岡嶋二人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シェルターに閉じ込められた男女4人が脱出のため金持ち娘の死の真相を探るミステリー。昔の話で古臭いというご意見もあるみたいだが個人的にはそうは思わない。鉛筆の芯のように尖らせたというか、シチュエーションも登場人物も長編としては無駄な要素を削っている。ここまでシンプルにして意外性があったところは素直に驚いた。
逆に他の方と同じ意見なのが登場人物達が普通に嫌悪感を抱けるキャラクター性。もちろん作者としてはトリックの効果を狙ったものだろが、あまり再読する気もしない。それでも先日読んだオチに類似性があるミステリー(わりかし最近の作品)と比較すると本作の方がトリックとしては優れている気がする。 -
Posted by ブクログ
これは香苗さんが主人公だよねって確認しながら読みました。
まず夫が銃で撃たれて亡くなるというとてもショッキングなはじまり。でも冒頭からあるように夫婦間に(いや妻側?)溝がある関係性から泣いて取り乱す奥さんでは無い。でもそこは責める点ではなくて逆にそれだから話が進んでいった気がします。
ずっと引っ張ってくれたのは香苗の友人、香苗と違って探偵さん?と思える面白みにはまっていきました。
話が進むうちに馬や競走馬や繁殖の話に興味をひかれました。知らないことを知るのは楽しいことです。
事件の真実がわかった時、そんな大ごとの話だったのかと驚き、どうなるのかと思ううちにそうなったかという事件の終わり。とりあ -
Posted by ブクログ
第28回江戸川乱歩賞を受賞した競走馬が絡むミステリー。昭和57年に書かれた本作だから、いろいろなところで時代を感じさせるが、競馬の世界については根本的なところは変わっていないのだろうか。
文庫本になった当時の赤茶けた本を古い書棚で見つけで読み返してみたが、主人公が友人とミステリーを順番に解き明かして行く、その過程で競走馬に関する基礎知識を説明して行くというストーリー展開がとても自然で読みやすい。殺人事件の裏にある大きな秘密が最後に明らかになる衝撃の結末もある意味では落ち着いて受け入れられるのは、この小説の良さであるだろう。
競馬にも推理小説にも関心がない人でも楽しめる、そんな岡嶋二人の名作。自