岡嶋二人のレビュー一覧

  • 増補版 三度目ならばABC

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    2017年19冊目。
    1月に既に読んでいたものを、増補版があるとのことなので別途購入。幻の未収録作品「はい、チーズ!」についてはそこまでではなかったけど、内容が既に分かっていてもやっぱり良くできてるなぁ、山本山コンビは好きだなぁ・・と改めて思った。
    岡嶋二人作品の中では断トツに美郷が好きです。

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    2017年03月28日
  • あした天気にしておくれ

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    ネタバレ

    高額の競走馬が移送中に事故で骨折し、それを隠ぺいするために競走馬の身代金誘拐事件を偽装。倒叙形式で1日ごとにその様子が描かれ、その中に意表を突く出来事を2つ盛り込み、クライマックスである身代金引き渡し当日の土曜日へと突き進んでいく展開は無駄がなく、引き込まれる内容であった。
    「第6章 金曜日」が終わった時点で、犯人がどうやって、安全に身代金を詐取するのかを考えてみて、ひとつの方法が思い浮かんだ。ヤマ勘にすぎないが、結果的にほぼそのとおりの方法であった(細かい計算はしていないし、詳しいシステム上のことまではわからなかったが)。映画「スティング」のような、意表を突く、鮮やかな手際だ。
    主人公がその事実に気づいた後、さらにいくつかの疑問点が示されるが、そちらの真相の方は伏線があちこちに散らばっていて、わかりにくい。
    主人公の朝倉は、事件のからくりを見抜いたり、犯人がこれから取る行為の危険性に気づくなど、鋭いところもあれば、北海道に行った際に尾行のことすっかり忘れていたり、ある人物の正体を勘違いするなど、迂闊なところもある。

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    2017年02月26日
  • 眠れぬ夜の報復

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    ネタバレ

    2017年13冊目。
    「眠れぬ夜の殺人」から間を開けずに続編。
    いやー・・よくできてるなぁ・・。
    相変わらず3人の絡みもいいし、ホントに1つ1つがつながってく感じとかもうあっという間に読んでしまった。
    もちろん、やはり今とは色々勝手が違うから、んー・・って思うところもあるけど、それでもやっぱり面白かった。
    あたしは、続編の方が好きかな。


    2022年8月再読。
    やっぱ好きだなぁ…ソーレンw
    眠れぬ夜の殺人から続けて読んだ。
    今回の再読では最初の方が好きかも。
    法月綸太郎の解説読んで、あーそうだったのかーと納得しつつさみしくなった。

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    2017年02月24日
  • 焦茶色のパステル 新装版

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    宝飾デザイナーの香苗は
    突然の刑事の訪問を受けた。
    競馬評論家の夫・隆一の知人が殺害され
    直前に夫が被害者を訪ねていたという。
    その夫も、訪れた先の牧場で猟銃により
    殺害されてしまった。
    隆一と共に牧場長と一組の
    サラブレッドの親子が犠牲となった。
    夫は何故殺されたのか。
    香苗は親友の芙美子と共に
    事件の真相を探る。


    ただ競馬に携わる人間が
    事件に巻き込まれた、というのでなく
    競馬、サラブレッドが事件の核心に
    深く関わってくるのだから、
    競馬ファンとしては堪らない。
    すっきりとして非常に読みやすく
    テンポの良い文体が特徴的。
    登場人物のキャラも非常に魅力溢れる。
    特に探偵役の芙美子は、
    自由奔放でエネルギッシュ。
    女性らしさは全くないが、
    機転が利き、鋭い観察力で
    事件の真相へずんずんと進んでいく。
    女性2人で挑んだ危険な冒険も
    ハラハラさせてくれた。
    競馬を題材の中心としているが、
    知識のない読者も十分に楽しめる作品。
    どんでん返し、予想外の強烈な一撃、
    というのは無かったが、
    何故事件が起こったのか
    いわゆるホワイダニットという所が
    よく出来ていて楽しめた。

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    2017年02月22日
  • どんなに上手に隠れても

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     作品解説(カバーより):多くの人が出入りするテレビ局から、白昼、売出し中の歌手が誘拐された。しかもその直前、この誘拐を暗示する奇妙な匿名電話が警察に入っていた! 芸能プロやCMスポンサーたちの対応、駆け引き、警察の地道かつ執拗な捜査、そして事件の驚嘆すべきトリックまで、リアルに描ききった傑作長編推理。

