岡嶋二人のレビュー一覧

  • どんなに上手に隠れても

    Posted by ブクログ

    さすがに「人さらいの岡嶋」と言われるだけあって、作者の誘拐ものは面白いですね。
    タイトルからは想像もつかないような派手な劇場型犯罪に、最後まで目が離せませんでした。
    特に身代金受け渡しのトリックや誘拐の目的は、シンプルだけどよく考えられているなぁと感心することしきりです。
    三十年ほど前に発表された作品なので、時代を感じる描写もあるかもしれませんが、それで面白さが半減するわけでもなく、今でも十分楽しめると思います。

    0
    2015年11月03日
  • 解決まではあと6人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     あらすじを読むと「面白そう!」と思うミステリがある。プロットが面白そうな小説と言うべきかもしれない。「5W1H殺人事件 解決まではあと6人」は、まさにそんな小説である。
     本作品のあらすじは次のような感じである。
     次々といろいろな興信所を訪れては、およそ事件とは思われない奇妙な依頼をしていく謎の女・平林貴子。最初に訪れたAという興信所への依頼は、「カメラの持ち主を捜してほしい」というもの。二つ目に訪れた興信所への依頼は、「マッチについての手掛かりから喫茶店を捜してほしい」というもの。全部で5つの短編があり、いずれもこのようなたわいもない依頼がされる。
     それらの話が終章で収束し、真相が明ら

    0
    2015年10月04日
  • ダブル・プロット

    Posted by ブクログ

    入江伸子シリーズ面白かったんだけどなー。
    さすがに時代を感じさせるというか、今だったら成り立たないネタとか。
    このくらいの軽い短編推理小説面白いなー。

    0
    2015年09月08日
  • 七日間の身代金

    Posted by ブクログ

    クラインの壺が面白くて、99%の誘拐が面白くて。そして扉が閉ざされたと七日間の身代金を続けて読んだ。
    どちらもあっという間に読んでしまえるテンポの良さ。読んだ3日後には忘れてしまいそうな心への残らなさ笑
    謎解きしながらじっくり読む方には面白いのかな。

    0
    2015年07月17日
  • あした天気にしておくれ

    Posted by ブクログ

    つまらないってほどでもないけど展開が予想付きすぎてやはりつまらなかったのかもしれない。
    競馬のことあまり知らないからわくわくできなかったのも理由のひとつ……。
    奥さんと離婚するかもしれないって設定どこいったんだ。なんのためにあったんだ。

    0
    2015年04月14日
  • 解決まではあと6人

    Posted by ブクログ

    なかなか無い構成で面白かったし読みやすかった。ただ、最後のオチが雑で残念。それまでが良かったが故にとても残念。

    0
    2015年03月24日
  • ダブル・プロット

    Posted by ブクログ

    岡嶋二人のダブル・プロットを読みました。

    以前出ていたものにいくつか短編を追加した短編集でした。
    再度読むことになった短編は懐かしく読みました。

    今回収録されたダブル・プロットはミステリーと言うよりはコメディ風味でしたが、このような掌編は好きです。

    0
    2015年03月01日
  • タイトルマッチ

    Posted by ブクログ

    一体いつ頃から「人さらいの岡嶋」と呼ばれるようになったのかは分かりませんが、初期作品である本作でも既にその片鱗がうかがえるように思います。
    誘拐を扱った作品の定番とも言える身代金受け渡しがなくても、面白い物語を作り出す手腕はさすがですね。
    特に終盤での、ボクシングの試合と犯人追跡の様子を交互に描く場面は、徐々に高まる緊迫感に手に汗を握るようでした。

    0
    2015年03月01日
  • 解決まではあと6人

    Posted by ブクログ

    北千住の本屋さんで押していたので、読みました。
    1編づつハウダーニット、フーダニットなどなど
    趣向を凝らした中編が描かれ、最後に全体像が現れます。
    さすがに描写が古い箇所が多いのですが、力作!です。

    0
    2014年11月17日
  • 解決まではあと6人

    Posted by ブクログ

    6年ぶりの岡嶋二人!岡嶋二人にハマって結構コンスタントに本読むようになったんだよね。
    ブックファーストでオススメされてて久しぶりに読んだけど、やっぱりいい♡
    ちょっと登場人物多くてついてくの大変だったけどおもしろかった。時間あるときにじっくり読み返してみよっと

    0
    2014年10月30日
  • 増補版 三度目ならばABC

    Posted by ブクログ

    『論理型ノッポと直感型チビの凸凹男女によるミステリー』

    元々の出版が1987年とかなり昔の作品ですが今読んでも十分キャラが立っていて面白かったです。
    ジャンルとしてはユーモアミステリかな。
    ただ少しドラマ性が低く、その分論理に振った感じでした。
    短編と言う事と展開が重くないと言う事もキャラクターとマッチしていて良かったです。
    今回追加された「はい、チーズ!」に関しては他の収録作品と比べると少しキャラクターにぶれが感じられます。

