岡嶋二人のレビュー一覧

  • タイトルマッチ

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    元ボクシングチャンピオンの息子が誘拐された。
    犯人からの要求は、タイトルマッチを挑む義弟に
    ノックアウトで相手を倒す事。

    子供の命がかかっているわ、勝ち方は指定されてるわで
    プレッシャーが半端ないです。
    何が正解で、何がいけないのか分からない上に
    犯人が身近なのかどうかなのかも、という状態。
    心理状態に、気が狂いそうです。

    どんな些細なことでも、という所から
    それでも手掛かりを集める警察。
    時間もすぐそこ、なので、さらに焦るというか
    どうなるのか気になって仕方がありません。

    という状態でひた走り、な最後。
    なんかこう…あっけなかったような。

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    2017年09月29日
  • 焦茶色のパステル 新装版

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    うーん。
    なんとなく、推理ものは好きなんですけど、なんだか時代が違いすぎるせいか、楽しみきれませんでした。
    被害者の妻とその友人が独自に調べたり、そこに刑事やジャーナリストが混じって会話をするのもなんか変な気がするし、被害者の妻の友人が明るすぎるというか、、、物語のバランスとしてはいいのかもしれないけれど、違和感があったかな・・
    あくまでも好みだとは思いますが、期待してたほどは楽しめなかったというのが私の感想です。

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    2017年06月19日
  • 七年目の脅迫状

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    ネタバレ

    競馬馬が故意に感染症に感染させられていく事件を追う話。

    岡嶋二人なので内容はソツないんだけど。
    事件を追いかけるうちに浮かび上がる7年前の事件、こういう「実は○年前の事件が」っていう展開が個人的に好きじゃない。読者からするとなんかアンフェアだから。
    あと、主人公の非の打ち所のない有能さ、なのに見合い写真で見ただけの女と偶然顔を会わせたら超親しげに近づいていく感じも、好ましくなかった。

    主人公が警察でもないのに関係者に事情聴取して、結構情報を引き出せるのも、なんだかな~、と思ってしまった。ま、まだ個人情報にうるさくない時代だからね。

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    2017年04月08日
  • ダブル・プロット

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    2017年20冊目。
    収録9作品のうち既に6作品は読んでいたけれど、改めて全部読んだ。
    個人的に岡嶋二人作品の主人公の女性は好きなので、伸子シリーズがもっとあったら良かったなーと。
    この短編集の中ではやっぱりダブル・プロットが秀逸かな。
    いよいよ岡嶋二人コンプリート大作戦も残すところあと僅か。

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    2017年04月05日
  • 解決まではあと6人

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    いくつも探偵社に、不可解な依頼を続ける1人の女性。
    その裏にある1つの事件。
    どこで何がどうつながるのか、見当もつかないまま読み進める。
    探偵社の人達もユニークで面白い。
    その都度登場の刑事副島の一匹狼な感じや、全体に昭和な雰囲気が漂うのもいい。
    それにしても、事件の真相にはびっくり。
    これはすごいわ。
    あんな真相、気付くなんて無理無理!

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    2017年04月02日
  • どんなに上手に隠れても

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    数年前に一度読んだことがあるのだけど、その時から印象はさほど変わらず。一言でいうと、綺麗なミステリー。起承転結がしっかりしているので、置いてきぼりにされている感じがない。説明も丁寧。ハラハラもさせてくれる。万人受けするミステリーという感じです。ただ、1993年の作品のため今読むともうこの時代では通用しないトリックだな…と思うところが多々あり、そこもまた楽しいです。

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    2017年03月25日
  • 殺人者志願

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    ネタバレ

    2017年18冊目。
    岡嶋二人作品の中ではまぁまぁ。主人公の2人のキャラクターがあまり好きではないのを差し引いても、この先どうなってしまうのだろうとハラハラドキドキしながら読み進めることができた。
    ただ、ラストがなぁ・・。ハッピーエンドに越したことはないのだろうけど、自分を殺そうとした相手を許せるものかとスッキリしない感が残る。
    電話喫茶なるものを初めて聞いてそれはそれで衝撃だったw

