Posted by ブクログ
2023年11月06日
「多動力」とは何か ― それはいくつもの異なることを同時にこなす力のことを言う
しかし、「多動力」がある人は、次から次に、興味が移り変わってしまい、まったくもって落ち着かない
これからの時代は「多動力」こそが最も必要な能力だ
IoT:ありとあらゆるモノがインターネットにつながっていくことを意味する...続きを読む
つまり、テレビなどの家電はもちろん、自動車も家もありとあらゆるモノがインタネットにつながるということだ
すべての産業が、水平分業型モデルとなり、結果、”タテの壁”が溶けている
時代は大きく変わろうというのに、日本人は、石の上にも3年に代表されるような、1つのことをコツコツやる、という価値観からまだ脱せられていない
1つのことに1万時間取り組めば誰でも、100人に1人の人材にはなれる
ここで軸足を変えて、別の分野に1万時間取り組めば何が起きるか 「100人に1人」×「100人に1人」のかけ算により、「1万人に1人」の人材になれる、これだけでも貴重な人材だ
繰り返すが、肩書をかけ算することでレアな存在になり、結果的に価値が上がる
全部自分でやらなきゃいけない症候群にかかっている人が多すぎる
自分の貴重な時間は、自分の強みが一番発揮できる仕事に集中させるべきだ
何百もの仕事を同時にこなすためには、「自分でやらないこと」を決めるのが大切だ。自分にしかできない仕事以外は、他人に思いっきり任せよう
「すべての仕事で100点を取らなければいけない」と追い込まれてしまっては、すぐに息切れするし、大量のアウトプットをすることはできない。
準備にかける時間は無駄である。見切り発車でいい
準備が足りないからと足踏みしていたらいつまでたっても満足のいくものはできないのだ。やりたいと思ったら、今すぐやってしまおう。
何か、”1つのこと”にサルのようにハマる
飽きやすいということをネガティブに捉える人もいるが、実は成長が速いということである
どんな分野でも、80点までは簡単にたどり着けても、100点満点を達成するまでには膨大なコストと時間がかかる
1日24時間の中から、ワクワクしない時間を減らしていくことだ
電話をかけてくる人間とは仕事をするな、仕事をしているときに電話を鳴らされると、そのせいで仕事は強制的に中断され、リズムが崩れてしまう
他人の目を気にし過ぎて、自分の時間を生きていない人が多い
おかしなヤツとは距離を取る
「自分の時間」を生きるためには、仕事を選ぶ側にならなくていけない、いやだと思ったらやめればいい、と割り切ったほうが自分の人生を生きることができる
無意味な仕事、割に合わない仕事、生理的に嫌な仕事に付き合わされそうになったら、無視してしまえばいいし、それで文句を言われるようならやめてしまえばいい
今の時代を生きる人は、「無駄な時間」を我慢できない
たとえ専門外の領域だとしても、わからないことはどんどん質問してしまえばいい
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥、というが、そもそも聞くことを恥ずかしがる必要もなし、ググれば一瞬で解決だ
質問力というのはビジネスを進めるうえで必須の能力だ。「質問」が下手であれば、本質的なアイデアを引き出せず相手も自分も無駄な時間ばかりを過ごすことになる。
無駄な会議をやめるには以下の三原則を守ること
解決しない問題を明確にする
必要な情報を集める
感情論を排し、ロジカルに判断する
大量の仕事をこなすために、必要なのは、速度ではなく、リズムだ
ヒマな人ほど返信が遅く、忙しい人ほど返信が速い
よる寝るは基本、多動力を発揮するために、睡眠時間を削るのは本末転倒だ。よく寝てこそ、超人的なスケジュールをこなすができる
多動でいるためには、健康第一だ。その最大の秘訣は、睡眠、そして、もう一つは、ストレスのない生活を送ることである
リーダはバカでいい、いや、バカだからこそ、リスクを変えずに手を挙げられる
目次
はじめに
第1章 1つの仕事をコツコツとやる時代は終わった
第2章 バカ真面目の洗脳を解け
第3章 サルのようにハマり、鳩のように飽きよ
第4章 「自分の時間」を取り戻そう
第5章 自分の分身に働かせる裏技
第6章 世界最速仕事術
第7章 最強メンタルの育て方
第8章 人生に目的なんていらない
おわりに
解説 箕輪厚介
ISBN:9784344428607
出版社:幻冬舎
判型:文庫
ページ数:240ページ
定価:550円(本体)
発売日:2019年04月10日初版発行