斜線堂有紀のレビュー一覧

  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    ホームズとルパンは染み付いてるが、よく知らない探偵はオマージュかどうかもピンとこないので、普通に好きな作家さんのアンソロジーとして読んだ。

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    2025年07月05日
  • ゴールデンタイムの消費期限

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    行き詰まった感のある元天才達が集められ、AIによる指導で陽の目に出るべく再挑戦していく。
    AIって聞くとやはり機械に操られる、て感覚になる自分。それこそ凪寺がいうHALみたいな。古いわ。
    それでも読み進めてくと悪いものでもないと修正されていく。利用できるものは使ってもいいんじゃないかな。ズルい?卑怯?雲雀博士のいう好きな事を続けるためならって考えも分かる。悪意ではないよ。
    それでも諦めるメンバーもでてくる。今までの時間も無駄になっちゃう、惜しくも思える。それでもやり直せるなら人生好きな事で消費したいよね。
    綺麗に纏まった感じはあるけど爽やかで好きだな。

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    2025年06月30日
  • キネマ探偵カレイドミステリー~会縁奇縁のリエナクトメント~

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    連作短篇集6篇
    なぞを解きつつ、2人の関係性が変化し、最終話でお互いに必要だということを認め合う。モロッコでの再会シーンが良かった。

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    2025年06月29日
  • さよならに取られた傷だらけ 不純文学

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    斜線堂有紀さんをもう少し読みたくなって
    1ページ1タイトルの250の掌編

    「先輩」男子と「後輩」女子の
    パラレルショートショート
    2018年から2020年くらいXで発表し続けた不純文学作品群
    混沌としてるし死を軽めに扱ってるし
    物語としてはどうだろうと思うけど
    作家としてやっていこうとした気概とか
    これからの著者の小説のエネルギー源とか
    モチーフとして生かされていくのではと思います

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    2025年06月27日
  • ミステリー小説集 脱出

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    ミステリーの中に、読者に考えさせる要素があってもいいのでは?と思った。
    読んでいて楽しいが、印象に残りにくいのでは、と思った。

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    2025年06月26日
  • 廃遊園地の殺人

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    ネタバレ

    20年前プレオープンイベントの最中に大量殺人事件が起こり、そのまま営業しないまま廃墟となった遊園地。その遊園地を買い取った富豪から9名の人に、その廃墟へ誘う招待状が届く。

    廃墟と不気味なマスコットキャラといわく付き人物たち…色々揃った本格ミステリーなんだが、ちょっと消化不良な気がするのはなんやろ?トリックは良いが解き明かしていく過程が若干強引に思えたり、個性を書き分けてるはずのキャラを混同したり。

    もうあと一押し何かあれば、大化けしそうな気配。続編が出る(もう出てる?)らしいのでそちらに期待。

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    2025年06月26日
  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    杉江松恋さんの海外ミステリ入門ガイドが素晴らしかった。初学者への手解きとして、とてもわかりやすくて、もっとミステリのことを知りたくなるようなアプローチの仕方だと思った。「作者は犯人の味方」。なるほどなぁ。確かに。

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    2025年06月23日
  • 楽園とは探偵の不在なり

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    ネタバレ

    様々なところで惜しいというか、もう一声というか、かゆいところに手の届かない作品だった。
    評価の☆の付け方にも迷った。読んでいる途中も読み終わった後でも面白くなかったとは感じないのだが、同じテイストの作品を読みたいかと自問すれば明瞭にNoであるし、「著者の過去の作品はもちろんのこと今後の作品も成熟するであろう5年10年後までは読まなくて良いな」とも感じた。

