青山美智子のレビュー一覧

  • 赤と青とエスキース

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    一枚の絵画をめぐる、五つの愛の物語

    短編五話が繋がって後半
    え?どういう事?
    また前半を読み返して
    おぉ〜っ そういうことかってなる笑
    レイとブーを応援してしまう
    登場人物がみんな素敵でほっこり
    誰かにおすすめしたくなります

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    2026年09月21日
  • 遊園地ぐるぐるめ

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    ミニチュア写真家の田中さんとの共著とも言える作品。
    このことを知ってから私の印象はガラリと変わった。
    知らずに読んでいたときは、「日常の些細な出来事から、自分のしていた行動や思考を反省し、先に進もう、楽しくやっていこう」というファンタジー系のいつものパターン(いい意味で)の度が増しているような気がして、数日前まで桜木紫乃を読んでいたのもあってその落差にモヤモヤしていた。
    でも読み終わって改めて各章の始めと終わりにあるミニチュア作品を見ると、実に内容にぴったりの作品で嬉しくなった。
    「遊園地ぐるぐるめ」はミニチュア作品も併せての連作短編集なんだ。
    ぐるぐるめの意味も結局わからないところがいい。
    小説として楽しかったポイントは、トマト抜きのサラリーマンが営業マンとして再登場したこと(連作短編集の醍醐味)と、各章のこれまでのシーンを振り返りつつその語り手が別の人になっていたこと。
    この点は小説として楽しかった。

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    2026年06月11日
  • 本の話はどこまでも 青山美智子さんが答える33の質問

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    インタビューに答える青山さんのお話は、『お探し物は図書室まで』の読み味のように柔らかく、あたたかい飲み物をいただいているような心地よさでした。
    特に、著作に込められた思いや、連作短編についての感覚が興味深かったです。
    あと、本の締めがとてもかっこいいです。

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    2026年06月10日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    「痛い人生設計を作る、ルノアールで」がすごく面白かった。

    私も高校、大学でこういう友達がいたのに、疎遠になってしまった。
    東京にきて、私立女子校と公立共学との格差を感じたのも思い出す。
    今なら大したことないよ、って笑えるのにあの頃は、教養の格差とか思っていた。

    でも今となっては、こういう雑多な環境で気の合う友達と過ごす時間がかけがえないものだとわかる。

    ルノアールっていうのもいい。
    ベローチェでもいいかなぁ。

    痛い人生設計を友達と笑いながら私も作りたい

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    2026年06月10日
  • ただいま神様当番

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    とても読みやすく、さらにほっこりと人生を前向きに捉えられる作品。

    いろんなことを考えすぎたり、周りと比較したり、たくさんのしがらみのなかで『私』が濁ってしまった時に『本当の私』に戻る手伝いをしてくれる、まさに神様だなぁと。

    やはり『本当の私』の声を聞くのが一番心地いいのだと感じさせてくれる。多幸感溢れる一冊。

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    2026年06月09日
  • 月の立つ林で

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    見えない紐が紡ぐ再生の物語です。――
    青山さんの静かなる輝きを感じました。

    単なる「心温まる癒やし系小説」の枠には
    収まらない。
    緻密に計算された構造美と、
    人間の普遍的な営みに対する深い肯定感に満ちた、
    秀逸な連作短編集です。

    本作が小説として極めて優れている点は、
    その構造の「循環性」にあると思います。

    一見すると、
    迷える人々がラジオの声に救われるという
    一方向の構図に思えますが、
    ある章の主人公が発した何気ない一言や
    小さな善意が、他者へと伝播し、
    巡り巡って全く見知らぬ次の章の主人公の
    背中を押していきます。

    目に見えない運命の紐を、
    極上のミステリーのように鮮やかに描き出す手腕には感嘆です。
    そうこの作品はミステリーなのです。


    さらに、
    タイトルにも冠されている「月」のモチーフの扱い方が実にお見事です。

    作中では、
    満ち欠けを繰り返す月の満ち干が、人間のバイオリズムや人生の機微に重ね合わせて描かれます。

    とりわけ印象的なのは、
    光を失ったように見える
    「新月」へのまなざしです。

    月が見えない夜、それは月が消えたのではなく、
    次の満ちが始まるための「準備と始まりの瞬間」。

    青山さんは、
    挫折や停滞を「終わり」ではなく、
    次なる豊穣へのプロセスとして全肯定しています。



    最後のエピローグにおいて、
    すべての伏線が美しく回収されて、
    ポッドキャストの配信者自身の物語へと
    収束していく構成は圧巻です。

    他者を癒やし続けていた存在もまた、
    実は不器用な一人の人間であり、
    網の目のように張り巡らされた他者との繋がりに救われていた

    『月の立つ林で』は、
    巧みなプロットの妙を愉しむ文学的エンターテインメントでありながら、
    読み終えた後に日常の景色を一変させてしまう力を持っている。

