ジェフリー・ディーヴァーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ人里離れた湖畔の別荘から警察への緊急電話。女性警官ブリンが様子を見にいくと夫婦の死体があり、犯人二人組の男達に狙われた。彼らから逃げる夫婦の友人と途中で合流し、森の中を逃げることに…。逃げるブリン達女性二人組と、追撃する男性二人組との駆け引きにハラハラさせられ通し。読みどころはいろいろあるけれど、一番の醍醐味は、タフで知恵者のブリンと、職人気質な犯人ハートとの、騙し合い。正義と悪、警察と犯人という相入れない二人が、相通ずる思考回路で分かりあってしまうところなんか、まるでリンカーンライムとウォッチメイカーみたいだ!なんて、ディーヴァーファンなら思うのでは。ラストが若干物足りない(というか、ある人
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Posted by ブクログ
ネタバレやっと文庫になったしと思って読み始めてみたものの…なんかこれまでのリンカーン・ライムシリーズと違う気がしてならなかった。何が違うのか色々考えてみたら、まずはグリッド捜査や科学捜査のシーンが少ない気がする。そこが醍醐味なのになんだか残念。その分なんだが潜入捜査やアリバイとかを推してきて、なんだかキャサリン・ダンスの影響か?とか思ったりもした。ただプラスキーの活躍は個人的には嬉しい。あと物足りないのはなんといってもいつものどんでん返しがない。なんとなく最後まで予定調和というか…いつもは数カ所で思う、やられた!とのが一度もなく、なるほどなるほどと思っているうちに読み終わってしまった。最初に出てくるロ
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Posted by ブクログ
ネタバレ〈リンカーン・ライム〉シリーズ第4弾
敵の魔手が仲間に迫る――
幽鬼のごとき殺し屋はどこに?
デルレイは無事だったが、別の事件に飛ばされてしまう。
一方、ゴーストに命を狙われるサム・チャンは覚悟の上ゴーストを迎え撃とうとする。
自らが囮になり刺し違えてでもゴーストを殺すつもりだった。
しかし彼の考えは父親に見抜かれていた。
サムの父親、チャン・ジエチーはゴーストと対峙。願いが遂げられず自決する。
証拠物件が見つからず焦るライムだったが、出会って半日ほどしかたっていないのに関わらず、
中国人青年刑事、ソニー・リーと心を通わせることができたことを喜ぶ。
埃まみれの蔵書に「親愛なる友、ソニー・リ -
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ネタバレ〈リンカーン・ライム〉シリーズ第4弾
冷血の殺し屋”ゴースト”を追え――
移民たちが奴に殺される前に。
今回冒頭では、なにやら中国からアメリカへ密入国しようとしている船の描写から始まる。
その密航船が沿岸警備隊に見つかる。
指揮を執るのはリンカーン・ライム。
ところが密航船に乗り込んでいた国際手配中の犯罪組織の大物”ゴースト”は自ら船を沈めることで難局を逃れる。
密航者たちも身を隠すように逃走した。
自らの正体を知ったゴーストは執念深く、密航者たちの抹殺を目論む。
自分の落ち度を省みて、犯罪者を法の裁きを受けさせることを誓うライムだった。
上巻は、密航者の内のチャン一家以外に接触する模様を -