    人間描写の薄さとミステリーの詰めの甘さが、作品に中途半端で粗い印象を与えている。

    登場人物の人間味の無さというか人間的な薄っぺらさというかは導入部から終盤まで常に感じる部分だった。
    主人公 青岸の背景からしてもハードボイルドな内容になる素養は十分にあるのだが、どこをとっても生煮えのままだった。シリアスな部分を高精細に描き、捜査時のコミカルな部分で緩急を付けられればグッと人間味も出てくるのになと思った。『ミステリープロパーではない』と自認する著者ならば人間性を精度高く描くことで独自性を示し、また生々しいキャラクター達は『マジックリアリズム』のリアリスティックな部分を引き立てるのにもつながるのになぁと残念に思った。現実部分がしっかりしていないとフワフワした世界観となり物語自体が締まらない。
    探偵仲間はヒーローであり社会正義の狂信者という、ある意味イカレた存在なので、人間味の薄い描写が逆に一般人との乖離を感じられて良いと思ったのだが、物語中盤の宇和島の言動は擁護できず「中学生かよ・・・」と違和感を強く持った。目の前で仲間5人を亡くし、手にも障害が残ると宣告された怪我人に対する態度がバカみたいで、とても医師とは思えない。普通に考えれば失意も大きくすぐに立ち上がれるはずがなく、逆にすぐに動きたがる場合は行動の動機が歪んでしまっている可能性もある。精神面のフォローがいることは『人の為に尽くす』医者ならわかりそうなもんである。もし自身の喪失感で事前に気づけなかったとしても会話の最中に異常に気づけそうなものだ。「会話を通じて青岸の心が深く傷ついているに気づき、青岸を事件から遠ざけ、事件を追う自分と関係を絶つために敢えてきついことをいったのではないか」という期待も持っていたのだが、最後までそのような様子は無かったので拍子抜けしてしまった。
    作中で被害者となる”悪人”達も巨悪の割には描写が薄く小物で、敵役としては物足りない。「なんだかよく知らないいけすかない悪い人がどんどん殺されている」という感じで終始他人事のようで思い入れが湧かなかった。
    最終盤の犯人の動機の部分でも、過ごした時間も短く縁も薄そうな父親の死に対して執着する理由が見いだせず、こんな失敗しうる手の込んだことをせずとも「会合時に全員をフェンネルで焼けば終わりだったんじゃ?」や「特別なシャンパンに毒を入れて争場に渡し、(個々が好みの飲み物に移る前に)最初の乾杯として注がせれば終わりじゃないか?」などもっと簡単で確実な方法で良かったのではないかと思ってしまう。いくら常木が天使に傾倒していたとはいえ「(暗殺した記者の直接の血縁を)ろくに身辺調査もせずに身近に雇うか?」という疑問もある。
    『解説』では『(天使降臨によって倫理のありようが一変した社会の)思考回路を前提としなければ解けない』とフォローしているが、倫理と感情は別物で、降臨前から十分な時間を生きている人間の感情面は変化しようがない(= 感情面は我々の世界と同じ)のでホワイダニットにおいては失敗していると言える。


    ミステリーの部分では特殊設定は面白いのに生かし切れていないと感じた。
    作中で天使関連のルールが開示されないのがアンフェアだと感じる。殺害可能な”1人”の範囲はすでにかなり詳細に分かっているはずで、特殊条件に関して登場人物たちと読者の知識の乖離が酷すぎる。
    毒入り聖水を配った牧師の件から、実際に手を下した人物にカウントが乗ることがわかるが、複数人で同時に1人を殺した場合(ex. 皆でナイフを持った場合)はどうなるのだろうか?全員がプラス1なのか、プラス1/nなのか。後者の条件なら、4人が共犯ならそれぞれが別の思惑でさらに1人ずつ、計7人までは無傷で殺せることになる。また、”手を下した”の範囲はどこまでかも不明瞭だ。施工不良で時間差での事故や自動運転のプログラムのバグでの事故はどうなるのか?毒入りの料理を取り分けたらどうなる?と、読み終わっても分からないことが多い。作中で言われているように料理すら危険なので、逆説的だが、世の中が以前と同じように回っているということは天使の目は甘い(;ちょっとしたことで殺人者になり得る世界なら相当殺伐としているはず)とも思えるのだが、それだと警察がやる気をなくすのは話が合わなくなってしまうので設定が煮詰まっていない感じがする。
    世界観はともかく、天使の裁きの性質に関しては本編のトリックに直結するのでウヤムヤではなくもう少しカチッと枠組みを決めて欲しかった。


