岡嶋二人のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ前半の父親の手記の第1章は非常に面白かったです。誘拐における犯人の指示がテクノロジーより頭の中で考えている凝ったものに感じ、読んでいる側も考えてしまう感じが良かったです。
逆に息子の第3章は、早くから息子自身が誘拐犯であることを読者に向けてオープンにしたことで、読み手としてはどこに視点を置いていいのか迷ってしまいまいました。
フーダニットは解決、ハウダニットもすぐに提示され、唯一ホワイダニットだけは明示されないけど、「父親の復讐だろうな」とは普通に思えます。
最後には何かあるだろうと期待しましたが、僕的には驚きはあまりありませんでした。
僕の総評としては、尻すぼみ感ありでした。
まあ、この本は -
Posted by ブクログ
密室で登場人物も少ないため、密室初心者にスッキリ分かりやすい読みやすい作品かなと思いました!
新装版の表紙が魅力的でずっと気になってたんですよね。
岡嶋二人さんの作品はサクッと読めるのにちゃんと王道ミステリーな感じで好きです。
読んでる中で、4人の疑心暗鬼でもしかして全滅するラストなのでは…!とおもっていましたが自分の想像とは違うラストでした。
あ、こいつかも、いや、こいつか!…え?違くない?が怒涛に続いて全員共犯?とか色々巡らせて読めます笑
ミステリーだと、誰かが報われないというか事件が明かされて犯人が落胆するのがオチかと思いますがこれは全員救われたのか、全員落胆というか…
タイトル的にアガ -
Posted by ブクログ
約40年ほど前の作品 who how done it 系
母親が亡くなった娘の復讐(?)のために、地下シェルターに娘の知人と彼氏(?)を閉じ込めるというストーリー
娘は事故死?それとも他殺?
亡くなった娘は、彼氏を所有するという感覚を持ち合わせている上、性格が狂気じみており、彼氏(?)が嫌気が刺すのは当然、知人と喧嘩してしまうのも至極納得
彼氏(?)も知人も全員クセが強い性格、行動
まぁ人間は常に合理的に行動するとは限らないから、時として、感情的に行動してしまうこともあるんだろう
いかんせん、亡くなり方に驚嘆!
そんな展開になってしまうとはねー -
Posted by ブクログ
読者への挑戦、アンソロジー第二弾
好みのシリーズだが全三巻で終わってしまうらしいので残念
今回の7作品は有名なものが多く、著者それぞれの短篇集のタイトルになっているものもいくつかある
中でも中西智明は、絶版文庫の「法月綸太郎の本格ミステリアンソロジー」に収録されている、という事すらよく知られている傑作
・仁木悦子「横丁の名探偵」★⭐︎⭐︎
超短編。トリック1つだけの勝負、やや弱いかな
・石沢英太郎「アリバイ不成立」★★⭐︎
複数の容疑者たちがお互いのアリバイを主張する、と来ればあのパターンだな!
という予想を覆され★ふたつ
・巽昌章「埋もれた悪意」★⭐︎⭐︎
双子のなぞなぞは知ってい -
Posted by ブクログ
目が覚めて気がつくと、そこは地下の核シェルター。3ヶ月前に事故死した友人の死に関係し、4人の男女が閉じ込められた。特殊設定が際立つクローズドサークルミステリ。
絶望感に苛まれながらも、必死に脱出を試みる4人。だけど、核シェルターがめちゃくちゃ頑丈でうまくいかない。
シェルターに閉じ込められているシーンがメインなので、読んでて重苦しいし、閉塞感が凄くてなかなかしんどい。
そして、極限状態に追い込まれた人間の心理描写がエグい。協力関係を築こうとする一方で、疑心暗鬼に陥ったりする。名探偵がいるわけでもない4人の間で、なぜ自分たちは閉じ込められているのか、なぜ3ヶ月前に事故が起きたのか話し合って推