青山美智子のレビュー一覧
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心が荒んでいるのか、最近はほっこりするヒューマンドラマな小説が読みたくなる。
カバヒコのステッカーがもらえるとのことで、気になっていたし買ってみた!
連作短編なので一つの世界の話ではあるけど、ある人が他の人にとっては心の支えであり、他の人にとっては扱いづらい相手だったり、みんなにとってのいい人は出てこなかった。私はみんなによく思われたくて振る舞って疲れることが多くて、特に最近それに悩んでたから心にきた。
いろいろな悩みを抱えるそれぞれの主人公にカバヒコはそっと寄り添う。私もそんな人になれたらいいなぁ。誰かにとってそんな存在でありたいし、そんな存在が私もほしい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ青山美智子さんの作品4冊目!
各章の主人公達が皆んな同じタケトリオキナが発信する月のポッドキャストを聴いてる。それぞれの主人公がポッドキャストの月の話を少しキッカケにして日常生活で抱えた壁を乗り越えていくお話。
たとえ目立たなくても、自分で無意識のうちに真面目に取り組んでいたことが知らない誰かの役に立ててる事もあるんだと感じれた作品だった。最後、タケトリオキナの招待が明かされるシーンと朔ヶ崎さんが救急医療相談窓口で登場したシーンは、鳥肌が立って興奮して一気読みしてた笑笑 物語が進むにつれて、どんどん皆んなが繋がってきて最後大きく皆んなが繋がっていく展開が良かった! -
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見えない紐が紡ぐ再生の物語――
青山さんの静かなる輝き
単なる「心温まる癒やし系小説」の枠には収まらない。緻密に計算された構造美と、人間の普遍的な営みに対する深い肯定感に満ちた、
極めて秀逸な連作短編集です。
本作が小説として極めて優れている点は、その構造の「循環性」かな、
一見すると、迷える人々がラジオの声に救われるという一方向の構図に思えるが、
ある章の主人公が発した何気ない一言や小さな善意が、他者へと伝播し、巡り巡って全く見知らぬ次の章の主人公の背中を押していきます。
目に見えない運命の紐を、極上のミステリーのように鮮やかに描き出す手腕には感嘆です。
さらに、タイトルにも冠され -
Posted by ブクログ
1枚の絵画をめぐり、30年以上の歳月と海を越えて紡がれる5つの愛の奇跡。
・メルボルンに留学中の女子大生が経験する
「期間限定の恋」、
・毎日の仕事に迷いを抱える額職人の葛藤、
・かつて師弟関係にあった漫画家たちの複雑な絆、
・そして病をきっかけに人生の選択を迫られる
50代女性の再会。
それぞれの章に登場する主人公たちは、誰もが人生の岐路に立ち、不器用ながらも懸命に生きている人々です。
青山さんの描く文章は、彼らの心の痛みにそっと絆創膏を貼るように優しく、温かく包み込んでくれます。
本作の最大の白眉は、
最後のエピローグで訪れる圧倒的な伏線回収にあります。
これまで独立 -
Posted by ブクログ
誰もが人生の中できっと通るであろう悩みを
カバヒコを通して…やさしく回復してくれるお話。
新しくできた分譲マンション「アドヴァンス・ヒル」
その近くにある公園にそっと佇むアニマルライド、カバヒコ。
自分の治したいところと同じ個所に触れると回復するという、
アニマルライドのカバヒコに、マンションの住人たちは悩みを打ちあけ
リカバリーしていく。
5話からなる連作。
悩みは一人で抱えてるだけでは出口を見つけられない。
誰かに話したり、誰かの言葉に助けられたり
存在しないモノでも、そこから得るもので
ふと、扉が開くこともある。
奏斗の頭も
紗羽の口も
ちはるの耳も
勇哉の足も
和彦の目も
そ