【感想・ネタバレ】オクトーバー・リストのレビュー

あらすじ

ドンデン返しの魔術師が技巧のかぎりを凝らした
前人未踏&驚愕連続の “逆行” ミステリー!

本書は最終章ではじまり、第1章へとさかのぼる。

娘を誘拐され、秘密のリストの引き渡しを要求された女ガブリエラ。隠れ家にひそみ、誘拐犯との交渉に向かった友人の帰りを待っていた。
しかし玄関にあらわれたのは誘拐犯だった。その手には銃。それを掲げ、誘拐犯は皮肉に笑った……。

だが読者よご用心。全ては見かけ通りではない。章ごとに物語は時間軸をさかのぼり、あなたの知らなかった「事実」が次々に明かされ、
白は黒に、黒は白に反転をくりかえす。謎のオクトーバー・リスト。それを狙う者たち。迷路のようなニューヨークの街で展開される人狩り。
正解最強のサプライズの魔術師ディーヴァーが繰り出すサスペンスとサプライズ。そして全ての真相が明かされるのはラスト2章!

『ボーン・コレクター』『ウォッチメイカー』などでミステリー・ファンを狂喜させてきたベスト・ミステリー作家の神髄がここにある。

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Posted by ブクログ

これはすごいなあ。
労力という面と、その労力の果てにこんな派手であまりにも分かりやすいどんでん返しをそれもこんな堂々と描く。
さすがだし、遡って行くのにめちゃくちゃサスペンス満載でドキドキの連続。
すごいわ、ディーヴァー。

2811冊
今年39冊目

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2025年02月09日

Posted by ブクログ

とてつもない「どんでん返し」だと思う

絶対面白くないと思ったんです

時間を遡っていくサスペンスだって言うんだもの
まぁ、実験的な内容なんだろうなって思うじゃない
「完成度はイマイチだけど、こういのも書き切ることで経験値が積み重なりディーヴァーの他の作品に生かされるわけだよね」なんて偉そうなレビューを書いてる自分を想像しながら読んでたんですよ実際

読んでみたらすげー面白かったー

さすがっす

絶対面白くねーって思いながら(ディーヴァーコンブのために)読み始めたけど、すげー面白かった
これ以上の「どんでん返し」ありますか?ってね

でまぁね、実はわいくらいのミステリー巧者になるとね正直結末は見えてたのよ
時系列を遡って最後(物語としては最初)に読者をびっくりさせるにはこのオチしかないやろうなーって
んでそれはまぁほぼ読み通りだったのよ
まぁ、せやろなーって

でもねディーヴァー好きなら分かってもらえると思うんだけど、その時点でまだがっつりページが残ってるのよね

いやまだ終わらないんかい!っていうね

わいの読みなんかあっさりと超えてくるさらなる「どんでん返し」がちゃんと用意されてました

さすが魔術師ディーヴァー!

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2024年10月03日

Posted by ブクログ

さすが、ジェフリー・ディーヴァー。
読み終わったあと、バック トゥー ザ フューチャー方式でおさらい。楽しかったわ!

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2024年05月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【あらすじ】
本書は最終章で始まる。(中略)真相が明かされるのはラスト2章!前人未踏の超絶技巧サスペンス。

なるほど、真相がこうならばこれは最終章から始めないといかんよね。第2章で「ああ、ガブリエルの正体ってこういう……」と納得しつつ第1章を読むと「ああ、あのシーンは全部仕組まれたことだったのか……」と納得。解説で阿津川辰海氏が言っていたように徐々にズームアウトしていき、物語全体が見えるようになっていく手法がすごかった。
イメージとしては『カメラを止めるな!』が近いかな、違うかも……。一気読み必須のサスペンス。

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2024年01月08日

Posted by ブクログ

最終章から始まって、時間を遡っていくという手法。真相がわかるのは2章になってから。そうだったのね、と
初めのページを読み直したり

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2023年03月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

久しぶりのディーヴァー。よく考えられた作品で、少しも飽きることなく読めました。最後の2章(最初?)で「おぉ。そんな事だったのか」となりますよ。ディーヴァーのあざとさに辟易して暫く読んでなかったが、これくらいの作品なら偶にはいいか。

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2023年03月04日

Posted by ブクログ

泡坂妻夫もかくやと思わせる構成の大仕掛けが、作者のテクニックで破綻なく、さらには作者の持ち味であるどんでん返しまで加えて仕上げられている。
一流のコース料理を味わったような気分。
お見事。

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2022年12月07日

Posted by ブクログ

結末から始まる物語なんて、大傑作の映画『メメント』に対する挑戦みたいなものだと思ってたら、負けず劣らずの名作となりました!

