砥上裕將のレビュー一覧
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ネタバレ砥上さんの描く人々は、みんなハートフルでいいな。現実はこんなに美しくないんだろうけど、でもこうあってほしいなと思う。
先に「龍の守る町」を読んでいたから、あれ?水害で人助けをして亡くなった夫で、子どもがあかりちゃん?つながってる?と驚いた。最後の最後、あかり屋でやっぱりそうなんだ!と確信。
野宮くんは今作では急成長を遂げていて、不器用エピソードも申し訳程度、非常に有能な視能訓練士として、行く先々でたくさんの人を救う。自信もついてきて、行動に迷いがなくなった。夕美さんが初め、灯ちゃんの斜視を受け入れられない場面では、我が子のことなのに…と思ってしまったが、目という見えて当たり前のように感じる、他 -
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『線は、僕を描く』の続編です。
文庫になっていたのですね*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*
前作を読んだのが2022年の夏でしたので、4年か、、、
前作忘れちゃってるかなぁ?と思いながら読み始めましたが、どんどん記憶が蘇ってきました(*´꒳`*)
順風満帆と思われた霜介くん、失敗に落ち込み、将来に重い悩んでいたが、亡き母の勤めていた小学校から、水墨画の講師の依頼を受ける。
そうそう、この読み応え。
筆を動かして絵を描いているだけなのに、この表現力たるや凄いんです。
頭の中ぶわぁーっと白紙にしてから、線の一本一本が頭に描かれていく感じ。
最後の揮毫会の場面は、描写も凄いのですが、この場面を映像で見 -
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初読みの作家さん。
両親を失い、内にこもってしまった青山霜介。
水墨画の展覧会の設営のバイトでたまたま出会った篠田湖山に見初められ、水墨画の世界に足を踏み入れる。
水墨画にはほとんど触れたことのない私だったが、一気にその魅力に惹き込まれた。
作家さん自身、水墨画家ということで、様々な画法や技術だけでなく、表現するための精神までが繊細に描かれていて、改めて水墨画の作品を見てみたいと感じた。
「水墨を描くということは、自然との繋がりを見つめ、学び、その中に分かちがたく結びついている自分を感じていくことだ。」
「技はあくまでも技です。絵の本質ではありません」という言葉が印象的だっ -
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1作目で、主人公の見えているもの、感じているものの描写がうますぎて感動してしまったので、もはや2作目では慣れてしまってハードルがあがっていたが、相変わらず言語化能力が高くて読んでいてスムーズだった。
どんな内容なのかな、と楽しみに読んでいたら、序盤から中盤らへんでまさかの感動回になっていてとてもよかった。
この辺で感動しちゃってハードル上がりすぎて中盤以降は物足りなさを少し感じつつ、とはいえちゃんと楽しめる内容だった。
いい終わり方だったと思うし、芸術家を目指す若い人たちに是非読んでほしいなと思った。
作品の方向性とは違うかもしれないけど、千瑛と青山くんの2人が今後どうなっていくのかめちゃくち -
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ネタバレ主人公の、両親の死など周りの出来事や、水墨画に対する感じ方の表現に独特の感性があって面白かった。
これまで水墨画は目にすることはあれど、この本のようにじっくりと作品として味わって鑑賞することは殆どなかった。
水墨画の巨匠にたまたま巡り会って価値を見出され、滅多になれない内弟子になれるというところはできすぎているが、その巨匠も、孫娘も、きっかけを作った親友の古前くんにしろ、不快感のない、主人公に刺激を与えてくれる良きキャラクターだった。
「そんなに凄い絵なのですね〜」などと記者がコメントしている場面があり、確かに水墨画というと渋い分野に思え、玄人世界に感じる。
また時間がある時に、水墨画に触れ -
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#龍の守る町
#砥上裕將
素直に、面白かった。
砥上さんの小説は、いつも知らない世界の扉を開けてくれる。水墨画然り、視能訓練士然り。
今回の主人公は消防士。これまでより少し年上だけれど、自分の中にある何かを見つけようとする過程は共通している。
小さな田舎の町、水害の傷跡、心の傷と後悔に囚われた住人たち。主人公は過去のトラウマと闘いつつ、新しい職場で水害の記憶と向き合っていく。
第1章だけで心を鷲掴みにされる。突然涙が込み上げるので、職場や電車の中では読まない方がよい。
救えなかった命のことを思うのでなく、その人たちが自分たちを生かしてくれていると気づく。自分にとって未知の消防士の世界だけでな -