ジェフリー・ディーヴァーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前作を引き継ぐかのように音楽テーマでスタートする本作だが、なんとコンサート会場が火災を装ったパニック騒動となり、死傷者が出る騒ぎに。それを仕掛けて喜ぶ陰湿な犯罪者というのが幕開けの単純な構図。
もちろんかと言ってディーヴァー作品がそんな単純構造であるわけがない。その裏には、人種間のヘイトクライム、またはそれを装った犯罪組織の影、またはそれを利用して殺しを楽しむゲーマーの世界。単独犯なのか、組織犯罪なのか? 視点が入れ替わることで、次々と見え方が変わってくる第一の事件に続いて、第二第三の仕掛けが重なってゆく。
今そこに見えているものがすべて疑わしく思えてゆく中で、ヒロイン、キャサリン・ -
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Posted by ブクログ
ジェフリー・ディーヴァーの短編集です
本当はとんでもない傑作揃いの★5なんだけど中に我らがホームズを茶化した短編があるので大幅減点の★3です
読み終わった後に思わず「このクソヤンキーめ!(失礼、ご婦人方)」と声に出してしまうほどです
だいたいアメリカ人はホームズを軽く見すぎだ(思い込み)
もうディーヴァー嫌いになりそう(ならないけど)
他の短編についてはもうすごいとしか言いようがないです
最後の数行できれーいにひっくり返ります
ほんときれいに180°
これはもうミステリーのショートショートと言ってもいいのではないかと思います
星新一先生ばりの、文字数多いけど
最近そもそもミステリーとS -
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Posted by ブクログ
映画で鑑賞したはずだが、内容をキレイに忘れ去ることができたので、手に取りました。
おそらく、ジェフェリー・ディーヴァーさん、初読み。
いや~、映画化もされてる超人気作家さんって、乗り遅れちゃうとなんか手を出しづらくって。
事故によって脊髄を損傷し、首から上と左手の薬指しか動かせなくなった元ニューヨーク市警科学捜査部長、リンカーン・ライムと、その手足となって捜査をする美貌のアメリア・サックス巡査が、残忍で狡猾な連続誘拐殺人犯を追いかける物語。
定型と言えば定型。
「羊たちの沈黙」を彷彿させます。
若くてきれいな刑事を前線に出してハラハラドキドキさせたーい。
そのためには知識が豊富で、自分 -
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Posted by ブクログ
コフィン・ダンサーの読み味良かったー。
初っ端から事件が起きるまでの疾走感。
その後犯人像が不明瞭な下巻冒頭までよくわからない巻き込まれた傍観者みたいに読み進めるけれど、犯人とジョーディの下りになって初めて世界観に入り込めた気がした。
章題ごとにカウントダウンが為されるので、その差し迫った感覚。
そして相手の一歩先を読み合おうとする思考合戦。
主人公を支える多彩なサブキャラクター。
そして四肢麻痺と言うハンデを背負っているが上の意志と相反する現実の壁、仲間の危機、自分への憤りなど見るべきところが多かった。
ラストを文字で表してしまうとどうボヤかしても未読の人へネタバレになってしまうのだけれど、 -
Posted by ブクログ
リンカーン・ライムシリーズ ①
ジェフリー・ディーヴァーの作品を読んだことなかった
ので、手始めに、ボーン・コレクターから。
おもしろいんだけど、まぁ、登場人物が多くて
誰が誰なのか、もぅすでにわからないー笑
私の脳ミソがもっと賢ければ!!!!
生きたまま殺されていく被害者たち。
(助かった人もいたよー)
そんな中で被害者の近くには、次の犯行を示す物がある。
リンカーン・ライムは、その証拠をもとに
犯人を見つけようとする!!
下巻に続くー!!って感じ。
うちの母は表現が怖いって言ってたけど、
私はそこまで怖くないなー。
ただ、何回も言うけど、誰が誰なのか…もうわからない…。
致命的です… -
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