ジェフリー・ディーヴァーのレビュー一覧

  • ボーン・コレクター(上)

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    『ボーン・コレクター』ジェフリー・ディーヴァー
    自分が現場に行かず事件を解決していく安楽椅子探偵もの。ミステリーの世界でよく描かれますが、この主人公リンカーン・ライムのその中のひとり。
    彼の場合は事故による脊髄損傷によって安楽椅子どころかベットにねたきりになりながらも最新の機器と鑑識技術をもちいながら捜査をします。もっとも本人はこの状態から開放されたいので尊厳死を望んできますが…。彼の手足となって動くのは美貌のアメリア・サックス。冷徹に鑑識をすすめさせようとするライムに反発しながらも調査を進めていきます。アメリアが探した、においや砂の一粒までがライムの莫大な知識量により証拠になっていきます。

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    2018年03月21日
  • 魔術師 上

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    「探偵対マジシャン」という構図が痺れる。
    追走劇のスピード感と
    捜査の、推理パートの楽しさ
    前二作で脱落しそうな方…ここまでは読んで欲しい!

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    2018年03月18日
  • ゴースト・スナイパー 下

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    上巻を過ぎるまでろくな証拠がない出し渋り(たぶん近年の科学捜査の進歩とかあるのかしら)だがその分謎が解けだすとあれよあれよの展開に陶酔、まさかの伏線にやられる。料理好きな殺し屋スワンが極悪人なのにプロ意識の高さゆえ妙に憎めない愉快なキャラ立ちだった。

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    2018年02月26日
  • ゴースト・スナイパー 上

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    久しぶりにライムシリーズ!今回は証拠がなかなか集まらないという、いつもとは異なる展開に、ドキドキ感が増してます。

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    2018年02月24日
  • 限界点 下

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    ジェフリー・ディーヴァー『限界点 下』文春文庫。

    下巻。成る程そう来たかという展開もあるのだが、全体的にはやはり不発だった。帯にあるような『ディーヴァー流サスペンス これぞ真髄!』ということは無かった。リンカーン・ライム・シリーズの方が、絶対安定の面白さだし、ノンシリーズ作品では『悪魔の涙』と『青い虚空』の方が圧倒的に面白かった。

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    2018年02月19日
  • 限界点 上

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    ジェフリー・ディーヴァー『限界点 上』文春文庫。

    久し振りのノンシリーズ作品。凄腕の殺し屋ヘンリー・ラヴィングと警察官コルティの死闘が描かれる。上巻ではラヴィングとコルティの過去の因縁、今回、ラヴィングが狙う警察官ケスラーを警護するために奔走するコルティの姿が描かれるのだが、然程は面白くない。リンカーン・ライム・シリーズの印象が余りにも強過ぎるからなのか…

    因みにノンシリーズ作品では『悪魔の涙』と『青い虚空』が面白かった。

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    2018年02月19日
  • コフィン・ダンサー 下

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    やはりこの著者のどんでん返しにやられましたが、これはちょっと無理があります。が、とにかく面白くひきこまれる。

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    2018年02月18日
  • シャドウ・ストーカー 上

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    ◆作者の深い知見が邪魔をすることもある?

    売れっ子女性カントリーシンガーに、影のようにつきまとうストーカー。そして彼女のヒットソングの詩に沿って殺人事件が起きる・・・・

    面白い。上下合計600ページを超える分厚さなのだが、一気にすいすい読めてしまう。

    が、この作品は弱点があるだろうな、と思う。作者であるディーバが「評論家」とも呼べるレベルの音楽好きということだ。自分がなまじ音楽が好きで、知識・知見が広く深いがゆえに「語って」しまうのだ。話の筋とはちょっと違うところに、深い音楽への造詣が語られてしまい、どうしても緊迫感が削がれるきらいがある。

    ディーバは音楽が好きで好きでたまらない。自分

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    2018年01月13日
  • クリスマス・プレゼント

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    短編なのに全てに違ったどんでん返しがあって面白かった。いつも短編集に感じる物足りなさがなかった。
    短くても騙されて面白い、さすがディーヴァー!