正直めちゃくちゃ読みにくくて、「これ、誰だっけ?」「この人、さっき何してたっけ? いや、時系列で言えば『この後』どうなることになったっけ?」と、何度も読み返したりしながら進めましたが、後半から物語が始まりへと繋がっていくと、一気に加速! そしてどんでん返しのラスト2章! 「えっ? んっ!?」が止まらないです!

再読必須! 真相がわかってからの『答え合わせ』で、時系列が繋がっていくのが気持ちいい!
さすが、どんでん返しの魔術師……名作です!

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2022年08月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

オクトーバーリストという重要な顧客リスト。ファンドの社長の高跳び、そして怪しげなチンピラ、娘を誘拐されたガブリエルは、なぜ血まみれなのか。一緒にいるダニエルが支え、逃走する。娘を救い出せるのか、大金の行方は、そしてオクトーバーリストとは何なのか。
時間を遡るかたちで進んでいく真実にうまい!の一言。ニューヨークのベーグル、アッパーウエスト、イーストの雰囲気、地下鉄は57ストリート。街を歩きながら、周りを見渡し、その様子を伺うシーンが素敵にニューヨーク。
最後の3時間が秀逸。裏を描くその裏を描くといったところか。

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2022年05月06日

Posted by ブクログ

最終的にすごい小説だったなと圧倒されたけど、読み始めはしんどかった。
状況がよくわからないまま話が過去に遡っていき、頭を整理しながら読むのを、楽しいというよりめんどくさく思ってしまって、普通の時系列の方が自分には好み。
後半では一気に話の印象が変わってきて、予想もつかないどんでん返しと見事な伏線全回収。
巻末に「あとがき」ならぬ、「まえがき」があり、目次が登場するのもおもしろい。
オチは新鮮でこんなのもありだと思うけど、好みの問題で気分は良くなかった^^;
圧倒的な構成力のエンターテイメント作品。

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2024年11月25日

Posted by ブクログ

終わりから始まるミステリー。娘の誘拐、そしてオクトーバーリストの謎とは? #オクトーバー・リスト

■あらすじ
怪しい男から娘を誘拐したと脅迫されている女性。タイムリミットは迫っていた。この事件には「オクトーバーリスト」と言われる情報が関係しているらしい。彼女はアパートで娘が無事もどってくるのを待っている、そして身を案じる仲間たちが娘を連れ戻しに行ったのだが…

■きっと読みたくなるレビュー
終わりから始まるミステリー。

なかなかのパワーワード、どんな物語なんだ?と思われるかもしれませんが、実はそのまんまです。最終章である「第36章」から時間が巻き戻るように物語が綴られていき、ラストは「第1章」で幕を閉じるという作品。私が大好きな映画「メメント」に近い進行ですね。

本作、漫然と読み進めてしまうと混乱しがちなので、ノートに人物と関係性を書くのがオススメです。人物は多くないので手間がかかるほどでもないですし、人間関係を理解できたほうが絶対楽しめますよ。

さて物語ですが、とにかく分からないことばっかりなのに、常に差し迫った状況なんです。しかもさらに不安を掻き立てるような情報が交錯してくるから、さらに胸騒ぎが大きくなっていく。

こいつ何者なの?何故こんなことするの?オクトーバーリストって一体なんなのよ?

先に気になってしょうがないので読み進めるのですが、そうです本作は逆進行。読めば読むほど、むしろ気になることが増えてくるという恐ろしい展開。でも気になるから読み進めちゃう…そしてまた分からないことが増える…助けて。

ただすべてが分からないわけではなく、先に戻ることによって判明することも出てくる。場面も人物も次々切り替わったり、細かい展開もスピーディでストーリーテリングが上手いのよ。めっちゃ楽しく読み進められました。

そして本作は登場人物の距離感が素晴らしいんです。特にメインの男女二人の関係性が見ものなんですよね~ 物語が進行する(遡る)ことによって、気持ちが少しずつ変化して(戻って)いく様子が面白いのよ。

そしてなんといっても物語の終盤(というか序盤)。そもそもどういう事件だったのか、娘の誘拐は何故おこったのか、オクトーバーリストとは何なのか… ついに謎が明らかになった時、あまりに綺麗な真相と収束に、とりあえず目ん玉が飛び出ました。

