岡嶋二人のレビュー一覧

  • 解決まではあと6人

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    うん、うん。相変わらずの面白さ。軽すぎる感じは否めないが。
    正当なミステリーって感じ。
    やっぱり岡嶋二人はいいなー。

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    2015年01月12日
  • 眠れぬ夜の殺人

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    ネタバレ

    単なる酒に酔った喧嘩での致死事件と思われたが、実は金を強請るために仕組まれた犯罪だった。 五件目の致死事件が起きた直後、警視庁刑事部の秘密部外組織が密かに動き始める。

    酔っ払い同士の些細な口論、絡まれた相手を振りほどいただけのつもりが、相手を死に至らしめていた。 実際に起こってもおかしくない致死事件、それが裏で仕組まれていたとは・・・ 身の回りにそんなことがあったらと思うと恐ろしい。 何よりも、そんなことを思いつく事がすごい! そして警視庁刑事部の秘密部外組織の存在。 トップの菱刈は恐ろしく冷静で、すこぶる頭の回転が速い。 この人にかかったら、どんな事件もすぐさま解決してしまうのでは思うほ

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    2014年06月24日
  • 七年目の脅迫状

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    ネタバレ

    岡嶋二人による、初期の競馬三部作の一作。
    中央競馬会に、要求に従わなければ「伝染性貧血症」のウィルスを馬に接種するという脅迫状が届く。要求は八百長レース。妻の父で競馬会の理事でもある江戸川から委託されて隠密理に調査を始めた八坂がたどり着く真実とは。
    デビュー作「焦げ茶色のパステル」もそうだが、新人作家の作品とは思えない完成度の高いミステリで、複雑に絡み合った様々な登場人物のいろんな思惑が、終盤に見事に解きほぐされて行く様子は一種のカタルシスを読者に与える。30年前の作品ゆえに、現在とは若干の状況の違いがあるだろうが、知識がなくてもちゃんと理解でき、会話主体で人の感情を表現し、最後まできっちり読

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    2014年06月28日
  • 焦茶色のパステル 新装版

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    なかなか別れられずにいた夫が、突然射殺されたとの知らせを受けた主人公。こんな別れ方はしたくなかったという後悔の念と辛い現実と闘いながら、親友と共に事件の真相へと巻き込まれていきます。ミステリーとエンターテイメントの要素がすべて噛み合って、驚愕のラストへ向かっていく疾走感がたまりません。競馬に詳しくない自分でも十二分に堪能しました。それにしてもこの「焦茶色のパステル」と言うタイトルが秀逸すぎます。

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    2014年01月23日
  • 珊瑚色ラプソディ

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    岡嶋二人『珊瑚色ラプソディ』
    ミステリというかサスペンス・・・

    ん?ミステリーとサスペンスの違いは・・・?
    犯人が最初から分かってるのが「サスペンス」で、犯人が最後に分かるのが「ミステリ」・・・なんていう分類もあるみたいだけども、『【サスペンス】小説・ドラマ・映画などで、筋の展開や状況設定などによって、読者や観客に与える不安感や緊張感。』
    てことで、サスペンスになるのかな?(正直、どっちでもいい)

    物語の舞台は春先の沖縄、記憶を失った花嫁の奇っ怪な出来事を解明しようとするオーストラリア帰りのフィアンセの一人称で進められる。
    ずっとハメられている感で敵を探るのだけども、終末には、なんと・・・

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    2014年01月18日
  • 眠れぬ夜の殺人

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    ネタバレ

    これは、すごい。
    こんなお話をよく思いつく。

    天才!!! 感動!
    犯人そいつか!!!
    裏で動きながら犯人に詰め寄る
    天才集団の(なんでもお見通しなのじゃ)って感が
    かなり良かった!こういうの好き!コナン風!