    また、設定や展開でも、もう一歩考えを深められたらなぁと思う点は多い。
    中盤に入る頃に被害者(候補)の背景を全てバラしてしまったせいで殺される人物に意外性が感じられない。序盤で無駄に引っ張った青岸のコンプレックスについても何の脈略も意味もなく前半に開示してしまったので中盤以降は物語が単調な一本道になってしまった。
    事件の進展と合わせて背景の謎も明らかになっていき、「明らかになった新事実が事件と絡み合うことで解釈が変わったり、それまでは意味不明だった事件や(主人公を含む)キャラクターたちの行動に整合性が出てくる」という展開にした方が退屈しなかったのではないかと思った。

    読者や探偵役が見ている部分しか物語が存在しないように見えることも作りの甘さ、浅さにつながっているように思う。探偵が捜査する裏ではそれぞれがそれぞれの思惑を持って行動しているハズなのだが、それが一向に見えない。後半の被害者達は部屋でただ待っていたのだろうか。宇和島は何をしていたのか。
    視点の外での行動が絡み合うことでアリバイが複雑化することも、行動が裏目に出ることもなく、そこも退屈な感じがした。

    そもそも常世島がクローズドサークルではないという点も問題である。作中で外部に連絡を取っている描写があるし、完全に隔絶しているわけではない。『詳しい場所を知っているひとが少ない』といっても地図に載っていないわけではあるまいし、場所を知らなくてもGPSが導いてくれる。屋敷の使用人達なら地図上で位置を示すことぐらいできるだろう。なんとしても脱出したい生き残りが外部から迎えをよこさない理由がないのだ。陸にいる部下を使ってヘリをチャーターできるし、しっかり金を払えば最寄りの港で漁船を雇うこともできる。これを潰しておかねば、究極的には「金持ちを狙った部外者の自爆テロ」というオチもあり得てしまう。
    この問題の簡単な解決法は古典的な「嵐が来ている」だが、それでは面白くないなら、ヘリは「天使の密度が濃すぎてバードストライクが起きるから着陸はおろかホバリングもできないし周辺海域にも近づけない」とか、船に関しては「近くでタンカーの座礁が起きていて漁船は総出でオイルフェンスを張っている」「遭難者がでていて漁船も皆協力して捜索に当たっている」などの理由で捕まえられないでも良さそうだ。常木が天使を狂信的に集めていることから常世島に船やヘリを寄せ付けない(+侵入者対策)ための防衛設備があって、常木亡き後はコードが分からず予定の船が到着する時刻まで解除できないとかでも良い。

    本書のオリジナリティが生かされる井戸のトリックも「天使の体重と強度は大丈夫か?」と思ってしまった。天使の身長を2メートルとしても5層は積み重ねる必要がある。最下層の天使には積み重ねた分(5〜6倍)の体重がかかることになる。天使の体重と強度の関係がかなりアンバランスでないとこのトリックは成立しない。他にもぎゅうぎゅうに詰めた場合、砂糖が無くなったとしても飛び去ることができるのかだろうかという疑問もある。詰まっていれば羽は広げられないし、鉛直方向に這い出る能力も無いのではないか。事が終わった後に井戸の中の天使を焼いても相応の量の砂が残ってしまうのでもう少し考えないといけない。このトリックが明かされるまで私は単純に動滑車でも使って井戸の底に下ろしただけだと思っていた。滑車一つで下ろすのが無理ならば二つ三つ使えば良いし、人を吊り上げるほどの張力がかかっても抜けないほど強くペグを刺せるなら、滑車を設置することも可能なはずだ。設置場所には困りそうにないので長いロープだけがあれば良い。
    作中で天使が虫(;ある意味でプログラミングされているように振る舞う生き物)に何度も例えられているから、「砂糖の量と天使の個体数(;井戸の中なのでこれは常に一定値になる)とそこにとどまる時間に強い再現性がある」のなら良い伏線だが、そこまで考えられてはいないだろうか。