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    2017年03月19日
  • 眠れぬ夜の殺人

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    ネタバレ

    2017年12冊目。
    警視庁刑事部マル秘部外組織、と聞くと何かもうありがちねと思うけど、当時は斬新だったのかなー。
    でも全くつながりのなさそうな連続殺人のその繋がりとボスの正体が分かった時はさすが!!と思った。
    3人組の絶妙な掛け合いも面白かったけど、最後がちょっとあっけなかったかな。
    よくできてると思うのだけど、岡嶋二人の他の名作に比べるとやや劣るかな。とりあえず続けて続編も読みます。


    2022年8月再読。
    いやー、これも久しぶりに読んだけど、やっぱ面白いなー岡嶋二人。
    グイグイ引き込まれてあっという間に読み終えてしまった。
    うん、ま、前回同様最後がちょっとあっけなかったね。

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    2017年02月21日
  • 殺人!ザ・東京ドーム

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    2017年1冊目。
    今年の記念すべき1冊目は大好きな岡嶋二人作品。書かれた時代背景がやはり古いのでちょっと無理があると思ってしまうのだけど、犯人もトリックも分かっているのにドキドキしてページを捲りたくて仕方ない衝動に駆られるのはやっぱりさすがだなーと。軽い感じでサクッと読めた。今年中に岡嶋二人作品はコンプリートしたい。

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    2017年01月04日
  • ダブル・プロット

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    記憶された殺人
    こっちむいてエンジェル
    眠ってサヨナラ
    バッド・チューイング
    遅れて来た年賀状
    迷い道
    密室の抜け道
    アウト・フォーカス
    ダブル・プロット

    記憶された~と、遅れてきた、はどこかで読んだ事が。
    こっちむいて、と眠って、は主人公が一緒ですが
    両方とも救いがないような…。
    バッド、は止めてあった内部分裂の危機を
    喋ってしまっています。
    もしも『計画通り』に事が終わっていたなら
    その後、恐ろしい現実が待っていた、かと。

    迷い道は、もしかして…と思ってしまうような
    女の台詞のリフレイン。
    因果は巡る、という状態でしょうか?
    密室の~は、そこまでやる事に凝るな、という事?
    アウト~はあ

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    2017年01月02日
  • ちょっと探偵してみませんか

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    2016年60冊目。
    読者への挑戦状付き短編25作品。
    分かったのたった2つだった…^^;
    それにしてもまぁよくこれだけネタがを考え出せるなぁ。登場人物に小ネタが仕込んであったり、色々なシチュエーションであったりと飽きずにさらっと読めた。
    個人的には、短編集ならなんでも屋大蔵の方が好き。

    2022.07
    久しぶりの再読でも相変わらず全然分からなかった^^;
    シェラザードのひとりごと、好きだなぁ。

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    2016年12月21日
  • ダブル・プロット

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    「ダブル・プロット」
    岡嶋二人の短編集って珍しい。


    ★記録された殺人
    複数の証言を基に進んでいく捜査。目撃者ではなく目撃物を利用した犯罪。ルームシェアできないね、これでは。最後の終わりが気になる。ちょっと腹落ちしない。


    ★こっちむいてエンジェル
    月刊スクエアの編集部に所属する伸子が巻き込まれる事件簿。事件よりも妙なキャラクター設定と描写が気になってしゃあなかったです。夜鳴きソバ屋のオヤジ風とちょっとゆるめの野球選手ってどんな描写、全然イメージ付かないんですがw。友成徹也という同僚も謎。こちら、眠ってサヨナラにも出ます。


    ★眠ってサヨナラ
    伸子事件簿2。短編集だと、同じ主人公のものが

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    2016年11月28日
  • ダブル・プロット

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    短編集なので読み易くて良かった
    80年代に書かれた作品ばかりなのでインターネットや携帯が出て来ないのが時代を感じた

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    2016年10月27日
  • ちょっと探偵してみませんか

