岡嶋二人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ2017年12冊目。
警視庁刑事部マル秘部外組織、と聞くと何かもうありがちねと思うけど、当時は斬新だったのかなー。
でも全くつながりのなさそうな連続殺人のその繋がりとボスの正体が分かった時はさすが!!と思った。
3人組の絶妙な掛け合いも面白かったけど、最後がちょっとあっけなかったかな。
よくできてると思うのだけど、岡嶋二人の他の名作に比べるとやや劣るかな。とりあえず続けて続編も読みます。
2022年8月再読。
いやー、これも久しぶりに読んだけど、やっぱ面白いなー岡嶋二人。
グイグイ引き込まれてあっという間に読み終えてしまった。
うん、ま、前回同様最後がちょっとあっけなかったね。 -
Posted by ブクログ
記憶された殺人
こっちむいてエンジェル
眠ってサヨナラ
バッド・チューイング
遅れて来た年賀状
迷い道
密室の抜け道
アウト・フォーカス
ダブル・プロット
記憶された~と、遅れてきた、はどこかで読んだ事が。
こっちむいて、と眠って、は主人公が一緒ですが
両方とも救いがないような…。
バッド、は止めてあった内部分裂の危機を
喋ってしまっています。
もしも『計画通り』に事が終わっていたなら
その後、恐ろしい現実が待っていた、かと。
迷い道は、もしかして…と思ってしまうような
女の台詞のリフレイン。
因果は巡る、という状態でしょうか?
密室の~は、そこまでやる事に凝るな、という事?
アウト~はありそうな現実ですが、今なら
パソコンで管理されていて無理なような。
いやでも誤魔化せば、確実に大丈夫そうな気もします。
ダブル~は本人達の登場。
もしもこんな状態が起こったら、もうそれは素直に
出ていった方がよろしいかと。
登場人物が人物だったため、行われた事は驚きですが
何だか笑ってしまいました。
リアルに追求しているせいでしょうか?w -
Posted by ブクログ
「ダブル・プロット」
岡嶋二人の短編集って珍しい。
★記録された殺人
複数の証言を基に進んでいく捜査。目撃者ではなく目撃物を利用した犯罪。ルームシェアできないね、これでは。最後の終わりが気になる。ちょっと腹落ちしない。
★こっちむいてエンジェル
月刊スクエアの編集部に所属する伸子が巻き込まれる事件簿。事件よりも妙なキャラクター設定と描写が気になってしゃあなかったです。夜鳴きソバ屋のオヤジ風とちょっとゆるめの野球選手ってどんな描写、全然イメージ付かないんですがw。友成徹也という同僚も謎。こちら、眠ってサヨナラにも出ます。
★眠ってサヨナラ
伸子事件簿2。短編集だと、同じ主人公のものが連続するのって余りイメージ無かったです。同僚が事故死したから彼女の仕事の引き継ぎを依頼される伸子。いきなりこんな展開って、しかも亡くなった人は伸子と親密だったみたいで良い人みたいなのに、これ要る設定?あと、友成がやばいことになってますw
あとは、
★バッド・チューニング
★遅れて来た年賀状
★迷い道
★密室の抜け穴
★アウト・フォーカス
★ダブル・プロット
となかなかのボリュームが詰まった短編集です。長編と比べライトなタッチになってる気がしました。いや、長編も別に暗い訳では無いんですが、キャラクターもやけに癖があるし、それぞれの締めも妙にあっさりしていたり、これでおわり?てのだったり緩めなんです。「遅れて来た年賀状」なんか、面白いですけど、なぜ哲次が巻き込まれたのさっぱり分からなかったですしw
良かったのは「遅れて来た年賀状」「迷い道」かな。後者は、富由子も怖いし、流れも怖い感じに。
長編とはちょっとテイストが違う作品になってます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2016年32冊目。
1985年に書かれたと考えると、当時はわりとセンセーショナルな作品だっただろうと思う。
この作品よりも後に書かれた作品で似たような展開を既に読んでしまっているからか、やはりどうしてもそこまで惹きつけられなかった。
中学生くらいの子どもとどう接するかってホント難しいんだろうな・・。
2022年6月 再読。
6年前に読んだ時よりも、やっぱり作り方が凄いなという点に尽きる。
蜂須賀とのやり取り、ちょっとした所から順序立てて推理していく近内。息子を亡くしておかしくなっているように見えて、冷静に真実を追求していく姿に、こちらも力が入る。
事件全体を考えればやり切れないけど、最後がああいうカタチで良かった。 -
Posted by ブクログ
次々と興信所を訪れて、奇妙な依頼をする謎の女。それぞれ関係のない興信所の人間たちは、それが気になりはするものの、女にすり抜けられてしまう。