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    2026年09月08日
  • もの語る一手

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    青山美智子さん じんと心にきた。もし、シングルマザーで一人息子を育てていて、あんなこと言われてた泣いてしまう。頑張れー!息子!
    2話目 結局、どっちの方が実力あってどこから演技なの???

    将棋のルールも知らないけれど、やってみたくなりました。

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    2026年06月03日
  • 鎌倉うずまき案内所

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     年代の違う短編が繋がってくるところが面白く、長編を読んだような感覚になる。
     青山さんの小説に登場する猫のミクジや図書室の小町さんやうずまき案内所の外巻内巻きさんはミラクルを起こすマジシャンとは違う。きっかけを与えてくれる、身近なものとして描かれている。
     だって登場人物たちはみんな自分自身に持っている力で変わっていくんだもの。
     
     何かに行き詰まった時、ちょっと見方を変えてみたらいいんじゃない?っていうメッセージが込められていると思う。

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    2026年06月02日
  • 鎌倉うずまき案内所

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    青山美智子さんらしく、少しずつ登場人物が繋がっていたりしていました。まるでうずまきです。
    一つのきっかけにそれぞれの生き方は好転していきますが、どの転機も結局は身近な人から与えられるものであると感じました。
    少しほっとするような、でもちょっと心配も残るような人の心の温度を感じれる作品だなと思いました。

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    2026年05月29日
  • 遊園地ぐるぐるめ

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    こころに迷いがある人たちが、遊園地ぐるぐるめ に行き、ピエロと出会い、そこで小さな気付きを得る。
    その語りと登場人物たちの優しさ、ほほえましさ、そして、何よりミニチュア模型が、おとぎ話のような世界観を作っている。
    こころを休めたいときに読みたい本です。

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    2026年05月28日
  • いつもの木曜日

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    コーヒーブレイクを楽しむ様な、絵本の世界のような本でした
    『木曜日にはココアを』を読んでからまた手に取ってみよう

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    2026年05月25日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    オムニバスで書かれているストーリー。全て独立した話だけど、テーマとして喫茶店が存在する。
    こんな喫茶店、あったらいいなぁと思うほっこり優しいはなしの詰め合わせ本。

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    2026年05月22日
  • 遊園地ぐるぐるめ

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    田中達也さんのミニチュア作品が好きで手に取った短編集。
    美味しそうなご飯といきいきとしたミニチュア人形たちの作る遊園地の1日を記した作品。
    一つの作品をテーマに繋がっている短編なので読みやすかった。いろんな人生を送ってきた人たちがその1日だけを楽しむためにやってくる場所。そこが遊園地なのだなと。

    全ての短編と収録されている全ての写真に出てくるピエロのお話がとても良かった。別の日のピエロの1日も見てみたい。

    "猫はいいな、とピエロは思いました。
    だけど、猫になりたいのではありませんでした。
    あこがれるのと、なりたいのとは、違うのでした。"

    この愛おしいピエロが迎えてくれる、どこかにある「ぐるぐるめ」多分気づいていないだけできっと行けるのではないかなと思わせてくれる本だった。
    遊園地でご飯を食べたいなぁ。

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    2026年05月20日
  • 鎌倉うずまき案内所

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    短編が7話入っていて、話がつながっていて面白かったです。(1話1話でも面白いです!)
    でも、昔に巻き戻っていくので少し読みづらかった……。(わたしの読書力がないだけなんだけど)
    ダジャレが出てくるところもよかったです

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    2026年05月23日
  • ただいま神様当番

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    バス停坂下7:32いつも決まった顔ぶれの5人。OLお姉さん、小学生女子、男子高校生、外国人男性、スーツおじさん。ある朝腕に神様当番と書かれた文字を消す為に神様の奇想天外な願いを叶える連作短編集

