【感想・ネタバレ】ダブル・プロットのレビュー

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Posted by ブクログ 2011年09月06日

ふふふ、見たか、岡嶋二人は不死身なのである。岡嶋二人は、まだ終わっていなかった!

まさか、ミステリ・ファンで彼らのことを知らないなんていう人はいないと思いますが、仮にもしそういう人がいたとしても、彼らがコンビを組んで活動したのが、1982年から89年までのわずか8年間しかなく、ゲーム・ブックやノン...続きを読むフィクションを入れても29冊しか著作を出していないので、仕方のないことかもしれません。

そんな彼らの新刊本が出るとは、お釈迦さまでも気がつくめぇ、こいつは春から縁起がいい、なんちゃって。

なんといっても、私のような往年のファン(?)のみならず、復刊や再刊ではなく新刊が出されたことによって、まっさらなまったく新しい読者が生まれるだろう瞬間に立ち会うことが出来た、ということで感激もひとしおです。

といっても、既刊の『記録された殺人』に、表題作を含めた3編の未収録作品を加え、再編成した文庫版オリジナルということで、完全な新作ではありませんが、小さくてもいいから岡嶋二人がふたたび読まれるムーブメントが起こればいいなと思っています。

ひさしぶりの味わいを終わらすのがもったいなくて、『珊瑚色ラプソディ』と『クラインの壺』に飛び込んで、より堪能しました。

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Posted by ブクログ 2018年02月18日

久々に岡嶋二人の作品を読んだ。解散から22年経って刊行された短編集で、未収録作品が数作。この2人の話は本当に読み易いし、プロットがしっかりしてるので、好きでした。久々に楽しめました。

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Posted by ブクログ 2017年01月02日

『記録された殺人』

『こっち向いてエンジェル』

『眠ってサヨナラ』

『バッド・チューニング』

『遅れて来た年賀状』

『迷い道』

『密室の抜け穴』

『アウト・フォーカス』

『ダブル・プロット』

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Posted by ブクログ 2015年11月25日

9篇の短編集。目新しさはないものの、突拍子のない不満な展開などもないので、読みやすいと思います。
【記録された殺人】事件に関わった人物達の証言で話が進みます。証言が増えていくほどに事件の全容が見えてきます。
【こっちむいてエンジェル】【眠ってサヨナラ】この本はそれぞれの話が独立した短編集ですが、この...続きを読む二篇は同じ人物が主人公です。サッパリしてるけど愛情深い主人公に好感が持てました。
【バッド・チューニング】追い詰められると無茶なことを考えてしまうものなのかと切なくなりました。
【遅れてきた年賀状】重い話ではないので気楽に読めました。
【迷い道】ねっとりとした怖さがある話。男女は、好き同士のラブラブの時はいいんですけどね…。片方だけの気持ちが変わってしまったら、大変ですよね。
【密室の抜け穴】【アウト・フォーカス】わかりやすい謎解きだと思います。
【ダブル・プロット】岡嶋二人ファンなので、楽しめました。

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Posted by ブクログ 2012年04月30日

発売日に購入したはずなのにゆっくりペースで読んでしまった。
きっと岡嶋二人の世界にいつまでも浸りたかったからか。

だけど、読み始めたらやっぱり面白すぎてサクサク読んでしまったり。
表題作のダブルプロットが好きかなー。
岡嶋二人の作品はこんな風に書いてないよってあとがきで井上夢人先生書いてたけど、な...続きを読むんとなくこんな風な感じだったんかなー?って思いながらにやけてしまった(笑)

岡嶋二人はやっぱり長編が好きだけど、短編集も楽しい。
まだ読んでない作品が家にあったはず。
読んだのも含めて岡嶋二人の世界に浸りたい。

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Posted by ブクログ 2012年02月20日

さすがは二人さん、短編とはいえなかなかだった。20年以上も前の作品なので時代をかんじさせるキーワードがところどころにあって懐かしさも加わりましたね。

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Posted by ブクログ 2012年01月31日

久しぶりに、岡嶋二人さん読みました。
短編集です。
テンポよくはなしがすすみ、
あっという間に終わりました。
この人犯人?と予想しても、
あっ違う?の展開になったとおもいきや!
っとゆー感じで、ドンドン進みたくなります!
おもしろかったです!