読者に明かされる調査報告から一つの事件が浮かび上がってくるが…というのが物語のあらすじです。
裏表紙にある「メドレー・ミステリー」という言葉から窺い知れるように、各章が一つの事件に絡みつつも短編として機能しているので、常に緊張感を持って読むことができます。そういう意味では、普段あまり小説を読まない方にもお薦めです。
私は、今回このタイトルに興味を覚えて読み始めました。
”5W1H殺人事件 解決まではあと6人”。
各章に付けられているタイトルがそれぞれ、”WHO?”、”WHERE?”、”WHY?”、”HOW?”、”WHEN?”、”WHAT?”となっているのですが、その名前が示す通り、その章でのテーマがそのままタイトルとなっているわけです。
それぞれの関係のなさそうな謎がひとつずつ明らかになって、大きな謎が解ける、という趣向。面白そうではないですか。
実際面白いです。
各章での謎解きも極端にパズルということもなく、興信所の調査ということで、事実関係から予測していく思考の積み重ねには緊張感がありますし、登場人物たちも生き生きとしています。また、短編集ということもありますけど、物語のテンポも良いので読みやすい。
ただ、個人的には結末について少々物足りない感がありました。
観念した犯人の告白が長い、というのは好き嫌いあるのでしょうけど、ミステリ特有の”謎が解けて一度に扉が開く”ような感覚はありませんでした。何となく扉が少しずつ開いて行くような感じ…でしょうか。犯人の行動にしても…確かにこういうこともあるでしょうけど、もう少し工夫できたんじゃないかなあ…と考えてしまうのです。
ですので、本作品は結末を楽しむというより、その過程を楽しむものかなと思います。作品自体のアイデアも面白いですし、ミステリ初心者の方は読んでみるといいかも。 -
Posted by ブクログ
去年まで勝ち続けていた球団が、今年は負け続け。
それは勝ち続けていたのと同じ理由のせいで
負け続けていた。
一体どうやってその秘密がもれたのか。
一体誰がそれをもらしたのか。
部下が照明に登った、というのも謎ならば
次に亡くなってしまった部下も謎。
どういう事なのか、と探って行けば
さらに分からなくなってくる。
むしろ次に誰か? という状態。
最後まで読むまで、さっぱり何が何だか…。
尋ねた人の発言も分かりませんでしたが
最後でなるほど、と。
本当に最後の方まで、すべてカードが伏せられた状態。
表を向いた時、一体いつからそうで
いつからあの人は巻き込まれたのか。
驚きというより、唖然、でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレあらすじを読むと「面白そう!」と思うミステリがある。プロットが面白そうな小説と言うべきかもしれない。「5W1H殺人事件 解決まではあと6人」は、まさにそんな小説である。
本作品のあらすじは次のような感じである。
次々といろいろな興信所を訪れては、およそ事件とは思われない奇妙な依頼をしていく謎の女・平林貴子。最初に訪れたAという興信所への依頼は、「カメラの持ち主を捜してほしい」というもの。二つ目に訪れた興信所への依頼は、「マッチについての手掛かりから喫茶店を捜してほしい」というもの。全部で5つの短編があり、いずれもこのようなたわいもない依頼がされる。
それらの話が終章で収束し、真相が明らかになる。
物語の大筋として、殺人事件と現金強奪事件が存在する。殺人事件の方は、寺西憲章という男を殺害した事件であり、吉池礼司という男が指名手配をされる。この殺人事件と現金強奪事件が話の中でリンクを始め、どうも、吉池礼司と寺西憲章は現金強奪事件の犯人ではないかという疑惑が生じてくる。
謎の女、平林貴子の正体は、吉池礼司に騙されていた女性であり、警察に疑わせるためのオトリであった。しかし、実際には吉池と寺西もオトリであり、黒幕となっているのは二つの事件を捜査していた副島刑事だというオチ。
読んでいるときは、「どうなるんだ!?」とわくわくしながら読み進んだが、真相はそこまでのものではなかった。漫画家の浦沢直樹もそうなのだが、岡嶋二人は、最後まで読み終わった後よりも、読んでいるときの方が圧倒的に楽しい作家である。漫画家の週刊連載なんかだったら、「読んでいるときが楽しい」というのは、一般的な評価を高めてくれそう。しかし、一気に読めてしまう文庫本なんかだと、読後に満足感が少ないので、あまり一般受けしないような気がする。岡嶋二人が玄人受けするが、あまり売れなかった原因はこういうところにあるのかもしれない。
小説としてよくできていると思うのだけど、ミステリとして人を驚かすという点では、もうひと工夫できそうな気もする。評価としては…★3で。