守る町』の続編。
先日の千葉豪雨の後なので、臨場感が半端なかった。
読み応えがあったけれど、ロープの使い方などは、経験が無いので文章ではなかなか理解が難しかった。映像で観たいなーと思ってしまった。
水害には弱い町だけど、人財には恵まれた町だと思う。
『すべては繋がっている』自然も人も。
情けは人の為ならずって、ホントだな。
映像と言えば、『僕は、線を描く』の映画で、そのキャラ自体が映画では登場しない、あの斉藤さんがこの本では活躍してて嬉しかったし、あの湖はこの町に?青山くんのお母さんもこの町の先生だったの!?
と、砥上裕將ファンには嬉しい発見だった。 -
Posted by ブクログ
『龍の守る町』の続篇である。5年前の水害で大きな被害を受けた瑞乃町の消防署に勤める秋月司令補が主人公であり語り手だ。前作を読んだのは約1年前なのではっきりと記憶が残っている……はずなのだが、あやふやだった。こんなぼくや未読の読者のために砥上さんは丁寧に過去をおさらいしてくれたので、安心して読み進めることができた。生死の境で働く消防士が主人公なのに妙にコメディータッチで、そのギャップがおもしろい。彼が守ろうとする故郷とそこに生きる人々の姿に胸が熱くなり、笑ったり泣いたり忙しい読書だった。
読書中、台風25号の接近による大雨が降り続いていた。8月13日の千葉豪雨以来、何度目かとなる大雨が新たな被害をもたらさないことを切に願う。また、災害の現場で働いておられる方々に敬意を表したい。 -
Posted by ブクログ
読み終わって温かな気持ちになれる。
砥上さんの作品は優しい気持ちをひきだしてくれる。
じわっと涙がにじんでくる。
そして読んでいる自分を浄化してくれるような気がする。
自分も緑内障疑いで定期的に
視野検査他検査を受けている。うまく検査を受けられず、落ち込んだり、目薬をつけ忘れることも。日に4回は難しい。
私が通っている眼科にも、ドラマはあるんだな。
しばらく通院があいて、次の診察予定が早まったときに、薬剤師のおじさんが、「それだけ見たい目だということですよ」とかけてくれる言葉にドキッとしたことがあった。
時々思い出して目薬さしてます
本を楽しむためにも、目は大事!
-
Posted by ブクログ
ネタバレ「お父さん、わいも消防士になる!」(いやお前は色々手遅れやろ)
やーもう期せずしてタイムリーなお話になっちゃいましたね
本作のクライマックスは雨水の浸水により自動車内に閉じ込められた人を救助するというものなんですが、先日の千葉の豪雨の際も自動車に閉じ込められた人がかなりいて、残念ながら亡くなってしまわれた方もいました
(亡くなられた方のご冥福をお祈りします)
備えてます?
わいはぜんぜんです
窓ガラス割るトンカチな(トンカチて)
あれやっぱあったほうがいいよね
本作の主人公秋月司令補も言ってはりましたわ
その備えが大切な人の命を守ることに繋がるんです
他の人を救助するのにも使えるかもしれんしな
2,000円くらいらしいしな
「誰か」と「誰か」が繋がって、命を守るのや! -
Posted by ブクログ
『龍の守る町』の続編。
5年前の大水害で義父母を救助出来なかった秋月龍朗は、後悔と自責の念に加えて水恐怖症に陥り、現場を離れて今は司令室にいる。
仕事のできる仲間たちに少しでも近づけるように日々頑張っていた。
そんな中、再び線状降水帯が発生し…。
誰かのためにと奮起する。
それは突然に起こる。
いついかなるときでも…
まだ大丈夫、ここは安心だから、と勝手に解釈していると、とんでもないことになってしまう。
大災害とはそういうことだ。
防災を侮ってはいけない。
今作では、秋月が再び現地で死と向き合いながらも救助に向かう。
古い体制に縛られるより、通信機能の不備を補うアプリの開発することが、どれだけ役に立つのかがとてもわかる。
若い人の手を借り、何が必要かを考えて取り組むことが大事だと気づいた。
ひとりではできない。
仲間は必要である。
町を守るのはひとりひとりの心がけかもしれない。