あらすじ
幻のコンビ作家最後の新作!?若い母親が死んだ真相と赤子の行方、フィルムに記録されていた驚くべき殺人手口、遅れて配達された年賀状に隠された犯罪……既刊の『記録された殺人』に、表題作を含めた3編の未収録作品を加え、2011年に再編成した文庫オリジナル。収録作品「記録された殺人」「こっちむいてエンジェル」「眠ってサヨナラ」「バッド・チューニング」「遅れて来た年賀状」「迷い道」「密室の抜け穴」「アウト・フォーカス」。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
『記録された殺人』
『こっち向いてエンジェル』
『眠ってサヨナラ』
『バッド・チューニング』
『遅れて来た年賀状』
『迷い道』
『密室の抜け穴』
『アウト・フォーカス』
『ダブル・プロット』
Posted by ブクログ
久しぶりに、岡嶋二人さん読みました。
短編集です。
テンポよくはなしがすすみ、
あっという間に終わりました。
この人犯人?と予想しても、
あっ違う?の展開になったとおもいきや!
っとゆー感じで、ドンドン進みたくなります!
おもしろかったです!
Posted by ブクログ
まずます面白く安定感もあるが、今まで読んだ3作が面白過ぎたかな。
惜しいのは②と③。
この短編シリーズをあと、5、6編創ることができていたら、一冊の本になり、統一感もあったのに。
そして、表題作の⑨。
短編としては?だったが、あとがきと合わせて、作家としての品位・良心を感じる。
そもそも、⑨がなければ②も③も文庫として出されてない可能性が高いので、本著を読めたこと自体、ラッキーでした。
①記録された殺人
会社を訪問してきた男が死んだ。入れ替わり登場する関係者たちの証言は、一緒に分析フィルムを見せられているよう。
②こっちむいてエンジェル
伸子は担当作家から連絡を受け、自宅に原稿を取りに行ったが、原稿はできていず、赤ん坊を抱いた若い女性が。
③眠ってサヨナラ
きた!伸子は目を閉じた。編集長が言ってきた『舞台考証』のページ。昨日事故死した同僚、真由美の担当だった。
④バット・チューニング
担当ミュージシャンの演奏に同行していた木暮に、近くで起きた銀行強盗のニュースや、社長からのすぐ戻れ、電話が入ってくる忙しない一日。
⑤遅れて来た年賀状
年明けからおかしい。年賀状は5日に届くし、初出勤すると親しい女子社員はよそよそしく、男子社員はニヤニヤ。
⑥迷い道
別れ話を切り出し、妊娠を告げられた宇佐見。嘘だ!と直感したが、その時は運転中で、目の前に急に車が出てきて。
⑦密室の抜け穴
ビル警備員の酒井は、深夜残業していた麻生が死んでいるのを発見。そう言えば夜中の2時過ぎ、なにか倒れたような大きな音が。
⑧アウト・フォーカス
美枝は映画会社のプロデューサー。機材の空き確認に行くも、係の蓮田はそっけない・・・どころか、ノートを覗き見たと異常な激怒。
⑨ダブル・プロット
あれれ?これはもしかして・・・著者だ。井上さんのあとがき読んで事情を知る・・・みたいな。
Posted by ブクログ
表題作「ダブル・プロット」含む9編収録。
「あわせ鏡に飛び込んで」を読んで以来、同作者の著書を探して漸く見つけた本書。期待してた程でもなかったけど、特につまらないわけでもなかったので、星3つ。