ジェフリー・ディーヴァーのレビュー一覧

  • 魔術師 上

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    ライムとサックスコンビが様々なイリュージョンを使った犯罪者との駆け引きをスピーディに展開。今回はサックスとカーラの同志の様な関係が印象的です。

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    2010年04月10日
  • 石の猿 上

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    密入国する中国人を乗せた密航船を沈没させた殺人犯ゴーストを追いライムとサックスが追い詰める。中国の捜査官も登場し文化交流も織り込みながら二転三転する結末。面白い。
    中国の捜査官へとライムが心を通わすシーンが印象的です。もはや、サックスとライムは言葉以上の繋がりがあるんだろうという回です。なので、サックスのピンチがピンチな感じに無くならない様になると良いです。

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    2010年04月10日
  • 魔術師 上

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    ■08100.
    <読破期間>
    H20/11/6~H20/11/18

    <本の内容>
    ニューヨークの音楽学校で殺人事件が発生、犯人は人質を取ってホールに立てこもる。
    警官隊が出入り口を封鎖するなか、ホールから銃声が。
    しかし、ドアを破って踏み込むと、犯人も人質も消えていた…。
    ライムとサックスは、犯人にマジックの修業経験があることを察知して、
    イリュージョニスト見習いの女性に協力を要請する。

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    2010年04月08日
  • 12番目のカード 下

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    やっぱりさすがディーヴァー、すごくおもしろかった!わたしはこういうミステリが好きなんだー!と思った。こういう、とはどういう?まず、謎解きの過程が明確、っていうか、どうしてこういう捜査をしているのかっていうのが根拠があってわかりやすいというか。事件現場に残されていたものの分析とか科学的な捜査は、こんなことするんだーって好奇心もあるし、なるほどねーと説得力もある。よくあるような、素人探偵がなんとなーくききこみしたり、偶然知ったりするうちになんとなく核心に迫っていくのとは違う。それにプラスして、ディーヴァーならではのすごいハラハラ感。見せ場はもちろん盛大にスリリングなんだけど、ほかにほんのちょっとし

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    2011年09月18日
  • 青い虚空

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    シリコンバレーに住んでいる私には、おなじみの地名が次から次へと出てくる
    このミステリーは面白いと同時に空恐ろしいものだった。だからだろうか、目が離せず一気に読んでしまった。しかしこの土地を知らずとも充分に楽しめる話だろう。生活に切って離せなくなったコンピューター、そのコンピューターを自由に操り、個人情報を盗むのはもちろん、自由自在に操作、そして殺人までも・・。
    生きた人間と付き合うことができなくなった人たち、単にミステリーと言う域に収まらない人間のドラマがここにある。

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    2009年10月26日
  • 獣たちの庭園

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    ネタバレ

    いよいよ夏本番。食欲が無くなり、そうめんのような口当たりのよいものばかり食べがちになる。でも、それじゃあよけい夏バテしそう。栄養バランスのとれた食事と、適度な運動、睡眠、それが必要。

    読書もそう。このところ、軽くてさっぱりした作品ばかり読んでいる。重厚でエネルギッシュで、心躍る話を読まないと。
    最近、そんな時には迷わず、ジェフリー・ディーヴァー作品を選ぶ。残念ながら、人気シリーズは全部読んでしまったが、本書『獣たちの庭園』が大切にとってあった。

    本書はディーヴァーが初めて挑んだ歴史サスペンス小説だ。下準備に2年の歳月を費やしたそうだ。
    1936年夏、アドルフ・ヒトラーがドイツ帝国の国威発揚

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    2011年11月21日
  • 石の猿 上

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    リンカーン・ライムシリーズ4作目。今回は中国からの不法移民にからんで「ゴースト」と呼ばれる密入国仲介業者とライムとの息詰まる攻防が描かれる。いつもどおりどんでん返しが待っていたが、ごく素直に読めた気がする。著者の中国熱にやられたかな(笑)面白かった。

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    2011年09月17日
  • 悪魔の涙

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    筆跡鑑定の専門家、キンケイドが無差別殺人犯に立ち向かうミステリー。子供達を愛し、妻と親権を巡って係争中だがその専門知識を駆使して一つずつ犯人を追いつめていく姿に夢中になって読んでしまった。途中ライムがゲスト出演するのも読者にとっては嬉しいサプライズだ。ディーヴァーも何冊か読んでくると、大体パターンがつかめてくるので、大どんでん返しがいつ来るか、あと何回くるかと予測しながら楽しめるようになってきた。残りページ数で見当がつくのだよ(笑)これはまさしく名作というに相応しい読み応えのある作品だった。このキンケイドはまたどこかで登場してくれるのかな??

