岡嶋二人のレビュー一覧

  • チョコレートゲーム 新装版

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    事件自体の謎もそうですが、親にとって理解不能な存在と化した中学生たちの行動を解き明かすところが最大の見所だと思います。
    「息子を失った父親」の心理描写が緊迫感を生み出しています。伏線の張り方も自然で良く出来ていると思います。とても面白かったです。集団心理って怖いなと思いました。

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    2015年10月15日
  • ちょっと探偵してみませんか

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    短編ミステリー。
    読んですぐに解答はあるので、さくっと読めます。

    話は短いので、矛盾を探すのは簡単なのですが
    それが犯人につながるか…と言われるとちょっと。
    2者択一なら、多分こっち! と思えるのですが。
    3人になると、犯人がさっぱり分かりません。
    どこが引っ掛かるかは分かるのですが…それが犯人と繋がらない(笑)

    解説に書かれていた『最後の講演』の隠れた謎。
    あれは指摘されなければ、いつまでも気がつかなかったです。
    妙な所に罠(?)がw

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    2013年06月30日
  • ちょっと探偵してみませんか

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    「ちょっと悩むと分かる」物が多く、ありがたいです。
    トリックのパターンや話のテイストがそれぞれ違い、読み飽きませんでした。

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    2013年05月21日
  • あした天気にしておくれ

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    誘拐されたのサラブレット!身代金の受け渡し方法が秀逸なミステリです。犯人は、厳重警戒の中、どのように2億円を奪取するのでしょう。現在では、このトリック自体無理があるのですが、それを割引いても傑作です。

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    2013年05月05日
  • 開けっぱなしの密室

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    ネタバレ

    6つの短編集
    「罠の中の七面鳥」
    「サイドシートに赤いリボン」
    「危険がレモンパイ」
    「がんじがらめ」
    「火をつけて、気をつけて」
    「開けっ放しの密室」

    程よい長さの短編集だった。
    設定がどれもおもしろいし
    本当によく構成されているミステリー
    文体が様々で、どんな話も飽きさせない

    6つの中では、私は一番初めの
    罠の中の七面鳥」がいちばんすきだった。
    どんな結末になるのかが、全く分からない。興奮した。

    あと「危険がレモンパイ」というタイトルがすごい好き。
    「危険がいっぱい」とかけてるのかな
    そういうのけっこう好き

    最後の最後まで、犯人の候補者すら思い浮か

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    2013年04月21日
  • どんなに上手に隠れても

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    ネタバレ

    <あらすじ>
    多くの人が出入するテレビ局から、白昼、売り出し中の歌手が誘拐された。
    しかもその直前、この誘拐を暗示する奇妙な匿名電話が警察にはいっていた!芸能プロやCMのスポンサーたちの対応、駆け引き、警察の地道かつ執拗な捜査、そして事件の驚嘆すべきトリックまでリアルに描き切った傑作長編推理作品。


    おもしろかった!
    これもまた最後まで犯人がわからなかった。
    すごい。

    意外なところから犯人の手がかりを導き出す感じが
    読んでて、そうきたか!となる。

    身代金1億円が消えた瞬間やその方法が分かった部分、
    終盤の株のくだりが興奮した。
    こうやって事件の核心かも的な情報をゲット

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    2013年04月21日
  • 眠れぬ夜の報復

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    これ、シリーズものだったのか! 解説を読んで初めて知ったぞ。
    何はともあれ岡嶋二人のミステリはドラマみたいだ。過去がある。伏線がある。エピソードにドラマがある。今回はそれにキャラ立ちした登場人物が関わり、そこがまた面白おおおおい!

    時効が成立した事件。遺族でプロボウラーの草柳が、盗まれたはずのボールを偶然目にした時、真相解明に向けて事件が動き出す。彼がとった方法とは――…。彼と協力者の女の周辺をこそこそ嗅ぎまわる、謎の集団。尾行、変装、色仕掛け。何でもなりな彼らの正体は果たして――?

    小さな事実から大きな闇を手繰り寄せるって、よくある展開だけれど、岡嶋二人が書くと、無駄なく引き締まった仕上

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    2012年11月04日
  • 焦茶色のパステル 新装版

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    競馬はやったことがないけれど、小説ではたまに出てくる。
    この作品では、ミステリの核心なだけあって、謎解きに必要な情報は提供してくれる。
    主人公が素人という設定なので、感情移入できる感じ。
    30年前の江戸川乱歩賞の作品なのに、古さはそんなに感じない。全てが無駄なく収まる感じ。
    それでいて意表をつく部分もあって。
    岡嶋二人の作品は外さない、と思う理由かな。
    読んで損はしない。

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    2012年10月11日
  • コンピュータの熱い罠

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    パソコンと個人情報を使ったミステリー。
    便利になるということは、そこに伴うリスクが確実にある。
    恐ろしや~

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    2012年09月16日
  • クリスマス・イヴ

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    面白い! もう一気読みだッ!

