岡嶋二人のレビュー一覧

  • とってもカルディア

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    なかなか面白かった。
    この時代だから成立するトリックですが、いい作品でした。
    2953冊
    今年181冊目

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    2025年07月01日
  • 眠れぬ夜の殺人

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     300Pからなる長編ミステリ。以前読んだ、将棋のミステリ作品より読み易かったように思います。
     都会で起きる、一見関係なさそうで裏で繋がっているとある事件。赤の他人同士が酔っ払った挙句に、路上で口論・喧嘩となり片方が頭を打ち付け死んでしまう。死んだことに気づいたのは翌日のニュースで報道をされてから。加害者は、そこで「自分が殺したのか」と罪に苛まれてしまう。そこである重大なことに気づいてしまう。自身が犯人であると明かしてしまう重大の証拠を現場に遺したことに。回収に向かうが、どこを探せど、見つからず。数日後に、加害者宛てに届く手紙。そこには殺人の証拠を握っているという手紙と共に写真、おまけに証拠

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    2025年06月22日
  • どんなに上手に隠れても

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    テレビ局から新人歌手が誘拐され、身代金受け渡しで二転三転し、、、
    登場人物が多く怪しい人も沢山いて想像もかき立てられ、最後はそこだったか〜!と思わせてくれる。面白かった。
    ただ終わり方は、ここで終わり?となってしまい、真相が分かったような分からないような感じに陥ってしまった。もう少し余韻が欲しかったな。

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    2025年06月20日
  • そして扉が閉ざされた  新装版

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    シェルターに閉じ込められた男女4人が脱出のため金持ち娘の死の真相を探るミステリー。昔の話で古臭いというご意見もあるみたいだが個人的にはそうは思わない。鉛筆の芯のように尖らせたというか、シチュエーションも登場人物も長編としては無駄な要素を削っている。ここまでシンプルにして意外性があったところは素直に驚いた。
    逆に他の方と同じ意見なのが登場人物達が普通に嫌悪感を抱けるキャラクター性。もちろん作者としてはトリックの効果を狙ったものだろが、あまり再読する気もしない。それでも先日読んだオチに類似性があるミステリー(わりかし最近の作品)と比較すると本作の方がトリックとしては優れている気がする。

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    2025年06月02日
  • 99%の誘拐

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    一気読みした。
    約35年前に書かれた技術が現在普通に使われてるのに驚き。
    今の技術ならもっとすごい誘拐できそう。

    慎吾が誘拐されたときの詳細も知りたかった。

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    2025年04月11日
  • 99%の誘拐

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    ネタバレ

    20年前に起こった幼児誘拐事件。
    身代金5000万円の要求に対して、会社の再起をかけた費用5000万円を準備。

    そして20年後今度はその被害者であった幼児が、新たな誘拐事件の身代金受渡人に。

    誘拐事件の真実とそこに至るプロセスが面白かった。

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    2025年04月06日
  • チョコレートゲーム 新装版

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    個人的に岡嶋二人作品の中でかなり好きな作品。読み進めていくうちに事件が起こった発端であるチョコレートゲームの内容や登場人物達の相関図が明らかになっていくと、暗い靄の中に光がさすように心が救われていきます。トリック自体は難解ではないけれど、主人公が息子を救うべく立ち上がる姿に心が揺さぶられました。

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    2025年03月02日
  • 開けっぱなしの密室

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    岡島二人さんという作家さんのことを知り、『焦茶色のパステル』を読み作家さんに興味がわきこの作品を読みました。
    短編集で読みやすく楽しめました。長編も好きですが短編集をはさむのはいいリズムで読めました。
    自分では思いつくはずのないトリックや犯罪の理由などおもしろいなと思いました。
    ただこの作品はかなり古めのようで、へーと思う内容が多々ありました。それも面白かったです。

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    2025年01月27日
  • 焦茶色のパステル 新装版

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    これは香苗さんが主人公だよねって確認しながら読みました。
    まず夫が銃で撃たれて亡くなるというとてもショッキングなはじまり。でも冒頭からあるように夫婦間に(いや妻側?)溝がある関係性から泣いて取り乱す奥さんでは無い。でもそこは責める点ではなくて逆にそれだから話が進んでいった気がします。
    ずっと引っ張ってくれたのは香苗の友人、香苗と違って探偵さん?と思える面白みにはまっていきました。
    話が進むうちに馬や競走馬や繁殖の話に興味をひかれました。知らないことを知るのは楽しいことです。
    事件の真実がわかった時、そんな大ごとの話だったのかと驚き、どうなるのかと思ううちにそうなったかという事件の終わり。とりあ

