青山美智子のレビュー一覧

  • 赤と青とエスキース

    Posted by ブクログ

    一つの絵を通して描かれた2人の人生。
    一瞬の出会いで、人の人生って大きく変わる。もちろん、ポジティブにもネガティブにも。でも人生をどう描くかは自分自身。
    そんな眩しい当たり前な事実を美しく物語ってくれた一冊。

    0
    2025年10月11日
  • 遊園地ぐるぐるめ

    Posted by ブクログ

    安定のほっこり感。最初の2人のストーリーで、いきなりピークを迎える。
    アートが、その世界を増長させてくれる。素晴らしい組み合わせです。

    0
    2025年10月09日
  • ただいま神様当番

    Posted by ブクログ

    自ら行動に踏み切ることはとても勇気のいることだけど確実に出会いや幸せを掴んでいくには有効なことだなあと思った。
    下手でうまくいかないかもしれないけれどやってみたい、やってみたら楽しいってだけでも物凄く大切なことだなと気付かされました。

    0
    2025年10月06日
  • 猫のお告げは樹の下で

    Posted by ブクログ

    お告げとは、きっかけに過ぎない。

    その言葉をどう受け止め、どう解釈してどう行動するか。

    それは全て自分の感性であり、自分の選択なのだと改めて感じた。

    0
    2025年10月04日
  • 泣きたい午後のご褒美

    Posted by ブクログ

    カフェ、喫茶店、お茶屋。
    ちょっとした食事と飲み物を提供する場で交錯する市井の人々の物語を6人の作家さんが綴った短編集。

    特に印象深かったのは、朱野帰子さんと織守きょうやさん、小川糸さんの物語。
    朱野帰子さんからは、マウントを取る編集者に心を踏みつけられても、絵空事のような夢を事実にした学生時代の友達に勇気をもらって、立ち向かっていく姿にスカッとさせられた。

    織守きょうやさんからは、心の内を誰かに明かすのも、誰にも明かさないのも自由。
    相手から打ち明けられたからと言って、自分自身が話したくなければ話さなくてもいいという事を考えさせられた。

    小川糸さんからは、人生の最後に食べたい物から垣間

    0
    2025年10月03日
  • マザーズ

    Posted by ブクログ

    ドラマの脚本。大好きな青山美智子さん作。
    ドラマを見ずに読み、特に1話目の両親が実は実の両親でなかった青年の話が感動して読みながら泣いてしまった。
    母親の子供への愛情って本当に無償の愛で強いもの。

    0
    2025年10月03日
  • 赤と青とエスキース

    Posted by ブクログ

    青山美智子さんの作品は初読。
    文章はイメージ通り温かみのある雰囲気で、内容も読後感の良い短編が続いて読みやすかった。
    シンプルに一つの作品を軸に様々な物語を描くだけかと思っていたため終盤明かされる仕掛けに気付かずに楽しめたことも良かった。
    こういうことも取り入れてくる作家さんなら他の作品も読んでみたいと思う。
    個人的には漫画家の話が1番好みでした。

    0
    2025年09月30日
  • 月曜日の抹茶カフェ

    Posted by ブクログ

    ほっこり。あったまる。
    1年を通して、ある人からある人へ、どんどんご縁が繋がっていく短編集。

    1話ずつに核心をつかれるような素敵な言葉があるだけじゃなくて、その月ごとにその季節を感じられるようなものがあって、じんわり心が暖かくなった。

    季節、食べ物、考え方、表現方法などなど、日本文化ならではじゃない?って思う部分も多くて、そこも個人的に大好きポイントでした。

    0
    2025年09月29日
  • もの語る一手

    Posted by ブクログ

    祖父に誘われても覚えきれなかった将棋。そんな私でもすごく楽しむことができた。青山さんと貴志さんのものは特に楽しめました。アマチュア(将棋教室)から的中屋、女流棋士と将棋1つを取ってもいろんな話が出来上がるのはすごい!しかも皆さん超有名な作家さん。1冊で得できました。

    0
    2025年09月29日
  • ほろよい読書 おかわり

    Posted by ブクログ

    お酒にまつわる短編アンソロジー。一穂ミチさんの「ホンサイホンベー」をよんで、ジンが飲みたくなったし、奥田亜希子さんの「きみはアガペ」でメキシコに行きたくなり、テキーラが飲みたくなった。お酒のお供にピッタリな1冊。

    0
    2025年09月28日
  • マイ・プレゼント

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    そっと背中を押してくれる宝箱のような掌編集。ページを捲る度に美しくしなやかに自分の人生を生きるヒントが美しい水彩画と共にきらめいている。文字のフォントも詩的で素敵。痺れた一節を。
    「もう二度と、誰かに気に入られようとして疲れたりなんかしない。」

