あらすじ
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2022年本屋大賞第2位『赤と青とエスキース』の著者と装画家が再タッグ! 癒しの青い水彩画と心震わせる物語を収録した、世にも美しいアート×ショート・ショート。心が疲れたと感じるとき、嬉しいことがあったとき、現状を変えるきっかけが欲しいとき……。そんなときは、美しい絵画と言葉を味わいながら、ゆっくり自分と向き合ってみるのもいいかもしれません。本書は、新進気鋭の水彩作家・U-ku(ゆーく)氏のアートから受けるインスピレーションをもとに、ハートフル小説の旗手・青山美智子氏が短い物語を綴った特別な作品集。読む人によっても、読むタイミングによっても、まったく違う景色を見せてくれる本書の中には、今のあなただけが受け取れる、何かのヒントが詰まっているかも。大切な人への贈り物にもぴったりな珠玉の一冊です。 【目次】●遠くて近い未来のあなたへ ●紡ぐ言葉 ●調和への試み ●雨の日に
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
詩集で今まで読んだ小説と全然違う雰囲気。昔読んだ銀色夏生氏の詩を思い出す。
どうしようもない自分をさらけ出している数々で心に残ったのは
空よどうかどうか、私の言葉を全部全部全部全部洗い流して許してください
言うんじゃなかったという言葉をさっぱりさせたい、後悔がすごく伝わるしこういう気持ちはすごく分かる。
Posted by ブクログ
どんなあなたでも大丈夫。
そっと背中を押してくれるような、でも焦らせなくて、肯定してくれる、そんな本。
自分で自分を癒してくれるまさに『マイ・プレゼント』です。自分への誕生日プレゼントにもいい!
少し疲れたなとか、頑張ったよなって時に1日どこか1ページ読んでみたり。
ちょっと自信が無いな、いや今日は最高の自分だった!と読んでみるのもあり。
絵もとても綺麗で、各ページの景色が変わるので飽きずに楽しめます。
心にスーッと広がって透き通る言葉たちが美しいです。
Posted by ブクログ
アート、芸術、の言葉が相応しいかな、と。
文書と絵が凄く合っていると感じました。
落ち込んだり、元気が焼いとき、悩みがあるときに、手に取りたい本。
きっと貴方もどれか一個は気に入る短編があるはず。
良かった。
Posted by ブクログ
(誰しも壁にぶつかり、悲しかったり悔しかったりした経験があるのではないでしょうか?
私にとってそれは突然なってしまった脳症でした。幸いいつかは治るそうなのですが!
自分で言うのはお恥ずかしいですが、私はかなりのポジティブ!どんな時でも笑っています。でも、そんな私にも泣きたくなるようなことはありました。人には自分の弱い顔を隠しているような気もします。支えてくれている周りの人達がブルーな気分になってほしくない、と。
でもね、あなたが辛い時は泣いてもいいと思うんです。泣くとちょっぴり心が軽くなることもあると思うから。
あなたならきっと大丈夫!頑張っていることを知ってくれている人がいると思います。
言葉って難しいですね…伝えたいこと、ちゃんと伝えられているでしょうか
Posted by ブクログ
my present、やっと読めた。
先にyour presentを読んだのだけれど、両方とも手元に置いて寝る前に必ず読み返したくなる作品だった。
最後の手紙のやりとり、心に響く。
心に残ったフレーズ↓
暗闇の中でも飛べるようになったのは、金の鎧を手に入れたから。もう二度と、誰かに気に入られようとして疲れたりなんかしない。
見間違いも、思い込みも、その人にとっては真実。鏡の中にいる私は誰でしょう?
宝物を求める旅の目的は、いつしか形を変えてゆく。ふたりで探すなら、見つからなくても楽しい。
靴先の向きは、大切に慎重に。そんなふうに、目の前のできることに、心をこめていくんだ。
Posted by ブクログ
“ショート・ショート”というよりは、詩を読んでいるような感覚になった。素敵なイラストにマッチした優しい文章に癒される。心が疲れたとき、嬉しいとき、きっかけが欲しいとき…どのタイミングで読むかでまた感じ方も変わってきそう。
Posted by ブクログ
表紙に惹かれた。
短い詩のような文章がたくさんあって、共感できないものもあったけど深く心に響いたものもあった。
落ち込んだときに読むと前向きになれる!
