堀江貴文のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレあらすじ
「時間こそが人間にとって唯一平等であり、人生における最大の資産である」と言い切る堀江貴文が、自らの人生を1秒たりとも他人に奪われないための時間哲学と行動原理を叩きつける一冊。時間を「自分のための時間(自分時間)」と「他人に奪われている時間(他人時間)」に峻別し、世間の同調圧力や義理、無駄な形式美にとらわれて「他人時間」を生きる生き方を徹底的に断罪する。長時間の形式的な会議、無駄な移動時間、形骸化したしがらみの付き合いをバッサリと切り捨て、スマートフォンの徹底活用、仕事の即断即決、スキマ時間の極限活用によって、自らが本当に情熱を注げる物事だけに全エネルギーを集中させる極意を明快に説き明かす。
所感・深掘り
「時間は無限にある」「周囲に合わせるのが美徳だ」という生ぬるい甘えを容赦なく剥ぎ取り、自分の人生の残り時間をどう使い切るかという覚悟を突きつけてくる、非常に刺激的で目が覚める一冊だった。
特に深く腑に落ちたのは、「『他人時間』を生きている限り、どれほど忙しく働いていても充実感は得られない」という本質的な指摘だ。組織の顔色をうかがった無意味な忖度、前例踏襲のためだけに開かれる中身のない会議、断れない義理の付き合い――そうした外側の事情に振り回されてすり減る時間は、自らの命を安売りしているのと同じである。本書が説くように、他人の評価や世間体を過度に気にするのをやめ、自分がコントロールできる領域に集中し、不要な雑務や無駄な手続きは徹底して簡素化・排除していく。この冷徹なまでの潔さがあってこそ、本当に大切な人や挑戦のための「自分時間」を死守できるのだと痛感した。
また、時間を生み出すための「即断即決のスピード感」も胸に刺さる。あれこれ悩んで決断を先延ばしにすること自体が、脳のワーキングメモリを占有し、時間をドブに捨てている状態に他ならない。迷ったらその場で即座に判断を下し、スマホや仕組みを駆使してルーティンを自動化する。こうした日々の細かな時間の削ぎ落としが、重責を担うリーダーの心身に圧倒的な余白と推進力をもたらすのだと感じる。
世間の空気や義理に流されるのをやめ、自らの命の時間を自分の意志で使い切ること。
日々の雑務や人間関係のしがらみに忙殺されて息苦しさを感じている人はもちろん、組織の無駄を削ぎ落として本質的な挑戦に集中したいすべてのリーダーにとって、時間の主導権を奪還するための強烈な起爆剤となる良書だ -
Posted by ブクログ
予想していた以上に(失礼)面白かった。
「置かれた場所で咲きなさい」に、真っ向から勝負か?
と一瞬気色ばんだけれど、
置かれた場所で意識の方をチェンジすると考えれば、
別にケンカ売ってる訳ではないのかな。
地球上に生まれ育って、
動いているのは地球の方だとは、
教えられてもなかなか腑に落ちないかも、だけど、
あまり素直すぎるのもどうかと思う様になった。
問いを立てるのが上手なひと、
疑問を持てるひとが、今からの時代の頭いいひとなのかもしれない。
子どもにクソゲーな人生を送ってほしくはないから、
頭柔らかくして、これからを見ていこうと思う。 -
Posted by ブクログ
副題は「AI時代を自由に生きる40の視点」。
AIの進化によって仕事の多くが代替され、人間が「暇」になる時代が来る。けれど、暇は不安やネガティブな感情を生み出す。だからこそ、これからは心を満たすエンタメが必要になる。堀江さんにとって、その一つが「料理」なのだという。
この本は、いわゆる自炊の本ではない。旅先でスーパーに立ち寄って料理をしたり、釣ったクロマグロを料理人と楽しんだり、滑落の危険がある山へ行者ニンニクを採りに行ったり。
とにかく行動力が桁外れ。経営するWAGYUMAFIAをはじめ、食に関するさまざまなプロジェクトも紹介されていて、食の世界への情熱が伝わってくる。「肉磨き」という言葉も初めて知った。
一方で、身近なスシローや味の素、日本酒などについての考え方も興味深かった。これまでの常識や「こうあるべき」にとらわれず、本当にそうなのかと疑い、柔軟に考える姿勢が徹底されている。
地方の名物についても、伝統を守るだけではなく、新しい価値を加えて再構築することの大切さが語られている。現在、地域の商品を全国の人に知ってもらう仕事に携わっている自分にとって、「今までこうだったから」と決めつけず、常に疑う姿勢はとても勉強になった。
ここまで多動的に生きたいとは思わない。でも、「自分はなぜやらないのだろう?」と考えるきっかけにはなった。
自分はまだまだ、自分で壁を作っている。
料理の本を読んだつもりが、最後には「自由に生きるために、自分はこれからどうするのか」を考えさせられた一冊だった。 -
Posted by ブクログ
AI、経済、仕事や暮らし、産業など、2035年の社会がどう変化していくのかについて堀江貴文氏の視点で語られた一冊。
未来予測本ではあるものの、「2035年はこうなる!」というよりは、これからの社会を考えるための材料をたくさんもらえたような感覚だった。
特に、AIや宇宙開発についてはホリエモン本人も関わりが強いからか特段熱を感じた笑
ホリエモンは、人間はAIに仕事を奪われる職業も出てくると語りつつも、見解としては人間とAIは融合していく関係性だとしている。私自身も最近は仕事にChatGPTを活用することが増えてきたので、この考え方にはかなり共感した。
AIは人間の代わりになるというより、一人ひとりに優秀な秘書が付くようなものなのかもしれない。実際、自分もかなり助けられてる。
また、教師不足をビデオ授業で補うという話も興味深かった。教育の仕組み化という考え方は、新人教育にも応用できそうだなと思いながら読んでいた。
本書を読んでいて感じたのは、未来を当てることそのものよりも、「もしこうなったら?」と考えることの大切さだ。
2035年に本当にこうなっているかは分からない。しかし、AIや投資、働き方など、自分に関係するテーマについて考える良いきっかけになった。
そして猫の腎不全治療薬の研究が進んでいるという話には思わず反応してしまった。愛猫家歓喜の舞である笑
未来予測を楽しみながら、自分の仕事や生活についても考えさせられる一冊だった。 -
Posted by ブクログ
ホリエモン、美味しいものが大好きなんだなぁ。食にかける情熱がすごい。私も食いしん坊なので、共感するところが多かった。サンセバスチャンにバルホッピングをしに一人旅したときの感動…‼︎ しかし、ホリエモンは肉磨きやマグロ解体までするとは、恐れ入りました。
美味しい店の紹介で、沖縄の「島cuisineあーすん」が紹介されていた。沖縄に旅行に行った時に、日程の関係で行けなかったお店なので、次回の沖縄旅行ではぜひ行ってみたい。また長崎島原の「ペシコ」、興味があって調べてみた。
『「あの時のご飯、うまくて、面白かったな」と思えるような食事の記憶が残っていくことが、人生を豊かにしてくれる。結局「何を食べたか」より、「誰と、どう食べたか」。後から思い出に残る食事と言うのは、そういう時間だと思う。』
このホリエモンの言葉に深くうなずく。