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Posted by ブクログ 2011年09月05日

岡嶋二人の未読作品が刊行!でもなぜか取りこぼしていた…なんたる失態。ようやく読んだ。軽妙な語り口でミステリーを読ませてくれて、本当にいい。なんか気持ちいい。

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Posted by ブクログ 2013年05月20日

2011/2/26 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2013/5/18〜5/20

「岡嶋二人、最後の最新作」の帯に引き寄せられ購入。
既刊の短編集「記録された殺人」に未収録の三編が加えられている。焦茶色のパステル以来のファンであったので懐かしく読んだ。登場する小物などは時代を感じさせるが、アイ...続きを読むデアは普遍だな。でも、読んだはずの作品もすっかり忘れてたのに驚愕!

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Posted by ブクログ 2022年03月05日

まずます面白く安定感もあるが、今まで読んだ3作が面白過ぎたかな。

惜しいのは②と③。
この短編シリーズをあと、5、6編創ることができていたら、一冊の本になり、統一感もあったのに。

そして、表題作の⑨。

短編としては?だったが、あとがきと合わせて、作家としての品位・良心を感じる。

そもそも、⑨...続きを読むがなければ②も③も文庫として出されてない可能性が高いので、本著を読めたこと自体、ラッキーでした。

①記録された殺人
会社を訪問してきた男が死んだ。入れ替わり登場する関係者たちの証言は、一緒に分析フィルムを見せられているよう。
②こっちむいてエンジェル
伸子は担当作家から連絡を受け、自宅に原稿を取りに行ったが、原稿はできていず、赤ん坊を抱いた若い女性が。
③眠ってサヨナラ
きた!伸子は目を閉じた。編集長が言ってきた『舞台考証』のページ。昨日事故死した同僚、真由美の担当だった。
④バット・チューニング
担当ミュージシャンの演奏に同行していた木暮に、近くで起きた銀行強盗のニュースや、社長からのすぐ戻れ、電話が入ってくる忙しない一日。
⑤遅れて来た年賀状
年明けからおかしい。年賀状は5日に届くし、初出勤すると親しい女子社員はよそよそしく、男子社員はニヤニヤ。
⑥迷い道
別れ話を切り出し、妊娠を告げられた宇佐見。嘘だ!と直感したが、その時は運転中で、目の前に急に車が出てきて。
⑦密室の抜け穴
ビル警備員の酒井は、深夜残業していた麻生が死んでいるのを発見。そう言えば夜中の2時過ぎ、なにか倒れたような大きな音が。
⑧アウト・フォーカス
美枝は映画会社のプロデューサー。機材の空き確認に行くも、係の蓮田はそっけない・・・どころか、ノートを覗き見たと異常な激怒。
⑨ダブル・プロット
あれれ?これはもしかして・・・著者だ。井上さんのあとがき読んで事情を知る・・・みたいな。

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Posted by ブクログ 2019年07月10日

「記録された殺人」に新たに未発表3作をマージした短編作品集。まあ未発表だったのには理由がある訳で、岡嶋作品といえども全作品が面白い訳ではないということ。

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Posted by ブクログ 2017年04月05日

2017年20冊目。
収録9作品のうち既に6作品は読んでいたけれど、改めて全部読んだ。
個人的に岡嶋二人作品の主人公の女性は好きなので、伸子シリーズがもっとあったら良かったなーと。
この短編集の中ではやっぱりダブル・プロットが秀逸かな。
いよいよ岡嶋二人コンプリート大作戦も残すところあと僅か。

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Posted by ブクログ 2017年01月02日

記憶された殺人
こっちむいてエンジェル
眠ってサヨナラ
バッド・チューイング
遅れて来た年賀状
迷い道
密室の抜け道
アウト・フォーカス
ダブル・プロット

記憶された~と、遅れてきた、はどこかで読んだ事が。
こっちむいて、と眠って、は主人公が一緒ですが
両方とも救いがないような…。
バッド、は止め...続きを読むてあった内部分裂の危機を
喋ってしまっています。
もしも『計画通り』に事が終わっていたなら
その後、恐ろしい現実が待っていた、かと。