Posted by ブクログ
読者に問いかけてくれたり、寄り添ってくれるようで自然と言葉が心に染みてくる感じでした。自分を肯定してくれるような言葉で満たし、また心から共感できるような言葉などで埋め尽くしてくれます。この本に本当に出会えて良かったです。何回も読んでいきたいです。最後に、この本の題名であるマイ・プレゼント。「プレゼント」という言葉には、一般的に知られている『贈り物』以外にも『現在、今』などといった意味もあるらしいです。あくまで個人的な推測ですが、この本は青山さん自身の今、現在へ向けた言葉を連ねてるのかなと思いました。
Posted by ブクログ
話を読んで水彩画を見ても、水彩画を見て話を読んでも、イメージがすっと湧いてきて心が暖かくなった。
『赤と青とエスキース』に出てきた話もあり、懐かしい気持ちになった。
「暗闇の中でも飛べるようになったのは、金の鎧を手に入れたから。」「ゆこう ゆこう どこまでも」が好き。
Posted by ブクログ
『いつもの木曜日』みたいに、絵本感覚で読み進められた
絵もとっても綺麗で、言葉も綺麗で
"綺麗"を大量摂取できた
どうしてこんなに素敵な言葉が思いつくんだろう
Posted by ブクログ
U-Kuさんの描く青くて美しい水彩画と青山さんの綺麗な言葉が刺さった
48篇あるけど、特に好きなのは
「今だからこそ」かな
「自分が意図せずに落っこちてしまった場所で体の痛みが少し引いてきたら、その状況をうまく利用する、という手がある。なるほど、あのときの経験がここで使える。ヒントはすでに自分が持っていた。やみくもに上ばかり向いていたけど、足の下にも世界は広がっているって、今だからこそ、しっかり見えるようになった。次の場所へは、自分から飛び込んでいこう。
抗おうとしていた重力も、今度は私に味方してくれるかもしれない。」
Posted by ブクログ
そっと背中を押してくれる宝箱のような掌編集。ページを捲る度に美しくしなやかに自分の人生を生きるヒントが美しい水彩画と共にきらめいている。文字のフォントも詩的で素敵。痺れた一節を。
「もう二度と、誰かに気に入られようとして疲れたりなんかしない。」
Posted by ブクログ
青山美智子さんの本は6冊目。
詩集のような、絵本のような、素敵な言葉が沢山のっていた。
大丈夫だよ、大丈夫だよ
あなたはあなたでいいんだよ
って言ってもらってるみたいだった。
そうやって、自分で自分に言ってあげられるようになりたい。
U-kuさんの絵画もとっても素敵で、
絵をみてるだけでも癒される
文字の配列が工夫されてるのが面白くていいなあと思った!
