ジェフリー・ディーヴァーのレビュー一覧

  • ボーン・コレクター(上)

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    科学捜査の達人だが四肢麻痺のリンカーン・ライムが頭脳となり、刑事としては新米だが現場検証の素質があるアメリア・サックスが手足となって事件を解決するバディもの的なミステリー。
    土とか匂いとか繊維くずとかを犯人が意図的に残したヒントと見て次の犯行現場を割り出すというあたり、すごいなと思いつつも本当かよと疑わしく思ってしまう。
    地の文は基本的に三人称で書かれているが、場面場面で主体が入れ替わり、主体の内面までも表現される。とはいえすべてが書かれるわけではなくちょっとずるいと思える点もある。
    ミステリーとはそういうものだろうと言っしまってはそれまで。

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    2024年08月03日
  • ハンティング・タイム

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    ネタバレ

    シリーズ4作目としらずに手に取り読み進め、あとがきにてしりました、、
    サバイバル知識が所々散りばめられていてうまく全体の構成にはまっていた気がしました。帯のどんでん返しというところで期待しすぎてたのもあり、面白かったのですが想定外すぎてビックリではなかったので☆3

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    2024年06月15日
  • ボーン・コレクター(上)

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    ネタバレ

    海外の翻訳物、しかもスリラー系は久しぶりに読んだ気がします。
    いやあそれにしても面白かった。

    ・・・
    前半部分、特に面白かったのは、やはり猟奇的殺人でしょう。
    奇抜な惨殺。一体だれが、どのような目的で?と、犯人は警察(そして読者をも)を翻弄します。

    他方、これに立ち向かうのは、四肢麻痺となり引退を決め込んだ元鑑識官。否、彼は安楽死すら望み絶望の中にあったのに。

    但し、一旦事件に取り掛かるや才気煥発、次々と犯人の意図や次なる事件を予測します。

    ・・・
    前半はこうした構図を理解するのに概ね費やされた気がしますが、ここまででページを手繰る手が止まらなくなっているのではないでしょうか?

    後半

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    2024年03月17日
  • ネヴァー・ゲーム 下

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    ネタバレ

    ・あらすじ

    亡き父親からサバイバル術の英才教育を受け、その知識を用いアメリカで懸賞金ハンターをしているコルターショウ。
    シリコンヴァレーで起こった女子大生失踪事件からとあるゲームを模した連続誘拐事件が発生し、そして殺人事件に発程していく。
    また事故死と思われていた父親が何者かに殺された可能性が浮上。
    誘拐事件と父親の死の真相を探っていく。

    ・感想
    几帳面、寡黙で硬派なコルターと一緒に捜査する刑事ラドンナの関係がお互いリスペクトしてて良かった。
    キャラなども個人的なtheアメリカな雰囲気で、昨今のコンプラにも配慮していた。

    文中のたまに出てくる太字にそこまで意味を感じられなかったけど何だっ

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    2024年02月23日
  • ファイナル・ツイスト

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    01月-09。3.5点。
    父の死を調査するショウ、絶体絶命の危機に「あの人が」現れ。。。

    三部作完結編。面白かったが、ドンデン返しを狙いすぎの感もあり。引き続き続いていくみたい。

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    2024年01月24日
  • ハンティング・タイム

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    2023.12 コルターショウシリーズはライムシリーズと違ってあっさりしたストーリーで読み進むのが早いですね。動機も軽いしキャラも軽い。次作に続く感も明らかだし。ディーヴァ版The娯楽小説という感じでたまにはいいかも。
    でもやっぱりライムシリーズのひねくれさのほうが好きだな。

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    2023年12月17日
  • ファイナル・ツイスト

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    これで終わってしまった?
    まだやるでしょ?
    だってやっと揃ったのに?
    妹だってやりたいんじゃない?
    そうよねえ〜〜

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    2023年12月09日
  • ハンティング・タイム

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    2段組み長編、やっと読めた、正直疲れた(笑)

    帯に「どんでん返し20回超え」とあるように、場面展開が激しすぎる。一気読みというよりも、落ち着きと頭の切り替えに少しの休息が必要だ。

    最後のどんでん返し、しばらく頭が追いつかずぽかん?としてしまった。なるほどと。ここからは結末がやっと開けてきて一気読み。

    ちょっとしつこいのが好きな人にはお勧め。私はもう少し軽めがいいかな。

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    2023年12月06日
  • ネヴァー・ゲーム 上

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    ジェフリー・ディーヴァー『ネヴァー・ゲーム 上』文春文庫。

    流浪の懸賞金ハンター、コルター・ショウを主人公にした新シリーズのようだ。

    どうにもしっくり来ないのは主人公の軽さかな。


    シリコンヴァレーで女子大学生が失踪し、警察は事件性は無いと判断するが、単なる家出ではないと判断した父親は1万ドルの懸賞金を賭ける。

    コルター・ショウは彼女の行方を突き止めるが、ショウの眼の前で誘拐犯は彼女の元彼を射殺し、彼女も大怪我を負う。

    本体価格900円
    ★★★

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    2023年12月04日
  • コフィン・ダンサー 下

