青山美智子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
⭐︎4.0
『はぐれましたか』
今回は鎌倉うずまき案内所に登場人物が迷い込んだのち、人生の困りごとについて解決していくお話。
1989〜2019年の間でそれぞれの人物が交差し、現在から過去へ話が移っていく。
人生というのは、時代や人からの影響、環境によって自身の考え方が遷移していき、いつの間にか本当の自分を忘れてしまい、人生に行き詰まることが多々あると思う。
初心に戻ることの大切さや、昔のことを良く知っている人物を大切にしたいと思う。きっと大事なことを思い出させてくれる。
自分が自分で無くなった時に、もう一度読み返したい本書かと思った。
2001年のト音記号の巻が話の中ではグッときた。
乃木君 -
Posted by ブクログ
ネタバレ将棋がテーマのアンソロジー。
お気に入りは青山さん「授かり物」
有名な棋士と、同じ年で同じ誕生日の息子を持つ松原芳枝。シングルマザーとして息子を育てていたが、20歳になった歳に漫画家のアシスタントになると言い出し…
ひょんなことから出会った将棋を指す老人と出会い、将棋の奥深さにハマっていく芳枝。これまでの人生と将棋を掛けた描写にじんわりきました。
綾崎さんの「女の戰い」
あくまで棋士を目指す朱莉。女流棋士とは違い狭き門で、保険で東大へ入学できるのも凄いです。
ライバルだけど、友達以上恋人未満な関係の京介が心地よく、認めてくれる人がいるだけで強くなれる関係がまた更に朱莉を上へ連れてって -
Posted by ブクログ
ネタバレいつも同じバスに乗り合わせる5人のお話。
それぞれが「神様当番」になり、わがままな神様のお願いを叶えることになる。
神様は読んだイメージではゆるキャラみたいな可愛さなのかな?と思ったけど裏表紙を見てたら想像と違ったwwおじいちゃんがジャージ着てる(笑)
そして各話繋がっている!!
1番目のOLさんの話ではドキっとさせられた。私もどちらかといえば待ってばかりで自分から行動するのは得意ではないから、、。やっぱり現状を変えたいなら自分で掴みにいかないとですよね。
「私を楽しませるのは私。」めっちゃ良い言葉!
2番目の小学生の姉弟の話に号泣してしまった(;ᴗ;)私も弟がいるから余計に思ったのかもしれ