岡嶋二人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
世界ジュニア・ウエルター級タイトルマッチ15回戦
チャンピオン アルフレッド・ジャクソン VS. 挑戦者 琴川三郎
この試合は、因縁の対決と言われていた。引退した前のチャンピオン最上永吉は、琴川の姉と結婚していた。世間は、琴川にとって義兄の雪辱戦になるからだ。
この試合の二日前、ジムで琴川を待ってた最上の元に青い顔で駆け込んで来た妻。この時間は、仕事をしてるはずでは?と、疑問に思い妻の話を聞くと子供が誘拐されたという。駐車場で突然襲われ、育児所に預けるはずの生後10ヶ月の息子を誘拐されたのだ。妻の手には、子供を誘拐した手紙。そして、ジムの電話が鳴った。琴川を呼び出す電話だった。琴川が出ると入り口のマットの下に手紙があると言う。その手紙には、「ジャクソンをノックアウトで倒せ。さもなければ子供の命は無い」そう脅迫文が届いたのだ。
ジムの会長は、それを知りこっそりと交番に駆け込み警察に事態を知らせる。
警察は、試合を存続させるために報道規制をひかずにひそかに捜査する。試合は、2日後。たった三日間で犯人を探し出さなければならない。身代金でなく、ノックアウトで倒せと言う犯人の意図は?そんな中琴川は、いらだって素手でサンドバックを叩いてしまう。それは、拳を傷めるボクサーにとって致命的な行動だった。中指を骨折してしまう。果たして試合は、どうなるのか?誘拐された子供は助かるのか?犯人は?怒涛の勢いのノンストップ誘拐ミステリーです。
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Posted by ブクログ
クリスマス・イヴの日に、恋人未満のカップルが
山奥にある友人の別荘で友人夫婦と婚約したカップルと6人で
楽しい一夜を過ごすべく、車を走らせる。
予定より随分遅れて到着した二人を迎えたのは真っ暗な別荘。
またいつものようにからかっているんだと思いつつ別荘に入ると
そこには友人の血まみれの死体が・・・
電話線は切られ、車は壊され、逃げ場のない二人に襲い掛かる
まるで「13日の金曜日」のジェイソンのような無差別殺人鬼。
途中で別の別荘に隠れていた友人の一人と合流し、また他の別荘の
オーナーである老紳士とも協力してなんとか脱出を試みるが
殺人鬼の前に次々と倒れていき・・・
息もつかせぬ展開にドキドキしながら一気読みしちゃいました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレかなり予想外の結末を迎えた。ラスト100ページあたりから展開されていたイプシロンプロジェクトの闇を暴く話のまま終結すると思っていたが、まさか最後で「クラインの壺」というタイトルが回収され、ゲーム内と現実の区別が読者にも分からなくなるとは…どんでん返しモノは嫌いだがこれは嫌な気がしない裏切りだった。
ラストが現実なのか、ゲームの中なのか、素直に考えると、2通りが考えられる。作中通して語られた上杉視点と、「偽パスポート屋」からは全てゲームと言う笹森視点だ。
上杉視点
作中書かれた通りで、上杉がイプシロン事務所に潜入して捕まり、薬品で意識を失い目を覚ました後にどちらの世界か分からなくなっている。現実世界で真相を暴く→口封じでK2に閉じ込められると考えると最後のシーンはゲームの中ということになる。
笹森視点
「偽パスポート屋(p142)」から全て虚構で、現実なのは偽パスポート屋に入る前とラスト数ページのクラインの壺から出た後だけ。強引にも見えるが一応説明はつく。ピアスや姫田の名刺から本当の結末を導けそうな気もするが、丸ごとK2の中でしたという笹森の説明を覆すことは難しい。読者もいつの間にかクラインの壺に入ってたという訳だ。
でどっちの結末と取るかはどちらとも取れるように書かれているので本当にどっちでも良いのだが、上杉視点を支持したい。笹森視点も面白いがこちらは「クラインの壺」を使ったギミック要素であり、ストーリーとしては上杉視点が実際に起こったのが本当の話という方が面白い。どちらの説にしよ完全に筋が通ってしまうのが面白い。
そして本当に最後、自殺を決意した上杉はどうなるか。笹森視点の場合、現実世界なので本当に死ぬだろう。一方上杉視点であれば自殺後はゲームから目覚めるのだろう。だが、目覚めた先が現実であるという保証はない。自殺して目覚めるところまでもゲームの一部と言うことも出来てしまうのだ。結局一度K2をプレイした時点でどこまでいってもクラインの壺からは抜け出せないという話。
これが書かれたのは1989年初代ゲームボーイの発売年で、携帯もphsより10年前の見たことない古いやつを使っていて驚く。最近では脳波でPC操作を行ったり、見ている景色を映像化したり出来るので作品世界に近づいて来ているのだろう。それが良いことなのかは知らないが。