    全体を通しての感想としては、当時としては斬新だったかもしれないキャラクターも今読むと新しい何かは感じれない。
    事件とその解決も驚天動地といった話では無い。
    しかし、

    0
    2014年12月08日
  • とってもカルディア

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『「三度目ならばABC」の続編となる長編』

    明確には時系列は示されていなかったと思いますが出版順で言うと「三度目ならばABC」の後に出版された作品です。
    「三度目ならばABC」と同様に「山本山コンビ」の織田貞夫と土佐美郷が活躍します。

    読んだ感想としては長編だけあって物語の作りも凝っており「三度目ならばABC」よりも読み応えがありました。
    自分も十分楽しめましたが、個人的には前作の「三度目ならばABC」の方がキャラに合った軽い読み口で好みでもありました。
    キャラクターや展開は「三度目ならばABC」のイメージを損なうものではありませんので前作ファンであれば楽しめると思います。
    前作ファンであ

    0
    2014年12月08日
  • 七日間の身代金

    Posted by ブクログ

    トリックの中身よりも登場人物の会話がテンポ良く、一気に読めてしまう。少し時代を感じる作品だけど面白かった。

    0
    2014年09月15日
  • チョコレートゲーム 新装版

    Posted by ブクログ

    作者の作品には、本当にハズレがないですね。しかもひと昔の小説とは感じさせないところも魅力です。
    今回は、謎のチョコレートゲームと呼ばれる存在が、まだ若い犯罪を引き起こしていきます。犯人・トリック・チョコレートゲームとは何か…を追いかけていくのですが、どれをとっても面白いです。
    そして、親の醜さ。現在の社会問題になりそうな、親の存在があります。読んでいてとても不快になるのですが、決して小説の中と割り切れることではなく、ひと昔前に書かれたとは思えないリアルさが感心です。

    0
    2014年09月02日
  • 開けっぱなしの密室

    Posted by ブクログ

    六編収録の短編集。タイトルの付け方が面白いですね。どんな話だろうかと興味を惹かれます。どの作品も読みやすい上に、捻りを効かせた短編ばかりで初期作品だとは思えませんでした。独白と会話のみという構成が面白い「罠の中の七面鳥」や、20ページ足らずの作品ながらも充実した内容の「火をつけて、気をつけて」等、短編ならではの楽しさに満ちた作品でした。

    0
    2014年04月21日
  • 殺人者志願

    Posted by ブクログ

    はらはら感満載。
    うわうわうわうわ、あかんあかんあかんあかんってなるシーンがいくつかあります。結果的には星3つに落ち着きます。

    0
    2014年03月20日
  • ダブル・プロット

    Posted by ブクログ

    飛行機の中で。
    懐かしいなー、という思いが半分くらいかな。
    元の「記録された殺人」も昔読んだっけ、と思いながら。

    この短編の切れ味もいいですが、このテイストを持ったままの長編のほうがやっぱり好きかな。
    井上夢人さんになってからもいいけど、ちょっとしたスパイスが岡嶋二人さんなんだろうな、とふと思いました。

    0
    2014年03月20日
  • 殺人者志願

    Posted by ブクログ

    あればあるだけお金を使ってしまう若夫婦。
    そんな彼らが借金を返すために、人を殺す事に。
    しかしいざ決行してみたら、驚きの事態が相次いでしまって
    もう何が何だか分からない状態に。

    確かに、知っている人が死ぬのと知らない人が死ぬのでは
    確実に気分が違います。
    とはいえ…すごい理由で引き受ける内容。
    そこまで切羽詰まっていた、と考えるべきでしょうか?
    いやでも、こんな彼らに頼むのもどうかと思われますが。

    もちろん主人公達が犯罪をする側なので
    色々な意味でどきどきです。
    本人達は下調べによって入ったお金でうはうはですが
    そのせいなのか、知り合った後での感情が。

    所詮主人公達は、金遣いが荒いだけの

    0
    2014年03月01日
  • 七日間の身代金

    Posted by ブクログ

    夜中にお風呂の中で読むには気味が悪い、グロい部分があり・・だけど続きが気になるのと読みやすいので慌ててお風呂から出て一気読み。
    トリックがなかなか斬新ですごかった。

    0
    2014年01月19日
  • 眠れぬ夜の殺人

    Posted by ブクログ

    捜査0課の三人の活躍を描いた作品です。ミッションインポッシブルみたいに派手な設定で面白いです。
    登場人物が多いので最初は取っ付き辛かったものの、コメディータッチで読み易いですし、バラバラだと思われた要素が最後で見事に繋がるプロットが秀逸なので、一読の価値はあると思います。

    0
    2018年05月09日