    途中、自称助手達が入れ替わり立ち替わり出てくる場面では、急に探偵小説の登場人物や手法が引き合いに出されるが、彼らのキャラクター的に少し違和感があった。「赤城がすぐに名探偵や名場面を持ち出し、青岸がツッコミを入れる」というやりとりを思い出の中にいくつか入れておき、「青岸が探偵に戻った事でその習慣も戻ってきてしまい、3人のちょっとした台詞や仕草に反応してしまって内心で苦笑」というくらいにした方がエモーショナルだったのではないか。
    倉早が言うヴァン・ダインの二十則の該当部分も「(使用人が犯人というのは)推理小説的に面白くねーからやめろ」というくらいの意味で、この場面には合っていないし、この規則を覆して面白い作品をいくつも知っているのでメタフィクション的にもズレている感じがした。青岸が発言のずれを指摘(そもそもアレはヴァンダインのよく言えば指南、悪く言えば趣味の押し付けの側面がある)して、ついでに破って成功している作品でも挙げてやって、「犯人から除外できないぞ」というやりとりでもすればメタ的に完成する。

    『解説』には『探偵の存在意義をめぐる物語でもある』とあり、その通りであるとは思うのだが、作品中の”探偵“というものの概念がブレているように感じて素直に集中できない。
    現実の探偵と推理小説の中の探偵が悪い意味で入り混じっている。青岸が再三述べているように「靴底をすり減らし地道に証拠を探す現実に近い探偵像」と言うには粘り強く捜査しているように読めないし、「あちこちから集まる情報の欠片を華麗に組み上げるフィクション側」かと言われれば論理の鮮やかさや華がない。どちらかに振り切らないと、中途半端な感じがする。

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    2025年08月13日
  • キネマ探偵カレイドミステリー

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    若いし、稚拙だが、ページを捲る手が止まらない。発想も面白い。今や有名になった斜線堂さんの初期作品。誰しもこんな時期あったのだと感慨深い。

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    2025年06月14日
  • ゴールデンタイムの消費期限

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    元天才少年、少女たちが集められる。小説家、日本画家、料理人、バイオリニスト、映画監督、将棋棋士。AIが彼らの才能を再び開花させることができるのか?

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    2025年06月13日
  • 名探偵と学ぶミステリ 推理小説アンソロジー&ガイド

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    ネタバレ

    【収録作品】
    楠谷 佑「パブリック・スクールの怪事件」…ホームズ&ワトソン
    ガイド第1回 ミステリのおもしろさ。
    辻 真先「アルセーヌ・ルパンのお引っ越し」
    ガイド第2回 名探偵とは誰でしょう?
    斜線堂 有紀「キャロル・ハートネル大いに憤慨す」…ポアロ
    ガイド第3回 トリックとは何か?
    水生 大海「一つの石で二羽の鳥を殺す―To kill two birds with one stone.」…ミス・マープル
    ガイド第4回 推理とは何か?
    青崎 有吾「シチリアオレンジジュースの謎」…エラリイ・クイーン
    ガイド第5回 どんでん返しとはなんでしょうか。
    阿津川 辰海「オムレツは知っていた」…ネロ・ウルフ
    ガイド第6回 ミステリって結局何なのだろう。
    福田 和代「南洋のアナスタシア」…ジェイムズ・ボンド

    パスティーシュが楽しい。

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    2025年06月10日
  • キネマ探偵カレイドミステリー~会縁奇縁のリエナクトメント~

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    ネタバレ

    【収録作品】
    作為改変のコンティニュイティ
    懐古所以のオデッセイ
    断崖空壁の劇場落下
    水没錯誤の幽霊譚
    一生一会のカーテンレイス
    会縁奇縁のリエナクトメント

    引きこもりの名探偵・嗄井戸と、ワトソン役の奈緒崎のコンビ……だが、今作では、それぞれが相手に必要とされる人間になろうと奮闘する様が描かれる。
    最終話がきれいに決まって頰が緩む。

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    2025年06月10日
  • 禁断の罠

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    個人的に好きなのは『大代行時代』と『ハングマン─雛鵜─』のふたつ。
    ハングマンはとても設定が好きなのでせっかくならこの短編よりも長尺で読んでみたいと思った。大代行時代はまとまりが綺麗で満足感がある。
    1人の作家目当てで購入した本だが、どの話もそれぞれの面白さがあった!