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    2025年01月20日
  • 99%の誘拐

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     過去に起こった誘拐事件と20年後に起こった誘拐事件の二部構成になっていて、特に後半の誘拐事件は20年前の誘拐事件と共通するような部分が見られ、誘拐犯と警察の攻防やどのような結末を迎えるのか気になりながら読み終えた。また後半の、コンピュータなどの当時の最先端の技術を駆使した誘拐で警察側を翻弄する場面が「犯人はかなりの知能犯だな。」と不謹慎ながら感心させられた。ラストでタイトルの意味がわかるのも良かった。

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    2025年01月02日
  • 焦茶色のパステル 新装版

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    第28回江戸川乱歩賞を受賞した競走馬が絡むミステリー。昭和57年に書かれた本作だから、いろいろなところで時代を感じさせるが、競馬の世界については根本的なところは変わっていないのだろうか。
    文庫本になった当時の赤茶けた本を古い書棚で見つけで読み返してみたが、主人公が友人とミステリーを順番に解き明かして行く、その過程で競走馬に関する基礎知識を説明して行くというストーリー展開がとても自然で読みやすい。殺人事件の裏にある大きな秘密が最後に明らかになる衝撃の結末もある意味では落ち着いて受け入れられるのは、この小説の良さであるだろう。
    競馬にも推理小説にも関心がない人でも楽しめる、そんな岡嶋二人の名作。自

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    2024年11月17日
  • そして扉が閉ざされた  新装版

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    ネタバレ

    新しい流れの小説だった。
    犯人は分かったと思ったら二転三転し、結果を聞くと納得できる話だった。

    核シェルターという閉鎖された、追い詰めれられた中だからこそ、この真実が明かされたと思える。
    鮎美にとってはこの流れは、抱え込んで生きていくより実は良い結果だったのかなと感じた。

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    2024年10月01日
  • 99%の誘拐

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    幼い頃にドラマを観て、小説を読んだけれど、うん十年ぶりに小説を読み返した。面白い。やはり面白い。クラインの壷も読み返したい。

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    2024年09月05日
  • そして扉が閉ざされた  新装版

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    かなり引き込まれる作品でした。
    閉ざされた環境での彼らの会話から
    ここまでゾクゾクとハラハラを感じられることに
    小説の面白さを改めて感じた。

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    2024年05月23日
  • 99%の誘拐

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    1988年に出版された本とはとても思えない。チャットやBBSといったコンピュータ用語から、対話型AIアシスタント、半導体企業などが出てくるが、技術的なギャップを感じずに読めてしまう。これだけで唯一無二の読書体験ができます。
    ラップトップ(ノートパソコン)を公衆電話に繋いでチャットを行うとか、無線でヘッドセットに指示が来るシーンとかあるんですが、昭和でも出来たんですね。
    スーパーファミコンすら発売していなかった時期にこれだけ技術を盛り込んだ内容を書けたなんて凄すぎる。

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    2024年05月13日
  • 99%の誘拐

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    ほんとに1988年に書かれた小説なのか?
    当時で言うと近未来SFミステリー
    「OCR」「電子掲示板BBS」「チャット」「オンラインゲーム」etc 
    現在のデジギア・テクノロジーを見事に的中させている
    まだ普及してないのは「音響カプラー」位でしょうか?

    ■「しかし、私みたいな素人には信じられないのですよ。コンピュータと人間が話をするなんて」
    「ええ、そうですね。しかし、近い将来にはそれが可能になるでしょう」
    →AIが人間相当に感じる知性をもつ時代も近い。もうすぐだ!
    書いている時代レベルはELIZA相当なのに凄い
    あと数年後これを読むとまた違った感想になるかも?

    岡嶋二人はやはり未来人
    9

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    2024年05月05日
  • そして扉が閉ざされた  新装版

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    ミステリーとして非常に魅力的。魅力的なのに、登場人物は魅力的ではない。でもやっぱりストーリーとしてな好き。

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    2024年03月09日
  • クラインの壷

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    ネタバレ

     今でいうVRを扱った王道SFミステリー。まだその存在が開発されていない時代に物語の要素として活用しているのがすごい。ラストの虚構と現実の区別がつかなくなる描写が怖かった。

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    2024年02月02日
  • そして扉が閉ざされた  新装版

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    ネタバレ

    オチは予想外で面白かった。
    ただ登場人物は誰一人好感を持てず、「よくこいつを庇おうと思ったな」と思い、感情移入できなかった。

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    2024年01月14日
  • そして扉が閉ざされた  新装版

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    岡嶋二人著の作品は、『クラインの壺』に続いて、2作目です。やはり、面白いです。シェルターに囚われた男女4人という密室という設定です。男女のグループが囚われるお話の場合、私はその中での殺人が起きるケースを多く読みましたが、この作品は、事件が起来た後にその事件について議論する為の場所として、用意されています。
    事件の結末も予想していなかったので、驚きです。

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    2023年12月02日