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    2011年09月17日
  • 悪魔の涙

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    ネタバレ

    読み終わって、しばらく目を閉じ、その余韻にうっとりと酔いしれた。

    凄惨な事件が描かれた作品だというのに、あと味がよく、希望を感じた。最高のエンターテインメント作品だ。
    昨年は<リンカーン・ライム・シリーズ>に翻弄された。脳細胞を懸命に働かさなければならない読書は、貴重な体験となった。今年は、その最高のお気に入り作家となったジェフリー・ディーヴァー作品を、遡って読んでみようと思っている。

    そこで、今回はこの『悪魔の涙』を手にした。世紀末の大晦日午前9時、ワシントンの地下鉄駅で乱射事件が発生する。正午までに2000万ドルを払わなければ、午後4時、8時、そして深夜0時に再び無差別殺人を行なうとい

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    2011年11月21日
  • 石の猿 下

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    ライムシリーズ、私はこれが2作目。シリーズのなかではそれほどの評価はないようなのだが、面白かった。中国からの密入国者を乗せた船に乗る蛇頭の殺人鬼ゴーストを追うライムたち。船は沿岸警備隊が発見する直前ゴーストにより爆破される。助かった2組の密入国者一家を狙うゴースト。彼らはどこにいるのか。今回ライムのホワイトボードのなかで最初から何かがひっかかる。読んでいて何かがおかしいと思う。繰り返し出てくるボードに書かれた捜査状況が増えていくにつれ、疑問が解決されるのだがそれでも何かおかしい。恒例だという大どんでん返しは控えめで、どうにも彼は最初から何か怪しいと思ってたんだとまた自分の推理に満足する。探偵気

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    2011年07月16日
  • 魔術師 上

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    ああおもしろかったー。本当にどんでん返しにつぐどんでん返しで、ハラハラした。でも、ああそれだけはやめてーとかああまさかそんなーと思って一瞬暗い気分になるんだけれど、結果よいほうに転じてほっとするというのが多くて、読後がさわやかでよかった。脇役についてもきちんと書かれているところが好き。愛情を感じる。サックスについてはもちろん、今回はカーラも、男社会でキャリアを積むことの難しさとか、女性の立場が書かれているところも好き。カーラがコーヒー中毒だとか、余分な細かい話も多いと思うんだけどそういうのも好き。ライムシリーズって、四肢麻痺の科学捜査員とか、殺人鬼とか、どんでん返しとかのキーワードから、どうも

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    2011年09月18日
  • 悪魔の涙

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    フリーの文書検査士、パーカー・キンケイドは幼い子供二人を育てながら自宅で仕事をしていた。一方、世紀末の大晦日午前9時、ワシントンの地下鉄駅構内で銃乱射事件が発生。その後、市長宛てに届いた脅迫状は、"身代金を支払わないと無差別殺人を続行する”という内容だった。事件現場には証拠がほとんど残らず目撃者もいない状況で、たったひとつの手掛かりは手書きの脅迫状のみ。捜査中のFBIは、筆跡鑑定のエキスパートで元FBI科学犯罪文書研究室捜査官のキンケイドに協力を強く要請。家庭の複雑な事情を抱えながらも非情な無差別殺人を食い止めるためキンケイドは再び捜査前線に戻ることになるのだが…。とっかかりは僅かな