あっという間に「最初まで」読んでしまった、ドエンタメなサスペンスミステリーでした。

■ぜっさん推しポイント
全て読み終わって、あらためて最初の「第36章」や、各章を飛ばし読みをしてみる。あのシーンはどうだったのか、奴はどうなったんだ…なるほど、そういうことだったのかと唸ること請け合い。

そして本書は、各章の冒頭に関連する写真が添えられているんです。部屋に飾りたくなるような写真ばかりで大好き。私のイチ推しは「第10章 土曜日午前10時30分 45分まえ」の写真。皆さんはどの写真がお気に入りですか?

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2023年12月01日

Posted by ブクログ

事件の様相が逆から語られていくサスペンス。娘を誘拐され、「オクトーバー・リスト」を要求される女性と彼女を支え助ける男性たち。そこに凶器を手にした誘拐犯がやってくるところから物語は始まります。普通なら物語のクライマックスに当たるであろうシーンなのですが、なんせ状況が分からない。そもそもオクトーバー・リストって何なの?
読み進むうちにどんどんわかるだろうと思いきや、実は案外わからない。いろんなことが起こっているにも関わらず、謎が増えます。なんでこんな事態になってるの? 小さな「仕掛け」に関してはその都度わかりますが、大本がさっぱりわかりません。
と思ったら。やっぱり来ましたどんでん返し。結末がわかっているのにどんでん返しがあるのか? と思いましたが。ありました。なんとまあ、そういう仕掛けだったのか!

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2023年07月30日

Posted by ブクログ

時間軸を逆にしたからこそ面白い。
そうでなければ、ディーバーが好むジェットコースターにも、大どんでん返しにもならなかったと思う。
こういう小説の校正、大変そう。

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2023年04月28日

Posted by ブクログ

こんな事もできるのね
騙されました、完璧に
読みにく~~と思いつつ進み
終わりに来て、はあ~~
で、最初に戻ってしまった

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2022年09月17日

Posted by ブクログ

最終章から始まる逆行ミステリー。まえがきや目次すら最後に配置するという徹底ぶり。阿津川辰海氏の序文(解説)までもが逆なんで脳がバグる。ラストまで読んだら最初に戻りたくなるし、一章から普通に読みたくなる。とにかくすごい

答え合わせ感覚でパラパラ読み直したけど、ちゃんとそれぞれが繋がってるし、ほんますごい本やな……。
第1章読んでから第36章読むと「うわぁぁ!!」ってなる(笑)
あんまりいうとネタバレになるんでアレですが、ジェフリー・ディーヴァー、天才じゃね?

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2022年06月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

逆行するストーリー、読んでて疲れる、記憶が定着せずんっ?となる
最後の複数段階回収は見事、読み返さなくても理解出来た(が読み返したくなる)

面白かったし感心したが、なんかモヤっとした感じが残るのはなんだろう、良い人がいない・応援したくなる人がいない感じかな

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2022年03月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

娘のサラを誘拐されたガブリエラ。
犯人からは身代金50万ドルと共に勤め先の投資会社の上司が残した”オクトーバーリスト”なる謎めいた書類を要求される。
知人のダニエルとアンドルーが犯人との交渉に向かい、ダニエルの仕事上のパートナー、サムとホテルでその交渉結果を待っていたところ、結果を携え扉を開けて入ってきたと思ったのはダニエルではなく犯人だった。。。

から始まる完全なる時間逆行物語。

フラッシュバックを巧みに取り入れるものや、衝撃的な結末から始まり”過去に遡る”作品には時として出会うのだが、ここまでストイックに過去方向にしか時間が流れていかない物語は初めて。

いかんせん構成上の企みの縛りがきつすぎて、巻末こそディーヴァーらしさが現れるが、9割方は結末(始まりにして真相)までの余興感が否めない。
それでも、細かなつなぎで途中放棄の念を覚えさせられることなく最後までたどり着けたし、何といってもこの試み自体が感嘆に値する。

本筋の感想ではないが、恥ずかしながら、「マクガフィン」なる演出上の用語を初めて知った。
ことばを知るのも読書の楽しみのひとつ。

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2022年02月26日

Posted by ブクログ

後ろの章からから読む小説。後ろから読むため、置かれている状況がまず分からず、初めは各章のつながりがなかなか把握しづらかったです。結末の章が分かってるんって、面白ないやんと思ったのですが、途中からは、徐々に視界が晴れて世界が広がっていくような感覚を体験できました。この逆から読むストーリーを作ったディーヴァーはやはり天才。普通の作品よりも、はるかに難しかっただろうなあと感心。

