ジェフリー・ディーヴァーのレビュー一覧
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ネタバレ人里離れた湖畔の別荘から警察への緊急電話。女性警官ブリンが様子を見にいくと夫婦の死体があり、犯人二人組の男達に狙われた。彼らから逃げる夫婦の友人と途中で合流し、森の中を逃げることに…。逃げるブリン達女性二人組と、追撃する男性二人組との駆け引きにハラハラさせられ通し。読みどころはいろいろあるけれど、一番の醍醐味は、タフで知恵者のブリンと、職人気質な犯人ハートとの、騙し合い。正義と悪、警察と犯人という相入れない二人が、相通ずる思考回路で分かりあってしまうところなんか、まるでリンカーンライムとウォッチメイカーみたいだ!なんて、ディーヴァーファンなら思うのでは。ラストが若干物足りない(というか、ある人の結末が呆気ない)気もするけど、このボリュームで飽きさせないのはさすが。
The Bodies Left Behind/Jeffery Deaver/2008 -
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ネタバレやっと文庫になったしと思って読み始めてみたものの…なんかこれまでのリンカーン・ライムシリーズと違う気がしてならなかった。何が違うのか色々考えてみたら、まずはグリッド捜査や科学捜査のシーンが少ない気がする。そこが醍醐味なのになんだか残念。その分なんだが潜入捜査やアリバイとかを推してきて、なんだかキャサリン・ダンスの影響か?とか思ったりもした。ただプラスキーの活躍は個人的には嬉しい。あと物足りないのはなんといってもいつものどんでん返しがない。なんとなく最後まで予定調和というか…いつもは数カ所で思う、やられた!とのが一度もなく、なるほどなるほどと思っているうちに読み終わってしまった。最初に出てくるロンドン市警を巻き込んだ事件が絶対にどこかで絡んでくるんだろうと思っていたら、最後の最後まで絡んでこずがっかり。しかもそこでウォッチメーカーなのかって思ってしまう。新作に出てくるらしいのでその布石なのかもしれないが。最後の最期に伏線を全部回収していくのがこのシリーズの醍醐味な気がしたのに、次回への布石で終わるとは少し残念。
ただ次回作への楽しみが1つ。サックスはどんな新車を買うのか(笑)
ストーリー自体は全てを知る男という情報化社会の産物のような犯人の話だが、文庫になってしまう間に話題としてもはや古いものになってしまったように思う。出た頃に読んでいればまた違ったのかもしれないが、今では少し違うよなと思ってします。
そういう意味でも新作は文庫になるのを待つか、すぐ買うか悩むところです。 -
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ネタバレ〈リンカーン・ライム〉シリーズ第4弾
敵の魔手が仲間に迫る――
幽鬼のごとき殺し屋はどこに?
デルレイは無事だったが、別の事件に飛ばされてしまう。
一方、ゴーストに命を狙われるサム・チャンは覚悟の上ゴーストを迎え撃とうとする。
自らが囮になり刺し違えてでもゴーストを殺すつもりだった。
しかし彼の考えは父親に見抜かれていた。
サムの父親、チャン・ジエチーはゴーストと対峙。願いが遂げられず自決する。
証拠物件が見つからず焦るライムだったが、出会って半日ほどしかたっていないのに関わらず、
中国人青年刑事、ソニー・リーと心を通わせることができたことを喜ぶ。
埃まみれの蔵書に「親愛なる友、ソニー・リーへ――リンカーンより」と、
苦労して印刷した紙を貼るほどに。
ゴーストの育った環境や彼の信条が描かれる中、ライムは沈没した船の捜索を提案する。
サックスは死の危険も省みず海中探索をし、船長と証拠を収集。
ソニー・リー刑事は単独捜査でゴーストを追い詰めたが、凶弾に倒れてしまう。
一時感傷に浸るライム。だが彼は残された遺志を正確に読み取っていた。
遂にゴーストを捕えたのだ。
しかしゴーストは軽微な罪で中国へ強制送還されることに――。
組織の思惑に翻弄されるも、ライムの意志は固かった――必ず法の裁きを受けさせる。
今作はこれまでのシリーズの中で最も広域な範囲に事件が及び、
ディーヴァーは特に中国という国を腐心したように思う。
どんでん返しは控えめだがやはり面白い。
ミステリ:☆☆☆☆
ストーリー:☆☆☆☆
人物:☆☆☆☆☆
読みやすさ:☆☆☆☆☆ -
Posted by ブクログ
ネタバレ〈リンカーン・ライム〉シリーズ第4弾
冷血の殺し屋”ゴースト”を追え――
移民たちが奴に殺される前に。
今回冒頭では、なにやら中国からアメリカへ密入国しようとしている船の描写から始まる。
その密航船が沿岸警備隊に見つかる。
指揮を執るのはリンカーン・ライム。
ところが密航船に乗り込んでいた国際手配中の犯罪組織の大物”ゴースト”は自ら船を沈めることで難局を逃れる。
密航者たちも身を隠すように逃走した。
自らの正体を知ったゴーストは執念深く、密航者たちの抹殺を目論む。
自分の落ち度を省みて、犯罪者を法の裁きを受けさせることを誓うライムだった。
上巻は、密航者の内のチャン一家以外に接触する模様を描く。
ジョン・ソン医師の話に惹かれるサックスと、やきもちを焼くライム。
密航者に紛れてゴーストを追っていた青年刑事ソニー・リーの、中国人独特の感覚に先を越されて苛立つライム。
しかしながら残された証拠から見出された推理は今回も圧巻のもの。
最後の場面では、身内のおとり捜査官フレッド・デルレイの身に危機が訪れる。
緊張感を伴ったまま下巻へ。
ミステリ:☆☆☆☆
ストーリー:☆☆☆☆
人物:☆☆☆☆☆
読みやすさ:☆☆☆☆☆ -
Posted by ブクログ
ネタバレジェフリー・ディーヴァーは大好きな作家さんなのですが、リンカーン・ライム・シリーズの長編を読むのは初めてです。
短編は「クリスマス・プレゼント」の中に有ったかな??
私は基本的にシリーズ物はあまり好みません、何故なら必ず主人公が勝からです。
まあ、大体の小説はそうなのですが、ハラハラ感が少し減る感じがします。
しかし久しぶりに典型的な勧善懲悪的エンターテイメントも良いかと思い読んで見ました。
面白かった。
やはり、ディーヴァーのスピード感は凄いですね。
今回はインターネット情報社会の怖さがテーマですが、同じようなテーマでは「青い虚空」の方が面白かったかな。
シリーズ物特有のサイドストーリーも満載でこういうのが好きな人にはたまらないのでは。(私には少々邪魔)
少し食わず嫌いで敬遠していたのですが、面白いモノは素直に面白いと言うことで、評判の良い「コフィン・ダンサー」と「ウォッチ・メーカー」を読んでライムシリーズを語ってみようと思います。