岡嶋二人のレビュー一覧

  • クラインの壷

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    ネタバレ

    プロローグが親切だったからなのか、37年も前の作品だから後発品汚染を受けてしまっているからなのか、三割ほど読んだところで、どういう仕掛けで、どう終わるのかが八割方見抜けてしまったのですが、それでもすごく楽しい作品でした。主人公可哀想です。現代の日本人の若者が同じ状況に陥ったら、何かもっとあざとくて小賢しい、素敵に捻くれた脱出法を見出して、本作みたいな病んだエンディングを迎えなくて良いかもしれませんね。

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    2026年08月09日
  • 99%の誘拐

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    ネタバレ

    面白かった!
    題名に惹かれて購入し、一気に読んだ。
    序盤は緊張感があり、中盤からは結末がどうなるかわからなくて面白かった。
    今だったらAIがあるから登場人物が驚くようなトリックにはならないのだろう。
    しかし、パソコンやスマホが普及している昨今に読めて良かった。そうでなかったら話があまり頭に入らなかったかもしれない。
    機械音声との会話がうまく行きすぎているからこその間宮の疑念も良かった。

    本作は復讐をどのように遂げるのかを描いた作品だと思っていたが、どのようにしてダイヤを回収するのか?という部分を謎にしたミステリーでもあるのだろうか。

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    2026年08月01日
  • 焦茶色のパステル 新装版

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    岡嶋二人デビュー作。82年の作品ですがめちゃめちゃ面白い。これは読み継がれて欲しい。

    競馬に無知な自分でも夢中になって読んでしまいました。競馬の説明がわかりやすいので初心者でも困らないし、登場人物たちが個性的で人間関係に深みがありました。

    大金が絡む汚れたの話の中に一頭一頭の馬の美しさや悲しさがあってジーンとしてしまいました。人って本当に悪いよなぁ…馬だけが尊い。

    メンデルの遺伝学の解説も本当に面白い。ちょいちょい女性陣が男性陣に目にものを言わせてやる感じも好み。岡嶋作品もっと読んでいこう。

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    2026年07月12日
  • クラインの壷

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    私にとっての名作の一つです。
    叙述トリックものの秀逸なミステリー小説を読んだ時と同じくらいの読後の満足感があります。
    美しいラストにあなたもきっと魅了されることでしょう。

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    2026年06月08日
  • 99%の誘拐

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    久々のミステリーめっちゃ良かった。岡嶋二人さん三部作やっと読めた。「クラインの壺」もよかったけどこれも負けず劣らず良いです。ちょっと昔の作品ですが、今読んでも面白い。一気読み。

    犯人がわかっての倒叙モノです。犯人が魅力的だし、復讐込みで溜飲が下がる。岡嶋作品はミステリーとしての終わり方が好みです。

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    2026年05月24日
  • クラインの壷

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    おんもろ。
    表紙ダサいというので、忌避していた自分をぶん殴ってやりたい。
    ザ・SFミステリーって感じ。
    読みやすさ、ダレなさ、最高でしたね。

    主人公と同じように読者もクラインの壷に入り込んでしまうが故の面白さでした。

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    2026年05月23日
  • クラインの壷

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    なるほど、これは名作だと思う。
    ページを捲る手が止まらない。続きが気になって一気読みだった。

    謎の企業イプシロン・プロジェクトにゲームのシナリオを売却した上杉彰彦。そのシナリオを元に制作されたVR型ゲームに制作モニターとして参加するが…。

    驚きなのが、これが1989年の作品だということ。今から30年以上も前の段階で、VRの描写がここまで緻密に描ける先見の明が凄い。その一方で、今では当たり前に普及しているスマホだったり、交通系ICカードがない世の中というアンバランス感が、今となっては逆に新鮮だった。公衆電話大活躍w

    主人公の上杉が迷い込む、リアルとバーチャルの不安定な世界観がたまらない!も

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    2026年05月10日
  • クラインの壷

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    どれが現実か分からなくなる!
    仮想現実の行き着く先を先取りしたミステリーホラー。
    先の読めない展開と、そうだったのか!と思った途端に覆る展開に、頭の中がどっちが現実?と常に混乱。主人公と一緒に仮想現実世界に入り込める臨場感たっぷりの小説!