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    ネタバレ

    物語に疾走感も、スリルも、驚きも盛りだくさん。
    けれど、どこかお腹いっぱいな感がある。
    ジャンクフード食べすぎたかなというような。

    パーシーが意志を通さず飛行機に関することを一旦諦めれば、警備の人たちや貨物の臓器を必要としていた多くの命が助かったのでは?と感じ展開に入り込めない。経営者の判断としても、かなり危うくリアリティがないのではと思ってしまう。
    総じて、見せ場を作るためのキャラクターの動きに違和感を感じてしまう。

    今作がたまたま読んだ時期や相性が合わなかった、という見方もできるので、諦めずに少し時間を置いてまた、巨匠ジェフリーディーバーの作品を読んでみたいと思う。

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    2023年11月15日
  • ハンティング・タイム

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    おっリンカーン早!と買ったらコルター・ショウ・シリーズだったよ、ちっと言いつつも即引き込まれている語りの妙。あー、それはやられた。ホントにどんでんがえされた!

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    2023年11月12日
  • ボーン・コレクター(上)

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    アガサクリスティの書評の中で、「ABC殺人事件と同様のつくり」というような紹介があったので、気になり手に取りました。
    以下は下巻まで読んでの感想です。

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    無闇にグロさが際立つのと、スピードが早すぎ、あまり趣味ではない、、と感じました。
    じっくり謎解きに取り組むのとは違い、魅力的なキャラクターの動きとスリルを楽しむお話と読みました。
    次作以降の物語はどう動いていくのか?
    「コフィンダンサー」も読んでみたいと思います。

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    2023年11月02日
  • 追撃の森

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    ネタバレ

    ドキドキ感とどんでん返しはリンカーンライムシリーズの方がある。ハートを殺したのは誰なんだろう。グレアムかブリンか。マンキウィッツか。あやしいと思ってた人はみんな案の定だった。特にミシェルは絶対普通じゃないと思った。

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    2023年10月02日
  • 真夜中の密室

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    今作もまた、相変わらずハラハラドキドキするのですが、「でも、まあ、多分大丈夫だろう」と思ってしまう自分が、何かダメだなあと反省してしまいます…。

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    2023年10月01日
  • ロードサイド・クロス 下

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    同じ警察シリーズなので、どうしてもライムシリーズと比べてしまう。そうなるとあらゆる点でライムシリーズに劣っている。
    このシリーズは微細証拠物が出てくるが、そこから犯人の痕跡に役立つことはほぼ見つからない。微細証拠物すらないときもあり、ロカールの法則はどうなったんやと
    つい考えてしまう。

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    2023年09月03日
  • 石の猿 下

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    海外ドラマ映えしそうな小説。
    誰かが雑誌でオススメしてて、なんとなく読みはじめた。
    シリーズものと知らず読みはじめ、違和感なく読み終えられたが、やっぱり前作から読んでいた方が楽しめただろう。

    中国からの密航斡旋、警察内のスパイ、逃げる密航者とそれを追う冷徹非道な犯罪者、さらにそれを追う一癖二癖ある警察。
    登場人物のバックグラウンドや家族が生々しく描かれており、緊迫するシーンにより感情移入してしまう。

    面白かったけど、自分のエンジンがかかったのは下巻から。
    それまでは読むのやめようかなと何回かおもった

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    2023年08月14日
  • オクトーバー・リスト

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    時系列が逆行するつくりのサスペンスミステリー文庫本。

    第36章から始まって第1章で終わるのだが、前半は何で追われているかがわからないイライラ感、中盤から終盤は前半に至るまでの理由解明が当たり前すぎての中だる感、最後の2章ですべてがどんでん返しされてしまう恍惚感を得ました。
    シリーズ外でもこんな長編が書ける著者は凄過ぎます。

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    2023年08月11日
  • スリーピング・ドール 下

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    リンカーンシリーズと比べてキャラが薄いです。
    面白さも劣ります。嘘を見抜く天才が嘘をつかれてはだめですね。

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    2023年08月11日
  • 真夜中の密室

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    ネタバレ

    元ニューヨーク市警の天才科学捜査官が、警察に協力して連続殺人鬼を追う『リンカーン・ライム』シリーズ第15作。

    大胆などんでん返しが連発するのは楽しいながらも、ひとつひとつの事件の規模は(不謹慎だけど)小さくまとまっている印象。終始楽しく読めたのだけれど、シリーズものは過去作とつい比べてしまう。

    帯で「怪人VS名探偵」と記されているように、今作は「ロックスミス」という名の犯人が活躍し、怪人・ウォッチメイカーとの共通点も描写されるが、ウォッチメイカーと比べるとエレガントさが一段も二段も足りないのは残念。

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    2023年08月08日
  • オクトーバー・リスト

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    最後から時間を遡って物語が進む形式は斬新で新しかったけど、最後まで物語の流れがよくわからないまま進むのは自分にとっては少し読み心地が悪かった。自分は時系列通りに少しずつ全体像が明らかになっていく構成の方が好き。

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    2023年08月05日