迷い道は、もしかして…と思ってしまうような
女の台詞のリフレイン。
因果は巡る、という状態でしょうか?
密室の~は、そこまでやる事に凝るな、という事?
アウト~はありそうな現実ですが、今なら
パソコンで管理されていて無理なような。
いやでも誤魔化せば、確実に大丈夫そうな気もします。

ダブル~は本人達の登場。
もしもこんな状態が起こったら、もうそれは素直に
出ていった方がよろしいかと。
登場人物が人物だったため、行われた事は驚きですが
何だか笑ってしまいました。
リアルに追求しているせいでしょうか?w

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Posted by ブクログ 2016年11月28日

「ダブル・プロット」
岡嶋二人の短編集って珍しい。


★記録された殺人
複数の証言を基に進んでいく捜査。目撃者ではなく目撃物を利用した犯罪。ルームシェアできないね、これでは。最後の終わりが気になる。ちょっと腹落ちしない。


★こっちむいてエンジェル
月刊スクエアの編集部に所属する伸子が巻き込まれ...続きを読むる事件簿。事件よりも妙なキャラクター設定と描写が気になってしゃあなかったです。夜鳴きソバ屋のオヤジ風とちょっとゆるめの野球選手ってどんな描写、全然イメージ付かないんですがw。友成徹也という同僚も謎。こちら、眠ってサヨナラにも出ます。


★眠ってサヨナラ
伸子事件簿2。短編集だと、同じ主人公のものが連続するのって余りイメージ無かったです。同僚が事故死したから彼女の仕事の引き継ぎを依頼される伸子。いきなりこんな展開って、しかも亡くなった人は伸子と親密だったみたいで良い人みたいなのに、これ要る設定?あと、友成がやばいことになってますw


あとは、
★バッド・チューニング
★遅れて来た年賀状
★迷い道
★密室の抜け穴
★アウト・フォーカス
★ダブル・プロット


となかなかのボリュームが詰まった短編集です。長編と比べライトなタッチになってる気がしました。いや、長編も別に暗い訳では無いんですが、キャラクターもやけに癖があるし、それぞれの締めも妙にあっさりしていたり、これでおわり?てのだったり緩めなんです。「遅れて来た年賀状」なんか、面白いですけど、なぜ哲次が巻き込まれたのさっぱり分からなかったですしw


良かったのは「遅れて来た年賀状」「迷い道」かな。後者は、富由子も怖いし、流れも怖い感じに。


長編とはちょっとテイストが違う作品になってます。

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Posted by ブクログ 2016年10月27日

短編集なので読み易くて良かった
80年代に書かれた作品ばかりなのでインターネットや携帯が出て来ないのが時代を感じた

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Posted by ブクログ 2015年09月08日

入江伸子シリーズ面白かったんだけどなー。
さすがに時代を感じさせるというか、今だったら成り立たないネタとか。
このくらいの軽い短編推理小説面白いなー。

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Posted by ブクログ 2015年03月01日

岡嶋二人のダブル・プロットを読みました。

以前出ていたものにいくつか短編を追加した短編集でした。
再度読むことになった短編は懐かしく読みました。

今回収録されたダブル・プロットはミステリーと言うよりはコメディ風味でしたが、このような掌編は好きです。

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Posted by ブクログ 2014年03月20日

飛行機の中で。
懐かしいなー、という思いが半分くらいかな。
元の「記録された殺人」も昔読んだっけ、と思いながら。

この短編の切れ味もいいですが、このテイストを持ったままの長編のほうがやっぱり好きかな。
井上夢人さんになってからもいいけど、ちょっとしたスパイスが岡嶋二人さんなんだろうな、とふと思いま...続きを読むした。

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Posted by ブクログ 2013年09月29日

岡嶋二人は長編の方がおもしろい気がする。これは、初期のものらしいけど。最初にクラインの壺読んじゃったから、期待しすぎたかも。

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Posted by 読むコレ 2013年03月19日

コンビ解消から既に22年という年月が経つにも関わらず
今尚、軒並みの作品が増刷され、作品そのものも全く
色褪せない岡嶋二人作品。長編のイメージが強いですが
50数篇も書かれてたんですね。今作は既発の「記録
された殺人」をベースに3篇の未収録作品を加えて
新装版的な作品として刊行。
それこ...続きを読むそ何年も前に読んでいた作品も多いんですが、正直
細部は殆ど忘れていたので、ある意味初見に近い新鮮さで
読めましたが...やはり...面白い!
個人的にはやhり誘拐ものや長編が好きですが、こういった
キレのある短編を書かせても圧倒的に設定かして独創的な
作品がチラチラと顔を見せていますね。

未発表で表題作の「ダブル・プロット」はちょっと奇妙な
楽屋オチ作品なのは...まぁ...ご愛嬌かなw。

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Posted by ブクログ 2012年03月04日

推理小説を読みすぎているせいか、結末が想像した通りになる感じがした。でも警備員の密室の話とか面白かった!