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    ショート・ショート・ミステリ。25編。
    わかったのは4つ。
    気軽に読むにはいいかも。
    「シェラザードのひとりごと」が好き。

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    2016年05月30日
  • 解決まではあと6人

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    ネタバレ

    2016年33冊目。
    構成も凝っていて(当時ならもっと画期的だっただろう)途中まではわくわくしながら一気に読んでいたのにオチでガックリ。
    ところどころ時代を感じさせる描写があって、それがむしろ新鮮だった。
    まーオチ前までは面白かったから、総合評価としてはまあまあかな。

    2022年8月再読。
    確かにオチまでは面白かったw
    違う事件を扱っているように見せて最後でキレイに回収っていう点でよく出来てるなーと思う。

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    2016年05月25日
  • チョコレートゲーム 新装版

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    ネタバレ

    2016年32冊目。
    1985年に書かれたと考えると、当時はわりとセンセーショナルな作品だっただろうと思う。
    この作品よりも後に書かれた作品で似たような展開を既に読んでしまっているからか、やはりどうしてもそこまで惹きつけられなかった。
    中学生くらいの子どもとどう接するかってホント難しいんだろうな・・。


    2022年6月 再読。
    6年前に読んだ時よりも、やっぱり作り方が凄いなという点に尽きる。
    蜂須賀とのやり取り、ちょっとした所から順序立てて推理していく近内。息子を亡くしておかしくなっているように見えて、冷静に真実を追求していく姿に、こちらも力が入る。
    事件全体を考えればやり切れないけど、最後

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    2016年05月22日
  • クリスマス・イヴ

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    綾辻行人氏の「殺人鬼」程度のグロ耐性、恐怖耐性が無ければ、手を出さないのが賢明。
    私はもう読まない。

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    2016年04月01日
  • 解決まではあと6人

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    次々と興信所を訪れて、奇妙な依頼をする謎の女。それぞれ関係のない興信所の人間たちは、それが気になりはするものの、女にすり抜けられてしまう。
    読者に明かされる調査報告から一つの事件が浮かび上がってくるが…というのが物語のあらすじです。

    裏表紙にある「メドレー・ミステリー」という言葉から窺い知れるように、各章が一つの事件に絡みつつも短編として機能しているので、常に緊張感を持って読むことができます。そういう意味では、普段あまり小説を読まない方にもお薦めです。

    私は、今回このタイトルに興味を覚えて読み始めました。

    ”5W1H殺人事件 解決まではあと6人”。

    各章に付けられているタイトルがそれぞ

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    2016年02月27日
  • チョコレートゲーム 新装版

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    私が幼い頃に発表された作品。
    名前は聞いたことがあったものの、読んだことはなかった。
    自宅の固定電話、ラジカセ、カセットテープ、新聞。。。自分の学生時代を彷彿させるアイテム。現在学生時代の子達が読んだら、ちょっとイメージ違うだろうな。
    テーマは現代でも共通。当時は情報収集方法は限られていたし、情報も大人と学生の違いが明確だった。携帯やpcが当たり前になった時代だからこそ、読むと面白い。今だったら、どうなのだろう?エスカレートの方向性も違っていたのではないか...など、所々考えながら読んでしまった。

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    2016年02月05日
  • ビッグゲーム

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    去年まで勝ち続けていた球団が、今年は負け続け。
    それは勝ち続けていたのと同じ理由のせいで
    負け続けていた。

    一体どうやってその秘密がもれたのか。
    一体誰がそれをもらしたのか。
    部下が照明に登った、というのも謎ならば
    次に亡くなってしまった部下も謎。
    どういう事なのか、と探って行けば
    さらに分からなくなってくる。
    むしろ次に誰か? という状態。

    最後まで読むまで、さっぱり何が何だか…。
    尋ねた人の発言も分かりませんでしたが
    最後でなるほど、と。
    本当に最後の方まで、すべてカードが伏せられた状態。
    表を向いた時、一体いつからそうで
    いつからあの人は巻き込まれたのか。
    驚きというより、唖然、でし

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    2016年01月31日