    【あらすじ】
    ちょっとしたイザコザに巻き込まれ、逃げようとした相手の体に
    触れたとたん、その人は倒れ、打ちどころが悪く・・・
    大都会・東京ならではの、そんな殺人事件は連続発生。
    だが、逮捕されなかった加害者には、死者からの脅迫状が届く!
    動き出したのは警視庁刑事部のマル秘部外組織。はたして犯人は
    見つかるか!?


    登場人物。とくに、マル秘部外組織の人たち

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    2013年04月21日
  • あした天気にしておくれ

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    乱歩賞受賞昨の“焦茶色のパステル”がめちゃくちゃ面白く
    その前昨である本作を無性に読みたかった所
    偶然、古本屋の100円均一コーナーにあり
    これぞ“運命”と小躍りした上での
    購入&一気読みとなりました。

    いやぁ~受賞作より本作のほうが
    断然面白い!


    読む前からいろいろな所で
    落選理由(トリックが既出&実現不可)については
    耳に入っていたけど、これは問題ないレベルだと思うなぁ。
    あとがき部分で岡嶋氏ご本人が述べているけど
    あくまで材料が同じなだけで、どう料理するかが腕の見せ所なんだから。
    そもそも大乱歩も結構やってたはずだし(笑)。

    まぁ、既出作品(氏によると夏樹静子氏の“五千万円すった

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    2013年01月07日
  • あした天気にしておくれ

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    岡嶋二人を初めて読みました。
    競馬をネタにするというのも珍しいし、馬が誘拐されるという斬新な設定にもワクワク。
    犯人視点の倒叙ミステリで、行方不明の馬をめぐるスリリングな展開に目が離せない。
    競馬のしくみをうまく使った仕掛けにはびっくりでした。こんなトリックがあるのか!

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    2012年04月17日
  • ダブル・プロット

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    ふふふ、見たか、岡嶋二人は不死身なのである。岡嶋二人は、まだ終わっていなかった!

    まさか、ミステリ・ファンで彼らのことを知らないなんていう人はいないと思いますが、仮にもしそういう人がいたとしても、彼らがコンビを組んで活動したのが、1982年から89年までのわずか8年間しかなく、ゲーム・ブックやノンフィクションを入れても29冊しか著作を出していないので、仕方のないことかもしれません。

    そんな彼らの新刊本が出るとは、お釈迦さまでも気がつくめぇ、こいつは春から縁起がいい、なんちゃって。

    なんといっても、私のような往年のファン(?)のみならず、復刊や再刊ではなく新刊が出されたことによって、まっさ

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    2011年09月06日
  • ツァラトゥストラの翼

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    今となっては古い手法なんですけど、TVゲームがこんなに進化すると思ってなかった頃、こんな遊びもあったんですよね。

    はい、これは推理ものの「ゲームブック」です。
    小説の主人公に手を貸すという設定で、宝石を盗んだ犯人を捜し出すというお話。
    自分の選択によって話が変わっていく本ですな。

    ソーサリーで慣れていたとはいえ、推理ものでゲームブックというのが楽しかったなー。
    既存のTVゲームに慣れすぎた今、またやりなおすってのもアリかもねー。

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    2011年07月10日
  • どんなに上手に隠れても

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    岡島二人はその名どおり二人の作家のペンネームです。ミステリーの謎解きは技術の進歩に伴い古くなってしまうという面もありますが、この作家の小説では登場人物が魅力的なので物語として楽しむことができます。でこぼこコンビの登場するとってもカルディアなどおすすめの作品がたくさんあります。

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    2011年07月28日
  • なんでも屋大蔵でございます

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    なんでも屋に持ち込まれた5つの事件を大蔵さんの視点で語ってくれる作品。

    短編みたいな感じで読みやすいです。

    人情サスペンス☆
    ほっこりします

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    2011年05月03日
  • なんでも屋大蔵でございます

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    読むたびに思い出しますが、岡島二人さん、文字通り「二人」なんですよね。
    一人で文の構成を練るのでも悶々とするのに、よく二人で書けるな~と感心します。
    「Out drawback」が続いてるのかなんとなく軽いタッチの物を選んでしまう今日この頃。
    なんでも屋の大蔵さんに癒されました。

