青山美智子のレビュー一覧

  • いつもの木曜日

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    ネタバレ

    とてもじわじわと暖かくなる本でした。
    思わずほろっと涙が出ました。
    気になった文章を以下にのせます。
    気になったらぜひ本書を読んでみてください。
    ーーー
    「彼氏いないんだぁって笑い飛ばせばよかった。
    園の子どもたちがどれだけ可愛くて面白くて魅力的か、話せばよかった。
    誰とも張り合う必要なんてなかったのに。」(28ページ)
    ーーー
    「いつからだろう、人に合わせることに疲れてしまうようになったのは。
    それでいて、誰かに気に入られる自分であろうとするようになったのは。
    そしていつからだろう、それらをぜんぶ取っ払いたくなったのは。
    いろいろなものに、しがみつかれていると思っていた。
    でも違った。私がし

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    2025年08月22日
  • チョコレート・ピース

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    チョコレートをモチーフにした短編集
    チョコレートアソートボックスのよう
    雑誌連載分と書籍化により追加された分を交互に読みました。
    甘いチョコやほろ苦いチョコなど様々なチョコレートのかけらが一枚のチョコレートとなり、一人の人生を作り上げていく。青山ワールド全開に鳥肌でした!大切な1冊に。

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    2025年11月29日
  • 鎌倉うずまき案内所

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    自分らしく生きていい。そんなメッセージをもらった。そして青山節とも呼べる人々のつながりには何度も感動させられる。みんな幸せになってほしい。

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    2025年08月17日
  • マイ・プレゼント

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    詩集で今まで読んだ小説と全然違う雰囲気。昔読んだ銀色夏生氏の詩を思い出す。

    どうしようもない自分をさらけ出している数々で心に残ったのは
    空よどうかどうか、私の言葉を全部全部全部全部洗い流して許してください

    言うんじゃなかったという言葉をさっぱりさせたい、後悔がすごく伝わるしこういう気持ちはすごく分かる。

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    2025年08月17日
  • 鎌倉うずまき案内所

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    ネタバレ

    読書が趣味です。
    というと、大抵好きなジャンルと作家を聞かれる。
    好きなものは何か。聞かれて初めて考える。残念ながら咄嗟に出てくるほどの頭の回転は持ち合わせておらず、特に期待されてる質問でもないだろうに、無駄に考えて時間をかけてしまい、結局焦ってベターな答えを出してしまう。
    こういう時に、ベストの自分の好きなものを答えれなかった気持ちと、相手に待たせてしまった気持ちで軽く落ち込む。
    だって、本は世の中にたくさんあるから、相手が好きな本を知ってるのかどうかわからないし、会話だから興味あるものを話したいし、言った本を知らない人に話を広げるほどの知識はないし、そもそも普段本を読まない人が知っている本

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    2025年08月16日
  • 鎌倉うずまき案内所

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    平成の始まりから終わりまでの30年を舞台に、6人の"はぐれてしまった”人々を通して語られる物語。アンモナイトの模様のように、外から内側へ時間を遡る読み方も内から外へ時系列を追う読み方も出来て面白い構成で、登場人物のその後が、違う章でさり気なく語られるので、それも読んでいて楽しい。鎌倉うずまき案内所の双子のおじいさんとアンモナイトの所長のキャラクターが可愛い。私も鎌倉に行けばここに行けるかな…「ナイスうずまきー!」って叫んで欲しい。
    大学に行かずYouTuberを目指そうとする子供の将来を気にするお母さんの話が好きだった。

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    2025年08月15日
  • 鎌倉うずまき案内所

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    おすすめされて手に取った1冊 Part2

    直近にて『猫のお告げは木の下で』を読んだ勢いのまま読み切りました。

    『猫のお告げは木の下で』同様、思いもよらない言葉から登場人物達がそれぞれ自分や周囲と向き合い、変わっていくお話でした。

    この作品の中で気に入った部分があって、それは悩みや困難を『ナイスうずまき』と表現する所です。

    悩みや困難って自分が当事者の時はマイナスに受け取りがちだし、他人と比較して自分なんてと考えることもしばしば…。

    しかし、悩みや困難って自分が良い方向に変われるチャンス『ナイスうずまき』なんだと思いました。

    自分の前に鎌倉案内所は現れなくても、はぐれた時には一旦立ち

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    2025年08月14日
  • お探し物は図書室まで

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    基本的にお気に入りの本はきれいなまま残しておきたい派だが、この本だけは特別。
    気になった言葉に線を引き、心が動いた場面に折り目をつけ、その時々の感情を刻み込みたくなる。
    今後も何度でも手に取りたくなるし、読むたびに新しい響き方をするのだろうなぁ。

    きっと年代や性別を問わず、誰しも一つは心に残る言葉と出会えるはず。
    本と出会う時間をこれからも大切にしていきたい。と改めて思わせてくれる一冊だった。

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    2025年11月25日
  • いつもの木曜日

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    人生において「特別な1日」は、歳を重ねるほど少なくなっていく気がします。
    何気ない繰り返しの日常が人生の大半を占めていくことに、不安を感じることさえあります。

    けれど本書を読んで、
    「何気ない日常の中にも、同じ1日は二度と訪れない」
    「日常のなかにある小さな特別に気づければ、それは“特別な1日”になる」
    ということに、改めて気づかされました。

    それはたとえば、
    誰かの優しさや思いやりに気づいたとき。
    夢や願いが叶う未来を、楽しみに思い描けたとき。
    健康のありがたさを実感したとき。
    誰かに笑顔を届けられたとき。

