岡嶋二人のレビュー一覧

  • 99%の誘拐

    SNK

    購入済み

    今読んでも新鮮。

    インターネット、AIなどがある今の時代に読んでも新鮮で次はどうなるのかドキドキしながら読み進めることができる(犯人はわかっているのに!)。

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    2019年05月18日
  • コンピュータの熱い罠

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    今読むと懐かしいコンピュータ用語が頻出していて時代を感じさせるが、個人情報を筆頭に書かれている内容は全く古臭くなく、著者の先見性を改めて感じた。かつプロットも申し分なく十分楽しめた。

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    2019年05月08日
  • チョコレートゲーム 新装版

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    作品発表時、私は大学1年生。当時を振り返ると普通に思えるが、学校や教師、親たちの言動が違和感満載。たった30数年しかたってないのに隔世の感がある。という普遍的ではないところが唯一の欠点かな。プロットは一級品。

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    2019年04月07日
  • 解決まではあと6人

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    物語の構成がうまい。
    細かい物語を繋げて1つの大きな物語にしていく。
    一気に引き込まれてしまいました。
    構造がとても秀逸です。

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    2019年02月27日
  • 殺人者志願

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    親戚の男性から借金の肩代わりと引き換えにある女性の殺害を依頼された若夫婦が、女性の住むアパートに引っ越し、殺害計画を立てながら見張る中、別の男性の死体を押し付けられて、犯人不明のまま死体遺棄をする。軽快な文章と展開で重苦しくなく、違和感もなく、するすると引き込まれる。若夫婦の自然体な仲の良さに和む。

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    2018年10月14日
  • チョコレートゲーム 新装版

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    「チョコレートゲーム 新装版」
    1985年刊行。日本推理作家協会賞受賞作。


    遊びは本来、本物に近ければ近いほど面白い。高度な遊びになればなるほどそこに要求されるものは本物らしさ。チョコレートゲームも最初は遊びだったが、それは次第に面白さを求めて本物に近づいていく。


    中学生は、自分たちの持つ危うさをきっかけに戻れない所まで落ちていき、遂に連続殺人事件が発生する。中学生は体は大人になっていくが、心は子供のまま。それが悪いことではない。大切なのは、子供は子供なりに考えて行動すべきで、その行動の先にあるものを想像すべきだということ。と言うものの、これは大人にも当てはまる。中学生は子供だから大人

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    2018年10月01日
  • 焦茶色のパステル 新装版

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    競馬のことは全く知らないけど、なんだか興味のわくミステリー。あっと驚く大どんでん返しはなかったけれど、推論の筋は通っているし、何より読みやすい。パステルとモンパレットはなぜ殺されたのか?問題のないことが問題な作品。

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    2018年06月01日
  • ツァラトゥストラの翼

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    再読中。実は暗号解かずにパラグラフ飛ばして解答パートを読んでしまった。紙のゲームブックだからこそ出来る掟破り。

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    2018年05月20日
  • ダブル・プロット

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    久々に岡嶋二人の作品を読んだ。解散から22年経って刊行された短編集で、未収録作品が数作。この2人の話は本当に読み易いし、プロットがしっかりしてるので、好きでした。久々に楽しめました。

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    2018年02月18日
  • チョコレートゲーム 新装版

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    非常に読みやすく、ミステリー小説の初級編のような小説だと思った。
    (但し、ノミ屋の仕組みなど若い人たちには知識として難しい部分はあるが…)

    また、中学生の頃の絶妙な描写や感性を描いているとも感じた。

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    2017年09月18日
  • 解決まではあと6人

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    最初はバラバラだった話が最後には繋がるが、読み終わったあともう一度頭から読みたくなった。結論は思った以上に複雑だった。話は探偵の視点から書かれているが、依頼者の視点から読み返して見るとまた違って見える。

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    2017年05月21日
  • 解決まではあと6人

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    「5W1H」の“探しもの”を、それぞれ6つの探偵事務所に依頼をした女・平林貴子。不可思議な依頼はやがてある一つの真実を浮き彫りにしていく。

    貴子からポンと投げられた難題は手がかりすら与えられず、探偵たちは八方塞がりからスタートします。しかし探偵のプロたちは限られた情報と知恵を働かせ、少しずつ“調査結果”に迫ります。6つの探偵編はどれも秀逸で、読み進めていくたびに連作小説のように話が繋がり、徐々に全貌が明らかになる過程はわくわくします。いよいよ解決編は…!というと個人的には不完全燃焼。饒舌すぎたかな…。
    そこを差し引いても全体として面白かったので満足です。

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    2017年05月13日
  • 増補版 三度目ならばABC

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    2017年19冊目。
    1月に既に読んでいたものを、増補版があるとのことなので別途購入。幻の未収録作品「はい、チーズ!」についてはそこまでではなかったけど、内容が既に分かっていてもやっぱり良くできてるなぁ、山本山コンビは好きだなぁ・・と改めて思った。
    岡嶋二人作品の中では断トツに美郷が好きです。

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    2017年03月28日
  • あした天気にしておくれ