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    2026年05月06日
  • クラインの壷

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    SFは滅多に読まないのに、読み易く、先が気になって一気読みした。
    1989年の小説なのに、やってることが現代のVRの近い将来という感じ。

    タイトルでオチの方向はなんとなく読めるのに、それでも面白いのがズルい。

    現実か仮想か、実験なのかもわからなくなってくる。ずっと黒幕の気配があるのに、最後まで掴めないのが不気味。しかも不思議と混乱しない。ここが上手すぎる。

    未来の技術と留守番電話機やウォークマンといった80年代的ガジェットが同時に存在するのも魅力的。

    読み終わったあと、アルゴリズムに操られてる今の現実ごと疑いたくなる。

    地味に何度も読み返したくなる作品。

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    2026年05月03日
  • 99%の誘拐

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    1988年の小説というのが驚愕。20年前と現在に起こった誘拐事件の関連は?
    コンピュータを駆使して行われる今回の誘拐事件は独特の緊張感があって引き込まれるし、最後まで面白かった。

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    2026年04月27日
  • 99%の誘拐

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    30年前にこれを…!?すごすぎ
    最初の社長の息子さん誘拐事件の話のあとがボルテージ全開でノンストップ
    めちゃくちゃおもしろかった
    パソコンや電波を駆使した犯罪で今でもこういうの読んだことない(あるのかな?)

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    2026年03月22日
  • 99%の誘拐

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    生駒洋一郎の手記に書かれていた8年前の事件をなぞらえてその事件の12年後に誘拐事件が起きた。最初の事件の犯人が間宮であったことに驚いた。その後の事件では犯人が生駒慎吾であり、間宮が最後に解けたのがすごいなと思った。

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    2026年03月18日
  • クラインの壷

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    このテーマと質でかなり昔にこんな小説が存在したことが信じられない。SFのようなテーマでありながら展開の激しいサスペンスとなっていて、あっという間に読んでしまった。かなり面白かった。

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    2026年02月18日
  • クラインの壷

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    ネタバレ

    これが20年前の作品とは思えないほどの題材だった。自分もK2のごとくこの作品に取り込まれていき、文庫本で450ページあるのに1日で読み切ってしまった。あまり読むのが早くない、かつ集中力が継続しない私にとってはそれほど面白かったということ。これほどまでに読んでいて頭に映像が浮かぶことはないほどの臨場感でした。ぜひ現代版で映画化してほしいとまで思ってしまった。何が本物で偽物で、頭が混乱して堂々巡り。
    「クラインの壺」:メビウスの輪は二次元的に捻れているとしたら、これは四次元的に捻れている?表が裏で裏が表。
    何が本当で何が嘘か、確かめる方法はひとつしかない、「はじめのところから始めて、終わりにきたら

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    2026年02月03日
  • クラインの壷

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    ネタバレ

    超面白かった!!!!!!
    展開が早くてイライラしなかったし、何より読みやすかった!!
    後味悪く終わるのも最高。
    現実とゲームの中の境界線が揺らいでいく描写が上手かった。途中これツボの中にいるんじゃね??って予想しながら読んでたけど、最後は予想以上に裏切られて満足。

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    2026年02月02日
  • クラインの壷

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    ネタバレ

    久々にページをめくる手が止まらなかった(笑)テンポもいいし本当に面白いって思いながら読んでましたが・・・・。そんな~・・・・。結末が・・・。これはこれでアリですがでもここまで盛り上がったのに・・・・。本当に面白かったのにちょっと不完全燃焼気味です。続編はないですよね。

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    2026年01月28日
  • 99%の誘拐

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    話は当然面白かった。
    とにかく西澤保彦の解説。とても評価している作家だが、読み手としても優れている。
    やはり岡嶋二人はいい。

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    2025年10月03日
  • ツァラトゥストラの翼

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    かまいたちの夜というゲームが面白すぎて、ふと昔ゲームブックというのがあったなーと思い出してなんとか手に入ったゲームブックが、この本。想像以上に無茶苦茶面白かったです。

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    2025年08月22日
  • 99%の誘拐

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    ミステリー書評
    読書レベル 初級〜中級
    ボリューム 444頁
    ストーリー ★★★★★★!
    読みやすさ ★★★★★★!
    トリック  ★★★★
    伏線・展開 ★★★
    理解度   ★★★★★
    読後の余韻 ★★★★

    一言書評:
    面白い!!
    倒叙ミステリが好きな方にオススメの1冊!そしてまさに一気読み!ぐいぐいぐいーっと惹きつけ方が半端ないストーリー展開は圧巻デス!

    初めて読む作家さんでしたが、文章の構成が秀逸過ぎる!例えば、
    ①Aが起こった
    ②なぜAが起こった?
    ③もしかしたらBではないのか?
    ④いやBはあり得ない
    ⑤Cという可能性は?
    みたいに、読み手の思考を手玉に取るような書きっぷりで、「そうそ

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    2025年07月04日
  • クラインの壷

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    ネタバレ

    おそらく30年ぶりくらいの再読。前回は新潮文庫だった。内容はまったく覚えていない。サスペンスとしての盛り上げ方がうまい。ジェットコースターやお化け屋敷的な瞬発的な驚きや恐怖感ではなく、じわじわと噛み合っていない歯車が露呈してくる怖さ。ラストはやっぱりそうなるよなって展開だけれど、とても綺麗にまとまっていて美しい。

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    2025年05月29日