砥上裕將のレビュー一覧

  • 線は、僕を描く

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    ネタバレ

    17歳のときに両親を事故で亡くして以来、喪失感のなかで生きてきた大学生の霜介。偶然出会った老人に導かれて、水墨画の世界に入る。無心に絵を描き続けていくなかで生きることに目が向くようになり、絵師として歩み始める。

    水墨画の世界がこれほど豊饒なものだとは知らなかった。感嘆して著者略歴を見ると、水墨画家。なるほどである。これから水墨画を見る目が変わる(とはいえ、鑑賞眼があるわけではないが)。
    いい人しか出てこないが、そこはあえてそうしたのだろう。霜介の成長もとんとん拍子でご都合主義といえなくもない。しかし、そういうことが枝葉末節としか思えないくらい、描写が素晴らしい。
    水墨画を観たくなった。

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    2026年05月02日
  • 線は、僕を描く(4)

    ネタバレ 購入済み

    じんわり温かくなるラスト

    漫画を読んで鳥肌が立つなんて、初めての経験だった。第1巻との対比もあって、主人公とヒロインの成長ぶりがうまく描かれていた。もしかしたら、水墨画なんて1年でうまく描けるはずがないと、経験者の人は批判するかもしれないけど、この物語は生きることを見つめる青年を描いたものだから、湖山先生が言うように、きっかけは「どうでもよかった」んだと思う。最後の2人の絵(特に主人公!)は圧巻だった。本当に展覧会に自分が居るみたいに感じて息を飲んだ。素晴らしい作品に出会えて幸せ。

    #癒やされる #深い #感動する

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    2021年10月20日
  • 線は、僕を描く(1)

    購入済み

    水墨画に魅せられました。

    芸術を題材にしている作品は数多くあって、これもそういう類のお話なのかと思っていました。もちろん主人公の内面世界を炙り出して芸術作品を生み出すというお話ではありますが、水墨画という簡素で深い芸術に主人公の心情を見事に反映させていました。原作を読みたくなる作品です。

    #切ない #深い

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    2022年09月28日
  • 『線は、僕を描く』を良く知るために

    購入済み

    今まで水墨画にあまり興味がなかったのですが、水墨画に興味を持つようになりました。はまったあまりに漫画版も購入して読みました。

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    2020年09月30日
  • 線は、僕を描く(1)

    購入済み

    新しい!

    色んなジャンルの漫画を見てきたけど水墨画!
    何て新しいんだろう。
    絵が綺麗に描けてあるからこその作品ですね。

    1巻だけ見た感想なのでアレなんですが
    主人公の謎成分が解明されて、どう展開するのか楽しみです。面白いと思います!

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    2020年09月12日
  • 線は、僕を描く(4)

    ネタバレ 購入済み

    教えてくれること

    美しい絵が描けるのはそれが美しいとわかるから。

    美しいもの素晴らしいもの有難いもの、それがわかる心が美しく素晴らしく有難いんだろうと思う。
    そしてそこに向かうまでに自分自身や周囲と向き合う必要があるんだろう。
    それを教えてくれる作品だった。

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    2020年03月20日
  • 線は、僕を描く(2)

    購入済み

    本と違う魅力

    人それぞれのとらえ方
    違うんですね。
    この本も魅力的です。
    具体的に墨絵を目にして
    分かり易いなあ
    そして
    元の本も読み返します。
    何度目だろう?

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    2020年03月20日
  • 線は、僕を描く(4)

    購入済み

    素晴らしかった

    原作小説も素晴らしいが、漫画版も引けを取らない。
    巻数も絶妙でいいリズムで読める。
    水墨画をテーマにした作品は珍しいけど人を選ばすたのしめると思います。

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    2020年03月18日
  • 線は、僕を描く(1)

    購入済み

    ラッキー

    元々、水墨画に憧れていたので 何気なく読んだ漫画が水墨画の話なんてラッキー!

    地元で水墨画の先生を見つけて教室に申し込んだ途端、コロナウイルスのせいで中止になってしまいガッカリでしたが、この漫画に会えて良かったです!

    主人公の事情も色々気になりますね。

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    2020年03月17日
  • 線は、僕を描く(1)

    Ray

    購入済み

    全く知らなかった水墨画の世界を知ることができてなかなか面白かった。西濱さんの絵も気になるところ。続きが楽しみ。

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    2020年03月15日
  • 線は、僕を描く(3)

    ネタバレ 購入済み

    一気に読んでしまった

    楽しいと思えることは物事の本質の1つだと思う。その楽しさ、美しさをわかりやすく表現して読者が共感を得る作品。
    ただ少し残念なのは、小説が元になっているからこそ次巻で完結すること。もう少し話が膨らんで長く続くともっと良いのに…と思ってしまう。

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    2020年01月19日
  • 線は、僕を描く(2)

    購入済み

    水墨

    ハッキリ言って、絵の芸術性についてはわからないし、知識も無い。
    でも、読んでいると、あぁそうか、と思うことがある。

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    2019年12月15日
  • 線は、僕を描く(1)