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    2011年07月22日
  • 悪魔の涙

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    さすがは、どんでん返しのジェフリー・ディーヴァー。ハラハラでした。リンカーン・ライムもちらりと出てきて。うん。満足です。キンケイド、ルーカスシリーズって、他ないのかしら?ま、私は、ライムの方が好きですが…世紀末の大晦日午前9時、ワシントンの地下鉄駅で乱射事件が発生。間もなく市長宛に2000万ドルを要求する脅迫状が届く。正午までに「市の身代金」を払わなければ、午後4時、午後8時、そして午前0時に無差別殺人を繰り返すとある。手掛かりは手書きの脅迫状だけ…FBIは筆跡鑑定の第一人者パーカー・キンケイドに出勤を要請した…

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    2011年07月31日
  • 獣たちの庭園

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    ディーヴァーが歴史ミステリに挑戦した異色作。
    1936年、ベルリン・オリンピックが始まろうという時、アメリカからナチス高官の暗殺のために送り込まれた男ポール・シューマン。
    記者として選手団に同行、情報部のバックアップを得て、成功した暁には前科を消してまっとうな生活に入ろうとしていました。
    殺し屋なのだが、仕事には倦みかけていて、妙に正義漢なところもあり、どっちへ転ぶかわからない〜感情移入して良いのかどうか?

    当時の制度をよく調べて、ナチス内部でしのぎを削る力関係を描き、ヒトラーはじめ有名な人物を間近で覗き込むような面白さがあります。
    複数の殺人事件を調査するベルリンの警察官も重要な人物で、彼

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    2009年10月17日
  • クリスマス・プレゼント

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    デンゼル・ワシントンとアンジェリーナ・ジョリーの主演で
    映画にもなった『ボーン・コレクター』の著者の短編集。
    またまたもとの上司から借りました。
    ライムとアメリアが出てくる話も1編あり、ニンマリ。
    おもしろかったです。

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    2019年12月24日
  • 獣たちの庭園

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    最近のリンカーン・ライムシリーズより数段出来が良い。あらすじに『どんでん返し職人』とあるが、私は、ディーヴァーは稀代のストーリー・テラーだと位置づけている。そのファクターのひとつが「どんでん返し」であって、その部分だけでこの作者を評価したりはしない。「謎解き」とは違って本作品は「スパイもの」であるから、舞台設定とスリリングな展開が評価の対象になり得ると思う。その点では文句のつけようがない。ナチの支配下におけるドイツという、制約の多い材料を実に上手く料理してある。特異な時代設定に尻込みしたものの、主人公がベルリンに到着してからの展開は早かった。読んでる時は気づかなかったが、ラストへ来て初めて、読

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    2009年10月04日
  • 追撃の森

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    ネタバレ

    長かった・・・
    ミシェルが糞女だった
    ブリンとグレアムに希望が持てたのは良かった。100%話には入り込めなかったけど、読む時期が違えばかなり入り込めたかも。
    ただ1つ、わあ!ってなったのが、グレアムかブレンの回想?で「2人でみたタイタニック〜」の文があって、ああこの2人もあのディカプリオの観たんだなーと思ったら嬉しくなった。

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    2025年12月13日
  • クリスマス・プレゼント

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    時期的に読んでみようと。
    短編集ですがどれもしっかり一捻りあり面白かった。
    私が翻訳した文章慣れてないのもあり読みにくさを感じてしまった。
    けど、一つ一つの話が総じてレベルが高く読み応えがあった。

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    2025年12月08日
  • ロードサイド・クロス 上

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    キャサリン・ダンスシリーズ第2作。
    不気味な十字架が現れ、少女が襲われる。ダンスは、専門家の助言を得ながら、インターネットの奥に潜む犯人を追跡する。
    ダンスの周りにも、不穏な動きが。

    ネットの情報はやや古めですが、無責任な悪意を生む世界に、完全にネット初心者?のダンスが奮闘。やっぱり"炎上"は怖い!

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    2025年12月02日
  • スティール・キス 下

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    変則的な導入のせいで勢いがイマイチ。ロンが出てきた瞬間に頭か「わーい!(喜)」になり、いつもの面子に愛着をもってた事を自覚した。パムも出てほしかったなあ。あと戻るのは嬉しいがその理由がハッキリ掴めなかった。

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    2025年11月19日