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    2026年05月17日
  • 鎌倉うずまき案内所

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    平成の終わりから物語が始まって、更に平成の始まりの瞬間へと未来から過去へ時代を遡りながら描かれる6篇の短編集。
    観光客で賑わう鎌倉の街並みを舞台に、双子のおじいさん案内係と摩訶不思議な所長が悩みを抱えた人々を救う物語。

    どの短編の主人公も抱えてる悩みや立場は違うもののどれも身近な悩みで、あるある分かるわかると頷きながら感情移入しながら読んで、たどり着いた答えにぐっと来て…。
    記憶の中の鎌倉の街並みはいつも活気があって賑やかだけど、うずまき案内所の中は静かでほんのりとしたファンタジーの空気。その対比がまたいい。
    うずまきのようにぐるりと、周り巡り繋がるストーリーはメモ必須。過去から現代へ読む順番を入れ替えて読んでも新しい発見があって楽しそう。

    個人的に心が疲れた時は青山さんの本に手が伸びることが多いけど今回もドンピシャ、癒やされました。久しぶりに鎌倉の街を歩きたくなってしまった。

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    2026年05月14日
  • 猫のお告げは樹の下で

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    2023.9.7
    ★4.1

    悩みを抱えた人々が、不思議な猫に導かれて訪れる神社で、自分の心と向き合っていく連作短編集。
    仕事や人間関係、将来への不安を抱える登場人物たちは、猫の“お告げ”をきっかけに少しずつ前へ進んでいく。優しい言葉と温かな人とのつながりに癒やされる作品。


    青山さん〜やっぱり好き〜!
    お告げを元に再スタートを切るひとたちの物語。
    どの物語もあたたかくて優しくてほっこりする。
    特にマンナカはじんときた。
    青山さんの作品はいいと分かってるから、読みたいけどもったいない気がして読めない。でもやっぱ早くほかのも読みたい。

    #さとの本棚

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    2026年05月08日
  • 鎌倉うずまき案内所

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    2023.7.7
    ☆4.3

    鎌倉うずまき案内所 は、鎌倉にある不思議な「うずまき案内所」を舞台にした連作短編集。
    悩みや迷いを抱えた人々が案内所を訪れ、そこでの出会いや小さな出来事をきっかけに、自分の心と向き合っていく。一見バラバラだった登場人物たちの物語が少しずつつながっていく構成も魅力で、読後には温かな気持ちになれる作品。

    今回ファンタジー要素強めで、物語にうまく入り込めるかなって不安だったけど、そんな心配無用だった(^-^)
    1話目の蚊取り線香の巻からすでに良いお話で、青山先生が紡ぐ言葉はもちろんすごく良くて、新しい道が切り開かれようとしているワクワク感が肌に感じられて、希望に満ち溢れていて本当に好き!!!
    今回のお話は、年代別?になってたから、前のお話に登場した人物がちょこちょこ出てきて、面白かったし、その人達がどうだったかどうなったのか知れて安心した。
    青山さんの、ドロドロな人間味溢れた小説読んでみたいなあ。

    ✍︎すべてが、無限に自由。

    #さとの本棚

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    2026年05月08日
  • 本の話はどこまでも 青山美智子さんが答える33の質問

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    文芸サークル『お茶会』、とっても羨ましい…
    やっぱりどこか、リアルで同じような熱量で語れる人をずっと探している自分がいる…

    常に“ダメ元”、などといった考え方も参考になった。

    また、『小説を書く上で結末をしっかり書くのではなく、読み手に想像させる形で終わらせている』というのは実際に青山さんの作品を通して感じたし、そこが魅力なんだと思った。

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    2026年05月06日
  • 遊園地ぐるぐるめ

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    サラッと気持ちよく読めました。
    いつもながら青山さんの本を読んでいると色々な気づきが見つけられます。
    下手な自己啓発本を読むより、ずーっとタメに
    なります。

    特にハンバーガーを頼む時にトマトを抜いて、ピクルス多めを要求する常連客に対する考えには私には全く出てこない考え方なので感心とこういう人に憧れを感じます。

    今回は特に自分に自信がない人が多く、少しシンパシーを感じました。


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    2026年04月30日