砥上裕將のレビュー一覧

  • 線は、僕を描く(1)

    購入済み

    禅の精神と結びついた中国伝来の日本文化の1つ。室町時代に可翁や如拙、周文、雪舟、明兆と多くの水墨画家が出て全盛期を迎えた。桃山期の長谷川等伯等へと連なっていく。
    高校日本史で触れる情報は多くない。書道や茶道と比べて現在の露出も多くはない。
    でもこの作品はそんな水墨の面白さ、奥の深さを伝えている。何よりわかりやすく引き込まれる。

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    2019年12月15日
  • 龍の守る町

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    それぞれが色んな戦いを通して、苦しみながらも少しずつ自分なりの答えを見つけていく過程が丁寧で、改めて災害に対する認識やそれに対処している人々について考えられて良かった。

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    2026年02月15日
  • 龍の守る町

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    救えた命と救えなかった命がある、スーパーヒーローじゃないといった言葉の重みを感じた。厳しい現実、辛い経験が彼らにはあって、それでもばかみたいに人に優しくある姿は本当にかっこいい。
    少しずつ心が癒えますように祈るばかり。

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    2026年02月08日
  • だから捨ててと言ったのに

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    いろんな作家さんが集まった短編集。始まりはみんな同じ文章からなのに十人十色で、作家さんの人数分だけ、想像できないような物語が広がって楽しい。まだ手にとった事のない作家さんの作風も知れるし、これからもっと読書の幅が広がりそう^-^私のお気に入りは『パルス、またたき、脳挫傷』『母の箪笥』『海に還る』『切れたミサンガ』『探偵ですから』

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    2026年02月04日
  • 龍の守る町

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    守る、その強い使命感を胸に消防士としてひたむきに生きる龍。守るのが任務とはいえども、多くの現場に挑む中で守りきれぬ命も必ずある。そうか、亡くなった人への哀悼は抱いても、守りきれなかった人の心情には考えが及ばなかった。日々の重圧、現場での恐怖、活動の末は安堵か無念か。そして家庭に帰れば普通の生活を送らなければならない。過酷さゆえに心に深い傷を負うも、矜持をもって乗り越えんとする姿が痛ましい。それは一人では難しいが、仲間と家族が助けてくれた。守る者も守られる。まあ、運命的な巡り合わせが重なり過ぎにも思うけど。

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    2026年02月04日
  • 龍の守る町

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    消防士の仕事の過酷さが重く伝わってきて、「ありがとうございます」と思わず本に向かって言いたくなってしまった。
    肉体的な大変さはもちろんのこと、精神的なダメージの大きさは計り知れない。
    消防士というと、人命救助をするヒーローのイメージだけど、救えた命の裏には当然救えなかったたくさんの命もある訳で…
    仕事に対して真剣であればあるほど、その救えなかった命を思い、引きずってしまうのかもしれない。
    ヒーロー達も一人の人間で、苦悩や悩みを抱えているところに共感しつつ、私には到底出来そうもないなぁと。
    リスペクトの気持ちが今まで以上に強くなった。

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    2026年01月28日
  • 一線の湖

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    ネタバレ

    湖山先生の「運び続け、与え続け、分かち合いなさい。その方法は、絵じゃなくてもいいんだ。」というセリフが好きだったのですが、

    これも作中の湖山先生のセリフで、「大切なのは受け入れることだったんだ。(中略) 描こうなんて思わず、ただ待つことだ。言葉は捨てたほうがいい」と書きつつ、絵と向き合う主人公の見ている世界を、あらゆる言葉を尽くして表現することで、水墨画と読者を繋げ、その世界を分かち合ってくれたことが、その実践の一つなのかな、と思いました

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    2026年01月28日
  • 龍の守る町

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    ネタバレ

    【収録作品】
    第一話 司令補の祈り
    第二話 スーパーヒーローじゃない
    第三話 ファイヤーファイター
    第四話 雨中の川
    第五話 馬鹿みたいに優しくあれ

    秋月龍朗は、優秀な消防士だったが、5年前、濁流被害が起きたとき以来、あるトラウマを抱えて苦しみながら現場に出ていた。
    その龍朗に司令室への異動の辞令が出る。慣れない架電応対やpc作業に神経をすり減らしながら対応するうち、司令室の仕事の重要性とにもかかわらずそれが過小評価されていることに気づく。

    消防士の仕事の過酷さを描き、それに携わる方々への感謝の思いが伝わってくる。命を預かる仕事を選んだ方々には頭が下がる。

    消防署の中でも知らない仕事には

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    2026年01月27日
  • 龍の守る町

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    「龍の守る」には色々な意味があった
    最前線の現場で活躍する事だけが消防士ではない
    「馬鹿みたいに優しくあれ」
    「生きる」ことに真摯に向き合うお話だった

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    2026年01月14日
  • だから捨ててと言ったのに

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    簡単に読める短編集。
    この作品集の中で好みの作品は、
    無理解 潮谷験
    お守り代わり 真下このみ
    ミックス 河村拓哉
    累犯家族 五十嵐律人
    吊るし柿の家 高田崇史
    猟妻 谷絹茉優

    悪意を持った人間の行動を描いた物語が面白く読めた。

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    2026年01月11日
  • 線は、僕を描く

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    映画観てからの本読みました。
    短い予告編しか観ないで行ったので、水墨画の話なんだろうしか思っていませんでした。どんな話か分かっていくのもいいと思い今回はあえて知らないで観に行ったら、感動しました。泣きました。
    本は、映画を観て内容は知ってましたが、映画の時にこう感じたと思いながら読み進めました。
    水墨画を知らなくても、水墨画のことを教えてくれていたので、魅力的に感じました。
    1人1人ストーリーあったおかげでなんで?などの疑問に思わずに読み進められたので良かったです。

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    2026年01月11日
  • 龍の守る町

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    砥上裕將さんの新刊を楽しみにしていました!

