砥上裕將のレビュー一覧
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あまりの超人振りに現実感がなく遠い世界の様に思えましたが物語りは面白く一気に読みました。水墨画の魅力、真髄も分かりやすく書かれていたと思います。自宅にも水墨画の掛け軸が1つ、改めて眺めてみました。花卉画ではなく風景でした。最近よく聴いている弦楽四重奏曲も表面的には物語りや感情などが見え難い芸術ですが、水墨画も似た様なところがあるのかも知れません。何回も聴いている同じ曲、同じ演奏なのに、未熟な私にも突然心に響き揺さぶられる時があります。そんな表現を全くの素人が1年も経たずに出来るものなのでしょうか?
で、この後に読んでいる本が「アルプス席の母」。10年以上も生活の全てをかけて、家族まで巻き込んで頑張っても日本一やプロなんて遥か彼方。全くの素人が才能だけで、始めて1年もしないで漸く3つ目の作品で国内有数の大会で準優勝できるのは水墨画くらいでしょうね。 -
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ネタバレ砥上さんの描く人々は、みんなハートフルでいいな。現実はこんなに美しくないんだろうけど、でもこうあってほしいなと思う。
先に「龍の守る町」を読んでいたから、あれ?水害で人助けをして亡くなった夫で、子どもがあかりちゃん?つながってる?と驚いた。最後の最後、あかり屋でやっぱりそうなんだ!と確信。
野宮くんは今作では急成長を遂げていて、不器用エピソードも申し訳程度、非常に有能な視能訓練士として、行く先々でたくさんの人を救う。自信もついてきて、行動に迷いがなくなった。夕美さんが初め、灯ちゃんの斜視を受け入れられない場面では、我が子のことなのに…と思ってしまったが、目という見えて当たり前のように感じる、他の人と共有することのできない感覚だからこその戸惑いなんだろうなと。
見えている世界が同じかなんてわからないから、見えていないものを大切にしないといけないな。 -
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『線は、僕を描く』の続編です。
文庫になっていたのですね*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*
前作を読んだのが2022年の夏でしたので、4年か、、、
前作忘れちゃってるかなぁ?と思いながら読み始めましたが、どんどん記憶が蘇ってきました(*´꒳`*)
順風満帆と思われた霜介くん、失敗に落ち込み、将来に重い悩んでいたが、亡き母の勤めていた小学校から、水墨画の講師の依頼を受ける。
そうそう、この読み応え。
筆を動かして絵を描いているだけなのに、この表現力たるや凄いんです。
頭の中ぶわぁーっと白紙にしてから、線の一本一本が頭に描かれていく感じ。
最後の揮毫会の場面は、描写も凄いのですが、この場面を映像で見られたらなぁって思っちゃいました。
そして、湖山先生ー。゚(゚´ω`゚)゚。
ゾクっとしましたよ!
めっちゃ感動しましたヽ(;▽;)ノ
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最近お風呂の時間に、ネトフリで初期の『ごくせん』を見ております(笑)
仲間由紀恵もめっちゃ若くて可愛い、そしてカッコ良い (๑˃̵ᴗ˂̵)و
生徒は、松本潤、小栗旬、成宮寛貴さん等々。みんな若い(*´꒳`*)
水戸黄門みたいに、いつも最後にヤンクミが現れて問題解決ってわかりやすくてスカッとしますね(*´艸`*)
伊東美咲や、中澤裕子なんかも出ていたんですね♪伊藤美咲さん、めっちゃ可愛いですな(*^^*)
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初読みの作家さん。
両親を失い、内にこもってしまった青山霜介。
水墨画の展覧会の設営のバイトでたまたま出会った篠田湖山に見初められ、水墨画の世界に足を踏み入れる。
水墨画にはほとんど触れたことのない私だったが、一気にその魅力に惹き込まれた。
作家さん自身、水墨画家ということで、様々な画法や技術だけでなく、表現するための精神までが繊細に描かれていて、改めて水墨画の作品を見てみたいと感じた。
「水墨を描くということは、自然との繋がりを見つめ、学び、その中に分かちがたく結びついている自分を感じていくことだ。」
「技はあくまでも技です。絵の本質ではありません」という言葉が印象的だった。
水墨画の世界に没頭することで、霜介が自分の生きる意味や幸せな温もりを感じることができたシーンは心が温かくなった。 -
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1作目で、主人公の見えているもの、感じているものの描写がうますぎて感動してしまったので、もはや2作目では慣れてしまってハードルがあがっていたが、相変わらず言語化能力が高くて読んでいてスムーズだった。
どんな内容なのかな、と楽しみに読んでいたら、序盤から中盤らへんでまさかの感動回になっていてとてもよかった。
この辺で感動しちゃってハードル上がりすぎて中盤以降は物足りなさを少し感じつつ、とはいえちゃんと楽しめる内容だった。
いい終わり方だったと思うし、芸術家を目指す若い人たちに是非読んでほしいなと思った。
作品の方向性とは違うかもしれないけど、千瑛と青山くんの2人が今後どうなっていくのかめちゃくちゃ気になる。
というよりかは千瑛のデレを見たい感じがある。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公の、両親の死など周りの出来事や、水墨画に対する感じ方の表現に独特の感性があって面白かった。
これまで水墨画は目にすることはあれど、この本のようにじっくりと作品として味わって鑑賞することは殆どなかった。
水墨画の巨匠にたまたま巡り会って価値を見出され、滅多になれない内弟子になれるというところはできすぎているが、その巨匠も、孫娘も、きっかけを作った親友の古前くんにしろ、不快感のない、主人公に刺激を与えてくれる良きキャラクターだった。
「そんなに凄い絵なのですね〜」などと記者がコメントしている場面があり、確かに水墨画というと渋い分野に思え、玄人世界に感じる。
また時間がある時に、水墨画に触れてみようと思う。
いいかい。水墨を描くということは、独りであるということとは無縁の場所にいるということなんだ。水墨を描くということは、自然との繋がりを見つめ、学び、その中に分かちがたく結びついている自分を感じていくことなんだ。その繋がりが与えてくれるものを感じることだ。その繋がりといっしょになって絵を描くことだ。
そのためには、まず、心を自然にしないとp85
「そんなに凄い絵なのですね。簡素な絵なので、インパクトに欠けているように感じます。やはり我々素人には難しい世界があるのですね」p378