岡嶋二人のレビュー一覧
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Posted by 読むコレ
コンビ解消から既に22年という年月が経つにも関わらず
今尚、軒並みの作品が増刷され、作品そのものも全く
色褪せない岡嶋二人作品。長編のイメージが強いですが
50数篇も書かれてたんですね。今作は既発の「記録
された殺人」をベースに3篇の未収録作品を加えて
新装版的な作品として刊行。
それこそ何年も前に読んでいた作品も多いんですが、正直
細部は殆ど忘れていたので、ある意味初見に近い新鮮さで
読めましたが...やはり...面白い!
個人的にはやhり誘拐ものや長編が好きですが、こういった
キレのある短編を書かせても圧倒的に設定かして独創的な
作品がチラチラと顔を見せていますね。
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Posted by ブクログ
ネタバレ≪内容覚書≫
酔っ払いに絡まれて、振り払ったら、うちどころが悪く、
死亡させてしまった。
それにより、転落していく加害者。
しかし、その事件には、どうやら裏があるようで…?
警察組織では解決が難しいと思われるこの事件に、
警察内部の秘密組織「ゼロ課」が動きだす。
≪感想≫
ハードボイルドが苦手なせいか、ちょっと読むのに苦戦した。
また、個人的に、お酒が飲めず、
周囲に絡み酒の人間もいないため、
事件が完全に他人事だったのも、苦戦の要因かもしれない。
お酒を飲む機会がある方には、もしかしたら自分も、と、
臨場感を持って読める一冊だろうか。
物語としては、点をつないで線にしていく過程は、
お -
Posted by ブクログ
ぶはっはっは。。。
そうそう、これぞ“岡嶋”作品です。
この本の直前に
・焦茶色のパステル
・あした天気にしておくれ
と、名作2作を読んでの本作ですが
あの息詰まるような緊迫感は
いったいどこへ捨ててしまったんでしょう~(苦笑)
主人公にとって、かなり“ヤバイ”状況なのに
ホイホイといろんな人と二人っきりになりすぎだって(笑)
ドリフのコントなみに“志村~後ろぉ”って
叫びたいくらいです。。。
読みながら“岡嶋二人盛衰記”にある
“衰”の部分を実感として感じてしまいました。
ただ、それはそれとして...
時代の先取感がハンパないです。
いまでこそ“個人情報”の流出やセキュリティについて -
Posted by ブクログ
スポンサーによって、売れっ子に押し上げられたアイドルが公然と誘拐された。はたしてその手口とは――。絡み合うスポンサー側の意図と、強く出れない事務所。そしてハイエナのように動くジャーナリストたち。果たして彼女の運命は。そして犯人はいったい――?
まさしく王道誘拐ものっていう設定。そして「あ、岡嶋二人らしいな」と思えるような箇所も出てきて、楽しかったけれど、もっとと思ってしまった。トリックや動機に注目すればやっぱりすごいんだろうけど、ストーリーでもっと楽しませてほしかったなあ。岡嶋二人の「99%の誘拐」なんて、トリックの素晴らしさと語りの巧さが高いレベルで両立してるんだから。
でも相変わらず、呼