砥上裕將のレビュー一覧

  • ミサゴの守る町

    Posted by ブクログ

    『龍の守る町』の続編。
    先日の千葉豪雨の後なので、臨場感が半端なかった。
    読み応えがあったけれど、ロープの使い方などは、経験が無いので文章ではなかなか理解が難しかった。映像で観たいなーと思ってしまった。
    水害には弱い町だけど、人財には恵まれた町だと思う。
    『すべては繋がっている』自然も人も。
    情けは人の為ならずって、ホントだな。
    映像と言えば、『僕は、線を描く』の映画で、そのキャラ自体が映画では登場しない、あの斉藤さんがこの本では活躍してて嬉しかったし、あの湖はこの町に?青山くんのお母さんもこの町の先生だったの!?
    と、砥上裕將ファンには嬉しい発見だった。

    0
    2026年10月03日
  • 龍の守る町

    Posted by ブクログ

    自分も被災しつつも最前線で命を救う消防士の話。
    『救えなかった命は、俺を救ってくれた。俺を生かしてくれた。』『あの人たちのおかげで今がある。』
    少しでも心が前を向く事に、どれ程の時間がかかるのだろう。同じ様な事が現実でも起こっていて、それは悲惨で、想像すらもできない恐怖と悲しみに溢れているのだと思うとただ胸が痛い。
    自然豊かな日本だからこそ、避けられない災害。
    金銭的な支援、そして自身の身の回りの対策、自分にできる事を探して行動しようと思った。
    読んでよかった。

    0
    2026年10月01日
  • ミサゴの守る町

    Posted by ブクログ

    龍の守る町の続編。本作も感動の嵐だった。分厚い本のなかにはとてつもない熱い気迫に満ちた物語がぎっしりと。
    消防士のお仕事に命懸けで挑む秋月隊長は健在。水恐怖症と向き合うくだりは手に汗握る展開で、ミサゴアイを始めとして地域の人たちや消防士仲間の連携、光葉への想いなどなど盛り沢山。最後に薫さんはびっくりの展開(笑)これは流石に読めなかったなぁ。

    0
    2026年09月23日
  • ミサゴの守る町

    Posted by ブクログ

    『龍の守る町』の続篇である。5年前の水害で大きな被害を受けた瑞乃町の消防署に勤める秋月司令補が主人公であり語り手だ。前作を読んだのは約1年前なのではっきりと記憶が残っている……はずなのだが、あやふやだった。こんなぼくや未読の読者のために砥上さんは丁寧に過去をおさらいしてくれたので、安心して読み進めることができた。生死の境で働く消防士が主人公なのに妙にコメディータッチで、そのギャップがおもしろい。彼が守ろうとする故郷とそこに生きる人々の姿に胸が熱くなり、笑ったり泣いたり忙しい読書だった。
    読書中、台風25号の接近による大雨が降り続いていた。8月13日の千葉豪雨以来、何度目かとなる大雨が新たな被害をもたらさないことを切に願う。また、災害の現場で働いておられる方々に敬意を表したい。

    0
    2026年09月22日
  • ミサゴの守る町

    Posted by ブクログ

    激しい水害の様子や町が崩壊していく姿を、人と人の繋がりを大切にしながら、消防士達が町の人を助けていく。決して幸せではない話を素晴らしい描写で書き上げた力作でした。

    0
    2026年09月17日
  • 7.5グラムの奇跡

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    北見眼科で働く新米の視能訓練士のお話。

    瞳が好きな野宮くんは視能訓練士になり、北見眼科で働き始める。

    全口径約24ミリ
    重量約7.5グラム
    容積約6.5ミリリットルの中に宿る光。

    私自身、近視と乱視で眼科にお世話になっているが、視能訓練士さんにフォーカスしていなかった。技術さんとしていつもお礼をしていたけれど、視能訓練士さんのお仕事はとても重要なのだと知った。
    看護師が医師では出来ないケアや作業をするように。
    医療従事者はやはり貴重な存在だと実感した。

