青山美智子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレとてもじわじわと暖かくなる本でした。
思わずほろっと涙が出ました。
気になった文章を以下にのせます。
気になったらぜひ本書を読んでみてください。
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「彼氏いないんだぁって笑い飛ばせばよかった。
園の子どもたちがどれだけ可愛くて面白くて魅力的か、話せばよかった。
誰とも張り合う必要なんてなかったのに。」(28ページ)
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「いつからだろう、人に合わせることに疲れてしまうようになったのは。
それでいて、誰かに気に入られる自分であろうとするようになったのは。
そしていつからだろう、それらをぜんぶ取っ払いたくなったのは。
いろいろなものに、しがみつかれていると思っていた。
でも違った。私がし -
Posted by ブクログ
ネタバレ読書が趣味です。
というと、大抵好きなジャンルと作家を聞かれる。
好きなものは何か。聞かれて初めて考える。残念ながら咄嗟に出てくるほどの頭の回転は持ち合わせておらず、特に期待されてる質問でもないだろうに、無駄に考えて時間をかけてしまい、結局焦ってベターな答えを出してしまう。
こういう時に、ベストの自分の好きなものを答えれなかった気持ちと、相手に待たせてしまった気持ちで軽く落ち込む。
だって、本は世の中にたくさんあるから、相手が好きな本を知ってるのかどうかわからないし、会話だから興味あるものを話したいし、言った本を知らない人に話を広げるほどの知識はないし、そもそも普段本を読まない人が知っている本 -
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おすすめされて手に取った1冊 Part2
直近にて『猫のお告げは木の下で』を読んだ勢いのまま読み切りました。
『猫のお告げは木の下で』同様、思いもよらない言葉から登場人物達がそれぞれ自分や周囲と向き合い、変わっていくお話でした。
この作品の中で気に入った部分があって、それは悩みや困難を『ナイスうずまき』と表現する所です。
悩みや困難って自分が当事者の時はマイナスに受け取りがちだし、他人と比較して自分なんてと考えることもしばしば…。
しかし、悩みや困難って自分が良い方向に変われるチャンス『ナイスうずまき』なんだと思いました。
自分の前に鎌倉案内所は現れなくても、はぐれた時には一旦立ち -
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人生において「特別な1日」は、歳を重ねるほど少なくなっていく気がします。
何気ない繰り返しの日常が人生の大半を占めていくことに、不安を感じることさえあります。
けれど本書を読んで、
「何気ない日常の中にも、同じ1日は二度と訪れない」
「日常のなかにある小さな特別に気づければ、それは“特別な1日”になる」
ということに、改めて気づかされました。
それはたとえば、
誰かの優しさや思いやりに気づいたとき。
夢や願いが叶う未来を、楽しみに思い描けたとき。
健康のありがたさを実感したとき。
誰かに笑顔を届けられたとき。
そうした瞬間が、実は今までもたくさんあったのに、私は気づかずに見過ごしていただ -
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ネタバレこちらは「木曜日にはココアを」の続編♩¨̮
中身はフルカラーだし、大きさも普通のサイズではなく絵本のような形になっています( ˙˘˙ )ノ
フルカラーって珍しいなぁと思ったし、中に書かれてる挿絵も可愛い!珍しい形態でもあり、短編集でもありということでサクサクとあっという間に読み終わりました(*^_^*)
そのなかでも私は3杯目幼稚園の先生のページが全体的にピンクで目を引き……さくらもとっても可愛かったので好きです(*ˊ˘ˋ*)♡
8杯目のラルフさんのサンドイッチ屋さんにも行きたい(*^^*)苺ジャムとカスタードクリームのサンドイッチも絶対美味しいだろうし、新しいマーマレードのサンドイッチも美 -
Posted by ブクログ
青山作品を読むのは3作目。
いやー、面白かった!!!時代を遡ってていく事に「あれ、このひともしや…」と、次々伏線回収されていって、物語が繋がっていくのは圧巻だった。
理解が追いつかなくて最後に載ってる年表をみて、やっと「あれも、これも、、そうだったのか!」と理解が追いついた。
読み終わったあと、最初から読み返しちゃったよね。再読したくなるわこれは!
はぐれた人を導くうずまき。
でも実はすでに答えは自分の中や周りが持っていて、「気づくこと」ができるか、すべては自分次第なのだなと思った。
黒祖ロイドの「誰かに向けて、届くべき人に届けたくて、書かずにはいられない衝動で書いてる。その誰かが何人い