     「誘拐の岡嶋」の異名をとる岡嶋作品らしく、単純かつ巧妙なトリックや、事件の背景に渦巻く人間模様は、読み手を唸らせること必然。まだ岡嶋作品に触れたことの無い方や、岡嶋作品は何冊か読んでるけど、この作品は読んでいないという方にオススメ。

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    2017年02月12日
  • ちょっと探偵してみませんか

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     解説(カバーより):25の謎であなたに挑戦する、鬼才岡嶋二人の傑作推理短編集。犯人はだれか、なぜ完全犯罪は破れたか、暗号やダイイング・メッセージの解読。「ちょっと考えてみて下さい」という文章が探偵ゲームの始まりです。

     問題と回答を並べただけという短編の推理物は数多くありますが、この作品はそれぞれが一つの世界を作っています。難しいと思う問題もあると思いますが、よ~く考えてみると不思議と答えは出てきます。作品の性質上、再読するのはずっと先になりそう。

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    2017年02月12日
  • とってもカルディア

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    2017年7冊目。
    「三度目ならばABC」の山本山コンビの続編で今回は長編。前作から続けて読んだので、2人の名コンビっぷりをそのまま堪能出来た。
    やっぱり美郷のキャラクターがホントに好きで、その発想と行動力は羨ましい限り。
    ただ、なにぶんカメラの知識が無いのでちょっと分かりにくいところもあったのが残念。
    でもそこを差し引いても面白かった。
    ぜひ「三度目ならば…」とセットで読んで欲しい。岡嶋二人作品で続編ってのはこれだけみたいだし、とても思い入れのある作品なんだろうなと思う。

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    2017年01月25日
  • 開けっぱなしの密室

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    ネタバレ

    2017年4冊目。
    岡嶋二人コンプリート計画続行中w
    今までの経験上、岡嶋二人は短編も面白いと分かってはいたけど、今回も面白かった。
    まずタイトルが凝っていてやや意味不明なところが惹きつけられる。6作品の中では「罠の中の七面鳥」「がんじがらめ」が好き。「罠の中の・・」は井上夢人の「もつれっぱなし」みたいな運び方。初めて岡嶋二人を読む人には読みやすくていいかも。


    2022年6月再読。
    短編集、どれも作り方が異なってて面白い。
    岡嶋二人作品に出てくる女性キャラクターは、どの人も快活でイキイキしてて魅力的。

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    2017年01月15日
  • 七年目の脅迫状

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    2017年3冊目。
    面白かった!最初から最後までハラハラドキドキ。競馬を題材にしているけど、知識なくても楽しめる。とにかく早く続きが読みたくて読みたくて…一気に読んでしまった。個人的には「焦げ茶色のパステル」よりも好きかも。
    やっぱり初期の作品と最後あたりの作品では違うなぁ。でもどちらも岡嶋二人作品であってどちらも良さがあって、やっぱり好きだなぁ。

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    2017年01月13日
  • ダブル・プロット

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    ネタバレ

    『記録された殺人』

    『こっち向いてエンジェル』

    『眠ってサヨナラ』

    『バッド・チューニング』

    『遅れて来た年賀状』

    『迷い道』

    『密室の抜け穴』

    『アウト・フォーカス』

    『ダブル・プロット』

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    2017年01月02日
  • コンピュータの熱い罠

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    ネタバレ

    2016年61冊目。
    ってか、これが1986年当時の話なのかーと思うと色々考えてしまう。
    ここまでなる前にもっと色々出来たことあったよなーとか、このテの話が、80年代から既に存在していたのだなーとか。
    音響カプラーとか、マイコンとか色々時代を感じさせる言葉で完全やられた。
    途中で犯人は分かってしまったけど、スリル満点で楽しめた。絵里子、すきだなぁ・・。


    2022.10再読
    分かっているはずなのにハラハラさせられっぱなしであっという間に読み終えた。
    やっぱり好きだわー岡嶋二人。

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    2016年12月30日
  • 七日間の身代金

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    やっぱり岡嶋二人面白い!