    いつも真摯に仕事に打ち込む
    物語には心打たれます
    今回は大きな水害を経験した消防士の物語_



    災害にあわれた全ての人たちの
    鎮魂の作品だと感じました

    龍神様が見守る美しい地元の町も思い出も
    そして大切な人たちを全て飲みこんだ水害

    消防士として現場に駆けつけ
    助けたい人がいるのに
    できないもどかしさや絶望を味わい
    その水害で癒えない傷を抱えた
    消防士の再生の物語



    ラストは涙…涙…で文字が霞みながら読みました

    登場人物たちが
    お互いにほんの少し肩を預けることで
    強く生きている姿に感動しました!!

    今年初の1冊目にふさわしい作品

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    2026年01月11日
  • だから捨ててと言ったのに

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    作品紹介・あらすじ

    こんなことになるなんて!
    1行目は全員一緒、25編の「大騒ぎ」。

    早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。
    ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。

    『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第四弾。

    *****

    25編からなるショートショート集。
    Mephisto Readers Club(MRC)が贈る大好評シリーズ第4弾とのこと。既に第3弾と第6弾は読み終えた。
    最初の一文

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    2026年01月09日
  • 龍の守る町

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    町の真ん中に河川が通る田舎町、瑞乃町で消防士として活躍していた秋月龍朗は指令室に異動となった。5年前のあることがトラウマとなり、現場を追われ、辿り着いた指令室。現場では隊長として隊員たちの先頭となり動いていたが、そこはパソコンと電話で命を繋ぐ場所。慣れない事務的作業をしながら人々の命を守り、龍朗はトラウマと向き合うことになる。

    お仕事系の作品を書いている砥上さん。今回は消防士の話。消防士は火事を消火するだけでなく、災害の救出も行う。消火の様子や水害の描写がとてもリアルで、自然災害の恐ろしさを痛感し、改めて消防士の活躍に敬意を感じた。

    砥上さんの描く主人公は、毎回、愚直な性格の男性な気がする

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    2026年01月07日
  • 一線の湖

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    「線は、僕を描く」の続編。
    湖山賞をかけた前巻から2年後、進むべき道に悩む主人公。
    様々な人と出会い、たどり着く先は。。
    やはりこのシリーズを読むと水墨画を鑑賞したくなります。

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    2025年12月30日
  • 龍の守る町

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    5年前に水害に遭い多くの被害者が出た街。当時は消防士として働き、今は司令補として慣れない職場で四苦八苦している男性。5年前の水害によるトラウマ。過酷な現場。丁寧に描かれている。

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    2025年12月27日
  • 一線の湖

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    水墨画の世界も全く知らないし、芸術家の心の動きもわからない。しかし、主人公が何に苦しみ、何に気付いたのかが、とてもわかりやすく描かれているおかげで、水墨画の世界や主人公の成長を感じることができた。

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    2025年12月27日
  • 龍の守る町

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    水害のあった町の消防士。
    当然その日も任務に当たっていた。
    目の前で流される人達を助けられない忸怩たる思いが今も心を痛め付ける。
    現場から退き司令室へ移動となる。
    司令室のメンバーとの遣り取りや働きが興味深い。
    火災は勿論、水害の様な自然災害にも向き合う消防士達に感謝せねばの読後感。

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    2025年12月25日
  • 線は、僕を描く

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    「水墨とは森羅万象を描く絵画」「森羅万象=宇宙=現象=今のこの世界の現実」
    「現象とは外側でしか起こらないものなのか。心の内側に宇宙はないのか」
    自分の心にグサッとくる言葉です。読みやすくて面白かったです。水墨画とは何の縁もなかった大学生が水墨画にはまっていく話で、主人公は高校生の時に両親を交通事故で亡くして独りぼっちだったのに、よく水墨画のトップレベルまで来れたなって自分でもこの主人公のことを自然と応援してました。
    日本の伝統を極めたい後継者がいなくなっている現在のこの世の中で、この小説は改めて存在感を感じています。

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    2025年12月23日
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

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    あなたに未来を見せてくれるための大切な光
    その光はあなたの瞳の中にある

    自分の道は自分にしか見えない
    自分が見たいと思う景色を自分の目で見ればいい

    ただ、それは決して目の前に見えるものだけではない
    見えない部分があるからこそ、見えないことがあるからこそ、その代わり見えるようになるものがある

    そっと目を閉じてみようと
    小さな光が見えるかもしれない

    そっと覗いてみよう
    瞳の中にある光

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    2025年12月23日