    短編集なのでトリック、キャラの発展はどうしても限度がありますが、その中でも主人公の大蔵さんは「昔ながらのいいおじちゃん」でとても好感が持てます。
    物腰は柔らかいけど芯は強い、ポジティブ思考な人は、その人の存在だけで心温まるものです。
    話がよく脇道に逸れますが、それも彼のキャラの一つとして好きになります。

    やっぱり

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    2011年04月01日
  • あした天気にしておくれ

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    ケータイないんけ?と思ったら案の定おれが生まれる前の話だった。
    サラブレッド「セシア」を巡っての馬主その他の思惑が入り乱れる推理小説。
    身代金の受け渡しトリックなんかはだいぶ裏をかかれた感じ。「ははぁ、読めた」と思ってもそこで終わりじゃないひっくり返し具合で、とにかくおもろかった。

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    2009年10月07日
  • タイトルマッチ

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    世界ジュニア・ウエルター級タイトルマッチ15回戦
    チャンピオン アルフレッド・ジャクソン  VS. 挑戦者 琴川三郎

    この試合は、因縁の対決と言われていた。引退した前のチャンピオン最上永吉は、琴川の姉と結婚していた。世間は、琴川にとって義兄の雪辱戦になるからだ。
    この試合の二日前、ジムで琴川を待ってた最上の元に青い顔で駆け込んで来た妻。この時間は、仕事をしてるはずでは?と、疑問に思い妻の話を聞くと子供が誘拐されたという。駐車場で突然襲われ、育児所に預けるはずの生後10ヶ月の息子を誘拐されたのだ。妻の手には、子供を誘拐した手紙。そして、ジムの電話が鳴った。琴川を呼び出す電話だった。琴川が

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    2009年10月07日
  • クリスマス・イヴ

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    クリスマス・イヴの日に、恋人未満のカップルが
    山奥にある友人の別荘で友人夫婦と婚約したカップルと6人で
    楽しい一夜を過ごすべく、車を走らせる。
    予定より随分遅れて到着した二人を迎えたのは真っ暗な別荘。
    またいつものようにからかっているんだと思いつつ別荘に入ると
    そこには友人の血まみれの死体が・・・
    電話線は切られ、車は壊され、逃げ場のない二人に襲い掛かる
    まるで「13日の金曜日」のジェイソンのような無差別殺人鬼。
    途中で別の別荘に隠れていた友人の一人と合流し、また他の別荘の
    オーナーである老紳士とも協力してなんとか脱出を試みるが
    殺人鬼の前に次々と倒れていき・・・

    息もつかせぬ展開にドキドキ

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    2009年10月04日
  • クリスマス・イヴ

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    本当に殺人鬼に追いかけられてるような恐ろしさで ページをめくる手が止められなかった。
    後日 「岡嶋二人盛衰記 」で『ただ殺人鬼から逃げ回ってるだけの駄作』みたいに 書かれていて軽くショックでした。

    確かに 推理小説作家としては不本意かもしれませんが 迫力ある「筆力」は ピカイチだと思います。

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    2009年10月04日
  • あした天気にしておくれ

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    岡嶋二人の事実上の処女作。といわれる作品なのですが、全てにおいて新人っ気などまったく感じさせません。冒頭から一気に引き込まれます。そして、内容が実に凝ってます。バリサイコ―デス。

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    2009年10月04日
  • 99%の誘拐

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    疾走感があって、結末が気になって仕方なかった。後半は止められず一気読み。面白かった。古い作品なのでどうかな?と思っていましたが、もともと技術的なことに疎いので、わからなくて当たり前で読めたのがよかったのかも。

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    2025年10月29日
  • 99%の誘拐

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    何処かしらに古臭さや中二臭さはあるのだが、逆にそれが誘拐というゲームの面白さを表現している。
    読み返す度にその興奮は増えていく作品。

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    2025年10月11日