Posted by ブクログ
大切な言葉がたくさん載っている本です。
大丈夫。あなたは大丈夫。と背中を押されてる気分になりました。
「人生は一度きりってよく言うけど、私は、何度でもあるって思うの。どこからでも、どんなふうにでも、新しく始めることができるって」(84ページ)
Posted by ブクログ
文学の枠を超えた、文字と絵が織りなす「芸術作品」。
起承転結のある一般的な小説とは違う。
誰かの心の中の「静かな思い」が文字と絵で表現される、透き通るかのように綺麗な『作品集』。
文学本としての常識や規則性を忘れ、文字と絵が「静かな思い」のままに自由に広がりながら、ちゃんと整う。
青山さんとU-kuさんのお二人の感性が揃ったからこそ出来上がった、他の方には作れない特別な本だと思います。
一般的な小説を想像して購入すると、恐らく物足りない。
静かな時間の中で作品を静かに眺める、そんな楽しみ方が適している本だと個人的には思います。
元々青山さんのファンで、表紙のデザインに強烈に惹かれて即購入したのですが、読み終わって本を閉じた時にはすっかりU-kuさんのファンにもなりました。
Posted by ブクログ
青山美智子とU-kuによる、ショートショート×アートの本。ブルーを基調とした落ち着いた静かな癒される本。
いつも目をそらさずいたのは、私にとってよけいなものばっかりだった。
自分の思いどおりにいくなんてそんな面白いことあるかよって思って…あれはさあ、『思い』っていうのが『願い』なのか『予想』なのかでとらえ方が変わってくるよな
ただただ愛していいって、それでいいって、なんて幸福なことだろう。
選択肢は無限。だけど私たちがそのときに選べるのはいつもたったひとつだけ。
傷ついた言葉は胸に留まって固くなって化石みたいにいつまでも埋まっているけど嬉しかった風景は綿あめみたいにさあっと溶けてしまうから
人生は一度きりってよく言うけど、私は、何度でもあるって思うの。どこからでも、どんなふうにでも、新しく始めることができる
だって、私が一番すごいって知ってる
「前を向く」って、未来を見つめるというよりは、今ここにしっかり立つってことなんじゃないかな。
「後ろを向くな」って、忘れるとか捨てるとかじゃなくて背中を過去に支えてもらえるようにってことかもしれない。
Posted by ブクログ
2/18
青山美智子さんのエッセイと、素敵な表紙の絵に惹かれて読み始めました。
非常に個人的なことでも、誰かが似たような感覚を持っているような詩で素敵だなと思いました!
Posted by ブクログ
ショート・ショートですが詩に近いものも混ざっています。
赤と青とエスキースがとても好みで、その後、ユア・プレゼント、マイ・プレゼントの順で読みました。
青山美智子さんの作り出す言葉一つ一つが暖かくて、内容は短いけれど、大切にじっくり読みたいなと思わせてくれる本です。
「昔ずっと覗いていられた」は、同じような経験をした事をちょうど最近思い出していて、お気に入りです。
Posted by ブクログ
繊細な色使いと繊細な言葉遣い。
今の私では、すべての言葉の意味を理解できないし、共感もできないけれど、いくつかは心に届いてじんわりとした感覚がありました。
読むすべての言葉を理解して共感しないとって意気込んでたけど、今の自分に合う言葉を選べばいいなってことに気づけました。私らしくいるために。
Posted by ブクログ
表紙に惹かれて手に取りました。
詩のようなポエムのような、淡々とした言葉だけど、その時の自分の情緒によって感じ方が変わりそうだなって思いました。今の自分は、「私が一番すごいって知ってる」が心に響きました。
マイプレゼント、題名通り自分へのプレゼントになりました。
Posted by ブクログ
いつもの青山作品とは違い、詩のような絵本のような感じでした。いつものを期待していると、ちょっと期待外れになるかもです。一応ユア・プレゼントも読んでみます。
Posted by ブクログ
詩的な本。
タイトルと、水彩絵の具を使ったような絵や模様と、まるで歌詞のような言葉たち。
どれをとっても綺麗だったなって( ◜ᴗ◝)
個人的には
【遠くて近い未来のあなたへ】では、「てこてこ歩く」「裂け目」「もう知らない」「夢の狭間」
【紡ぐ言葉】では、「音の滝」「いったりきたりまわりみち」「力を抜いて」「わかっているけど」「ボーダーライン」「ゆったりどこまでも」
【調和への試み】では、「私だけの法則」「追い風」「take a walk」「雨の日に」
がよきよきでしたฅ(*´꒳`*ฅ)ꪆ
Posted by ブクログ
詩と水彩画がセットになってページを彩っている。
心を落ち着けてのんびり読みたい一冊。
青山美智子さんの詩は初めて。共感できてハッとさせられるものが沢山あった。
U-kuさんのイラストも初めて見たけれど、色鮮やかで筆の勢いや絵の具のにじみなどが、余韻の感じさせる文章とよくあっていた。
横浜在住同士のコラボなんだな。私も横浜に住んでいるので嬉しくなった。