    誘拐された2人。1人は餓死寸前で見つかり、1人はどこへ…⁈さらに謎の失踪、殺人。

    犯人全然分からなかったです…

    謎がどんどんとけてくかんじ良いよね。

    面白くて一気読み。

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    2016年06月09日
  • 眠れぬ夜の殺人

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    警察に存在する秘密組織。
    特別な指令を受けて、事件性が疑われる出来事を調査する。

    酔っぱらい同士の喧嘩による殺人が頻発することに疑問を感じた警察からの以来で捜査を開始する。

    連続する事件と徐々に明らかになっていく真相。
    巧みなストーリー展開に最後まで一気読みだった。

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    2016年05月04日
  • 解決まではあと6人

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    構成、アイデアの妙にあらすじだけでとてもワクワクする
    その出落ちに終わらず、中身の方もしっかり驚きとワクワク感が用意されていて一人の探偵パートが終わるごとにどんどん先が気になった
    解決編よりも謎が散りばめられていく過程が何より楽しい作品かも

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    2016年03月02日
  • ダブル・プロット

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    9篇の短編集。目新しさはないものの、突拍子のない不満な展開などもないので、読みやすいと思います。
    【記録された殺人】事件に関わった人物達の証言で話が進みます。証言が増えていくほどに事件の全容が見えてきます。
    【こっちむいてエンジェル】【眠ってサヨナラ】この本はそれぞれの話が独立した短編集ですが、この二篇は同じ人物が主人公です。サッパリしてるけど愛情深い主人公に好感が持てました。
    【バッド・チューニング】追い詰められると無茶なことを考えてしまうものなのかと切なくなりました。
    【遅れてきた年賀状】重い話ではないので気楽に読めました。
    【迷い道】ねっとりとした怖さがある話。男女は、好き同士のラブラブの時はいいんですけどね…。片方だけの気持ちが変わってしまったら、大変ですよね。
    【密室の抜け穴】【アウト・フォーカス】わかりやすい謎解きだと思います。
    【ダブル・プロット】岡嶋二人ファンなので、楽しめました。

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    2015年11月25日
  • クリスマス・イヴ

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    面白かった( ´ ▽ ` )ノ
    クリスマスに別荘地で、ドンドン人が死んで…ジェイソン?本当に面白かった。

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    2015年09月15日
  • チョコレートゲーム 新装版

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    落ちるとこに落ちて安心した。もし現実に起こったら、本当に恐ろしい。今の時代なら起こってもおかしくないかもしれないけど。それにしても、どっちなのか知らないけど相変わらず馬好きね。

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    2015年07月18日
  • あした天気にしておくれ

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    身代金奪取の鮮やかさと、先の読めないスリリングな展開でぐいぐい読ませるが、最後にほんの少しだけ息切れしてしまったかな。

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    2015年06月09日
  • 解決まではあと6人

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    サブタイトル「5W1H殺人事件」と、講談社文庫ということで、80年代の赤川次郎か夏樹静子かという先入観で読み始めたものの、面白い。

    まずカメラを調査している探偵が持ち主のもとに向かうと死体が見つかる。その次は突然、別の探偵が喫茶店探しということで、短篇集かと思っていたところ、実は謎の依頼者が同一で…という、なかなか斬新な展開。しかも各章で、有る1点について徹底的に調べる。例えばカメラの修理履歴だったり喫茶店の電話帳、果てはコンピュータープログラムのバイナリコードまで。なかなか最近の作家には出来る技じゃない。

    全体を通して、ほとんど姿を表さない共通の依頼者を軸に、視点を章ごとに切り替えるというテクニックに溺れること無く、読者を引っ張っていく文章力や、それぞれの登場人物の魅力的な性格など、非常によく出来た推理小説だ。1980年代はこのレベルの推理小説がよく有った。

    ダメ出し。1988~9年頃に書かれたようだけど、その頃は2バイトの文字も普通に有ったし、そもそもフロッピーディスクが当たり前であって、若干そこらは古い。

    また、最後のオチがうーん、という内容なので、オチに対して星一つ減点。

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    2015年03月26日
  • チョコレートゲーム 新装版

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    ネタバレ

    事件の展開のさせ方がとても上手いなと感じた。父親が執念で事件の真相にたどり着くのは、読んでいて爽快感がある。

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    2015年04月25日