    敦子は喬二に騙され、クリスマスを彼の友人(といっても夫婦一組と恋人一組)と、雪深い山荘で過ごすことになった。「イタズラ好き」と忠告を受け、心して別荘内へ入ったが、何かがおかしい。これがすべての始まりだった。
    転がる死体は喬二の友人のもの。そして犯人の襲撃。陸の孤島と化した雪山の山荘で、迫りくる恐怖に二人は立ち向かわなければならない。

    他とは断絶された雪山でのサスペンスという王道。面白いのなんのって…! もう息もつけないような展開の連続に、夢中になって読んだ。うじゃうじゃ言ってないで逃げなきゃダメでしょうにって何度叫びそうになったことか(笑)。いやそれはともかく

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    2012年08月27日
  • 七日間の身代金

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    どろどろした人間模様が気持ち悪かった。主人公の二人がどろどろ感を和らげてくれたと思う。人間のどろどろした部分が描かれていて怖かった。

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    2012年08月15日
  • 開けっぱなしの密室

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    あとがきにもあったけど、短編それぞれのタイトルがホントしゃれてる。センスがよすぎ。“危険がレモンパイ”てなんのこっちゃ?!って考えながら読むのも楽しかった。タイトルだけじゃ、どんな事件が起こるのか分からないから、何が起こるんやろ~?!っていうドキドキワクワク感も楽しめた。
    情景描写が巧いので、場面場面が頭にすぐ浮かぶから、サクサク読める。

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    2012年08月02日
  • あした天気にしておくれ

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    犯人側の視点からかかれていて、ハラハラ感を一緒に感じながら読んでいたら、いつの間にか犯人探しのハラハラ感もプラスされていろんな緊張感ミックス状態で読んだ。読書の気持ちの持ってき方が巧いと思う。

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    2012年08月02日
  • 増補版 三度目ならばABC

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    山本山コンビが軽快に事件を追っていく。さらさら読めるけど、謎解きはしっかり作られてて、がっかりしない。登場人物も実在してそうないきいきした感じがあってよかった。

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    2012年08月02日
  • ダブル・プロット

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    発売日に購入したはずなのにゆっくりペースで読んでしまった。
    きっと岡嶋二人の世界にいつまでも浸りたかったからか。

    だけど、読み始めたらやっぱり面白すぎてサクサク読んでしまったり。
    表題作のダブルプロットが好きかなー。
    岡嶋二人の作品はこんな風に書いてないよってあとがきで井上夢人先生書いてたけど、なんとなくこんな風な感じだったんかなー?って思いながらにやけてしまった(笑)

    岡嶋二人はやっぱり長編が好きだけど、短編集も楽しい。
    まだ読んでない作品が家にあったはず。
    読んだのも含めて岡嶋二人の世界に浸りたい。

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    2012年04月30日
  • ダブル・プロット

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    さすがは二人さん、短編とはいえなかなかだった。20年以上も前の作品なので時代をかんじさせるキーワードがところどころにあって懐かしさも加わりましたね。

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    2012年02月20日
  • 眠れぬ夜の報復

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    ネタバレ

    岡嶋二人らしく一気に楽しく読める。ただし、後半は犯人よりも捜査0課が草薙をどうかばって事件を落ち着かせるか。本当の犯人をどう裁くかになっている。

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    2012年02月15日
  • あした天気にしておくれ

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    競馬には全く興味がないですが、違和感なく入りこませてしまった岡嶋さんの筆捌きは流石。馬が誘拐されるという設定も、身代金奪取方法も、とにかく面白い!

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    2012年02月11日
  • 開けっぱなしの密室

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    短編集「罠の中の七面鳥」「サイドシートに赤いリボン」「危険がレモンパイ」「がんじがらめ」「火をつけて気をつけて」「あけっぱなしの密室」の6編。短編ながら安定したしっかりとしたストーリ展開。楽しめる。

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    2012年02月06日
  • なんでも屋大蔵でございます

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    ネタバレ

    岡嶋二人にしては珍しい短編もの。

    半七捕物帳ちっくで主人公大蔵が昔を回想して事件の話をする構成。なかなかユーモアがありほのぼのとする。最後には犯人と疑われた前科者を大蔵が雇うなど心温まる感じ。続編が無いのが残念。

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    2012年02月06日