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    ネタバレ

    高額の競走馬が移送中に事故で骨折し、それを隠ぺいするために競走馬の身代金誘拐事件を偽装。倒叙形式で1日ごとにその様子が描かれ、その中に意表を突く出来事を2つ盛り込み、クライマックスである身代金引き渡し当日の土曜日へと突き進んでいく展開は無駄がなく、引き込まれる内容であった。
    「第6章 金曜日」が終わった時点で、犯人がどうやって、安全に身代金を詐取するのかを考えてみて、ひとつの方法が思い浮かんだ。ヤマ勘にすぎないが、結果的にほぼそのとおりの方法であった(細かい計算はしていないし、詳しいシステム上のことまではわからなかったが)。映画「スティング」のような、意表を突く、鮮やかな手際だ。
    主人公がその

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    2017年02月26日
  • 眠れぬ夜の報復

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    ネタバレ

    2017年13冊目。
    「眠れぬ夜の殺人」から間を開けずに続編。
    いやー・・よくできてるなぁ・・。
    相変わらず3人の絡みもいいし、ホントに1つ1つがつながってく感じとかもうあっという間に読んでしまった。
    もちろん、やはり今とは色々勝手が違うから、んー・・って思うところもあるけど、それでもやっぱり面白かった。
    あたしは、続編の方が好きかな。


    2022年8月再読。
    やっぱ好きだなぁ…ソーレンw
    眠れぬ夜の殺人から続けて読んだ。
    今回の再読では最初の方が好きかも。
    法月綸太郎の解説読んで、あーそうだったのかーと納得しつつさみしくなった。

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    2017年02月24日
  • 焦茶色のパステル 新装版

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    宝飾デザイナーの香苗は
    突然の刑事の訪問を受けた。
    競馬評論家の夫・隆一の知人が殺害され
    直前に夫が被害者を訪ねていたという。
    その夫も、訪れた先の牧場で猟銃により
    殺害されてしまった。
    隆一と共に牧場長と一組の
    サラブレッドの親子が犠牲となった。
    夫は何故殺されたのか。
    香苗は親友の芙美子と共に
    事件の真相を探る。


    ただ競馬に携わる人間が
    事件に巻き込まれた、というのでなく
    競馬、サラブレッドが事件の核心に
    深く関わってくるのだから、
    競馬ファンとしては堪らない。
    すっきりとして非常に読みやすく
    テンポの良い文体が特徴的。
    登場人物のキャラも非常に魅力溢れる。
    特に探偵役の芙美子は、

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    2017年02月22日
  • どんなに上手に隠れても

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     作品解説(カバーより):多くの人が出入りするテレビ局から、白昼、売出し中の歌手が誘拐された。しかもその直前、この誘拐を暗示する奇妙な匿名電話が警察に入っていた! 芸能プロやCMスポンサーたちの対応、駆け引き、警察の地道かつ執拗な捜査、そして事件の驚嘆すべきトリックまで、リアルに描ききった傑作長編推理。

     「誘拐の岡嶋」の異名をとる岡嶋作品らしく、単純かつ巧妙なトリックや、事件の背景に渦巻く人間模様は、読み手を唸らせること必然。まだ岡嶋作品に触れたことの無い方や、岡嶋作品は何冊か読んでるけど、この作品は読んでいないという方にオススメ。

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    2017年02月12日
  • ちょっと探偵してみませんか

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     解説(カバーより):25の謎であなたに挑戦する、鬼才岡嶋二人の傑作推理短編集。犯人はだれか、なぜ完全犯罪は破れたか、暗号やダイイング・メッセージの解読。「ちょっと考えてみて下さい」という文章が探偵ゲームの始まりです。

     問題と回答を並べただけという短編の推理物は数多くありますが、この作品はそれぞれが一つの世界を作っています。難しいと思う問題もあると思いますが、よ~く考えてみると不思議と答えは出てきます。作品の性質上、再読するのはずっと先になりそう。

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    2017年02月12日
  • とってもカルディア

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    2017年7冊目。
    「三度目ならばABC」の山本山コンビの続編で今回は長編。前作から続けて読んだので、2人の名コンビっぷりをそのまま堪能出来た。
    やっぱり美郷のキャラクターがホントに好きで、その発想と行動力は羨ましい限り。
    ただ、なにぶんカメラの知識が無いのでちょっと分かりにくいところもあったのが残念。
    でもそこを差し引いても面白かった。
    ぜひ「三度目ならば…」とセットで読んで欲しい。岡嶋二人作品で続編ってのはこれだけみたいだし、とても思い入れのある作品なんだろうなと思う。

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    2017年01月25日
  • 開けっぱなしの密室

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    ネタバレ

    2017年4冊目。
    岡嶋二人コンプリート計画続行中w
    今までの経験上、岡嶋二人は短編も面白いと分かってはいたけど、今回も面白かった。
    まずタイトルが凝っていてやや意味不明なところが惹きつけられる。6作品の中では「罠の中の七面鳥」「がんじがらめ」が好き。「罠の中の・・」は井上夢人の「もつれっぱなし」みたいな運び方。初めて岡嶋二人を読む人には読みやすくていいかも。


    2022年6月再読。
    短編集、どれも作り方が異なってて面白い。
    岡嶋二人作品に出てくる女性キャラクターは、どの人も快活でイキイキしてて魅力的。

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    2017年01月15日