【感想・ネタバレ】殺人!ザ・東京ドームのレビュー

あらすじ

巨人×阪神戦で繰り返される惨劇! 密かに日本に持ち込まれた南米産の猛毒クラーレ。偶然その威力を知ったある男が、巨人対阪神戦に沸く東京ドームで、この毒を塗った矢による殺人事件を起こす。大観衆5万6000人の面前にもかかわらず、犯行現場の目撃者は皆無。さらに、翌日の同一カードでも凶行は繰り返され、スタジアムはパニックに陥った。それでも上層部が選んだ選択肢は「試合決行」。スタジアムに平和は戻るのか? 手に汗握る傑作長編サスペンス。1988年刊行。(講談社文庫)

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Posted by ブクログ

1ページ目を見た瞬間から、とにかく文章の感じが好みで、一字一句逃さずに読みました。稚拙な犯人vs悪い大人vs優秀な刑事さん。2時間サスペンスとか相棒とか古畑とか…ああいった感じで気楽に読めます。

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2016年08月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ディレクター児玉が日本に持ち込んだ南米の猛毒クラーレ。友人の勝本とクラーレの効果を試すために入った山でクラーレを紛失してしまう。巨人阪神戦に湧く東京ドームで、この毒を塗った矢による殺人事件が。翌日の同一カードでも凶行は繰り返された。

これも一気に読んでしまった。とてもテンポが良くて読みやすい。便乗犯や別の思惑の犯罪なと面白い。ただ、ある犯罪が発覚するキッカケがちょっと残念。
東京ドームを「ビッグエッグ」って呼ぶのが懐かしい

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2025年10月04日

Posted by ブクログ

久松敏彦は、人付き合いが苦手な無口な男。
会社でも馬鹿にされ叱られて日々を過ごしていた。
彼は、趣味のために伊豆の林に来ていた。
昆虫を針で刺しその姿を写真に収めてるのだ。
伊豆の林の中に二人の男がいた。
密かに日本に南米産の猛毒クラーレを持ち込みその殺傷能力を試しに来たのだった。
矢に毒を塗り鳥などを狙うが弓が悪いのかなかなか当たらない。
そして、リスを射止めたのだがそこに駆けつける時に、二人は落とし穴に落ちてしまう。
その光景を見ていた久松は、その隙にクラーレを持ち出す。
試しに、民家の犬を狙ったら犬は、あっと言う間に死んでしまった。

そして、伝統の巨人対阪神戦に沸いてた東京ドーム。
大観衆五万六000人の面前で殺人事件が発生。
目撃者は、皆無。
警察は、捜査を開始する。
翌日の同一カードは、警察の厳重警戒の監視の中でまた一人倒れた。
難航する警察の捜査。
スタジアムは、パニックに陥った。
事件に関わる人々を描いたサスペンスです。

テンポのいいサスペンスです。
これは、岡嶋二人の作品なので面白かったです。
主人公の心理が暗いのが難点かな?
ま〜読んでみてもいいのでは

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

他の人が酷評するほど悪くなかった(*^^*)
さすが岡嶋二人!!
サクサク読めた★
シノヅカとか槇原、川相そして東京ドームをビックエッグという時代がとっても懐かしいよ〜♪

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

少しだけ、ほんの少しだけ久松敏彦の気持ちが分かった様な気がします。そして伊都子の泣き顔を見てみたい。

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2025年10月19日

Posted by ブクログ

展開が早く、サクサク読める。
面白いのだが、良くも悪くもストーリーが真っ直ぐ進みすぎている印象。
やはり少し裏切りもほしいところ。


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2021年12月21日

Posted by ブクログ

2017年1冊目。
今年の記念すべき1冊目は大好きな岡嶋二人作品。書かれた時代背景がやはり古いのでちょっと無理があると思ってしまうのだけど、犯人もトリックも分かっているのにドキドキしてページを捲りたくて仕方ない衝動に駆られるのはやっぱりさすがだなーと。軽い感じでサクッと読めた。今年中に岡嶋二人作品はコンプリートしたい。

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2017年01月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【あらすじ】
密かに日本に持ち込まれた南米産の
猛毒クラーレ。阪神対巨人戦に沸く東京ドームで、この毒を塗った矢による殺人事件が発生した。



中盤にでてくる登場人物の入り組み方が巧みで、流石。

一ページ目から世界に引き込まれる雰囲気作りは本当にすごいと思う。 一日で一気に読んでしまった。

ただ、その分ラストがちょっとあっけなかった気もする。
あと一回、どんでん返しがあったら…

殺人犯の心理描写がすこい。
彼の気持ちが痛いほど伝わってきて
ちょっと悲しくなった。。

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2013年04月21日

Posted by ブクログ

ちょっと古いから携帯が登場してこない。
刑事さんがかなり熱い。

当時社会になじめなかった人間の病み方がリアル…。

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2011年10月21日

Posted by ブクログ

現実に存在しそうな病んだ主人公がひょんなことから手に入れた猛毒クラーレ。
あるナイターゲームで殺人事件が発生。
捜査する刑事と主人公を取り巻く良からぬ考えを持った人々。
岡嶋二人作品にしてはなんと無く内容が薄いかな…って印象。
一日で読み切れるので、読んで下さい。
基本、岡嶋二人作品にはハズレは無いと思います。

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2011年05月06日

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