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    2025年06月04日
  • ゴールデンタイムの消費期限

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    AIって本当にすごいですよね。
    何かするときに、人間である必要があるのかと思うけど、「人間らしい矛盾さとか、弱さとか、感情はAIには表現できないでしょ!」
    と、以前の私は思ってたし、信じてたけど

    今は、そういう不完全な人間らしさも、コピーできてしまうAI…恐ろしいですね。
    AIが作った小説、レシピ、音楽…
    言われなきゃ分からないんだろうなーと私は思います。


    そして。才能って、怖い贈り物ですね。
    私にはそんなものなくて、小説の中の彼らと比べるとずいぶん身軽な人生だと思うんだけど

    それでも「ずっと続けてきたものや頑張ってきたことを辞める勇気」とかは、私でも分かる。
    好きで居続けなきゃいけない辛さとかも。

    色々やんわり考えさせられるお話でした。
    でも、いまいち盛り上がりに欠けるというか、
    読むスピードも乗らず
    そこが⭐︎3の理由です。

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    2025年05月28日
  • 百合小説コレクション wiz

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    今回のアンソロジーに可愛い百合はいない。
    全体的にビターテイスト。
    一発目の『選挙に絶対行きたくない家のソファーで食べて寝て映画観たい』から刺しに来てて呻きそうだった。
    『パンと蜜月』や『悪い奴』で描かれる愛は歪で、『運命』の二人には苦難が待ち受けている。
    ああでも『魔術師の恋その他の物語』は少し酷くて悲劇的だけど、ドラマティックだったな。

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    2025年05月25日
  • 禁断の罠

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    時代を感じさせる内容のものがいくつかあったけれど意外性という点では物足りなかった。それでも1作目のラストや4作目の動機の切なさは個人的には好みのものだった。

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    2025年05月04日
  • キネマ探偵カレイドミステリー~会縁奇縁のリエナクトメント~

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    2025年。お初作家。
    デビュー作がキネマ探偵らしい。引きこもり大学生のカレイドは、アパートに2Fを映画観賞用に改造して、そこで映画を見てばかりいる。1Fに住んでる大学生奈緒崎をワトソン役にして探偵したり。
    カレイドが引きこもりから復帰していく様子と、大学を卒業した奈緒崎がカメラマンになるまで。

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    2025年05月12日
  • キネマ探偵カレイドミステリー~会縁奇縁のリエナクトメント~

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    ネタバレ

    前作を読んだことはなかったのですが、
    今作からでも楽しめる内容で安心しました。

    "カレイドミステリー"ってなんだろう…
    そんなミステリーのジャンルがあるのか〜
    と思いながら読み始めたらあっ名前か!と最初にふふっとひと笑いしてしまいました。
    よく知る名作から、名前は知ってるけど読んだことない作品まで出てきて、どんな映画が出てくるのか楽しみながら読むことができました。
    圧倒的な映画の知識で事件を解いていく、
    すごい才能だと思いました。

    前作を読んでいないのでカレイドがどれだけ
    部屋から出てこなかったのかがわからないのですが、事件を通して少しずつ変化し前向きに変わっていったのだろうと感じることはできました。最終的には旅立ってしまった奈良崎を探すため、海外まで出ることができる成長っぷりに引きこもりとは…?!と驚きました。
    奈良崎は決して勉強ができるわけではないだろうけど、面倒見がよく本人の自覚はなさそうだが辛抱強いからカレイド過ごすことができたのかな…と思いました。
    部屋から出たカレイドと奈良崎のその後が読みたいです。彼らはどう海外で過ごし、なにを得て日本に戻ってくるのか…!気になります。

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    2025年08月07日
  • 君に贈る15ページ

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    15頁じゃ物足りないと思っていたけど、全然そんな事なかった。
    むしろ初めての作家さんに挑戦するには丁度良い長さ。
    『超能力者じゃなくたって』と『世界が十五になる前に。』が可愛くて好きだなあ。
    でも『息継ぎもできない夜に』や『初恋灯籠』のような切なげな雰囲気の短篇も良い。
    『朝の読書だ nyan』はあまりにも微笑ましすぎて、アンソロジーの締めにして大正解だわ。

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    2025年04月20日
  • 斬新 THE どんでん返し

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    どの作品も正統派とは言い難いので、“斬新”という表現がピッタリだと感じた。
    アンソロジーは初めましての作家さんに出会えるから良い。
    芦沢さんの「踏み台」がイチオシ。
    ストーリーだけでなく登場人物や相関関係にも興味が湧く。
    多分私、この人の描く人間が好きなんだろうなあ。

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    2025年04月19日