    購入済み

    禅の精神と結びついた中国伝来の日本文化の1つ。室町時代に可翁や如拙、周文、雪舟、明兆と多くの水墨画家が出て全盛期を迎えた。桃山期の長谷川等伯等へと連なっていく。
    高校日本史で触れる情報は多くない。書道や茶道と比べて現在の露出も多くはない。
    でもこの作品はそんな水墨の面白さ、奥の深さを伝えている。何よりわかりやすく引き込まれる。

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    2019年12月15日
  • 11ミリのふたつ星~視能訓練士 野宮恭一~

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    ネタバレ

    砥上さんの描く人々は、みんなハートフルでいいな。現実はこんなに美しくないんだろうけど、でもこうあってほしいなと思う。
    先に「龍の守る町」を読んでいたから、あれ?水害で人助けをして亡くなった夫で、子どもがあかりちゃん?つながってる?と驚いた。最後の最後、あかり屋でやっぱりそうなんだ!と確信。
    野宮くんは今作では急成長を遂げていて、不器用エピソードも申し訳程度、非常に有能な視能訓練士として、行く先々でたくさんの人を救う。自信もついてきて、行動に迷いがなくなった。夕美さんが初め、灯ちゃんの斜視を受け入れられない場面では、我が子のことなのに…と思ってしまったが、目という見えて当たり前のように感じる、他

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    2026年06月02日
  • 一線の湖

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    『線は、僕を描く』の続編です。
    文庫になっていたのですね*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*

    前作を読んだのが2022年の夏でしたので、4年か、、、
    前作忘れちゃってるかなぁ?と思いながら読み始めましたが、どんどん記憶が蘇ってきました(*´꒳`*)

    順風満帆と思われた霜介くん、失敗に落ち込み、将来に重い悩んでいたが、亡き母の勤めていた小学校から、水墨画の講師の依頼を受ける。


    そうそう、この読み応え。
    筆を動かして絵を描いているだけなのに、この表現力たるや凄いんです。
    頭の中ぶわぁーっと白紙にしてから、線の一本一本が頭に描かれていく感じ。

    最後の揮毫会の場面は、描写も凄いのですが、この場面を映像で見

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    2026年05月17日
  • 一線の湖

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    「線は、僕を描く」の続編。

     水墨画に魅せられて、研鑽を積む霜介に訪れるスランプ。
     そんな中、亡き母の勤めていた小学校から依頼された水墨画の授業で出会った、無邪気な小学生たちの純粋な感性に一筋の光を見つける。
     ドン底まで落ち込んだ霜介が立ち直るきっかけとなった斉藤さんとの再開。

     砥上さんご自身、水墨画家ということで、湖山先生の最後の揮毫会の描写は、まるで目の前で作品が出来上がっていくような躍動感を感じ、墨の匂いまでしそうだった。
     霜介は温かい教師になれるんだろうな。

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    2026年05月11日
  • 龍の守る町

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    消防の現場と指令室の内情が知れるお仕事小説かと思ったら、どちらかというと街の、そして家族の再生の物語だった。いつもと同じ朝食を食べ、変わり映えしない毎日を送れることの幸せを再認識した。

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    2026年05月10日
  • 龍の守る町

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    身近な人たちの不幸を守ることのできない無力感を、努力と精神力で乗り越えようとする主人公と、その辛さを共有したいと思う心ある仲間達。災害の多いこの国にあって、無力な政治に代わるのはやっぱり人間力と包容力と、他者を敬う心じゃないかな。

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    2026年04月27日
  • 線は、僕を描く

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     初読みの作家さん。

     両親を失い、内にこもってしまった青山霜介。
     水墨画の展覧会の設営のバイトでたまたま出会った篠田湖山に見初められ、水墨画の世界に足を踏み入れる。

     水墨画にはほとんど触れたことのない私だったが、一気にその魅力に惹き込まれた。
     作家さん自身、水墨画家ということで、様々な画法や技術だけでなく、表現するための精神までが繊細に描かれていて、改めて水墨画の作品を見てみたいと感じた。

     「水墨を描くということは、自然との繋がりを見つめ、学び、その中に分かちがたく結びついている自分を感じていくことだ。」
     「技はあくまでも技です。絵の本質ではありません」という言葉が印象的だっ

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    2026年04月26日
  • 一線の湖

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    1作目で、主人公の見えているもの、感じているものの描写がうますぎて感動してしまったので、もはや2作目では慣れてしまってハードルがあがっていたが、相変わらず言語化能力が高くて読んでいてスムーズだった。
    どんな内容なのかな、と楽しみに読んでいたら、序盤から中盤らへんでまさかの感動回になっていてとてもよかった。
    この辺で感動しちゃってハードル上がりすぎて中盤以降は物足りなさを少し感じつつ、とはいえちゃんと楽しめる内容だった。
    いい終わり方だったと思うし、芸術家を目指す若い人たちに是非読んでほしいなと思った。
    作品の方向性とは違うかもしれないけど、千瑛と青山くんの2人が今後どうなっていくのかめちゃくち

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    2026年04月24日