あらすじ
ペア探偵、織田貞夫・土佐美郷、『三度目ならばABC』に登場した、大男と小女の愉快な「山本山コンビ」が、“死体なき殺人事件”に挑む。信州の田舎から久しぶりに出て来た貞夫の友人が、変な行動をしたあと、美郷の新品の全自動カメラと共に姿を消してしまった。美郷の快推理、エンジン始動!山本山コンビ唯一の長編は、謎が謎を呼ぶユーモア推理。「楽しんで書いた」と著者自らいうように、のびのびと、しかしトリックは手を抜かずに書かれている。1985年刊行。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
信州の田舎から貞夫の友人が出てきたわ、変な行動をした後、美郷の新品の全自動カメラと共に姿を消した。
テレビ局に知り合いのパーティで死体を発見したが、その死体が消えたとの相談が…。山本山コンビが調べる内に、消えた友人との繋がりが…。
山本山コンビの長編。今回も面白かった。消えた死体と友人にカメラ。色んな事件がつながって行く感じが良い。2人のやり取りも相変わらず楽しい。
Posted by ブクログ
2017年7冊目。
「三度目ならばABC」の山本山コンビの続編で今回は長編。前作から続けて読んだので、2人の名コンビっぷりをそのまま堪能出来た。
やっぱり美郷のキャラクターがホントに好きで、その発想と行動力は羨ましい限り。
ただ、なにぶんカメラの知識が無いのでちょっと分かりにくいところもあったのが残念。
でもそこを差し引いても面白かった。
ぜひ「三度目ならば…」とセットで読んで欲しい。岡嶋二人作品で続編ってのはこれだけみたいだし、とても思い入れのある作品なんだろうなと思う。
Posted by ブクログ
岡嶋二人の本は読みやすいしユーモアがあるので楽しい。
読み終わった後に面白かった♪と満足感が得られる。この本も長身のおさださだおと、チビのとさみさとの山本山コンビが多少強引に事件を明るく解決していく。
Posted by ブクログ
『「三度目ならばABC」の続編となる長編』
明確には時系列は示されていなかったと思いますが出版順で言うと「三度目ならばABC」の後に出版された作品です。
「三度目ならばABC」と同様に「山本山コンビ」の織田貞夫と土佐美郷が活躍します。
読んだ感想としては長編だけあって物語の作りも凝っており「三度目ならばABC」よりも読み応えがありました。
自分も十分楽しめましたが、個人的には前作の「三度目ならばABC」の方がキャラに合った軽い読み口で好みでもありました。
キャラクターや展開は「三度目ならばABC」のイメージを損なうものではありませんので前作ファンであれば楽しめると思います。
前作ファンであれば星四つ以上の評価になるのではないかとも思います。