    0
    2026年09月16日
  • 線は、僕を描く

    Posted by ブクログ

    水墨画は無知だったにも関わらず、描かれる細やかな情景で描き進めることができた。気づいたら涙が出て止まらなかった。主人公やその周りの関わる人たちの繋がりに感動した。

    0
    2026年09月14日
  • ミサゴの守る町

    Posted by ブクログ

    前作「龍の〜」からの続編。前作も読み応え充分だったが本作は前作以上に過酷な展開がページ捲る手を休ませて貰えないスリリングさが返って心地よい。
    主人公・秋月の娘・光葉が父の背を見て消防士を目指す決意は決して上部だけの憧れだけで無く本物であることは読者全てに充分伝わってくる。前作未読の読者は前作と併せて読むことを強く勧める。

    0
    2026年09月13日
  • ミサゴの守る町

    Posted by ブクログ

    『龍の守る町』の続編。瑞乃消防署のメンバーと、あの町に再び試練がふりかかる。困難の中で人と人との繋がりが生み出す奇跡。また、この町に心を動かされた。

    0
    2026年09月12日
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

    Posted by ブクログ

    読み終わって温かな気持ちになれる。
    砥上さんの作品は優しい気持ちをひきだしてくれる。
    じわっと涙がにじんでくる。
    そして読んでいる自分を浄化してくれるような気がする。


    自分も緑内障疑いで定期的に
    視野検査他検査を受けている。うまく検査を受けられず、落ち込んだり、目薬をつけ忘れることも。日に4回は難しい。
    私が通っている眼科にも、ドラマはあるんだな。

    しばらく通院があいて、次の診察予定が早まったときに、薬剤師のおじさんが、「それだけ見たい目だということですよ」とかけてくれる言葉にドキッとしたことがあった。
    時々思い出して目薬さしてます

    本を楽しむためにも、目は大事!

    0
    2026年09月10日
  • ミサゴの守る町

    Posted by ブクログ

    消防士が命懸けであることが、よく分かりました。震災や洪水などの災害にいち早く駆けつけ人命を救う人達、本当に頭が下がります。どうか救助に行って、自分の命を落とすことがないよう切に願っています。

    0
    2026年09月05日
  • 線は、僕を描く

    Posted by ブクログ

    感動した。再生の物語。こころに暗いものが消えずに残っている人なら、とても深く読めると思う。間違いなく僕の人生で上位に入る本だった。

    0
    2026年09月03日
  • 龍の守る町

    Posted by ブクログ

    5年前に水害に見舞われた川に挟まれた町
    復興しつつあるとはいえ人の心にも町並みにも傷跡が残る
    そこで働く消防士の話
    現場一筋から辞令で司令室に異動となる。
    私も馴染みなかったけれど119かけた時にヒアリングと手配をしてくださるのが司令室の方らしい。
    裏方のようだが慌ててる電話口から緊急性を判断し、現場状況に応じて采配するスペシャリスト
    司令室の仕事も、現場もとてもかっこよくそしてありがたく思った。
    昨今どこで大雨が起こってもおかしくないので心が傷むが読んでよかった小説

    0
    2026年09月02日
  • ミサゴの守る町

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「お父さん、わいも消防士になる!」(いやお前は色々手遅れやろ)

    やーもう期せずしてタイムリーなお話になっちゃいましたね

    本作のクライマックスは雨水の浸水により自動車内に閉じ込められた人を救助するというものなんですが、先日の千葉の豪雨の際も自動車に閉じ込められた人がかなりいて、残念ながら亡くなってしまわれた方もいました
    (亡くなられた方のご冥福をお祈りします)

    備えてます?

    わいはぜんぜんです

    窓ガラス割るトンカチな(トンカチて)
    あれやっぱあったほうがいいよね
    本作の主人公秋月司令補も言ってはりましたわ
    その備えが大切な人の命を守ることに繋がるんです

    他の人を救助するのにも使えるかもしれんしな
    2,000円くらいらしいしな

    「誰か」と「誰か」が繋がって、命を守るのや!