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2022年01月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後の章から始まるミステリー。「この作者のことだから、たぶんどんでん返しはこんな感じなんだろうな」とおおよその推測はできる。
通常、あれ、この伏線はなんだったか? と小さいページ数に戻ることはよくある。この作品では何かの結果がでたときには「さあ、これは何が原因でこうなったんだ? これから伏線が出てくるはずだから見逃さないようにしなくちゃ」となる。とはいえ、伏線が登場したときに「あれ、この結果はどうなったのか」と小さいページ数に戻って見返すこともある。何しろ、いきなり結果だけ先に登場するのだから「誰だ、こいつは?」ということが多い。というか全部それ。

読み始めは辛い。何が何だかわからないからとにかく辛い。中盤を過ぎる頃にはだいたいの全体像が見えてくる、そこまで我慢。

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2025年08月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「あなたの力が必要になる」
「もちろんよ」
「言っておくけど、エレナ、これは…極端なことよ」
「ねえ、わたし、なんでもするって言ったでしょ」

「わかった。あなたには車に轢かれてもらいたい」
「えっ?」
これは作中のなかでいちばん好きなやりとり。
そのあとの、
「なんでもって言ったのは、ほんとは徹夜してファイルを読むみたいなことなんだけど」のセリフもかわいらしくて素敵で使ってみたい。
誰かの力になりたくて名乗り出たあと無茶ぶりを要求されたら言おうと思う。

お気に入りのやりとりがひとつでも発見できると、
その話を読んでよかったなという気持ちがいっきに芽生えて安心する。
なにしろそういう発見を自分で拾っていかないと、この話は読むのがとてつもなく大変だったのだ。

この小説は最後のシーンから始まってページが進むごとに時系列をさかのぼっていく変わった方法で書かれていて、つまり最初のページがこの物語の最後のシーンになるというのだ。不安すぎる。
しかもそのシーンがまた中途半端というか、相棒元日スペシャルでいったら22時30分、クライマックス直前の長めのCMが入るあたりで終わっているのでもうテレビならクレームものだよ!と慌ててしまうほどである。

5章目まで読んで「これは私の脳で理解できるものなのか?」というまた別の不安に駆られだす。
「最後の章から逆に読んでいったら普通の話として読めるんだぞ」、という悪魔のささやきを何度も振り払いながら読んだ。
結果→原因の流れで読んでいることは分かっていても脳みそは勝手に原因→結果で理解しようとしてしまって、常に激流に逆らって歩いていく努力が必要だった。

それでもなお頑張っていると、脳が少しずつ登場人物を覚えていくからこれがまた不思議のなんのって、オリンピック開会式で適当に眺めていた国や選手たちが、閉会式となると「ああ、あの金メダルの子か」とか「やたらテンション高いコーチがいた国だな」とか分かっていく感覚に近い。

小さな伏線回収の繰り返しが気持ちいいので、その原料となるごく小さな違和感を忘れないためにも、いっきに読むのがおすすめだ。

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2025年05月13日

Posted by ブクログ

(⁠⌐⁠■⁠-⁠■⁠)アタマの上に?を出しながら読み進めるのがイマイチ。読後に読み返して楽しむモノじゃろうけんど、その気が起きない。

⊂|⊃
[ಠ⁠_⁠ಠ]おまいがノータリンだからだろ

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2024年11月14日

Posted by ブクログ

時系列が逆行するつくりのサスペンスミステリー文庫本。

第36章から始まって第1章で終わるのだが、前半は何で追われているかがわからないイライラ感、中盤から終盤は前半に至るまでの理由解明が当たり前すぎての中だる感、最後の2章ですべてがどんでん返しされてしまう恍惚感を得ました。
シリーズ外でもこんな長編が書ける著者は凄過ぎます。

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2023年08月11日

Posted by ブクログ

最後から時間を遡って物語が進む形式は斬新で新しかったけど、最後まで物語の流れがよくわからないまま進むのは自分にとっては少し読み心地が悪かった。自分は時系列通りに少しずつ全体像が明らかになっていく構成の方が好き。

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2023年08月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

リンカーン・ライムシリーズを続けて読み終えた後、更にシリーズ続編を読もうと思っていたにもかかわらず気になっていた本書に手をつけました。

なぜシリーズ続編ではなく、本書なのか?