    そうした瞬間が、実は今までもたくさんあったのに、私は気づかずに見過ごしていただ

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    2025年08月04日
  • ただいま神様当番

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    今まで読んできた自己啓発本を簡潔に実践しやすく書かれている小説。そして周りが変わって欲しいとじか気づいてよと思っていた自分の今までの気持ちや行動、考え方を違うよと教えてくれた。この本は手元に置いてまた気持ちが萎えた時に再読したい。
    これを読んだ後にテレビで坂上さんの犬のしつけで老犬に近い保護犬に犬を変えようとするのではなく飼い主が犬に合わせて噛まれないように気をつけるという言葉を聞いて動物と人とは違うけどなんか似てるなぁと自分も変えていかないとなぁとリンクさせながら観ていた。

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    2025年07月27日
  • いつもの木曜日

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    『木曜日にはココアを』の続編。
    絵本のような雰囲気で、マーブル・カフェのようなカフェでゆっくりココアを飲みながら読みたい一冊だった。
    青山さんの書く文章のやわらかさや温かさがやっぱり素敵だなと思う。
    やさしい絵と田中達也さんのミニチュアも物語の温かな世界観と合っていて良かった。

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    2025年07月21日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    喫茶店や食べ物にまつわる短編集。
    どの話も良かったし最後の小川糸さんの話は悲しいけどおもしろかった。

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    2025年07月20日
  • いつもの木曜日

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    ネタバレ

    こちらは「木曜日にはココアを」の続編♩¨̮
    中身はフルカラーだし、大きさも普通のサイズではなく絵本のような形になっています( ˙˘˙ )ノ
    フルカラーって珍しいなぁと思ったし、中に書かれてる挿絵も可愛い!珍しい形態でもあり、短編集でもありということでサクサクとあっという間に読み終わりました(*^_^*)

    そのなかでも私は3杯目幼稚園の先生のページが全体的にピンクで目を引き……さくらもとっても可愛かったので好きです(*ˊ˘ˋ*)♡
    8杯目のラルフさんのサンドイッチ屋さんにも行きたい(*^^*)苺ジャムとカスタードクリームのサンドイッチも絶対美味しいだろうし、新しいマーマレードのサンドイッチも美

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    2025年07月16日
  • 鎌倉うずまき案内所

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    青山作品を読むのは3作目。

    いやー、面白かった!!!時代を遡ってていく事に「あれ、このひともしや…」と、次々伏線回収されていって、物語が繋がっていくのは圧巻だった。
    理解が追いつかなくて最後に載ってる年表をみて、やっと「あれも、これも、、そうだったのか!」と理解が追いついた。
    読み終わったあと、最初から読み返しちゃったよね。再読したくなるわこれは!

    はぐれた人を導くうずまき。
    でも実はすでに答えは自分の中や周りが持っていて、「気づくこと」ができるか、すべては自分次第なのだなと思った。

    黒祖ロイドの「誰かに向けて、届くべき人に届けたくて、書かずにはいられない衝動で書いてる。その誰かが何人い

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    2025年07月10日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    6人の作家さんの其々の喫茶店を舞台にした短編集
    青山美智子さんの素敵なはじまかりから
    小川糸さんの終わりくる死ぬことに対し少しだけ恐怖が和らぐようなお話まで、どの話もとても魅力的で登場する食べ物の飲み物は美味しそうだった。
    織守きょうやさんのお話は初めて読んで他のお話も読みたくなるくらいドキドキしました。

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    2025年07月03日
  • 鎌倉うずまき案内所

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    時間を遡っていく感じ。登場人物の整理には少し手こずったけれど、最後に年表があったから良かった。ちゃんと相関図を理解しながら読み直したいと思う、温かい物語でした!

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    2025年06月25日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    喫茶店、カフェ、ティールーム、ジャンルは似ているけど全く違う場面場面が浮かぶ短編集。
    複数の作家さんの作品を少しずつ楽しめる、ほっこり系でした。

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    2025年06月23日
  • マイ・プレゼント

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    どんなあなたでも大丈夫。
    そっと背中を押してくれるような、でも焦らせなくて、肯定してくれる、そんな本。
    自分で自分を癒してくれるまさに『マイ・プレゼント』です。自分への誕生日プレゼントにもいい!
    少し疲れたなとか、頑張ったよなって時に1日どこか1ページ読んでみたり。
    ちょっと自信が無いな、いや今日は最高の自分だった!と読んでみるのもあり。
    絵もとても綺麗で、各ページの景色が変わるので飽きずに楽しめます。
    心にスーッと広がって透き通る言葉たちが美しいです。

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    2025年06月03日
  • ほろよい読書 おかわり

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    飲みたくなる!
    そんなに飲めないけど。「もう一杯おかわり」(続編の仮タイトル)には、ノンアルコールが登場⁈

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    2025年05月30日
  • ただいま神様当番

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    突然現れたへんてこな神様と、5人の神様当番のお話。
    自分のことって、意外によく分かっていなくて、神様当番でそれに気付かされる。
    もし、自分のところに神様がやって来たら、神様はどのように話しかけてくるかな。
    『言いたいことをバシっと言いたい』かな?
    5人の神様当番は、みんなそれぞれ成長できるハートウォーミングストーリーだった。
    お当番さんを経験した5人全員が魅力的でした。

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    2025年05月27日