    0
    2026年08月21日
  • ミサゴの守る町

    Posted by ブクログ

    生きていることを感じさせてくれる

    生きたいと感じさせてくれる

    生きろと感じさせてくれる

    『ミサゴの守る町』はまさにそのような小説ではないだろうか


    災害を経験すれば、誰しも人生を振り返り行き方を顧みる
    災害の極限状態の中で命を守るために覚悟を持って奮闘する消防士、我が町を守ろうとする人々、そして愛する家族を守る者


    久しぶりに胸を打てれる作品に出会いました
    これはぜひ読んでもらいたい一冊です


    『龍の守る町』の続編なのでまずはそちらからどーぞ!

    0
    2026年08月19日
  • ミサゴの守る町

    Posted by ブクログ

    『龍の守る町』の続編。

    5年前の大水害で義父母を救助出来なかった秋月龍朗は、後悔と自責の念に加えて水恐怖症に陥り、現場を離れて今は司令室にいる。
    仕事のできる仲間たちに少しでも近づけるように日々頑張っていた。
    そんな中、再び線状降水帯が発生し…。
    誰かのためにと奮起する。


    それは突然に起こる。
    いついかなるときでも…
    まだ大丈夫、ここは安心だから、と勝手に解釈していると、とんでもないことになってしまう。
    大災害とはそういうことだ。
    防災を侮ってはいけない。

    今作では、秋月が再び現地で死と向き合いながらも救助に向かう。

    古い体制に縛られるより、通信機能の不備を補うアプリの開発することが、どれだけ役に立つのかがとてもわかる。

    若い人の手を借り、何が必要かを考えて取り組むことが大事だと気づいた。
    ひとりではできない。
    仲間は必要である。

    町を守るのはひとりひとりの心がけかもしれない。





    0
    2026年08月18日
  • 一線の湖

    Posted by ブクログ

    …なんていえばいいんだろう。残りの人生でこういう作品にあと、何作出会うことができるだろうか——。本当に、本当に素晴らしい作品だった。

    わかる人にはわかることを……
    霜介くん、そんな(→DB魔人ブウ編にて、ビーデルさんが「悟飯くんはショートカットの方が好み?(?)」に対して、悟飯が放った一言のような)こと、千瑛ちゃんに言っちゃダメよ。(聞こえてたら)絶対怒られるよ。笑。

    0
    2026年08月16日
  • 線は、僕を描く

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    水墨画を目の前に見ていないにも関わらず、
    読み終わった時、美しい画をたくさん見たような、穏やかな気持ちになった。



    『自分自身の幸福で満たされているからじゃない。誰かの幸福や思いが、窓から差し込む光のように僕自身の中に映り込んでいるからこそ、僕は幸福なのだと思った。』

    この言葉が、読者である自分にもあたたかく差し込む光のように感じられた。
    教員である自分に、子どもたちの幸福や思いが、自分に映り込んで人生を鮮やかにしてくれていると思えて、幸せな気持ちになれた。

    0
    2026年08月03日
  • 龍の守る町

    Posted by ブクログ

    消防司令室という職業の重み、災害後の人の生き方が優しく丁寧に描かれた物語。奇跡のような人の繋がりの連鎖に感動を覚える。

    0
    2026年07月31日
  • 一線の湖

    Posted by ブクログ

    霜介の心の内を描く表現が繊細で壮大で、美しい。が、その全てを創造したり理解したりするのは難しかった。
    水墨画の世界をもっと知っていれば、クライマックスの揮毫会の描写は、もっともっと心揺さぶられたのだろうと思う。

    タイトルの意味は、最後にわかる。
    子どもたちと霜介、霜介と千瑛、霜介と湖山会の人たちとの関わりも良かった。

    0
    2026年07月26日