それは下記説明にもある通り、本書は最終章から始まり、ページが進むにつれて章を遡っていく(時間が過去へと巻き戻される)という異質な作品であるからです。

しかも著者はジェフリー・ディーヴァー、そうです、大どんでん返しの魔術師が書いたミステリー作品だからです。

最終章から始まるということは、時間軸としての結論はわかっているんです。

しかし、時間を遡ることで、そこに仕込まれていたプロットが明らかになり、読者を驚愕させる。
(私もまさかの筋書き(台本)に驚かされた著者の思うツボの読者です)

しかし、まだまだ私の力不足。

最初から最後まで時間を遡っていく本書の構成が読みづらい。

ゆえに☆3つと厳しい評価となりました。

ドハマリしてりいるリンカーン・ライムシリーズ程のどんでん返しに次ぐどんでん返しみたいな楽しみ方は出来ませんでしたが、著者の作品は今後も楽しみに読み進めていきます。


説明
ドンデン返しの魔術師が技巧のかぎりを凝らした
前人未踏&驚愕連続の “逆行” ミステリー!

本書は最終章ではじまり、第1章へとさかのぼる。

娘を誘拐され、秘密のリストの引き渡しを要求された女ガブリエラ。隠れ家にひそみ、誘拐犯との交渉に向かった友人の帰りを待っていた。しかし玄関にあらわれたのは誘拐犯だった。その手には銃。それを掲げ、誘拐犯は皮肉に笑った……。

だが読者よご用心。全ては見かけ通りではない。章ごとに物語は時間軸をさかのぼり、あなたの知らなかった「事実」が次々に明かされ、白は黒に、黒は白に反転をくりかえす。謎のオクトーバー・リスト。それを狙う者たち。迷路のようなニューヨークの街で展開される人狩り。世界最強のサプライズの魔術師ディーヴァーが繰り出すサスペンスとサプライズ。そして全ての真相が明かされるのはラスト2章!

『ボーン・コレクター』『ウォッチメイカー』などでミステリー・ファンを狂喜させてきたベスト・ミステリー作家の神髄がここにある。

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2022年11月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最終章からさかのぼって第1章で終わるという斬新な試み。
試みは面白かったが、整合性等を把握するためには時間を空けて読みにくく、またディーヴァー作でもあり、さかのぼるからにはある程度のトリックがあると考えながら読むと、結末(始まり)はある程度想定内であり、あまり面白くなかった。ただ、この話にするならこの手法にするしかないかな。

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2022年10月31日

Posted by ブクログ

「逆向きに語られる長編小説」「どんでん返しの衝撃度では、史上トップクラス」と言われる本書。そうなんです!まるで、ジェットコースターが後ろ向きに走っているかのようなストーリー仕立て。構成に頭がついて行かない!ラスト2章の超ド級のどんでん返し。まさに、ジェットコースター宙返り。お試しあれ。

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2022年06月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かったが、ちょっと期待し過ぎてしまった。か弱い女性と思った主人公が実は正反対という設定は、「その女アレックス」を思い出した。また、過去に遡っていくという展開は映画「メメント」を思い出した。。。あとがきを、読んだ。というか前書きか。やはりメメントに言及していた。確かに「特異」で技術的にすごい作品かもしれない。でも私には分かりにくく感情移入できなかった。各章の何時、何時間前というのは分かりにくい。写真もわかりにくかった。残念。

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2022年06月04日

Posted by ブクログ

時間逆行ミステリ。第36章から始まり、次に35章(36章の40分前)、34章(35章の1時間50分前)と、少しずつ時間をさかのぼって事件が描写されるという変な形式です。逆行形式でも何とか話について行けたのは「逆さになってもディーヴァー」というか、書き方の巧みさなのかな、とは思いましたが、でも正直第4章くらいまではイマイチだったかも。登場人物のひとりが「俳優に似ている」と言われており、何となくブラピを想像してたら全然違った!(笑)

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2022年05月01日

Posted by ブクログ

はじめはよく分からず、終わりはどうなるのかと思ったけど。さすがでした。時間あれば、もう一度読み返したい。

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2022年04月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2022.2 うーん 確かに大ドンデン返しなんだけれど、緻密なディーヴァにしては大雑把で、ドキドキ感もない話でした。
ストーリーが逆行するので読むのも苦労するし。翻訳も今ひとつ。

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2022年02月18日

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