青山美智子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日々、数え切れないくらいの様々なジャンルの本が世に送り出されている中でも、それらに埋もれることなく独自の世界を築いている(と個人的には思っている)青山美智子。
青山美智子のスタイルと言えば連作短編集だが、なぜそのスタイルにこだわるのかについて知ることができ、今後より一層彼女の作品を興味深く読むことができるだろうと思った。
また、本屋大賞との向き合い方については、自分も特に知りたい点だったので、インタビュワーが深く掘り下げてくれていてありがたかった。
そして、人生の最後に読みたい本についても答えられていたのだが、自分も同じ問いをされたら何と答えるだろうと考えてみた。
結論は、まだ答えられない、というものだったので、答えを出せるように、これからも本を読み続けたいと思う。 -
Posted by ブクログ
今年読んだ中でベスト3に入ると思う。
この本の中では大きな事件やラッキーは起こらない、何なら燻っていたりする。だけど、それぞれが選び歩いてきた道の先が ちゃんとあった。これからも続く。大丈夫と思える。
始まりは、学生のレイとブーの眩しくて瑞々しくて素直になれない気持ちの揺れ。
起点となる1枚の絵は 時代も場所も人物も移り変わる中で、なぜこの絵がここにあるのか? それが明らかになったとき、タイトルの意味に気がついた。
特に四章の『赤鬼と青鬼』が好きで、
茜さんが自分の抱えているものを打ち明けて
「私は自信もないくせに見栄っ張りで、もう若くもなくて、それなのにいつまでも未熟で」
と泣いたときには他人事ではなかった。
それに対して蒼さんは笑って
「奇遇だね。俺もまったく同じ」と返す。
あなたたちは絶対一緒にいたほうがいいと思うんですけど…と心の中で強く訴えたその数行先で、え??と真顔になり、「そういうこと?!」と泣き笑いした。
自分はこんな愛を生み出せるだろうか。