    0
    2025年09月27日
  • マイ・プレゼント

    Posted by ブクログ

    赤と青のエスキースがとても素敵な本だったので
    こちらも読んでみました。U-kuさんの絵がとても素敵です。さくっと読みたいおしゃれな詩集です。

    0
    2025年09月27日
  • 鎌倉うずまき案内所

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    古い時計店の地下にある「鎌倉うずまき案内所」。
    そこには双子のおじいさんとなぜかアンモナイトが( ・.・ )笑
    平成を6年ごとにさかのぼって書かれていて、悩める人々がここへ辿り着き、訪れたあとには「気づくこと」でやさしく強くなる。

    それぞれ短編なのかなと思っていたら何かしら前回のお話に出てきた人やものが登場したりしている。
    、、って簡単に思ったけど2話目を読みだしたら、2話に出てきた人のその後が1話に書かれているではないか!!( ˶'ᵕ'˶)
    こういうの好きだわ~!おもしろい!!!

    でも2話のお母さんが息子の小さい頃を思い出して懐かしんでて、私も今こんなに「ママ、ママ

    0
    2025年09月26日
  • 鎌倉うずまき案内所

    Posted by ブクログ

    青山美智子さんの6つの短編小説。
    『鎌倉うずまき案内所』に迷い込むと地下には双子のおじさん、内巻きさんと外巻きさん、そしてアンモナイトが出迎えてくれる。『はぐれましたか?』の問いに不思議と悩みを打ち明けてしまう。
    あたたかくて面白くててファンタジーな世界観。
    私もここに迷い込みたい。
    所々に登場する黒祖ロイド、赤いプレリュード、ねっとりしたおじさんなどなど、どこか繋がっているのかと思ってはいましたが、最後の年表でびっくり!そういう事なのか〜と読み直しました。
    とても面白かったです!

    0
    2025年09月24日
  • 人魚が逃げた

    Posted by ブクログ

    アンデルセンの人魚姫のお話から飛び出した王子が、銀座の街に出現!出会う人々とのやりとりにはっとしたり、ジーンとしたりしました。銀座のカフェ パウリスタにも行ってみたい!

    0
    2025年11月23日
  • 猫のお告げは樹の下で

    Posted by ブクログ

    猫のミクジからもらうお告げが自分を考え直すきっかけとなる7つの短編集。どの話も良かったですがタネマキのおじいさんの熟年離婚は男として考えさせられました。最後の宮司目線で見たここだけの話も良かったです。

    0
    2025年09月23日
  • ただいま神様当番

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    良かった!
    やっぱり青山さんのお話は良いなぁと思った。
    初めのOLの話と、最後の社長の話が特に好きだった。
    『私を楽しませるのは私。
    順番なんて、もう待たない。
    自分から世界に参加していこう。腕を伸ばして、この手でしっかりとつかんで。』
    自分を顧みたり、優しさにジンときたり、このお話読んで良かった。

    0
    2025年09月22日
  • 鎌倉うずまき案内所

    Posted by ブクログ

    気持ちがはぐれてしまった人を助けてくれる「鎌倉うずまき案内所」
    文中から
    いつの世も、主婦を見ればその社会の実態がわかるよ。主婦がイエスと言わない商品は絶対に売れない。いつも頭と手を使って、細部まで熟考してるんだ。この時代で、どうすれば自分や家族が幸せに暮らせるかって。それが社会ってことだろ?

    結婚って、大きな1つのかき氷を、2人でつつき合うようなこと。
    結婚ってゴールでもスタートでもなかったんだ。私が生涯かけて経験する、様々なプロセスの1つ。

    心って、顔の真ん中にあるのかなあ。嬉しかったり感動したりすると、鼻がキューンって痛くなるじゃん。

    人生ってまっすぐな道を歩いて行くんじゃなくて、

    0
    2025年09月17日
  • 月曜日の抹茶カフェ

    Posted by ブクログ

    『人は必ずどこかで繋がっている』をテーマに、普通の日常の生活を豊かに表現された作品でした。

    『普通』は宝物、そんな風に思わせてくれて、心が熱くなりました。
    登場人物の経験や感情は、ほとんどすべて自分の経験の中にあって、自分の中の『何か』、『どこか』を突かれている感じがして、色んな事を考えたり思い出したり。
    なんだか、恥ずかしいくらいに泣いてしまいました。

    改めて、自分や周りの人を大切にしたい気持ちになれる本です。

    0
    2025年09月17日
  • 鎌倉うずまき案内所

    Posted by ブクログ

    青山さんらしい連作短編。ただ、ファンタジーと過去に戻る連作に頭がぐるぐるしてくる。
    最初の方は、どの人が繋がって行くのかと構えて読んでしまう。どうやら黒祖ロイドらしいと分かってきて、他にも中盤から次々と懐かしい名前に出会ってしまう。モヤモヤして読み終わって、後ろの年表で驚いてしまう。知らなさそうな人々が何度も登場している。そして6つの短編を後ろから再度年代順に読んで色々気が付く。自分の読みの浅さに愕然とする。最初から登場人物達の断片があちこちに残っていた。何か残念な気持ち。

    0
    2025年09月16日