    『サービス料として』『身代わり』『三角関係』『ノクターン』『クリスマスプレゼント』『パインクリークの未亡人』『ひざまずく兵士』が良かった。
    あまり好きじゃない短編集で、16本のうち7本も気に入るとは…本当に大満足♪

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    2017年12月27日
  • ポーカー・レッスン

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    短編集第2弾。
    騙される快感、相変わらず。さすがディーヴァー!
    twisted(どんでん返し)って解ってるのに予想できないんだから。

    『通勤列車』『ウェストファーレンの指輪』『生まれついての悪人』『一事不再理』『トンネルガール』『冷めてこそ美味』『36.6度』『遊びに行くには最高の街』が好き。
    16本のうち8本!今回も大満足です♬

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    2017年12月27日
  • スリーピング・ドール 下

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    ネタバレ

    『ウォッチメイカー』に出てきたキャサリン・ダンスがすごく気になってたからスピンオフ嬉しい!
    下巻で100ページ残して犯人が死んだからどう進むのかと思ったら…。今回衝撃はなかったけど小ネタ満載でやっぱり面白かった。

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    2017年12月27日
  • 石の猿 下

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    ネタバレ

    んー今回ビミョーだったなぁ。ビックリがあんまりなかったのと、ソニー・リーというとてもいいキャラクター出てきたのに死んじゃって残念。いや普通に面白かったんだけど…でもシリーズの中ではあんまり…です。

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    2017年12月27日
  • ゴースト・スナイパー 上

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    いや、面白いのだけれども
    「ウォッチメイカー」以降
    なんだかイマイチ「グッとこない」のは何故か

    「リンカーンの体の具合」
    「アメリアの心の動き」
    「チーム操作」
    「時々過去のトラウマのようなものを匂わす犯人」
    「明確なテーマ」「どんでん返し」と、要素が必ず揃ってて、読んでいても点検するような感じ。逆にいうとそれでも「面白いのだけれど」

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    2017年11月16日
  • ゴースト・スナイパー 下

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    ジェフリー・ディーヴァー『ゴースト・スナイパー 下』文春文庫。

    シリーズ第10作。下巻。影なきスナイパーとリンカーン・ライム&アメリア・サックスの対決…

    上巻の終盤が山場だったのか、下巻は然程驚くこともなく、予想通りの結末。ライムの行動範囲が広いことで、シリーズ史上最大のスケールと言ってるのかと思う程度のスケール。

    なんだかんだ言っても、面白いのだが。

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    2017年11月13日
  • ゴースト・スナイパー 上

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    ジェフリー・ディーヴァー『ゴースト・スナイパー 上』文春文庫。

    シリーズ第10作。上巻。リンカーン・ライムへの捜査依頼はいつも突然で、普通では有り得ない事件ばかりだ。今回、ライムがアメリア・サックスと捜査するのは影なき凄腕暗殺者だ。

    2000メートルの長距離狙撃を成し遂げた凄腕のスナイパー。スナイパーを雇ったのは米国政府な諜報機関という、リンカーン・ライム・シリーズらしからぬ驚くべき事件が描かれる。特筆すべきはライムがバハマまで捜査に出向いたことだ。ライムの身体機能が快方に向かっている証なのだろう。そして、ライムを襲う命の危機…

    物語はまだまだ序盤に過ぎず、この先どんな展開が待ち受けてい

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    2017年11月13日
  • スリーピング・ドール 下

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    前半は名前がなかなか頭に入らなかったが、後半は名前も入ってきて展開もテンポ良く進んだので、スラスラ読めた。
    ダンスか相手の動作から心理を読むキネシクス専門家というのが興味深く読めたところだったかもしれない。

    2017.10.6

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    2017年10月06日
  • コフィン・ダンサー 下

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    え、まじ?そいつがコフィン・ダンサー?いやそれ予想もしなかったけどさ、じゃああの新兵は何よ、あいつに割いたページ数は何よ?って感じでトリックにはめちゃ驚いたけど話としてはなんか腑に落ちない部分あるだろ。でもラストまで息もつかせぬ展開で一気に読んだ。

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    2017年10月02日
  • コフィン・ダンサー 上

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    面白いなー。ライム達の描写も倒錯的な殺し屋側の描写もワクワクさせる。この敵はなかなか楽しませてくれるなー。更にライムとサックスのセックスあわやの描写もあったりなかなか楽しめる。下巻に期待。

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    2017年10月02日
  • ボーン・コレクター(上)

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    ライムとサックスのコンビの第一作。既に二編読んでからなので、ライムが死にたがってたりとか二人の出会いとか新鮮な気持ちで読んだ。なかなか面白い。ただ、犯人のしたいことがよくわからない。下巻に期待。

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    2017年09月26日
  • バーニング・ワイヤー(下)

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    散らばった線が一気に収束して行く下巻。盛り上がります。ちょっと都合いいなあって点もありますけど、真犯人違う説からウォッチメーカー登場まで息をつかせぬ展開。さらにそこからの大逆転劇まで鮮やかに一気に読ませる。素晴らしい。ただ、あとで冷静になってみるとウォッチメーカー様ほどの人間が血痕残してました、は拍子抜けかな。ウォッチメーカーは今後も復活が期待される名ヒールなので期待。ウォッチメーカー主人公のスピンアウトも書いて欲しい。

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    2017年09月23日