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Posted by ブクログ 2012年01月22日

短篇集。テクニックだけで書いているところもある気がしますが、ほかの作品と同様、読みやすくて楽しめます。でもなんといっても岡嶋二人は「そして扉が閉ざされた」「99%の誘拐」「クラインの壺」が3強かな。

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Posted by ブクログ 2012年01月18日

伝説の岡嶋二人・未収録作品含む珠玉短編集月刊誌に二作だけ掲載したまま未収録だった幻の「伸子シリーズ」を追加し、岡嶋二人に珍しい短編を集めた文庫オリジナルの再編集版。岡嶋マジックに酔いしれる!

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Posted by ブクログ 2011年11月20日

おお、懐かしい岡嶋二人。
大好きだったけど、久しぶりに読むと時代を感じるなあ。シートベルトの着用が任意だったりするし。

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Posted by ブクログ 2014年07月07日

表題作「ダブル・プロット」含む9編収録。
「あわせ鏡に飛び込んで」を読んで以来、同作者の著書を探して漸く見つけた本書。期待してた程でもなかったけど、特につまらないわけでもなかったので、星3つ。

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Posted by ブクログ 2011年08月05日

昭和の香りプンプンのミステリー短編集。とはいえ、昭和の良さを振り返るというのではなく、当時の世の中の新しいものを取り上げているので、要は単に古いというかちょっとこっぱずかしい感じ。まあそれはそれで楽しいのだが・・

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Posted by ブクログ 2011年07月16日

伝説の岡嶋二人・未収録作品含む珠玉短編集月刊誌に二作だけ掲載したまま未収録だった幻の「伸子シリーズ」を追加し、岡嶋二人に珍しい短編を集めた文庫オリジナルの再編集版

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Posted by ブクログ 2011年07月03日

 ミステリーの短編集。読みやすいけれど、短編だからか、なんとなく結末がわかってしまうところがある。短編ながらも話が続いている「こっち向いてエンジェル」と「眠ってさよなら」での入江信子と友成徹也の関係がどうなるのか、気になるところです。

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Posted by ブクログ 2011年05月28日

学生の頃読んだクラインの壷という作品を思い出し、買った作品。まだ初期の作品らしく、荒削りだったり、プロットがむき出しだったりはするけど、やっぱり面白かった。

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Posted by ブクログ 2011年05月20日

帯につられて買ってしまった、今さらの岡嶋二人。短編集なので捻りも少なく、というか深読みしたわりに、あっけなく終了することもしばしばだったり。

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Posted by ブクログ 2011年05月14日

先ずは今の時代に岡嶋二人の"新刊"が読めるとは思わなかった!いや~、この人たちの作品はほとんど制覇してるだけに本屋で手にしただけで感慨深いものがあったし、実際に読んで久し振りに味わう岡嶋二人テイストの世界観がとにかく懐かしい!!
以前刊行されていた「記録された殺人」も既読ではある...続きを読むものの、それこそ何年も前なので記憶にもあまり残ってなかったから、初見のような感覚で単純にこの軽やかな作風を楽しめました。

岡嶋二人テイストも然ることながら、まだまだケータイもPCも普及していなかった時代を振り返ることがでる作品だ。。この時代だったからこそのトリックやアリバイ工作など、古臭さは否めないものの、半面では目新しくもあったように思える。
…ただ、懐かしさを除けば未収録作品である入江伸子シリーズはプロット優先なご都合主義にも見受けられてたように感じられてちょっと残念。。。

ま、内容の細かい事よりも、色々と懐かしさに浸れる時間を持てた作品だったコトは確かだ!
時間があったら他の長編も読み返そうかな。。。

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